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高校1年生の数学Ⅰ、夏休みにどこまで戻る?1学期のつまずきを見つける復習法|1対2の個別指導の学習塾 城南コベッツ八王子みなみ野教室

2026.08.12

夏休みの学習応援シリーズ⑮

高校1年生の数学Ⅰ、夏休みにどこまで戻る?
1学期のつまずきを見つける復習法

高校へ入学して数か月。中学校のころより授業の進みが速くなり、「数学が急に難しくなった」と感じている高校1年生もいるのではないでしょうか。

定期テストを振り返って、「授業ではわかったつもりだったのに問題になると解けない」「公式は覚えているのに使い方がわからない」ということもあります。

夏休みは、数学Ⅰを最初から全部やり直すのではなく、どこからわからなくなったのかを見つけて、必要なところまで戻るよい機会です。 今回は、1学期のつまずきを見つけるための復習方法をご紹介します。

高校数学は「わからなくなった少し前」に戻ることが大切です

数学は、前に学んだ内容を使いながら次の単元へ進むことが多い教科です。

そのため、今取り組んでいる問題が解けないときに、その問題だけを何度も練習しても、なかなか解決しない場合があります。

「どこまで戻るか」を考えてみましょう

今解けない問題の少し前にある基本問題や例題へ戻り、「ここまでは自分でできる」という場所を探します。 そこから順番に進め直すことで、つまずいたポイントを見つけやすくなります。

高校数学の復習では、難しい問題に長く取り組むことよりも、基礎のどこに抜けがあるかを確認することが大切です。

まずは1学期の定期テストを見返しましょう

夏休みの復習を始めるときに、新しい問題集を用意する必要はありません。

まずは1学期の定期テスト、学校の問題集、小テスト、授業プリントなどを見返してみましょう。

こんな問題に印をつけましょう

  • まったく手が出なかった問題
  • 途中まではできた問題
  • 公式を忘れて解けなかった問題
  • 計算途中で間違えた問題
  • 答えは合っていたが解き方に自信がなかった問題
  • 時間が足りず解けなかった問題

点数だけを見るのではなく、「どの段階で止まったのか」を確認することがポイントです。

間違いを「計算」「理解」「使い方」に分けてみましょう

数学の間違いには、いくつかの種類があります。

すべてを「数学が苦手」とまとめてしまうと、何を復習すればよいのかわかりにくくなります。

つまずきの分け方

  • 計算のつまずき:符号、分数、展開、因数分解などで間違える
  • 理解のつまずき:公式や考え方の意味がわからない
  • 使い方のつまずき:公式は知っているが、どの問題で使うかわからない
  • 読み取りのつまずき:問題文や条件を整理できない
  • 確認不足:途中式を省略し、計算ミスに気づけない

原因が違えば、必要な復習方法も変わります。 まずは「何ができなかったのか」を具体的にしましょう。

数と式は、高校数学の計算の土台になります

学校の進度にもよりますが、高校1年生の1学期に「数と式」を学習している場合は、夏休みに基本計算を確認しておくことが大切です。

数と式で確認したいこと

  • 式の展開
  • 因数分解
  • 実数の計算
  • 平方根を含む計算
  • 分母の有理化
  • 不等式の計算

基本計算に不安があると、その後の二次関数やほかの単元でも、考え方は合っているのに最後の計算で間違えることがあります。

難しい応用問題へ進む前に、教科書の例題や学校の問題集の基本問題を、答えを見ずに解けるか確認してみましょう。

展開と因数分解は「逆の関係」を意識しましょう

展開と因数分解を別々の公式として覚えていると、式の形が少し変わっただけで迷うことがあります。

展開した式を元の形へ戻すのが因数分解、という関係を意識してみましょう。

復習するときの流れ

  1. 公式を確認する
  2. 教科書の基本例題を解く
  3. 展開した答えから元の式を考えてみる
  4. 因数分解した式をもう一度展開して確認する
  5. 数日後に同じ種類の問題を解く

