夏休みの学習応援シリーズ⑩
総合型選抜・学校推薦型選抜を考える高校生へ
夏休みに整理したい評定・活動・志望理由
大学進学を考える中で、総合型選抜や学校推薦型選抜が気になっている高校生も多いのではないでしょうか。
「部活動で特別な実績がないと難しいの?」「志望理由書には何を書けばよい?」「評定はどのくらい必要?」など、わからないことも多いと思います。
総合型選抜・学校推薦型選抜は、大学や学部によって出願条件や選考方法が異なります。 まずは入試方式を正しく確認し、自分がこれまで取り組んできたことと、大学で学びたいことを整理することが大切です。
総合型選抜と学校推薦型選抜の違いを確認しましょう
総合型選抜では、志望理由書や活動報告書、面接、小論文、プレゼンテーション、学力試験などを通して、大学で学ぶ意欲や適性を確認することがあります。
学校推薦型選抜は、高等学校長からの推薦に基づいて出願する方式です。 調査書、推薦書、志望理由書、面接、小論文、学力試験など、選考に使われる資料や方法は大学によって異なります。
最初に確認しておきたいこと
- 総合型選抜と学校推薦型選抜のどちらを検討するのか
- 出願に必要な評定や履修科目などの条件
- 学校内での推薦基準や手続き
- 提出する書類の種類
- 面接、小論文、学力試験などの選考方法
- 専願か併願可能か
- 共通テストを利用するか
同じ名称の入試方式でも、内容がすべて同じとは限りません。 必ず志望大学・学部の最新の募集要項と、高校からの案内を確認しましょう。
評定は「数字を見るだけ」で終わらせないことが大切です
学校推薦型選抜や一部の総合型選抜では、出願条件として評定に関する基準が設けられていることがあります。
まずは自分の現在の評定を確認し、志望大学の条件を満たしているか、学校の先生へ相談してみましょう。
評定について確認したいこと
- 現在の評定と、出願条件との差
- どの時期までの成績が使われるか
- 特定の教科や科目に条件があるか
- 欠席日数などに関する条件があるか
- 高校内の推薦基準を満たしているか
すでに決まっている評定を短期間で変えることはできませんが、今後の授業、課題、定期テストへ丁寧に取り組むことは大切です。
また、評定だけで出願先を決めるのではなく、大学で学びたい内容や入試方式との相性も考えていきましょう。
活動実績は、目立つ成果だけを指すものではありません
活動報告書という言葉を聞くと、全国大会への出場や大きな表彰など、特別な実績が必要だと感じるかもしれません。
しかし、整理したいのは結果だけではなく、どのような目的で取り組み、何を考え、どのように工夫したかという過程です。
振り返ってみたい活動の例
- 部活動や生徒会、委員会で取り組んだこと
- 文化祭や体育祭、学校行事で担当した役割
- 探究学習や課題研究で調べたこと
- 資格や検定に向けて続けた学習
- ボランティアや地域活動への参加
- 習い事や校外活動で継続してきたこと
- 苦手教科の克服に向けて工夫したこと
活動の大小だけで比べる必要はありません。 自分がその経験から何を学び、考え方や行動がどのように変わったのかを整理することが大切です。
活動を「事実・工夫・学び」に分けて整理しましょう
活動について書こうとしても、「部活動を頑張りました」「委員会に参加しました」だけでは、具体的な内容が伝わりにくくなります。
次の3つに分けて振り返ると、自分の経験を言葉にしやすくなります。
活動を整理する3つの視点
- 事実
いつ、どこで、どのような活動を行ったのか - 工夫
課題に対して何を考え、どのように行動したのか - 学び
経験を通して何に気づき、その後どう生かしたのか
たとえば「文化祭の準備を頑張った」だけでなく、意見がまとまらないときにどのような工夫をしたのか、その経験から何を学んだのかまで振り返ってみましょう。
志望理由は「大学名が好き」だけで終わらせない
志望理由を考えるときは、「有名だから」「通いやすいから」「雰囲気がよかったから」だけではなく、大学で何を学びたいのかを具体的にすることが大切です。
志望理由を考える4つのつながり
- きっかけ:その分野に興味を持った理由
- これまで:高校生活で取り組んできたこと
- 大学で:学びたい内容や取り組みたい研究
- 将来:学んだことをどのように生かしたいか
この4つが自然につながると、その人らしい志望理由になっていきます。
将来の職業がはっきり決まっていない場合も、興味のある社会課題や学びたい分野から考えることができます。
「なぜこの大学なのか」を調べましょう
同じ学部名でも、大学によって授業内容、研究分野、実習、資格取得の支援などに違いがあります。
