夏休みの学習応援シリーズ⑦
中学1年生の夏休み
英語・数学で見直したい「最初のつまずき」
中学校へ入学してから数か月がたち、初めての定期テストや部活動など、新しい生活を経験してきた中学1年生。 夏休みに入り、少しほっとしているお子さまも多いのではないでしょうか。
一方で、保護者の方からは「英語や数学が少し難しくなってきたように見える」「テストが終わった後、何を復習すればよいかわからない」といったご相談もあります。
中学1年生の夏休みは、難しい内容を先取りするだけでなく、1学期に学んだ基礎を落ち着いて見直すよい機会です。 今回は、英語と数学で確認しておきたい「最初のつまずき」についてご紹介します。
中学1年生の夏は「一度戻る」ことが大切です
中学校の英語と数学は、前に学んだ内容を使いながら、少しずつ新しい内容へ進んでいきます。
最初の単元でわからないところが残っていると、その後の授業でも手が止まりやすくなります。 反対に、基礎を今のうちに確認しておくことで、2学期の学習にも取り組みやすくなります。
夏休みの復習で大切にしたいこと
すべてを最初からやり直す必要はありません。 テストやワークを見ながら、間違いが多かったところ、解き方を忘れているところ、説明しにくいところを見つけてみましょう。
「苦手な教科」と大きく考えるよりも、「どの部分で困っているのか」を具体的にすることが、復習の第一歩です。
英語のつまずき① 単語の順番がわからなくなる
中学校の英語では、日本語とは異なる語順を意識して文をつくる必要があります。
単語の意味はわかっていても、どの順番で並べればよいのかわからず、英作文で手が止まってしまうことがあります。
最初に確認したい英語の文の形
- 誰が、または何が、文の主語なのか
- 主語の後にどの動詞を置くのか
- 「私は〜です」と「私は〜します」の違い
- 文の最初を大文字にしているか
- 文の最後にピリオドや疑問符があるか
最初は長い文をつくる必要はありません。 短い文を使い、主語と動詞を確認するところから始めてみましょう。
教科書の基本文を声に出して読み、同じ形で単語を入れ替えて文をつくる練習もおすすめです。
英語のつまずき② be動詞と一般動詞が混ざってしまう
中学1年生の英語でつまずきやすいものの一つが、be動詞を使う文と一般動詞を使う文の区別です。
肯定文では書けても、否定文や疑問文にすると語順がわからなくなることもあります。
英語で確認しておきたいこと
- am・is・areを使う文の形
- play・like・haveなど一般動詞を使う文の形
- 「〜ではありません」と表す否定文
- 「〜ですか」「〜しますか」とたずねる疑問文
- 疑問文に対する短い答え方
ルールを暗記するだけでなく、例文を比べながら「何が違うのか」を確認することが大切です。
一度に多くの問題を解くよりも、同じ文の肯定文・否定文・疑問文をセットで練習すると、形の違いを整理しやすくなります。
英語のつまずき③ 単語を読めても書けない
小学校の英語では、聞いたり話したりする活動が中心でした。 中学校では、単語や英文を書く機会が増えていきます。
授業で聞いたことがある単語でも、つづりを正確に書くことが難しい場合があります。
英単語を覚えるときの進め方
- 単語を見ながら声に出して読む
- 日本語の意味を確認する
- 手本を見ながら書く
- 手本を隠して書いてみる
- 翌日にもう一度確認する
一度にたくさん覚えようとせず、一日に取り組む数を決めて、繰り返し確認しましょう。
また、単語だけで覚えるのが難しい場合は、教科書の短い文の中で覚える方法もあります。
数学のつまずき① 正負の数で符号を間違える
中学校の数学では、負の数が加わり、計算の考え方が小学校までとは少し変わります。
計算方法はわかっていても、「プラスとマイナスのどちらになるのか」で迷ったり、途中で符号を書き落としたりすることがあります。
正負の数で確認したいこと
- 数直線上で数の位置を考えられるか
- 正の数と負の数の大小を比べられるか
- 加法と減法の計算方法を説明できるか
- 乗法と除法で答えの符号を決められるか
- 計算の途中で符号を書き残しているか
符号の間違いが続く場合は、暗算だけで進めず、途中式を書いて一つずつ確認してみましょう。
間違えた問題について、「計算方法を忘れていたのか」「符号だけを間違えたのか」を分けて考えることも大切です。
数学のつまずき② 文字式を何のために使うのかわからない
数学では、数の代わりに文字を使って数量を表すようになります。
