2026年度(令和8年度)の茨城県立高校入試を総括しますと、一言でいえば、「少子化
の進行による定員割れ拡大と、一部人気校への集中がさらに鮮明になった年」でした。
◇全体傾向◇
全日制課程の募集定員16,647人に対し、志願者は15,315人で、志願倍率は0.91倍でした。県全体では、定員を下回る状況が続いています。
これは近年続く、
・少子化による中学卒業者数の減少
・私立高校授業料無償化の影響
・通学利便性を重視した学校選択
などが背景にあると考えられます。
◇二極化がさらに進行◇
2026年度入試では、学校間格差がより大きくなりました。
◎高倍率校
県内上位進学校や専門性の高い学科では高倍率を維持しました。
例えば、茨城県教育委員会が公表したデータでは、一部の進学校普通科や商業系
専門学科で1.3倍以上の倍率が見られました。
◎定員割れ校
一方で、
・県北地区
・中山間地域
・工業系の一部学科
では0.5倍以下の高校も見られました。
例として、
・日立第二高校普通科 0.38倍
・磯原郷英高校普通科 0.34倍
・太田西山高校普通科 0.29倍
など、深刻な定員割れが発生しています。
◇特色選抜の定着◇
特色選抜は完全に定着した印象があります。
学力だけでなく、
・部活動実績
・生徒会活動
・探究活動
・面接、作文
などを重視する受験生が増えました。
◇学力検査について◇
2026年度の問題は全体として、
・極端な難化はなし
・基礎~標準問題中心
・思考力、記述力重視
という近年の流れを踏襲しました。
特に数学・英語では、
・条件整理
・資料読解
・複数情報の統合
を求める問題が定着し、
「暗記型学習だけでは対応しにくい入試」が続いています。
2026年度の茨城県中学入試を総括すると、「中学入試は確実に定着しつつありますが、
受験者は一部人気校へ集中し、学校間格差がさらに広がった年」であったと言えます。首都圏全体をみましても、中学受験率が過去最高基準となり、その流れが茨城県にも及んでいます。
◇全体傾向◇
かつて茨城県は、
・中学入試は私立中で、一部層のみ
・高校受験重視
という地域でした。
しかし近年は、
・大学入試改革
・高校授業料無償化による「先取り教育」志向
・共働き家庭の増加
・公立中の学区に左右されたくない家庭の増加
などを背景に、中学受験を選択する家庭が徐々に増えています。城南コベッツ勝田教
室のあるひたちなか市も同様の傾向があります。
◇公立中高一貫校人気は継続◇
水戸・ひたちなか地区では
・茨城県立水戸第一高等学校附属中学校
・茨城県立日立第一高等学校附属中学校
・茨城県立勝田中等教育学校
などの公立中高一貫校人気が続いています。
背景としては、
・学費負担が小さい
・高校受験がない
・探求学習が充実
・大学受験実績向上
などがあります。
特に、水戸第一附属中学校の人気が安定しています。
◇入試問題の変化◇
2026年度も全国的な流れと同様です。
単なる知識暗記ではなく、
・資料理解
・思考力
・記述力
・情報整理能力
を問う問題が中心でした。
特に適性検査では、
・グラフ分析
・複数資料比較
・自分の考えを書く問題
が重視されています。
そのため、
「計算だけできる」
「漢字だけできる」
では対応が難しくなっています。
◇水戸・ひたちなか地区◇
実際には、
上位層
・水戸第一高等学校附属中学校
・日立第一高等学校附属中学校
を目指す層
中堅層
・勝田中等教育学校
・水戸英宏中学校
・茨城キリスト教学園中学校
公立進学層
・水戸第一高等学校
・緑岡高等学校
・水戸第二高等学校
・水戸桜ノ牧高等学校
などの高校受験を見据える層
という形で分かれてきています。
特にこの地域では、「高校受験で水戸第一高校を目指すか、中学受験を突破し6年間
育成を受けるか」という選択が保護者、受験生にとって大きなテーマになってきてい
ると感じます。
◇勝田中等教育学校◇
県央・県北エリアでは、勝田中等教育学校の注目度が上がってきています。
率直に言いますと、
