夏休みの学習応援シリーズ⑪
中学2年生の夏、受験学年になる前に
確認したい英語・数学の苦手
中学2年生の夏休みは、部活動や学校生活にも慣れ、毎日が忙しくなりやすい時期です。 その一方で、来年には受験学年になることを少しずつ意識し始めるご家庭も多いのではないでしょうか。
「受験勉強は中学3年生になってからで大丈夫?」「今のうちに何を復習すればよい?」と不安に感じることもあると思います。
中学2年生の夏に大切なのは、難しい受験問題を急いで始めることではありません。 中学1年生から積み重なっている英語と数学の基礎を見直し、苦手をそのままにしないことが、受験学年への準備になります。
中学2年生の夏は「基礎をつなぎ直す」時期です
英語と数学は、前に学んだ内容を使いながら新しい単元へ進んでいく教科です。
中学2年生の内容だけを復習しても、中学1年生の基礎に抜けがあると、問題を解く途中で手が止まることがあります。
たとえば英語では、現在学習している文法だけでなく、be動詞、一般動詞、疑問文、過去形などの基本が必要です。 数学では、正負の数、文字式、方程式の計算が、その後の式や関数にもつながります。
夏休みの復習で大切にしたいこと
中学1年生と中学2年生の内容を別々に考えず、「今の単元が、どの基礎につながっているか」を確認しましょう。 戻ることは遠回りではなく、理解をつなぎ直すための大切な学習です。
まずは定期テストと学校のワークを見直しましょう
苦手なところを探すために、新しい問題集を最初から始める必要はありません。
まずは1学期の定期テスト、学校のワーク、小テスト、授業で使ったプリントを見直してみましょう。
苦手を見つけるときの確認ポイント
- 同じ単元で何度も間違えていないか
- 答えを見ればわかるが、自分だけでは解けない問題はないか
- 計算や単語など、基本問題で失点していないか
- 時間が足りず、最後まで解けなかった問題はないか
- 問題文の意味がわからず止まった問題はないか
点数だけを見るのではなく、どの問題で困っていたかを確認することが大切です。
「英語が苦手」「数学が苦手」と大きくまとめず、単元や問題の種類まで具体的にしてみましょう。
英語で確認したいこと① 文の基本的な形
中学2年生の英語では、さまざまな文法や表現を学びます。 そのときに土台となるのが、主語と動詞を中心とした文の基本的な形です。
単語の意味がわかっていても、語順があいまいだと、英作文や並べ替え問題で迷いやすくなります。
英語の文で見直したい基本
- 主語と動詞を見つけられるか
- be動詞と一般動詞を区別できるか
- 肯定文・否定文・疑問文を作り分けられるか
- 時制に合わせて動詞の形を変えられるか
- 疑問文に合った答え方ができるか
長い英文に取り組む前に、短い文を使って基本を確認してみましょう。
教科書の基本文を肯定文から否定文、疑問文へ書き換える練習をすると、文の形を整理しやすくなります。
英語で確認したいこと② 過去形と動詞の変化
過去のことを表す文では、動詞の形が変わります。 規則的に変化する動詞だけでなく、不規則に変化する動詞もあるため、覚えにくいと感じることがあります。
肯定文では過去形を書けても、否定文や疑問文で動詞を元の形へ戻すところで迷うこともあります。
過去形で確認したいこと
- 規則動詞の過去形の作り方
- よく使う不規則動詞の変化
- be動詞の過去形
- 一般動詞の過去の否定文
- 一般動詞の過去の疑問文
- 過去を表す語句との組み合わせ
不規則動詞は、一度で全部覚えようとせず、教科書でよく使われるものから少しずつ確認しましょう。
動詞だけを覚えるのが難しい場合は、短い例文の中で音読しながら覚える方法もあります。
英語で確認したいこと③ 英単語と教科書本文
文法のルールがわかっていても、単語の意味がわからないと、英文を読み取ることが難しくなります。
中学2年生になると、教科書に出てくる単語や表現も少しずつ増えていきます。
英単語と本文を復習する流れ
- 教科書本文を声に出して読む
- 意味がわからない単語に印をつける
