城南コベッツ緑園都市教室

Tel:045-443-5551

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受付時間:14:00~20:00/日祝休、15:00~20:00/木

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2023.02.17

こんにちは。城南コベッツ緑園都市教室の佐藤です。
「先生、もっとほめてよ!」と言ってくる生徒がいます。
一方で、ほめてもあまり喜ばない生徒もいます。

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「ほめて伸ばす」という学習指導は、はたして正しいやり方なのだろうか?
そんなことを考えているときに、図書館で「ほめるな」というタイトルの本を見つけました。

著者は心理学者で北海道教育大学名誉教授の伊藤進氏です。
この本の中で著者は「ほめる教育」に対して「子どもの自立を支援するという教育本来の根本目的に反する」としてその方法をとることを否定しています。

ほめられることで子どもは嬉しくなり、精神的な報酬を得ることができるので、ほめてもらうために行動するようになる。
この場合のほめる行為は「子どもを大人にとって都合の良いようにコントロールする」といった目的で行われている。
これは動物に報酬を与えて芸を仕込む方法と同じであるというのです。

なので 「子どもをほめたくなって自然にほめる」のはよいが
「子どもをコントロールする目的でほめる」のはダメというのが筆者の主張です。

以下、私の感想です。

たしかに「もっと勉強させる」といった目的で生徒をほめる場合のほうが多いのが正直なところです。
「もっとほめて!」と言ってくる生徒は勉強することに対しての「精神的報酬」を求めているからであり、
ほめても喜ばない生徒はこちらの意図を見抜いているからなのでしょう。

一方で「ほめたくなって自然にほめる」という機会はどうしても少なくなります。
なぜなら、どの生徒も目に見える学習成果が表れるにはそれなりの時間がかかるし、そう簡単にはできるようにならないからです。

そうかといって、生徒には授業中に何かしら励みになるような声掛けを常にやっていかないと、苦手な勉強を続けるモチベーションを維持できないのも事実です。

そこで、「ほめる」という行為を「認める」という行為に置き換えてみてはどうかと思いました。

「よし、それでいいよ」「うん、その通りだね」「宿題やってきたね」といった声掛けであれば、事実をそのまま言っているだけなので問題ないはずです。

ただし、「認める」という行為は生徒を注意深く観察していないとできません。
個別指導の講師は生徒が問題を解いている様子をよくみて 、適切なタイミングでの声掛けをするように努めなければなりません。


参考図書:「ほめるな」伊藤 進(講談社現代新書)

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2023.01.05

こんにちは。城南コベッツ緑園都市教室の佐藤です。
心理学博士である榎本博明著「勉強ができる子は◯◯がすごい」という本を読みました。
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著者によると学ぶ力に必要なのは「メタ認知」であると述べています。
自分はちゃんと理解できているか?どこまで理解できているのか?
どうすればわかるようになるのか?どうすれば覚えられるのか?
などを知ることが「メタ認知」だそうです。

メタ認知能力がある子は自身をモニタリングする。
現状の勉強の仕方やテストの結果などを振り返り自身の学習状況をチェックし自己評価する。(メタ認知的モニタリング)
そしてモニタリングの結果に基づいて、勉強への取り組み姿勢や学習方法、学習計画
を工夫したり修正したりする。(メタ認知的コントロール)
だから成績が上がる。

その一方で、メタ認知能力がない子は自身の学習状況がわからない。
そのため改善のための行動をとることができない。
その結果、何度やっても同じ間違いを繰り返してしまう。
テストに出るところの内容を、理解しないまま丸暗記しようとする。
だから成績が上がらない。

では、メタ認知能力を身につけるにはどうしたら良いのか?
その具体的な方法がこの本にはいろいろ書いてありました。
今後の生徒指導に応用していきたいと思います。

参考図書:「勉強ができる子は◯◯がすごい」 榎本博明(日本経済新聞出版)

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2022.12.28

こんにちは。城南コベッツ緑園都市教室の佐藤です。
中学2年生の授業で使っている国語の冬期講習用テキストで、医学博士加賀乙彦著「不幸な国の幸福論」の文章が出典されていました。
この文章で著者は自尊心には「コドモの自尊心」と「オトナの自尊心」があると述べています。
他者との比較で自分の価値を確認するが「コドモの自尊心」であり、「昨日より少しでも成長したいと願い、自分なりに努力を続けられる」のが「オトナの自尊心」であるとのこと。
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そして『近年は「コドモの自尊心」だけが突出した、バランスの悪い人間が増えている』といった内容の文章でした。