「水戸第一附属中学校と並ぶ超難関校ではありませんが、これから伸びる可能性が非
常に高い中高一貫校」という評価もできると思います。
勝田中等の最大の強み
①6年間一貫教育
勝田中等は高校附属型ではなく、
完全6年一貫の中等教育学校です。
高校からの途中入学はありません。
そのため、
・高校受験がない
・中3で受験勉強に追われない
・高1内容へ早期移行できる
という強みがあります。
これは公立中→高校受験コースとの差になります。
②探究・グローバル教育がかなり強い
勝田中等教育学校の特色は、単なる進学校ではなく、
「グローカルリーダー育成」を前面に出している所にあります。
特に近年は、
・WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)拠点校
・DXハイスクール
に採択されており、県内でも先進的な教育に力を入れています。
そのため、
・英語
・ICT
・プレゼンテーション
・探究活動
を重視したい家庭にはかなり魅力的であると思います。
➂水戸第一附属中学校との差
よく比較されるのが、水戸第一附属中学校です。
イメージとしては、
水戸第一附属中学校→学力最上位層
勝田中等教育学校 →探究・グローバル重視
という印象です。
現状では大学進学実績は、まだまだ水戸第一附属中学校の方が上ですが、
勝田中等は2021年開校のため、まだ完成年度を迎えていません。
(来年、初の卒業生が出ます)
そのため、本当の評価はこれからです。
④ひたちなか地区では非常に有力
実際に、ひたちなか市、那珂市、東海村周辺では、
近年かなり人気があります。
理由は、
・水戸まで通わなくてよい
・公立で学費負担が少ない
・高校受験回避
・中高一貫教育
です。
特に、
・緑岡高校志望層
・水戸二高志望層
の一部が中学段階で勝田中等を選ぶケースが増えています。
私は勝田中等の魅力は、
「学力上位層だけの学校ではない」ところだと思います。
水戸第一附属中学校はかなり学力選抜色が強いですが
勝田中等は
・考える力
・表現力
・協調性
も重視しています。
適性検査型入試との相性も良い学校です。
向いている生徒
特におすすめなのは、
・本を読むのが好き
・理科や社会が好き
・発表が苦にならない
・英語に興味がある
・高校受験を避けたい
・将来的に国公立大学を目指したい
というタイプです。
逆に、
・受験テクニック型
・詰め込み型学習だけが得意
というタイプは、水戸第一附属中学校や私立受験型の方が向く場合があります。
◇総評◇
勝田中等教育学校は、
「公立中高一貫校のなかで、今後最も伸びる可能性を持つ学校の一つ」
であると思います。
特に2026年度以降は、
・WWL
・DX教育
・探求活動
・英語教育
を武器に特色を強めており、従来の「進学校」という枠を超えた
学校づくりを進めています。
ひたちなか地区で中学受験を考えるなら、
「水戸一附属中が最難関、勝田中等が最有力対抗」
という位置づけで考えて良いと思います。
◇合格ライン(2026年=令和8年)◇
合格者最低点 不合格者最高点
日立第一附属中 138 148
勝田中等教育学 87 80
水戸第一附属中 154 171
太田第一附属中 87 74
鉾田第一附属中 105 101
鹿島高校附属中 99 88
土浦第一附属中 147 152
竜ケ崎一附属中 145 154
並木中等教育学 140 162
古河中等教育学 95 119
下館第一附属中 103 126
下妻第一附属中 124 162
水海道一附属中 122 140
2026年度の茨城県立中学校、中等教育学校の入試の合格発表が1月22日
(木)に行われました。城南コベッツ勝田教室からは7名の合格者が出まし
た。皆さん、平素の適性検査対策、面接練習とよく頑張りました。本当に
おめでとうございます!まずは一休みして、勝田中等教育学校において充
実した素晴らしい6年間を過ごしてもらいたいと願います!コベッツとし
ても応援していますので、頑張ってください!