- 単語の意味と読み方を確認する
- 文の主語と動詞を見つける
- 日本語の意味を確認する
- 翌日にもう一度音読する
一日に長い範囲を進める必要はありません。 教科書の短いまとまりごとに、読める文を少しずつ増やしていきましょう。
数学で確認したいこと① 正負の数・文字式・方程式
中学2年生の数学を安定させるためには、中学1年生で学んだ計算の基礎が大切です。
符号の間違い、分配法則、移項などに不安があると、途中の計算で失点しやすくなります。
数学の計算で見直したいこと
- 正負の数の四則計算
- 計算の順序
- 分配法則を使った計算
- 同類項をまとめる計算
- 一次方程式の解き方
- 分数や小数を含む方程式
計算ミスが続く場合は、暗算だけで進めず、途中式を一行ずつ書いてみましょう。
間違えたときも、「符号」「計算順序」「移項」「約分」など、原因を分けて確認すると直しやすくなります。
数学で確認したいこと② 式の計算
中学2年生では、文字を使った式の計算がさらに広がります。
数字だけの計算とは違い、文字の部分にも注意しながら計算する必要があるため、途中式を省略すると間違いに気づきにくくなります。
式の計算で確認したいこと
- 同類項を正しく見分けられるか
- 符号を含めて項をまとめられるか
- 分配法則を正しく使えるか
- かっこの前のマイナスを処理できるか
- 計算の途中を省略しすぎていないか
- 式の値を求めるときに代入できるか
たくさんの問題を急いで解くよりも、途中の計算を確認しながら、正確に解くことを大切にしましょう。
数学で確認したいこと③ 連立方程式
連立方程式では、二つの式を使って二つの文字の値を求めます。
解き方の手順だけを覚えていると、式が少し変わったときに迷うことがあります。
連立方程式で見直したいこと
- 加減法と代入法の違い
- どちらの文字を消すかの判断
- 式全体に数をかける計算
- 符号をそろえて式を足し引きすること
- 求めた値を元の式へ代入すること
- 文章題から二つの式を作ること
計算で間違えた場合は、答えだけを書き直すのではなく、どの行でずれたのかを確認してみましょう。
文章題が難しい場合は、何を文字で表すかを決め、問題文の数量関係を一つずつ整理することが大切です。
数学で確認したいこと④ 一次関数につながる基礎
学校の進度によっては、夏休み後に一次関数を学習することがあります。
一次関数では、比例、座標、文字式、方程式など、これまでに学んだ内容を使います。
一次関数の前に確認したいこと
- 比例の式とグラフ
- 座標の読み方と書き方
- 変化する二つの数量の関係
- 式へ数を代入すること
- 方程式を使って値を求めること
まだ学校で学習していない場合は、無理に先取りする必要はありません。 まずは比例や座標など、これまでに習った基礎を確認しておくと安心です。
難しい問題より、基本問題の正確さを確認しましょう
受験を意識すると、応用問題や入試問題へ早く進みたくなることがあります。
しかし、基本問題で計算ミスや文法の間違いが続いている場合は、難しい問題へ進む前に基礎を整えることが大切です。
基本問題を「見ればわかる」状態ではなく、答えを見ずに自分で解ける状態を目指しましょう。 少し時間を空けて解き直すと、理解が定着しているかを確認できます。
復習する単元は、一度に増やしすぎないようにしましょう
英語と数学のテストやワークを見直すと、気になるところがいくつも見つかるかもしれません。
すべてを一度に復習しようとすると、何から始めるか迷いやすくなります。
苦手を整理する4つの手順
- 間違えた問題や迷った問題を集める
- 英語と数学から、優先する単元を一つずつ選ぶ
- 教科書や例題へ戻って基本を確認する
- 似た問題を解き、数日後にもう一度確認する
一つの単元が落ち着いたら、次の単元へ進みましょう。
苦手を小さく分けることで、「何をすればよいかわからない」という状態を減らせます。
部活動が忙しい日は、短い学習でも大丈夫です
中学2年生の夏は、部活動の練習や大会などで忙しくなることもあります。
