全国の公立中高一貫校の入試問題(特に作文)を毎年分析しています。最近話題になった昆虫食については、2020年にすでに長野県で出題されています。食べる?食べない?という議論ではなく、考えることが大事だというメッセージです。
長野県の問題 字数:160~200字
テーマ 将来、昆虫は主要な食料になるかもしれないという考え方について、あなたの考えを書きなさい。
(メモ)・2050年に世界の人口は97億人になると推測されます。
・2050年には2013年の2倍の食料が必要です。
・動物性たんぱく質の不足が予想されます。
・食べられる昆虫は1900種以上といわれます。
・欧州連合が新規食品に規定しました。
・養豚農家からコオロギ農家に転換するものも現れました(フィンランド)
・アレルギーの可能性もあります。
・毒がある昆虫もいます。
・自然環境への影響も予想されます。
ホワイトボードを使って、分かるまでとことん教えるので、苦手教科も克服できます。一方的に説明する集団塾や自立学習塾とは違い、ホワイトボードを使って分かるまで何回も教えます。「まわりの人が気になり質問できない」などということはありません。分からない問題が飛躍的に分かることで、やる気を引き出しています。
問題 177×416+178×283+179×301=
<ヒント>そのまま計算すると、計算ミスが多発しますので、177,178,179と数字が連続するところに注目します。さらに、
416+283+301=1000というのも利用します。
<解答>177×416+177×283+179×301
=177×(416+283+301)+(283+602)
=177000+885
=177885
※どんな仕掛けなのかと楽しみながら計算すると面白いと思います!
猪苗代湖のそばに、野口英世の生家があります。その生家の石碑には、こう書いてあります。
「忍耐は苦し、されどその果実は甘し」
「忍耐という気を育てるのは、長い期間を要し、その苦労は並大抵ではない。だが、いつ実るか分からないが、必ず実るその味は格別に甘い」と英世は言っています。忍という字は、刃の下に心と書きます。たとえ、刃で脅されても、じっと耐えよという漢字の成り立ちなのです。
データの読み取りが、なぜ入試問題で問われるのか?その答えは、ナイチンゲールが持っています。
ナイチンゲールは不眠不休ともいえる熱心さで、患者たちの看護にあたりました。傷を負った無数の患者たちに包帯を巻くため、
8時間もひざまついていたと言われています。そして、最初の冬だけで2000人もの臨終に付き添い、重体の患者ほど彼女自身が
看護にあたりました。あたりが真っ暗になった深夜、ランプを掲げて院内をひとり巡回する彼女の姿は「ランプの貴婦人」とし
て後世にまで語り継がれることになりました。
しかし、ナイチンゲールは看護よりもずっと大切な「仕事」に着手していました。のちに彼女は、「看護の仕事は、私たちが
果たさねばならない仕事の中で、もっとも重要度の低いものだった」と振り返っています。戦場の兵士たちは、戦闘によって亡
くなるのではなく、劣悪な環境での感染症によって亡くなっていくというのが、ナイチンゲールの結論。それを政府や陸軍に対
して認めさせるために使った武器が、数学であり、統計学でした。最初にナイチンゲールは、クリミア戦争における戦死者たち
の死因を「感染症」と「負傷」、それから「その他」の3つに分類し、それぞれの数を月別に集計していきました。(1855年の
1月の場合、感染症による死者が2764人、負傷による死者が81人、その他が324人)ということで、どんな権力者であろうとも
反論できない、客観的な「事実」を突き付けました。