夏休みの学習応援シリーズ㉓
2学期の定期テスト対策はいつから?
中学生が夏休み中にしておきたい準備
夏休み後半になると、学校の宿題に加えて、少しずつ2学期のことも気になり始めます。 「定期テスト対策は学校が始まってからで大丈夫?」「夏休みのうちに何かしておいた方がいい?」と考えるご家庭もあるのではないでしょうか。
定期テスト対策というと、テスト範囲が発表されてから一気に勉強するイメージがあるかもしれません。 しかし、夏休みのうちに1学期の苦手や学校ワークの使い方を整理しておくと、新学期が始まってからの学習を進めやすくなります。
今回は、2学期の定期テストへ向けて、中学生が夏休み中にしておきたい準備をご紹介します。
定期テスト対策は「テスト前だけ」の勉強ではありません
定期テスト前になると、学校ワークやプリントをまとめて進める中学生も少なくありません。
ただ、テスト範囲が発表されてから初めて苦手を見つけると、学校の提出物と復習を同時に進めることになり、時間に余裕がなくなりやすくなります。
夏休みは「テスト勉強そのもの」ではなく、準備を整える時期です
1学期の苦手を確認する、学校ワークの使い方を見直す、毎日の学習時間を整えるなど、テスト前に困りにくい状態をつくっておきましょう。
準備① 1学期の定期テストをもう一度見てみましょう
まず確認したいのが、1学期に受けた定期テストです。
点数だけを見るのではなく、どのような問題で失点したのかを振り返ってみましょう。
テストを見返すときのポイント
- 基本問題で間違えていなかったか
- 同じ単元で複数回間違えていないか
- 時間が足りなかった教科はないか
- 漢字・英単語・用語など暗記で失点していないか
- 計算ミスや読み違いが多くなかったか
- 学校ワークではできたのにテストで解けなかった問題はないか
ここで見つかった課題が、2学期に意識したいポイントになります。
点数だけで「苦手教科」を決めないこと
たとえば数学の点数が低かったとしても、すべての単元が苦手とは限りません。
計算はできていて文章題で失点したのか、公式を忘れていたのか、時間が足りなかったのかによって、必要な対策は変わります。
苦手を具体的にしてみましょう
- 「数学が苦手」→「方程式の文章題で式を立てにくい」
- 「英語が苦手」→「単語不足で長文が読みにくい」
- 「国語が苦手」→「記述問題で根拠を探せない」
- 「理科が苦手」→「計算問題で公式を選べない」
- 「社会が苦手」→「用語はわかるが資料問題で迷う」
苦手を小さく分けると、夏休み中に何を確認するかも決めやすくなります。
準備② 学校ワークの1学期部分を確認しましょう
定期テスト対策でよく使う教材の一つが学校ワークです。
2学期の内容へ進む前に、1学期に間違えた問題や迷った問題が残っていないか確認してみましょう。
学校ワークの確認方法
- 1学期に解いたページを見返す
- ×や△の問題を探す
- 答えを隠してもう一度解く
- 解けなければ教科書や解説へ戻る
- もう一度自分で解いて確認する
全ページをやり直す必要はありません。 自分が一度つまずいた問題を中心に見直しましょう。
「ワークを終わらせる」と「解けるようにする」は分けて考える
定期テスト前に学校ワークを提出する必要がある場合、どうしても「まず全部終わらせる」ことが優先になりやすくなります。
そこで夏休み中に、ワークを使った復習の方法を身につけておくと、2学期にも役立ちます。
ワークは「提出物」だけでなく「復習教材」として使いましょう
一度間違えた問題に印をつけておけば、テスト前に最初から全部見直さなくても、自分が確認したい問題をすぐに見つけられます。
準備③ 2学期に使う教科書を少し見ておきましょう
予習をたくさん進める必要はありませんが、2学期にどのような内容を学びそうか、教科書を少し開いてみるのもおすすめです。
見るだけでも確認できること
- 次にどの単元を学ぶか
- 知らない言葉が多そうか
- 1学期の内容とつながっていそうか
- 数学なら、どの計算や公式を使いそうか
- 英語なら、新しい文法や単語がどのくらいあるか
「全部予習しなければ」と考える必要はありません。 2学期の学習を少し見ておくだけでも、1学期のどこを復習しておくとよいかが見えやすくなります。
