東船橋教室のメッセージ
「定期テストで点を取ろう」の本当の理由 進路の選択肢を広げる「内申点」と「評定平均」のリアル
2026.05.29
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高校生の皆さんは、今年度1回目の定期テストが終わった頃合いでしょうか。
中学生の皆さんは、定期テスト本番まであと1、2週間程度と迫ってきている時期ですね。
テスト期間に入ると、誰もがこう耳にするはずです。
「定期テストで、しっかりと点数を取ろう」
もちろん、点数を取らなければ成績が下がる。
そんなことは言われなくても分かっている、と感じる人も多いでしょう。
しかし、「定期テストの点数が、将来の入試の合否に直接影響する」と
具体的にイメージできている人はどれくらいいるでしょうか。
実は、学校の成績をどう維持するかで、数年後のあなたの運命が大きく変わるのです。
今回は、中学生の高校入試、高校生の大学入試、それぞれの視点から
「なぜ定期テストを甘く見てはいけないのか」について詳しくお話しします。
◇高校入試における「内申点」のリアル
まずは中学生の皆さん。
定期テストの結果からつけられる通知表の成績、
つまり「内申点」は、高校入試において極めて重要な武器になります。
例えば、千葉県の私立高校入試には「併願推薦」という制度があります。
これは公立高校を第一志望とする生徒が、「もし公立が不合格だった場合、必ず入学する」という
約束のもと、私立高校を受験する仕組みです。
この併願推薦では、中学校の「一定の内申点」を出願の基準とし、
当日の試験や面接を踏まえて合否が判断されます。
ここで重要なのが、この「一定の内申点」の基準は高校によって明確に異なり、
上位校になればなるほど、要求される内申点の基準も上がっていくということです。
つまり、
「内申点を高く維持できている
=受験できる私立高校の選択肢が増える(より上位の高校を確保できる)」
という図式が成り立ちます。
安心できる併願校を持っておくことは、本命の公立入試に向かうメンタルにも大きな影響を与えます。
「じゃあ、公立入試なら当日のテスト一発勝負でしょ?」
と思うかもしれませんが、それは大きな間違いです。
公立高校の入試でも、内申点は合否を分ける超重要項目です。
受験時に中学校から高校へ提出される「調査書」には、あなたの成績がしっかりと記載されます。
千葉県をはじめとする多くの都道府県で、中学1年生から3年生までの成績が点数化されて合否判定に
使われます。
入試本番で全く同じ点数を取ったライバルがいた場合、
内申点の「たった1点」の差で合否がひっくり返ることだってあるのです。
「中3になってから頑張ればいいや」では遅いということが、これでお分かりいただけると思います。
◇大学入試の主流になりつつある「評定平均」
では、高校生はどうでしょうか。
大学入試において、高校での成績は「評定平均」と呼ばれます。
これは高校1年生の1学期から、高校3年生の1学期(または前期)までの全科目の成績(5段階)を
平均した数値です。
この評定平均が、主に「学校推薦型選抜(旧:指定校推薦・公募制推薦)」や
「総合型選抜(旧:AO入試)」の出願基準として使われます。
「自分は一般選抜で受けるつもりだから、学校の成績は関係ないし、
定期テストは赤点さえ回避すればいいや」
そう思ってしまった人、いませんか?
確かに、一般選抜において学校の成績が合否に直接影響することは基本的にはありません。
しかし、その考え方は今の大学入試のトレンドから見ると、
非常に「もったいない」と言わざるを得ません。
なぜなら、近年、大学入試の形は大きく変わっているからです。
文部科学省のデータなどを見ると、
現在、大学入学者のうち半数以上が「学校推薦型選抜」や「総合型選抜」を利用して入学しています。
特に私立大学においてはその傾向が顕著で、
実に全体の約60%(およそ6割)の学生が推薦・総合型選抜で入学しており、
もはや「一般選抜で入学する学生の方が少数派(約40%)」という状況になっているのです。
推薦型選抜で難関大学や人気大学の枠を勝ち取るためには、高い評定平均(例えば4.0や4.3以上など)
が求められます。
高校1年生の最初の定期テストからコツコツと積み上げてきた高い評定平均は、
一般選抜という厳しい戦いを経ずとも、年内に行われる入試で希望の大学の合格を勝ち取るための
最強のパスポートになるのです。
◇定期テストを頑張ることは、自分の未来の「選択肢」を守ること
「内申点」も「評定平均」も、どちらも日々の授業態度や提出物、そして何よりも
「定期テストでの結果」に大きく依存してつけられる点数です。
定期テストの点数が低いまま放置するということは、その影響をもろに受け、自らの手で
未来の進路選択の幅を狭めているのと同じことです。
「あの時、あと1点でも内申点が高ければ、この高校を受験できたのに」
「高1・高2でもう少し定期テストを頑張って評定を稼いでおけば、あの大学の推薦が取れたのに」
受験生になってから過去の自分を後悔しても、過去の成績を変えることは絶対にできません。
学校での成績を甘く見ていると、いざ「ここに行きたい!」という目標ができた時に、
スタートラインにすら立たせてもらえない危険性があるのです。
だからこそ、あえてもう一度言います。
「定期テストで、しっかりと点数を取ろう」
今、目の前に迫っている定期テスト。
あるいは、次に向かうべき定期テスト。
「ただの学校の行事」としてこなすのではなく、「自分の未来を切り拓くための第一歩」として、
本気で向き合ってみましょう。