【2026年度中学入試合格者】イニシャル表記
2026年度茨城県立高校入試 英語の傾向と対策
2026年度茨城県立高校入試英語は、長文読解の文章量増加と単語・熟語の難化傾向が続いています。また、文法への理解や国語的読解力を問う問題が多くなってきています。また、リスニングと筆記が完全に分離という形で実施されるため、素早い問題の処理と時間配分が鍵となってきています。対策としては、英検準2級レベルの語彙力強化、速読力の養成、日本語資料からの英語表現(整序英作)、英語資料の読解練習、そして過去問演習による時間管理が大切になっています。
出題形式と難易度
〇形式:リスニング(15分)と筆記(35分)で構成されています。大問ごとに
まとまった文章での出題が中心となります。
〇難易度:単語、熟語のレベルが上がっています。覚えるべき単語数も
2003年では859語でしたが、2025年は1647語と約2倍となり、
難化傾向にあります。
※平均点の推移 2024年 50.1点 → 2025年 42.7点
※3人に1人は得点が30点以下
※3人に2人は得点が50点以下
※しっかりと学べていればライバルに差をつけられる
※基本を学べていれば良い
〇長文読解:文章量が多く、内容把握が難しい問題(内容一致、英問英
答、要約など)が出題されています。
〇時間配分:文章量と設問の多さから、素早い読解と的確な時間配分が
必要となっています。
対策のポイント
〇語彙力、表現力の強化 英検準2級レベルの単語帳や問題集を活用
し、語彙力と熟語力をつけましょう。
〇長文読解のスピードアップ 過去問を解き、本文を読みながら「どこ
で何の話をしているか」を意識し、素早く内容を掴む練習をしましょ
う。ここでは、何度も本文に戻らずに解き進める訓練が必要となって
きます。
〇リスニング対策 一文ずつではなく、まとまった英文を聞き取る練習
が大切。音声の速さに慣れ、内容を記憶する練習をしましょう。
〇形式への慣れ 設問(内容一致、英問英答、空所補充、要約など)のパ
ターンを把握し、過去問で対策する。特に英問英答は本文の理解度が
問われるため。
〇時間管理 過去問演習で時間を計り、リスニングと筆記、大問ごとの
時間配分を体にしみこませましょう。
まとめ
〇英語は常に全範囲を試される教科です。茨城統一テストなどの模試や入試過去問の反復練習をして、「解くスピード」や「読解力の強化」に努めましょう。
皆様の入試でのご検討を期待しております。
城南コベッツ勝田教室
新年のご挨拶
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
昨年中は、格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
城南コベッツ勝田教室では、本年も一層のサービス向上に努め、
全生徒様や保護者の皆さまに満足のいくサービスが提供できるよう、
日々の業務に当たっていく所存であります。
これからも、変わらぬご愛顧を持って、
ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。
城南コベッツ勝田教室とは、
「将来の夢を持つこと。そして、その夢を実現するために成功体験を
積み重ねること。」
「かならず誰にも、成功する方法がある。そして、その方法は一人ひ
とり違う。」
・・を教育理念に、
「生徒一人ひとり」に向き合った指導を実践しています。
ひたちなか市高場にある14年目の個別指導の学習塾です。
受験対応の5教科の勉強と、
これからの未来に必要な「生きる力」を個性にあわせて
育てていければと考えております。
気になる方は、是非、お問い合わせください!
城南コベッツ勝田教室では、
無料体験授業も受け付けております!
お問い合わせは、体験フォーム、またはお電話にてお願いいたします!
TEL 029(354)2544
アクセス ひたちなか市高場2247-4 ひかりビル1階