因数分解の答えが正しいか不安なときは、もう一度展開して元の式になるか確認できます。

平方根は、計算のルールを一つずつ確認しましょう

平方根を含む計算では、数字だけの計算と違うルールがあるため、途中で混乱しやすいことがあります。

平方根で確認したいこと

  • 平方根の意味を説明できるか
  • 根号の中を簡単にできるか
  • 同じ根号を含む項をまとめられるか
  • かけ算・わり算ができるか
  • 分母の有理化ができるか

途中の変形を省略すると、自分がどこで間違えたのかわからなくなりやすいため、一行ずつ書いて確認することがおすすめです。

不等式は「マイナスをかける・割る」ときに注意しましょう

不等式では、方程式と似た計算をする一方で、負の数をかけたり割ったりすると不等号の向きが変わります。

ここを忘れると、計算の途中までは合っていても答えが変わってしまいます。

不等式の問題で間違いが多い場合は、「どの行で負の数をかけたか」を確認しながら途中式を残してみましょう。

集合と命題は、用語をあいまいにしないことが大切です

学校によっては、1学期に集合や命題まで学習していることがあります。

この単元では計算だけでなく、用語や条件の関係を正しく理解することが必要です。

集合・命題で確認したいこと

  • 集合を表す記号の意味
  • 共通部分と和集合
  • 補集合
  • 命題の意味
  • 必要条件・十分条件
  • 反例を使って考えること

記号だけを暗記するよりも、具体的な数字や簡単な例を使って考えると整理しやすくなります。

二次関数へ進んでいる場合は、中学内容にも戻ってみましょう

学校の進度によっては、1学期から二次関数に入っている場合もあります。

二次関数でつまずいたときは、高校数学だけではなく、中学校で学んだ一次関数や座標、方程式に戻る必要があることもあります。

二次関数の前に確認したいこと

  • 座標を正しく読み取れるか
  • xとyの関係を式で表せるか
  • グラフへ点を取れるか
  • 一次関数の傾きや切片を理解しているか
  • 方程式を正確に解けるか
  • 式を変形できるか

高校の問題が難しいからといって、高校の教材だけを繰り返す必要はありません。 必要であれば中学校の内容まで戻ることも、理解をつなぎ直すための大切な復習です。

「公式を覚えた」だけで終わらせないようにしましょう

数学Ⅰでは公式や計算方法が増えていきます。

公式を見て答えられても、問題の中で使えなければ、テストではなかなか得点につながりません。

公式を確認するときの3つの段階

  • 知っている:公式の形を覚えている
  • 使える:基本問題で公式を使える
  • 選べる:問題を見て、使う公式を判断できる

夏休みの復習では、「覚えているか」だけでなく、「どの問題で使うか判断できるか」まで確認してみましょう。

例題を読んでわかるのと、自分で解けるのは別です

教科書や参考書の例題を読むと、「これならわかる」と感じることがあります。

しかし、答えや途中式が見えない状態になると、最初の一行が書けないこともあります。

例題を使った復習方法

  1. 例題の解き方を読む
  2. わからない部分を確認する
  3. 一度本を閉じる
  4. 最初から自分で解く
  5. できなければ、止まったところを確認する
  6. 似た問題を一問解く

「解説を理解できる」から「自分で解ける」へ進むことが、復習では大切です。

途中式を残すと、苦手の場所が見えやすくなります

高校数学では計算が長くなり、途中式を省略したくなることがあります。

ただ、計算ミスが多いときほど、途中式を残すことが大切です。

途中式は「自分の考え方の記録」です

間違えたときに途中式が残っていれば、符号、展開、移項、計算など、どの段階でずれたのかを確認できます。 答えだけではなく、途中も見直す習慣をつけていきましょう。

復習は「基本→標準→確認」の順で進めましょう

テストの点数を上げたいと思うと、難しい問題に挑戦したくなることがあります。

しかし、基本問題で止まるところがある場合は、まず基礎を安定させることが大切です。

一つの単元を復習する流れ

  1. 教科書の基本事項を確認する
  2. 例題を自分で解く
  3. 学校問題集の基本問題を解く
  4. 間違えた問題を解き直す
  5. 標準問題へ進む
  6. 数日後にもう一度確認する