学校の成績は現代では絶対評価で内申点がつけられているとはいえ、入試の出願基準には内申点が用いられています。
筆記試験も面接試験も得点により合否が決まります。
なので他人との比較は免れないし、偏差値という尺度も志望校選定においては必要な資料です。
しかし「他人より点数が高ければ優越感に浸り、低いと劣等感を持つ」というだけでは学力向上は見込めません。
やはり「前回より〇点あがった」とか「今日は〇〇ができるようになった」といった、自分自身を過去と比較することが成長には必要だと思います。

個別指導の授業では周囲の生徒と比較する必要はありません。
常に昨日の自分と今日の自分を比べていきましょう。
さあ、きみは「オトナの自尊心」を得られるだろうか?

参考図書:「不幸な国の幸福論」 加賀乙彦 (集英社新書)

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2022.12.23

こんにちは。城南コベッツ緑園都市教室の佐藤です。
明日から冬期講習が始まります。受験学年の生徒はここからがいよいよ正念場。
体調管理に十分留意して頑張りましょう!!

緑園学園、岡津中、名瀬中の中3生は12月より本格的な受験対策がスタートしています。
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個別指導塾は一般的に英語と数学がメインというイメージがありますが城南コベッツ緑園都市教室では中3生のほぼ全員が国語の授業も受講しています。

近年の神奈川県公立高校の入試問題の国語は問題文の文章量がかなり多いです。
13,000~17,000字もあるため、時間内に読み切って設問に答えるのはなかなか大変です。
また、内容も難化傾向にあり特に説明的文章は論理的思考を要求されるため普段からコツコツと読解力を鍛えていく必要がありますし、さらに古文も学校の教科書では習わない文章が出題されます。

なので、国語は「学校でテストがあるときだけ勉強する」というのでは、神奈川県の公立高校入試には全く太刀打ちできません。
初見の文章を速く正確に読むスキルを身につけるには、相当の演習量をこなす必要があるからです。
そこで、城南コベッツ緑園都市教室では中1・2生のうちから学校のワークだけではなく教科書以外の文章を扱った問題集も用いて勉強するようにお勧めしています。

「国語は何をどのように勉強したらよいかが分からない」、「国語を入試の得点源にしたい」、「自分で勉強するのが難しい」と思っている人がいらっしゃいましたら、ぜひ城南コベッツ緑園都市教室までご相談下さい。

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2022.12.19

子曰、「学而不思則罔。思而不学則殆。」

書き下し文(読み方)は以下のようになります。(※ふりがなは現代仮名遣いで表記)
子曰はく(しいわく)、
「学びて思はざれば則ち罔し(まなびておもわざればすなわちくらし)。
思ひて学ばざれば則ち殆ふし(おもいてまなばざればすなわちあやうし)」と。
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これは春秋時代の中国の思想家である孔子(紀元前552?~紀元前479)が言った有名な言葉の一つで、彼の弟子たちがまとめた「論語」という書物の中にあります。中学や高校の国語の教科書で学習した人もいるのではないでしょうか。

意味は以下のようになります。(拙訳)
「先生から教えてもらうだけで、自分で考えることをしなければ勉強は身につかないよ。
また、自分で考えるだけで、先生から教えてもらうことをしなければ間違って覚えてしまう危険があるよ。」

このことは現代の私たちにも通ずる不変の真理といえます。

塾の授業を何時間受けても、自習で宿題や予習復習をしっかりやらないと絶対に成績は上がりません。
一方で、独学では間違いに気づけないことがあるかもしれないし、効率の悪いやり方をしてしまうかもしれません。
なので、「先生からの指導」と「自習」という両輪が揃っていないと思ように学習効果は得られません。

そこで・・・
城南コベッツ緑園都市教室では自習ブースを常時開放しています。
授業の前後に予習や宿題をやっている生徒や、学校の帰りに立ち寄って勉強している生徒がいます。
自習ブースでは教室長や授業が空いている先生へ質問し、わからないところの指導を受けることもできます。

「なんとしてでも成績を上げたい!!」
「志望校に絶対合格したい!!」
「家では集中して勉強できない・・・」
「何をどうやったらいいかわからない・・・」
といった人は積極的に自習ブースを利用しよう!!

自習ブース小学生.jpeg

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