夏休みの学習応援シリーズ⑳
小学生の夏休み宿題、終わったら何をする?
2学期前に確認したい算数・国語の基礎
夏休みの宿題がひと通り終わると、「あとは新学期までゆっくり過ごして大丈夫?」「何か追加で勉強した方がいい?」と迷うこともあると思います。
宿題が終わった後に、たくさんの問題集を新しく始める必要はありません。 2学期を安心して迎えるためには、1学期に学んだ算数・国語の中から、基本的なことを少しずつ確認しておくことが大切です。
今回は、小学生が夏休み後半に無理なく取り組みやすい、算数・国語の基礎の見直し方をご紹介します。
宿題が終わったら、まず「できなかったところ」を見てみましょう
宿題が終わると、新しい教材を用意したくなることがあります。
その前に、夏休みの宿題や1学期のテスト、ドリルをもう一度見返してみましょう。
新しいことを増やす前に、今まで使った教材を確認しましょう
間違えた問題、答えを書くまでに時間がかかった問題、保護者の方や先生と一緒に解いた問題があれば、そこが復習の候補になります。
全部をもう一度解く必要はありません。 「ここだけ少し気になる」という問題から始めてみましょう。
算数① 計算は「速さ」より「正確さ」を確認しましょう
算数の基礎として最初に確認しやすいのが計算です。
学年によって、たし算・ひき算・かけ算・わり算、小数、分数など学習している内容は異なりますが、まずは習った範囲の基本問題を数問解いてみましょう。
計算で確認したいこと
- 数字や記号を見間違えていないか
- 繰り上がり・繰り下がりを正しくできるか
- 九九を使った計算で迷わないか
- 小数点の位置を間違えていないか
- 分数の計算手順を覚えているか
- 計算した後に見直す習慣があるか
たくさんの問題を急いで解くより、まずは一問ずつ正確に解くことを大切にしましょう。
算数② 間違えた計算は「どこで間違えたか」を見つける
計算問題で答えが違っていたときは、すぐに正しい答えを書くだけで終わらせず、途中を見直してみましょう。
計算ミスを見直すポイント
- 数字を書き写すところで間違えた
- 計算の順番を間違えた
- 繰り上がりや繰り下がりを忘れた
- 九九や基本計算で間違えた
- 途中式を書かずに進めてしまった
「計算が苦手」とまとめず、「このところで間違えやすい」と具体的にすると、練習する内容が見えやすくなります。
算数③ 文章題は「式より先に、何を求めるか」を確認
計算そのものはできても、文章題になると式が立てられないことがあります。
そのときは、すぐにたし算・ひき算を選ぶのではなく、まず何を聞かれている問題なのかを確認しましょう。
文章題を読む順番
- 問題を最後まで読む
- 何を求めるか確認する
- 数字が何を表しているか整理する
- 必要なら絵や図を描く
- 式を立てる
- 答えと単位を確認する
式をすぐ教えるのではなく、「何を聞かれているかな?」と一緒に確認すると、考える順番を身につけやすくなります。
算数④ 1学期に習った単位も確認しましょう
長さ、重さ、時間、面積、体積などの単位は、しばらく使わないと忘れやすい内容の一つです。
単位で確認したいこと
- 問題に合った単位を書けるか
- 同じ種類の単位どうしを区別できるか
- 習った範囲の単位換算をできるか
- 答えに単位をつけ忘れていないか
学年によって学習する内容は異なるため、学校で習った範囲を中心に確認してください。
国語① 漢字は「読める」と「書ける」の両方を
国語では、まず1学期に習った漢字を確認してみましょう。
漢字を見れば読めても、何も見ずに書くと迷うことがあります。
漢字の確認方法
- 漢字を見て正しく読めるか
- 読みを見て漢字を書けるか
- 送り仮名を正しく書けるか
- 似た漢字と区別できるか
- 短い文の中で使えるか
一度にたくさん書く必要はありません。 まず5個、10個など少ない数から確認し、間違えた漢字だけもう一度練習してみましょう。
国語② 音読は短い時間でも続けられます
教科書の文章や本を声に出して読む音読は、夏休み後半にも取り入れやすい学習です。
長い文章を毎日読む必要はなく、教科書の一部分だけでも構いません。
音読するときに確認したいこと
- 漢字を正しく読めるか
- 文の途中で何度も止まっていないか
- 句読点を意識して読めるか
- 読んだ内容を簡単に説明できるか
すらすら読むことだけを目標にせず、「何について書かれている文章だったか」を確認することも大切です。
国語③ 読んだ後に「どんな話だった?」と聞いてみましょう
文章を最後まで読めても、内容をうまく説明できないことがあります。
その場合は、難しい問題を解く前に、読んだ文章について短く話してみましょう。
内容を確認する声かけ
「誰が出てきた?」
「何が起きた話だった?」
「一番大事だと思ったところはどこ?」
「説明文なら、何について説明していた?」
正しい答えをすぐ求めるのではなく、まず自分の言葉で話してみることが、文章の内容を整理する練習になります。
国語④ 問題を解くときは、本文に戻る習慣を
