夏休みの学習応援シリーズ⑤
小学6年生の夏、中学準備はまだ早い?
算数・国語・英語で確認したいこと
小学6年生の夏休みは、小学校生活の大切な思い出をつくる時期であると同時に、中学校での学習を少しずつ意識し始めるよい機会でもあります。
「中学準備は冬からでもよいのでは?」「今から難しい勉強を始める必要があるの?」と感じるご家庭もあるかもしれません。
夏の段階で、中学校の内容を先取りする必要はありません。 まずは小学校で学んだ内容を振り返り、苦手をそのままにしないことが、中学校で安心して学び始めるための準備になります。
中学準備は「先取り」だけではありません
中学準備というと、中学校の教科書を使って先の内容を学ぶことを思い浮かべるかもしれません。
しかし、本当に大切なのは、今までに学んだ内容の中から「わかっていること」と「まだ不安なこと」を整理することです。
中学校の授業は、小学校で学んだ内容をもとに進んでいきます。 特に算数、国語、英語は、小学校で身につけた基礎がその後の学習につながります。
夏に大切にしたいこと
新しいことをたくさん覚えるよりも、今までの学習で止まっているところを見つけ、少しずつ理解し直すことが大切です。
算数で確認したいこと
中学校の数学では、計算、割合、比例、図形など、小学校で学んだ内容が形を変えて登場します。
特に計算の基礎が不安定なままだと、中学校で新しい考え方を学ぶときに、計算の部分で時間がかかってしまうことがあります。
算数で確認したい主な内容
- 整数・小数・分数の四則計算
- 計算の順序と途中式の書き方
- 割合、百分率、比の考え方
- 単位量あたりの大きさ
- 比例と反比例の基本
- 面積・体積・角度などの図形問題
すべてを最初からやり直す必要はありません。 夏休みの宿題や復習問題を解く中で、手が止まった単元や間違いが続く単元を見つけてみましょう。
計算ミスが多い場合は、答えだけでなく途中式を残す習慣も大切です。 どこで間違えたのかを自分で確認しやすくなり、中学校の数学にもつながります。
国語で確認したいこと
国語は、漢字や言葉の知識だけでなく、問題文を読み取る力や、自分の考えを文章にする力も大切です。
中学校では文章が長くなり、説明文や物語文に加えて、資料を読み取る問題や記述問題も増えていきます。
国語で確認したい主な内容
- 小学校で習った漢字の読み書き
- 主語と述語、修飾語の関係
- 指示語が何を示しているか
- 段落ごとの大切な内容
- 登場人物の気持ちとその理由
- 質問に合った形で答える記述
読解問題で間違えたときは、答えを写して終わりにせず、「本文のどこを見ればよかったのか」を確認してみましょう。
また、読書感想文や日記などの宿題も、自分の考えを言葉にする練習になります。 最初から長い文章を書こうとせず、短い文で考えを整理するところから始めると取り組みやすくなります。
英語で確認したいこと
小学校の英語では、聞くことや話すことを中心に、さまざまな単語や表現に触れます。 中学校に入ると、それに加えて単語を書くことや、文の仕組みを学ぶ機会が増えていきます。
夏休みには、難しい文法を先取りするよりも、これまでに習った単語や表現に親しむことから始めてみましょう。
英語で確認したい主な内容
- アルファベットの大文字と小文字
- 自分の名前を英語で書くこと
- 曜日、月、数字などの基本単語
- 色、食べ物、教科、身近な物の単語
- 簡単なあいさつや自己紹介
- 英語を声に出して読むこと
書く練習では、最初からたくさんの単語を覚えようとしなくても大丈夫です。 一日に数個ずつ、声に出して読みながら書いてみると、少しずつ覚えやすくなります。
英語に苦手意識がある場合は、「正しく言わなければ」と考えすぎず、まずは知っている単語を声に出すところから始めてみましょう。
教科の復習と一緒に整えたい学習習慣
中学校では教科数が増え、定期テストに向けて自分で学習を進める場面も多くなります。
そのため、小学6年生のうちから長時間勉強することよりも、決まった時間に机に向かう習慣をつくることが大切です。
夏休みに試したい学習の流れ
- 今日取り組む教科と内容を決める
- 一つの学習時間を20分から30分程度に区切る
- 丸つけをして、間違えた問題に印をつける
- わからない問題は、そのままにせず質問できるようにする
- 終わったら、次に取り組む内容を確認する
毎日同じ時間にできなくても問題ありません。 「朝食後」「習い事の前」「夕食の前」など、生活の中で取り組みやすい時間を見つけることから始めましょう。
「わからない」をそのままにしない練習も大切です
小学校では、授業中にわからなかったことがあっても、そのまま次の単元へ進んでしまうことがあります。
中学校では学習内容が少しずつ積み重なるため、わからないところを早めに確認することがより大切になります。
夏休みの復習で手が止まった問題には印をつけ、教科書や解説を見直したり、学校や塾の先生へ質問したりできるようにしておきましょう。
「わからない」と気づけることも大切な力です
できなかったことを責めるのではなく、「どこまではわかるか」「どこからわからなくなったか」を整理すると、必要な学習が見えやすくなります。
保護者の方は、できていないことより変化を見てみましょう
中学校への進学が近づくと、「このままで授業についていけるだろうか」と心配になることもあると思います。
ただ、一度にすべてをできるようにしようとすると、お子さまも保護者の方も負担が大きくなってしまいます。
まずは、以前より自分から始められたこと、途中式を書けたこと、わからない問題に印をつけられたことなど、小さな変化を確認してみましょう。
「どこが難しかった?」「前よりできるようになったところはある?」「次は何を確認しようか?」など、一緒に整理する声かけがおすすめです。
夏のうちに全部仕上げなくても大丈夫です
中学準備は、夏休みだけで完了させるものではありません。 夏に苦手なところを見つけ、秋以降に少しずつ復習を続けることも大切です。
今の段階では、得意なことと苦手なことを整理し、毎日の学習に取りかかる形をつくることを目標にしてみましょう。
無理に先へ進むよりも、小学校で習った内容を落ち着いて確認することが、中学校で前向きに学ぶための土台になります。
中学校への準備を、無理なく始めてみませんか
小学校の復習や、中学校に向けた学習習慣づくりについてお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。 城南コベッツ八王子みなみ野教室では、現在の理解度を確認しながら、一人ひとりに合った進め方を一緒に考えていきます。
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