城南コベッツ東船橋教室

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東船橋教室のメッセージ

制度(入試制度)は必ず揺り戻しがある。そしてその未来とは!

2026.03.24

「愚者は経験に学び、 賢者は歴史に学ぶ」 (1).png

おはようございます。

学校は春休みに突入しますね。20日(金)から春休みと思いきや、やっと今日からというところが多いみたいです。
さて今日のテーマは、

『制度(入試制度)は必ず揺り戻しがある。そしてその未来とは!』

と題して、意外や意外、歴史は繰り返すっていうことについて述べます。


変わり続ける入試制度の宿命

日本の教育界において、唯一変わらないものがあるとすれば、
それは制度が変わり続けるということそのものです。



受験生や保護者、そして教育現場の人間は、常に最新の情報を追いかけ、その荒波に飲み込まれないよう必死に舵を取っています。

しかし、一歩引いてその歴史の大きなうねりを眺めてみると、そこにはある種の循環構造が見えてきます。


現在の大学入試のトレンドは、間違いなく総合型選抜や学校推薦型選抜へのシフトです。

かつてのAO入試が進化したこれらの制度は、学力試験一辺倒だった過去への反省から生まれました。

知識の量だけでなく、受験生の意欲、適性、そして主体的な活動を多角的に評価しようとする試みです。

しかし、


振り子が極端に振れれば、必ず反対側へと戻ろうとする力が働きます。

歴史が証明しているように、

入試制度もまた、いずれ一般入試主体の時代へと回帰する可能性を大いに秘めています。


ここで、ちょっと記憶に新しい「ゆとり教育」という言葉をここで登場させてみましょう。

これにはすさまじい賛否があり、もはや当時のこの制度をつくった方々は、それが話題になるたびに、集中砲火を浴びるため、少々息苦しくなると思います。



ゆとり教育の反省と揺り戻しの法則

そう、この揺り戻しの法則を理解するために、最も分かりやすい例がゆとり教育の変遷です。

かつて、日本の教育は詰め込み型と揶揄され、受験戦争の過熱が社会問題となりました。

その反動として登場したのが、学習内容を削減し、自ら考える力を養うことを目的としたゆとり教育でした。


しかし、

その結果として学力低下が懸念されるようになると、世論は一気に逆転しました。


ゆとり教育への大反省を経て、学習指導要領は再び内容を充実させる方向へと舵を切りました。

うぇえええ?そうだったの?
って思いますよね。
ですが、これ本当のところです。



そして、さらに言えば、現在の教育課程は、単に知識の詰め込みに戻ったわけではありません。



むしろ、かつての詰め込み以上の知識量をこなしつつ、さらにそれを活用する応用力や思考力も同時に求めるという、非常にハードな体制になっています。

ちゃっかり応用もやらなくてはいけないというスタンスは、現場にさらなる負荷を強めていますが、これこそが揺り戻しの後に訪れる進化の形でもあります。


総合型選抜の成熟と新たな歪み

入試制度においても、これと同じことが起きようとしています。
現在、多くの大学が定員の半数近く、あるいはそれ以上を推薦や総合型で確保するようになりました。

これによって高校生活のあり方は激変しました。


ボランティア活動、探究学習、課外活動の実績を積むことが、合格への切符となっています。

しかし、


この制度が一般化すればするほど、新たな歪みが表面化してきます。


第一に、評価の客観性と公平性に対する疑問です。

総合型選抜は評価基準が不透明になりやすく、家庭の経済力や地域格差が活動実績に直結しやすいという側面を持っています。

第二に、大学入学後の学力不足の問題です。特定の分野には強いが、基礎的な学問的素養が欠落している学生が増えれば、大学側は再び共通テストや個別試験のような数値化された学力を重視せざるを得なくなるでしょう。


螺旋階段を上るような教育の進化

制度がまわりまわると、もとに戻るという現象は、社会が安定と変革の間でバランスを取ろうとする本能的な動きです。

総合型選抜が成熟しきった先で、人々は再びこう言い出すはずです。

結局、一番公平なのは一発勝負の筆記試験ではないか、と。

そして、

かつての一般入試が復活を遂げる日が来ます。


ただし、それは単なる昔への退行ではありません。



ゆとり教育を経て知識と応用のハイブリッド体制になったように、次世代の一般入試は、かつての暗記型試験とは異なる姿をしているはずです。



基礎的な知識を徹底的に詰め込んだ上で、それを論理的に構成し、記述させるような、より高度な選抜試験へと進化して戻ってくるのです。


本質的な知を蓄えた者が勝つ時代

教育制度の変遷は、あたかも螺旋階段を上るようなものです。同じ場所をぐるぐると回っているように見えて、実は少しずつ高い位置へと移動しています。

今の総合型全盛期は、あくまで一つの通過点に過ぎません。

受験生に求められる資質が多様化すればするほど、最終的には揺るぎない基礎学力を問う一般入試の価値が再認識されることになります。


私たちは、制度が変わるたびに一喜一憂し、その場しのぎの対策に追われがちです。

しかし、真に知的な強さを身につけるためには、制度の表面的な変化に惑わされてはいけません。

たとえ推薦主体の時代であっても、その根底にあるべきは確固たる学問への姿勢です。


入試制度はこれからも絶え間なく変わり続け、完全確定の日は永遠に来ないでしょう。

しかし、制度が一周して一般入試主体の時代が再び幕を開けるとき、勝利を手にするのは、どの時代においても変わらぬ本質的な知を蓄えてきた者たちです。


振り子が再びこちら側へ戻ってくる足音は、すでにかすかに聞こえ始めているのかもしれません。

この予測が現実となるまで、そう長くはかからないはずです。歴史は繰り返します。しかし、それは常に新しい衣をまとって現れるのです。

ここで、これを言うのは、多分4回目。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」




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