計算のルールだけを覚えようとすると、「なぜ文字を使うのか」「この文字は何を表しているのか」がわからなくなることがあります。
文字式で確認しておきたいこと
- 文字がどの数量を表しているか
- かけ算の記号を省略する書き方
- 数字と文字を並べる順番
- 同じ文字の項をまとめる計算
- 文章を文字式で表す方法
文字式では、答えを出すことだけでなく、式が何を表しているのかを言葉で確認してみましょう。
たとえば、ノートに式を書いた後、「これは何の数を表した式なのか」を一言添えると、意味を整理しやすくなります。
数学のつまずき③ 途中式を書かずに進めてしまう
問題に慣れてくると、頭の中だけで計算を進めたくなることがあります。
しかし、計算が少し複雑になると、どこで間違えたのか自分でもわからなくなることがあります。
途中式を書くことは、先生に見せるためだけではありません。 自分の考え方を残し、後から確認するためにも大切です。
式を一行ずつ書く、等号の位置をそろえる、符号を省略しないなど、見直しやすい書き方を少しずつ身につけていきましょう。
学校によって学習の進み方は異なります
学校や教科書、授業の進み方によって、夏休みまでに学んでいる内容には違いがあります。
まだ学校で習っていない内容を、無理に先取りする必要はありません。 まずは教科書、学校のワーク、定期テストを見直し、実際に学習した範囲から確認してみましょう。
すでに方程式などへ進んでいる場合は、正負の数や文字式の計算に不安がないかを確認してから取り組むと、学習しやすくなります。
復習は「できなかった問題」だけを集めましょう
夏休み中に教科書やワークを最初からすべてやり直そうとすると、量が多くなり、途中で続かなくなることがあります。
まずは定期テスト、学校のワーク、授業で使ったプリントから、間違えた問題や迷った問題を集めてみましょう。
夏休みの復習を始める4つの手順
- 定期テストやワークの間違いを確認する
- 英語と数学から、復習する単元を一つずつ選ぶ
- 教科書や例題を見て、基本を確認する
- 似た問題を解き、できるようになったか確かめる
一日に多くの単元へ手を広げるよりも、一つの内容を落ち着いて確認する方が、理解につながりやすくなります。
短い時間でも、英語と数学に触れる習慣を
夏休みは学校の授業がないため、英語や数学に触れない期間が長くなりやすいものです。
長時間の勉強が難しい日も、英単語を10分確認する、計算問題を数問解くなど、短い時間で続けられる形をつくってみましょう。
一日の学習例
- 英単語や基本文を10分確認する
- 数学の計算問題を10分から15分解く
- 間違えた問題を5分見直す
- わからない問題に印をつける
毎日完璧に行う必要はありません。 部活動や予定に合わせながら、続けやすい量に調整することが大切です。
保護者の方は、点数より「どこで困ったか」を聞いてみましょう
定期テストの点数を見ると、「もっと勉強しないと」と伝えたくなることもあると思います。
ただ、お子さま自身も、何がわからなかったのかを整理できていない場合があります。
こんな声かけがおすすめです
「英語はどの問題で迷った?」
「数学は計算と文章題のどちらが難しかった?」
「もう一度やってみたい問題はある?」
「わからないところを一緒に整理してみようか?」
「英語が苦手」「数学が苦手」とまとめるのではなく、具体的な単元や問題を確認することで、次に取り組むことが見つかりやすくなります。
わからないところを質問できるようにしておきましょう
自分で復習しても、解説を読んでもわからない問題が出てくることがあります。
そのようなときは、同じ問題の前で長く止まり続けるのではなく、問題番号や困ったところをメモしておきましょう。
学校や塾の先生へ質問するときに、「全部わかりません」ではなく、「ここまではわかるけれど、この計算からわかりません」と伝えられると、必要な説明を受けやすくなります。
中学1年生の「わからない」を、一緒に整理します
英語や数学の復習、定期テスト後の学習、夏休みの学習習慣づくりについてお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。 城南コベッツ八王子みなみ野教室では、現在の理解度や学校の進度を確認しながら、一人ひとりに合った学習方法を一緒に考えていきます。
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