英語は「単語」と「文法」を夏休み中に整理
英語は、1学期までに学習した単語や文法を使いながら、次の内容へ進んでいきます。
英語で夏休み中に確認したいこと
- 1学期に習った英単語
- 動詞の形や時制
- 疑問文・否定文の作り方
- 学校ワークで間違えた文法問題
- 教科書本文で読みにくかった英文
単語は一度にたくさん覚え直すのではなく、間違えたものや思い出しにくいものを中心に確認しましょう。
数学は「次の単元につながる基礎」を確認
数学は、前の単元で学んだ計算や考え方を次の学習でも使うことがあります。
数学で確認したいこと
- 基本計算を正確にできるか
- 方程式や式の変形で迷わないか
- 途中式を残して解けるか
- 文章題で条件を整理できるか
- 1学期に繰り返し間違えた単元はないか
難しい問題を増やすよりも、基本問題を安定して解けるか確認することを優先しましょう。
国語は漢字・語句と読解を分けて考えましょう
国語の定期テストでは、漢字や語句の知識と、文章を読んで答える問題の両方があります。
国語の準備
- 1学期の漢字で書けないものを確認する
- 授業で扱った語句の意味を確認する
- 読解問題では本文の根拠を探す
- 記述問題で問いに合った答え方を確認する
読解については、答えを覚えるのではなく、「なぜその答えになるか」を確認することが大切です。
理科・社会は短い復習を続ける準備を
理科・社会は、テスト前にまとめて暗記しようとすると、確認する量が多くなりやすい教科です。
夏休み中から長時間勉強する必要はありませんが、少しずつ思い出す習慣をつけておきましょう。
短い復習の例
- 理科:一問一答を10問
- 社会:歴史の流れを一つ確認
- 理科:図やグラフを一つ説明する
- 社会:地図や資料集を10分見る
- 間違えた問題だけ翌日に再確認する
「覚えたつもり」にならないよう、答えを隠して思い出す時間も入れてみましょう。
2学期は授業を受けた日の復習を少しだけ
定期テスト前の負担を減らすためには、学校が始まってからの学習も大切です。
授業で習った日に、長時間勉強する必要はありません。 その日の内容を短く確認するだけでも、あとで思い出しやすくなります。
授業後の短い復習
- 今日習ったページを確認する
- 例題や基本問題を一問解く
- わからないところに印をつける
- 次の授業までに質問できるようにする
この習慣があると、テスト前に「最初から全部わからない」という状態になりにくくなります。
ノートやプリントをため込まない仕組みをつくりましょう
2学期が始まると、授業プリント、小テスト、ワークなどが増えていきます。
テスト前に必要なものが見つからないことがないよう、夏休み中に整理方法を決めておくのもおすすめです。
簡単な整理方法
- 教科ごとにファイルを分ける
- 小テストは教科ごとにまとめる
- 間違えたプリントはすぐ捨てずに残す
- ワークの×・△に印を残す
- 質問したい問題を一か所にまとめる
テスト勉強のスタート日を「範囲発表の日」にしない
テスト範囲が発表されてから、初めて学校ワークを開く状態になると、提出物を終わらせることに時間がかかります。
2学期は、授業が進んだ分だけ学校ワークを少しずつ進めておくことを意識しましょう。
普段の学習が、そのままテスト準備になります
授業で習った範囲までワークを進め、わからない問題に印をつけておく。 それだけでも、テスト前は「終わらせる時間」より「復習する時間」を取りやすくなります。
テスト前に優先したいのは「×と△」
定期テスト前に時間が限られているとき、すべての問題を同じようにやり直す必要はありません。
普段から○・△・×を残しておけば、復習する問題を選びやすくなります。
印の使い方
- ○:自分で迷わず解けた
- △:正解したが迷った、時間がかかった
- ×:間違えた、わからなかった
テスト前は、まず×、次に△を確認します。 ○は最後の確認で使うと効率よく進めやすくなります。
「勉強時間」だけでなく「何をするか」を決めましょう
定期テストに向けて「毎日2時間勉強する」と決めても、何をするかが決まっていないと、机に向かってから迷うことがあります。
内容まで決める例
- 英語:単語20個+文法問題5問
- 数学:学校ワークを3ページ