基本問題を安定して解けるようになってから標準問題へ進むと、解き方のつながりが見えやすくなります。

一日にたくさんの単元へ手を広げなくても大丈夫です

1学期の内容を見直すと、「ここもできない」「あそこも忘れている」と気になる部分が増えることがあります。

すべてを一度に復習しようとせず、優先順位を決めましょう。

1週間の復習例

  • 1日目:定期テストを見直し、苦手を3つ以内に絞る
  • 2日目:展開・因数分解の基本を確認する
  • 3日目:平方根や不等式など、苦手な計算を確認する
  • 4日目:学校問題集の間違えた問題を解き直す
  • 5日目:次の苦手単元を基本から確認する
  • 6日目:数日前に解いた問題をもう一度解く
  • 7日目:まだ質問したい問題を整理する

学校の進度や苦手な単元によって、内容は調整してください。

「数学Ⅰ全部」ではなく、苦手を小さくしましょう

「数学Ⅰが苦手」と考えると、復習する範囲が広すぎて、どこから始めればよいかわからなくなります。

そこで、苦手をできるだけ小さな言葉に分けてみましょう。

苦手の言い換え例

「数学が苦手」ではなく、
「因数分解で公式を選べない」
「平方根の足し算で迷う」
「不等号の向きを変えるところを忘れる」
「問題文から式を作れない」

苦手が具体的になると、取り組む問題も選びやすくなります。

解けなかった問題には、理由を一言残しておきましょう

間違えた問題に赤で答えを書くだけでは、後から見たときに、なぜ間違えたのかわからなくなることがあります。

問題の横に残すメモの例

  • 「公式忘れ」
  • 「符号ミス」
  • 「因数分解できず」
  • 「問題文の意味がわからなかった」
  • 「途中式を省略してミス」
  • 「解説を読んでもわからない」

短いメモでも、次に復習するときの手がかりになります。

質問したい問題をため込まないようにしましょう

高校数学では、解説を読んでも「なぜこの式になるのかわからない」という問題が出てくることがあります。

わからない問題に長時間止まり続けず、質問できるように整理しておきましょう。

「この問題がわかりません」だけでなく、「公式まではわかるけれど、この変形からわからない」と伝えられると、必要な説明を受けやすくなります。

保護者の方は、点数だけで判断しなくても大丈夫です

高校へ入って最初の定期テストで、中学校のころより点数が下がり、心配になることもあると思います。

高校では学習内容や問題の難しさ、授業の進み方も変わります。 点数だけでなく、本人がどこで困っているのかを一緒に整理してみましょう。

こんな声かけがおすすめです

「どの単元から難しく感じた?」
「計算と文章問題では、どちらが困りやすい?」
「テストで惜しかった問題はあった?」
「一つだけ戻るなら、どこを確認したい?」

「全部やり直さないと」と考えるよりも、一つずつ理解をつなぎ直すことが大切です。

夏休みは、2学期へつながる土台を整える時間に

高校数学では、2学期以降も新しい単元が続いていきます。

1学期の内容に不安がある場合は、今のうちに「わからないままになっているところ」を見つけておくことが大切です。

すべてを完璧にする必要はありません。 まずは一つの苦手を見つけ、基本問題へ戻り、自分の力で解けるところまで確認していきましょう。

高校1年生の数学Ⅰを夏休みに復習するときは、最初から全部やり直すことよりも、「どこからわからなくなったか」を見つけることが大切です。

定期テストや学校の問題集を見返し、計算・理解・公式の使い方など、つまずきを具体的にしてみましょう。 必要なところまで戻りながら一つずつ理解をつなぎ直すことが、2学期の学習への安心と自信につながっていきます。

高校数学の「どこからわからない?」を一緒に整理します

数学Ⅰの復習、定期テスト対策、高校での学習習慣づくりについてお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。 城南コベッツ八王子みなみ野教室では、現在の理解度や学校の進度を確認しながら、一人ひとりに合った学習方法を一緒に考えていきます。

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