読解問題で答えがわからないとき、なんとなく選択肢を選んでしまうことがあります。
そのときは、答えを考える前に、本文のどこに手がかりがあるか探してみましょう。
「答えは本文のどこに書いてあるかな?」と確認し、根拠になる言葉へ線を引く方法もあります。 正解だけでなく、なぜその答えになるかを考えることが大切です。
算数・国語は毎日両方やらなくても大丈夫です
2学期前だからといって、毎日たくさん勉強する必要はありません。
算数と国語を交互にしたり、短い内容を組み合わせたりすると続けやすくなります。
短い学習の組み合わせ例
- 月曜日:計算5問+漢字5個
- 火曜日:文章題1問+音読10分
- 水曜日:1学期に間違えた算数を2問
- 木曜日:漢字5個+短い読解問題
- 金曜日:今週間違えた問題だけ解き直す
学年や予定に合わせて、量は少なくして構いません。
1日15分程度からでも始められます
宿題が終わった後に、毎日1時間勉強を追加すると負担に感じるお子さまもいます。
まずは10分から15分程度の短い時間で、「今日はこれだけ」と決めてみましょう。
15分で取り組む例
- 5分:計算や漢字を確認する
- 5分:間違えたところを直す
- 5分:音読や文章題を一つ行う
大切なのは長時間続けることよりも、机に向かうリズムを新学期までつないでおくことです。
できる問題ばかりでも、難しすぎる問題ばかりでもなく
復習するときは、簡単すぎる問題だけでは苦手を見つけにくく、難しすぎる問題ばかりでは負担が大きくなります。
教科書や学校のドリルの基本問題から始め、少し迷う問題を数問確認するくらいがおすすめです。
問題を選ぶ目安
- 一度習った内容である
- 教科書や学校の教材にある
- 一人で取り組める問題が中心
- 少し考えればできそうな問題も入れる
- 解説を見ても難しい問題は質問用に残す
「全部できるようにする」より、一つの苦手を減らしましょう
夏休み後半に1学期の内容を全部復習しようとすると、範囲が広くなってしまいます。
そこで、「かけ算の筆算」「分数」「漢字」「文章の読み取り」など、一つだけ重点的に確認する方法があります。
苦手を小さく分けてみましょう
「算数が苦手」ではなく「文章題で式が立てにくい」、
「国語が苦手」ではなく「漢字の書き取りで間違える」など、具体的にすると取り組みやすくなります。
わからない問題は、答えを写して終わりにしないこと
問題がわからないときに答えを見ること自体は悪いことではありません。
ただ、答えを書き写して終わるのではなく、解説を確認した後にもう一度自分で取り組んでみましょう。
わからなかった問題の進め方
- どこまでわかったか確認する
- 答えや解説を見る
- 考え方を確認する
- 答えを閉じる
- もう一度自分で解く
それでもわからない場合は、無理に長時間取り組まず、質問したい問題として残しておきましょう。
保護者の方は「もっと勉強」より「一つ選んでみよう」を
宿題が終わると、「せっかく時間があるのだから、もう少し勉強してほしい」と感じることもあると思います。
そのときは、追加の教材をたくさん用意する前に、今までの学習から一つだけ確認する内容を一緒に選んでみましょう。
こんな声かけがおすすめです
「1学期で少し難しかったところはあった?」
「算数と国語、どちらを少し確認してみる?」
「前に間違えた問題を一問だけやってみようか?」
「今日は10分だけにしてみる?」
学習量を増やすことよりも、お子さまが取り組みやすい形を一緒に考えることが大切です。
できるようになったことも振り返りましょう
復習というと、できないところばかり探してしまいがちです。
ただ、「前より計算が速くなった」「漢字を書けるようになった」「文章題で図を描けるようになった」など、できるようになったこともあります。
できたことを確認したうえで、「次はこれを一つやってみよう」と進めると、前向きに2学期を迎えやすくなります。
2学期前は「勉強する習慣」を戻すことも大切です
夏休み中は、学校がある日と比べて起きる時間や勉強する時間が変わっていることがあります。
新学期が近づいたら、算数や国語の短い復習を使って、机に向かう時間も少しずつ学校生活へ近づけていきましょう。
新学期前の取り組み例
- 朝食後に計算を5問
- 午前中に漢字を5個
- 夕方に教科書を10分音読
- 寝る前に翌日の学習を一つ決める
時間を増やすよりも、同じ時間帯に少しずつ取り組めるようにすることを大切にしましょう。
小学生の2学期準備を、一緒に考えていきます
算数・国語の苦手、1学期の復習、2学期に向けた学習習慣づくりについてお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。 城南コベッツ八王子みなみ野教室では、現在の理解度やお子さまの様子を確認しながら、一人ひとりに合った無理のない学習方法を一緒に考えていきます。
学習相談を申し込む教室情報・アクセス
城南コベッツ八王子みなみ野教室
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