夏休みの学習応援シリーズ③
Vもぎ・模試の成績表はどこを見る?
判定より先に確認したい3つのポイント
高校受験に向けて模試を受ける機会が増えると、返却された成績表を見て「志望校判定が上がった」「前回より下がってしまった」と、結果が気になることも多いと思います。
もちろん、志望校判定は現在の位置を知るための大切な情報です。 ただし、判定だけを見て終わってしまうと、次の学習につながるヒントを見落としてしまうことがあります。
今回は、Vもぎをはじめとする模試の成績表を受け取ったときに、まず確認したい3つのポイントをご紹介します。
模試は「合格できるかを決めるもの」ではありません
模試の結果は、その時点での学力や問題との相性、当日の体調など、さまざまな要素を含んだものです。 一度の結果だけで、受験の可能性が決まるわけではありません。
大切なのは、結果を見て落ち込んだり安心したりするだけで終わらず、「次に何を勉強するか」を考える材料として活用することです。
模試の成績表を見るときに大切な考え方
判定はゴールではなく、現在地を知るための目安です。 できていることと、これから取り組みたいことを整理し、次の学習につなげていきましょう。
ポイント① 教科ごとの得点と偏差値を見る
最初に確認したいのは、合計点だけではなく、教科ごとの得点や偏差値です。
5教科の合計点が前回と同じでも、英語が上がって数学が下がっているなど、教科ごとの内容は変わっている場合があります。
得意教科が安定しているのか、苦手教科が少しずつ伸びているのかを見ることで、これまでの学習がどのように結果へ表れているかを確認できます。
教科ごとに確認したいこと
- 前回と比べて得点や偏差値がどう変化したか
- 安定して得点できている教科はどれか
- 点数の変化が大きかった教科はどれか
- 勉強時間を増やした教科に変化が出ているか
- 苦手教科でも取れる問題を得点できているか
点数が下がっていた場合も、すぐに「勉強しても意味がなかった」と考える必要はありません。 出題範囲や問題の難しさ、時間配分などを確認すると、原因が見えてくることがあります。
ポイント② 正答率と単元別の結果を見る
次に見ておきたいのが、問題ごとの正答率や単元別の結果です。 成績表の項目名や表示方法は模試によって異なりますが、自分がどの分野で得点し、どの分野で失点したかを確認できる欄があります。
特に確認したいのは、多くの受験生が正解している問題を落としていないかという点です。
難しい問題ができなかったことよりも、基本問題や正答率の高い問題で失点している場合は、優先して復習することで得点につながりやすくなります。
復習の優先順位を考える目安
- 習ったことがあるのに解き方を忘れていた問題
- 計算ミスや読み間違いで落とした問題
- 正答率が高いのに不正解だった問題
- 時間が足りずに手をつけられなかった問題
- 同じ単元で複数の失点があった問題
たとえば数学で点数が低かった場合でも、「すべてが苦手」というわけではありません。 計算問題はできているけれど関数で失点している、図形は取れているけれど文章題で時間がかかっているなど、細かく分けて見ることが大切です。
苦手を大きなまとまりのままにせず、取り組む単元を具体的にすることで、学習を始めやすくなります。
ポイント③ 間違えた理由を分けて考える
模試の復習では、正解と不正解を確認するだけでなく、「なぜ間違えたのか」を整理することが大切です。
同じ不正解でも、知識が足りなかった場合と、わかっていたのにミスをした場合では、次に行う学習が異なります。
間違えた理由を4つに分けてみましょう
- 知識不足:公式・単語・用語などを覚えていなかった
- 理解不足:解説を読んでも考え方がよくわからない
- 練習不足:解き方はわかるが、自力では解けなかった
- うっかりミス:計算、写し間違い、問題文の読み落としがあった
知識不足であれば教科書や単語帳に戻り、理解不足であれば解説を読んだり質問したりする必要があります。 練習不足であれば、似た問題を繰り返し解くことが効果的です。
うっかりミスも、「気をつける」だけでは繰り返してしまうことがあります。 途中式を書く、見直す順番を決める、問題文の条件に線を引くなど、具体的な対策を考えてみましょう。
志望校判定はどのように受け止めればよい?
志望校判定が良かったときは、これまでの努力が結果に表れたことを確認しつつ、どの教科や単元が得点につながったのかを見ておきましょう。
一方、思うような判定でなかった場合も、すぐに志望校をあきらめる必要はありません。 現在の得点差や苦手単元を確認し、これからどのように学習するかを考えることが大切です。
志望校判定は、模試を受けた時点での結果をもとにした目安です。 今後の学習内容、内申、入試方式なども含めて、学校の先生や塾の先生と相談しながら考えていきましょう。
模試が返ってきたら、できるだけ早く復習しましょう
模試の復習は、問題を解いたときの記憶が残っているうちに行うのがおすすめです。
すべての問題を一度にやり直そうとすると負担が大きくなるため、まずは「正答率が高いのに間違えた問題」や「もう少しで解けそうだった問題」から始めてみましょう。
模試返却後の進め方
- 教科ごとの得点と偏差値を確認する
- 間違えた問題に印をつける
- 間違えた理由を分類する
- 優先して復習する単元を一つから三つ決める
- 次の模試までに取り組む内容を具体的にする
「数学を頑張る」「英語をもっと勉強する」という目標だけでは、何から始めるか迷いやすくなります。
「一次関数の基本問題を解き直す」「英単語を毎日20個確認する」など、行動がわかる形にすると、学習へ取りかかりやすくなります。
保護者の方は、結果より先に頑張りを確認してみましょう
模試の結果を見たとき、判定や点数が気になり、すぐに「このままで大丈夫?」と聞きたくなることもあると思います。
まずは受験したことや、これまで取り組んできたことを確認し、そのうえで一緒に結果を見てみましょう。
こんな声かけがおすすめです
「前回よりできた教科はあった?」
「どの問題がもう少しで解けそうだった?」
「次に復習したいところはどこかな?」
「一緒に結果を整理してみようか?」
点数だけを責めるのではなく、次に取り組むことを一緒に整理することで、模試を前向きな学習の機会にしやすくなります。
模試の結果を、次の学習につなげていきましょう
模試の成績表の見方や、志望校に向けた学習計画についてお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。 城南コベッツ八王子みなみ野教室では、現在の学習状況や模試の結果を確認しながら、一人ひとりに合った学習の進め方を一緒に考えていきます。
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