夏休みの学習応援シリーズ④
夏休みの「勉強しなさい」を減らすには?
親子で続けやすい声かけと確認方法
夏休みに入り、お子さまが家で過ごす時間が増えると、宿題や勉強の進み具合が気になることも多いと思います。
なかなか机に向かわない様子を見て、つい「勉強しなさい」「宿題は終わったの?」と声をかけたくなることもあるのではないでしょうか。
ただ、何度も同じ声かけが続くと、保護者の方も疲れてしまい、お子さまも注意されている気持ちが強くなってしまうことがあります。 今回は、親子の負担を少し減らしながら、夏休みの学習を続けやすくする声かけと確認方法をご紹介します。
「勉強しなさい」だけでは動きにくいことがあります
「勉強しなさい」という言葉には、学習を始めてほしいという保護者の方の気持ちが込められています。 しかし、お子さまにとっては「何を、どこまで、いつ始めればよいのか」がわからないままの場合があります。
特に夏休みは、学校がある日と比べて一日の区切りが少なくなります。 時間に余裕があるように見えても、始めるきっかけをつかめず、後回しになってしまうことがあります。
動けない理由は「やる気」だけとは限りません
宿題の量を把握できていない、何から始めるか決められない、苦手な問題で止まっている、生活リズムが崩れているなど、さまざまな理由が考えられます。
まずは叱る前に、「どこで止まっているのか」を一緒に整理することが、学習を始めるきっかけになります。
声かけ① 「今日は何をする予定?」と聞く
「勉強しなさい」と指示する代わりに、まずは本人の予定を聞いてみましょう。
お子さま自身が予定を考えている場合は、その内容を確認できます。 まだ決めていない場合も、会話をきっかけに今日行うことを整理できます。
使いやすい声かけの例
- 「今日は何をする予定?」
- 「宿題はどこまで進めようと思っている?」
- 「始めるとしたら、何時ごろがよさそう?」
- 「今日やることを一緒に確認する?」
すぐに答えが出なくても、保護者の方がすべて決めてしまわず、「数学と英語なら、どちらから始める?」など、選びやすい形で聞いてみるのも一つの方法です。
声かけ② 「全部」ではなく「最初の一つ」を決める
夏休みの宿題全体を考えると、量が多く感じられ、始める前から気が重くなってしまうことがあります。
そのようなときは、今日一日分よりも、まず最初に取り組む一つを決めてみましょう。
たとえば、次のように小さく区切ります。
「計算問題を2ページ進める」
「英単語を10個確認する」
「読書を15分する」
「作文の題名だけ決める」
最初の一つが終わると、そのまま次の学習に進めることもあります。 すべてを一度に終わらせようとせず、取りかかりやすい大きさにすることが大切です。
声かけ③ 結果だけでなく、始めたことを確認する
学習が終わった後に「何ページ終わったの?」と結果だけを聞くと、進みが少なかった場合に責められているように感じることがあります。
まずは、机に向かったことや、自分で始めたことを言葉にして確認してみましょう。
学習後の声かけの例
- 「自分で始められたね」
- 「今日はここまで進んだんだね」
- 「難しかったところはあった?」
- 「明日はどこから続ける?」
大きく褒める必要はありません。 できたことを具体的に確認するだけでも、「見てもらえている」という安心感につながります。
声かけ④ 困っていることを聞いてみる
学習が止まっているときは、やる気がないのではなく、わからない問題や進め方に困っている場合があります。
「どうしてやらないの?」と聞くよりも、「どこか困っているところはある?」と聞くことで、話しやすくなることがあります。
「どの教科から始めればよいかわからない」「問題の意味がわからない」「予定どおり進まず焦っている」など、理由がわかれば、必要なサポートも考えやすくなります。
保護者の方がその場ですべて教えることが難しい場合は、わからない問題に印をつけておき、学校や塾で質問する準備をするだけでも前進です。
毎日の確認は、時間を決めると続けやすくなります
一日に何度も「宿題は進んだ?」と確認すると、お互いに負担が大きくなります。
朝や夕方など、学習について話す時間を一度決めておくと、それ以外の時間に何度も確認する必要が少なくなります。
短い確認の流れ
- 今日取り組むものを一つから三つ決める
- 始める時間を確認する
- 終わった後に、できたことを確認する
- 残ったものは、明日以降の予定に入れる
毎回長い話し合いをする必要はありません。 5分ほどで確認できる形にすると、親子ともに続けやすくなります。
予定どおりに進まない日があっても大丈夫です
夏休み中は、部活動、習い事、外出、体調などによって、予定どおりに進まない日もあります。
一日できなかったことで、計画全体をあきらめる必要はありません。 できなかった分をすべて翌日に詰め込むのではなく、残りの日数を見ながら少しずつ調整していきましょう。
予定は守るためだけでなく、調整するためのものです
「昨日できなかったから今日は2倍やる」と考えると、負担が大きくなりやすくなります。 優先するものを決め、必要に応じて量を見直してみましょう。
避けたいのは、ほかの子との比較です
「友だちはもう宿題を終えたらしいよ」「きょうだいはもっと勉強していた」といった言葉は、心配から出ることもあると思います。
ただ、ほかの子と比べられると、自分の頑張りを見てもらえていないと感じることがあります。
比べる場合は、前の日や前の週の本人と比べてみましょう。 「昨日より早く始められたね」「先週より少し進んだね」と伝えることで、小さな変化を確認できます。
保護者の方だけで抱え込まなくても大丈夫です
家庭で学習について声をかけ続けることは、保護者の方にとっても負担になることがあります。
親子だけでは話が進みにくい場合や、何から手をつければよいかわからない場合は、学校や塾など第三者に相談することも一つの方法です。
学習内容や進め方を一緒に整理する人がいることで、家庭では結果を確認するだけになり、親子のやり取りが少し穏やかになることもあります。
夏休みの学習のお悩みを、一緒に整理します
ご家庭での声かけや、夏休みの宿題、学習習慣づくりについてお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。 城南コベッツ八王子みなみ野教室では、現在の学習状況を伺いながら、一人ひとりに合った無理のない進め方を一緒に考えていきます。
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