- 国語:漢字10個+読解1題
- 理科:授業で習った単元を10分確認
- 社会:今日習った用語を答えを隠して確認
時間だけでなく、終わりがわかる目標にすると取り組みやすくなります。
中学1年生は「テスト勉強のやり方」をつくる時期
中学1年生は、まだ定期テストの学習方法に慣れていないことがあります。
2学期は、「ワークはいつ進めるか」「暗記はどう確認するか」「間違い直しをいつするか」を少しずつ自分なりに決めてみましょう。
中学1年生が意識したいこと
- 提出物を早めに確認する
- 授業の進度に合わせてワークを進める
- 英単語や漢字をため込まない
- わからない問題を質問する
中学2年生は「苦手の積み残し」に注意しましょう
中学2年生になると、1年生より学習内容が増え、英語や数学でも前に習った内容を使う場面が多くなります。
中学2年生が確認したいこと
- 1学期の英語・数学に苦手が残っていないか
- 学校ワークの×がそのままになっていないか
- 日ごろの学習時間が少なくなっていないか
- 部活動と勉強の時間をどう分けるか
受験学年になる前に、自分に合った定期テスト対策の形をつくっておくことが大切です。
中学3年生は定期テストと受験勉強を分けすぎないこと
中学3年生は、受験勉強を進めながら定期テストにも取り組む時期です。
「定期テスト対策」と「受験勉強」をまったく別のものにするのではなく、学校で学んでいる内容も大切にしていきましょう。
学校の学習も受験へつながります
定期テストに向けて基礎を確認すること、間違えた問題を解き直すことは、受験勉強の土台にもなります。 今の学習と受験勉強をうまくつないでいきましょう。
「前回より何点上げる?」だけで目標を決めなくても大丈夫です
定期テストの目標というと、点数を決めることが多いと思います。
点数目標に加えて、勉強の行動について目標を決める方法もあります。
行動の目標例
- 学校ワークをテスト直前まで残さない
- ×問題を一度は解き直す
- 英単語を毎日少しずつ確認する
- わからない問題を早めに質問する
- テスト前日に初めて見る範囲をなくす
こうした行動を一つずつ整えることが、結果につながる土台になります。
保護者の方は「テスト勉強しなさい」より準備を一緒に確認
新学期が始まると、ご家庭でも定期テストが気になってくると思います。
ただ、まだテスト範囲が決まっていない段階では、「テスト勉強しなさい」と言われても、お子さま自身が何をすればよいかわからないことがあります。
こんな声かけがおすすめです
「1学期で難しかった教科はあった?」
「ワークでまだ気になる問題はある?」
「2学期はワークをいつ進めるとよさそう?」
「質問しておきたいところは残っている?」
まずは現在の学習状況を一緒に整理し、本人が次にすることを決められるようにしていきましょう。
夏休み中にしておきたいことは「たくさん先取りすること」ではありません
2学期の定期テストを意識すると、夏休み中にどんどん先取りした方がよいのでは、と考えることもあります。
もちろん、余裕がある場合に予習をすることも一つの方法です。 ただ、まず大切にしたいのは、1学期の苦手をそのままにしないことと、新学期から学習を続けやすい状態にすることです。
以前間違えた問題を一問解く、英単語を10分確認する、学校ワークを整理する。 小さな準備でも、2学期のテスト対策につながっていきます。
2学期の定期テスト対策は「普段の学習」から始まります
定期テスト対策を始める日を、一つの日付で決める必要はありません。
夏休み中に苦手を整理し、新学期が始まったら授業に合わせてワークを進め、わからないところを早めに確認する。
その積み重ねが、テスト前の学習を進めやすくしてくれます。
2学期の定期テスト対策を、一緒に準備していきます
1学期の苦手単元、学校ワークの進め方、2学期の定期テスト対策についてお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。 城南コベッツ八王子みなみ野教室では、学校の進度や現在の理解度を確認しながら、一人ひとりに合った学習方法を一緒に考えていきます。
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