毎日長時間の学習をしようとすると、疲れて続かなくなることがあります。
短時間で取り組む学習例
- 英単語を10分確認する
- 教科書の英文を一つ音読する
- 数学の計算問題を5問解く
- 前日に間違えた問題を一問解き直す
- わからない問題に印をつける
予定が少ない日には少し長めに取り組み、忙しい日は短い学習にするなど、生活に合わせて調整しましょう。
学習時間より「何をできるようにするか」を決めましょう
「今日は2時間勉強する」と時間だけを決めても、取り組む内容が決まっていないと、なかなか始められないことがあります。
「連立方程式を5問解く」「過去形の基本文を確認する」など、行動がわかる目標にすると取りかかりやすくなります。
目標を決めるときのポイント
大きな目標を立てるよりも、その日のうちに確認できる小さな目標を決めましょう。 終わった後に、できたことと次に取り組むことを短く整理すると、学習を続けやすくなります。
間違い直しは、答えを写して終わりにしないこと
問題を間違えたときに、正しい答えだけを書き写しても、次に同じ問題が出たときに解けないことがあります。
どこで間違えたのか、何がわからなかったのかを確認してから、もう一度自分で解いてみましょう。
間違い直しで確認したいこと
- 問題の条件を読み違えていなかったか
- 必要な単語や公式を覚えていたか
- 解き方や文法のルールを理解していたか
- 計算やつづりのミスがなかったか
- 答えを見ずに解き直せるか
解説を読んでもわからない場合は、問題番号と困ったところをメモして、質問できるようにしておきましょう。
中学3年生になる前に、質問する習慣をつけましょう
受験学年になると、学習する内容や確認したい問題が増えていきます。
わからない問題をそのままにせず、学校や塾の先生へ質問する習慣をつけておくことも大切です。
「全部わかりません」と伝えるよりも、「ここまではわかるけれど、この計算から進めません」と伝えられると、必要な説明を受けやすくなります。
わからないことに気づき、質問しようとすることも学習の大切な力です。 できなかったことを責めず、次に何を確認するかを整理していきましょう。
保護者の方は、受験の話を急ぎすぎなくても大丈夫です
受験学年が近づくと、志望校や成績について早めに話した方がよいのではないかと考えることもあると思います。
ただ、中学2年生の段階では、受験への実感がまだ持てないお子さまもいます。
まずは、現在の学習で困っていることや、できるようになったことを一緒に確認してみましょう。
こんな声かけがおすすめです
「英語でわかりにくかったところはある?」
「数学はどの計算で迷いやすい?」
「一つだけ復習するとしたら、どこにする?」
「わからない問題を一緒に整理してみようか?」
点数だけを確認するのではなく、具体的な学習内容について話すことで、前向きな復習につなげやすくなります。
受験準備は、毎日の小さな見直しから始まります
受験準備というと、長時間勉強したり、入試問題をたくさん解いたりすることを想像するかもしれません。
しかし、中学2年生の夏に大切なのは、今までに学んだ内容の中から苦手を見つけ、少しずつ理解し直すことです。
英単語を確認する、計算問題を解き直す、わからない問題を質問するなど、毎日の小さな取り組みが受験学年への土台になります。
受験学年になる前の学習を、一緒に整理します
英語や数学の苦手、定期テスト後の復習、受験学年に向けた学習習慣づくりについてお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。 城南コベッツ八王子みなみ野教室では、現在の理解度や学校の進度を確認しながら、一人ひとりに合った学習方法を一緒に考えていきます。
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城南コベッツ八王子みなみ野教室
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