大学の名前だけではなく、その大学でどのような学びができるのかを調べてみましょう。
大学について調べたいこと
- 学部・学科の教育内容
- 興味のある授業や研究分野
- ゼミや実習の内容
- 取得を目指せる資格
- 留学や地域連携などの取り組み
- 卒業後の主な進路
- 大学が求める学生像
オープンキャンパスへ参加した場合は、「楽しかった」という感想だけでなく、印象に残った授業や先生の話をメモしておくと、志望理由を考える材料になります。
志望理由書は、すぐに完成させなくても大丈夫です
最初からきれいな文章を書こうとすると、何も書けなくなってしまうことがあります。
まずは文章にせず、興味を持ったきっかけや、これまでの経験を短い言葉で書き出してみましょう。
志望理由を整理する流れ
- 興味のある学問や社会課題を書き出す
- 興味を持ったきっかけを振り返る
- 高校生活で関連する経験を探す
- 大学で学びたい内容を調べる
- 将来どのように生かしたいかを考える
- 一度文章にし、先生などに読んでもらう
一度書いた文章を何度も見直しながら、内容を具体的にしていくことが大切です。
誰かの文章をそのまままねるのではなく、自分の経験と考えを、自分の言葉で表していきましょう。
面接対策は、書類を作る段階から始まっています
面接では、提出した志望理由書や活動報告書の内容について質問されることがあります。
書類に書いた内容を暗記するのではなく、自分の経験や考えを言葉で説明できるようにしておきましょう。
自分の言葉で考えておきたいこと
- なぜその学部・学科を選んだのか
- 高校生活で力を入れたことは何か
- その経験から何を学んだのか
- 大学でどのようなことを学びたいか
- 入学後に挑戦したいことは何か
- 将来どのように成長したいか
答えを一字一句覚えるよりも、伝えたい要点を整理し、相手の質問を聞いて答える練習が大切です。
小論文や学力試験の準備も確認しましょう
総合型選抜や学校推薦型選抜でも、小論文、口頭試問、教科の試験、共通テストなどが課される場合があります。
書類と面接だけだと思い込まず、志望大学の選考方法を確認しましょう。
一般選抜に向けた学習も続けましょう
総合型選抜や学校推薦型選抜を受験する場合も、日々の教科学習は大切です。 志望理由書や面接の準備だけに偏らず、必要な教科や共通テスト、一般選抜への学習も計画的に進めましょう。
夏休みに整理したい5つのこと
夏休み中にすべての書類を完成させる必要はありません。 まずは、出願や書類作成に必要な材料を集めることから始めてみましょう。
夏休みの準備チェック
- 志望大学・学部の募集要項を確認する
- 評定や高校内の推薦基準を確認する
- これまでの活動を時系列で書き出す
- 志望理由の材料を短い言葉でまとめる
- 面接・小論文・学力試験の準備予定を立てる
予定表には、出願期間だけでなく、学校へ書類作成を依頼する期限や校内手続きの日程も入れておくと安心です。
大学ごとの最新情報を必ず確認しましょう
出願条件、必要書類、試験内容、専願・併願の扱いなどは、大学・学部・入試方式によって異なります。
前年度の情報やインターネット上のまとめだけで判断せず、志望する年度の募集要項を確認してください。
学校推薦型選抜を検討している場合は、高校内での申し込みや選考が行われることもあります。 気になる大学が見つかった段階で、早めに担任の先生や進路指導の先生へ相談しておきましょう。
保護者の方は、答えを決めずに考えを整理する支えに
進路について話していると、保護者の方から見た安定性や通学、費用なども気になると思います。
まずは、お子さまが何に興味を持ち、大学で何を学びたいと考えているのかを聞いてみましょう。
こんな声かけがおすすめです
「どんな授業が気になった?」
「その分野に興味を持ったきっかけは何だった?」
「高校生活で頑張ったことを書き出してみる?」
「募集要項を一緒に確認してみようか?」
保護者の方の考えを先に伝えるだけでなく、本人の言葉を引き出しながら、必要な条件や手続きを一緒に整理すると話し合いやすくなります。
志望理由と受験準備を、一緒に整理します
総合型選抜・学校推薦型選抜の準備や、志望理由、面接、小論文、教科学習の進め方についてお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。 城南コベッツ八王子みなみ野教室では、現在の状況と目標を確認しながら、一人ひとりに合った受験準備を一緒に考えていきます。
学習相談を申し込む教室情報・アクセス
城南コベッツ八王子みなみ野教室
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