赤羽南教室のメッセージ
【りんご塾赤羽南】成長することを信じて待つ「分配法則」の意味が分かっていなくてもいい...!
2026.02.05
皆さんこんにちは!
りんご塾赤羽南教室です!
本日は天羽が書かせていただきます。
教室でも、新しい学年を意識した話題がちらほら出る時期になってきましたね。
ところで昨日、
ふたりの保護者の方が長谷先生に
相談をしていました。
「家で勉強しているとき、いつも約分を忘れるんですよ。」
「分配法則の意味を分からないまま解いているようで。
このままでは意味がないように思っています。」
と、このような内容でした。
私も授業をしていると、
「この子は理解して解いているな」と感じることと、
「まだ分からない部分もありつつ、解いているんだろうな」
と感じることがあります。
そして私はこれまで、
「勉強は、すべて理解してから解くべき」
そう考えていました。
習ったことは、いま必要だから習っている
とばかり考えていました。
でも、長谷先生の答えは、
「そこは、どーでもいいと思ってるよ、今はね」
でした。
例えば、
子供たちが計算の問題を解いているときに、
「ここ違うよね?」
「本当に分かって解いてる?」
これを毎回言われたら、子どもはどう思うのでしょうか。
「見られていたら、また何か言われるかも」
「間違えてるって言われたら、嫌だな」
という気持ちが先に立ってしまう。
自分が子どもだったら...と考えると、
確かに嫌だなと素直に思ってしまいました。
私も授業中の声掛けを、改めて気をつけよう!と
反省する機会になりました。
そこで分配法則を習ったときの自分を思い出してみました。
「こうやって解くって教わったから、今はこうやって解くか~」
正直、このくらいの感覚だったと思います。
この時、分配法則の本当の便利さを理解していたかと言われたら、
全くしていませんでした。
この話をすると、長谷先生は言いました。
習った瞬間に、分配法則の便利さを理解している子なんて、いない。
分配法則をつかう意味って、
分配法則が必要なくらい複雑な計算に出会って、
「やみくもに計算しても答えが合わない!!!」
となって、初めて気づくものじゃない?
そのとき威力に気づけるために、
一度頭に入れておくことが必要なんだよ!!
特に、先取りをしている生徒は
発達の途中段階だからできない場合もあると言っていました。
どういうことかというと、
身体の発達が十分でない時には、まだ鉛筆の扱いがうまくできません。
筆圧が足らなかったりすると、
「6」と「0」が似てしまう子もいます。
その結果、計算を間違えてしまうことはよくありますよね。
でもそれは、頭の問題ではなく、
まだ体の動かし方が育ちきっていないだけ
ということを、長谷先生は言いたいようです。
注意されて直せるようになるのは、
心も体も、ある程度発達してからだと思います。
「分かって、直せる」段階まで、
心も身体も成長したときに、
注意や指摘ははじめて意味を持つ。
この視点は、私にとって大きな気づきでした。
「意味が分からないまま覚えている」でも...いい!
「九九の 2×3 と 3×2 の違いが分かってないんです」
「分配法則を、意味はよく分からないまま使っているのはいいのでしょうか」
こういったご相談、実は私自身もこれまでに受けてきました。
そして正直に言うと、以前の私は、
「それはちゃんと分かるようにしてあげないといけない」
そう思っていました。
でも、今回の長谷先生のお話を聞いて、
心の底から 「今は、それでもいいんだ」と思えました。
長谷先生が言うには、
算数という教科は、
そのとき理解できなくても
先に進んで、本当に必要になったときに、
急に分かる瞬間がくる教科なんだそうです。
自分もそういう経験をしたはずなのに、
子どもには大人の常識をぶつけていたようで
とても反省します。
長谷先生は、教室の小学4年生に「分配法則」を教えたときのことを
たとえ話として教えてくれました。
図形の面積を求める計算が、とても複雑になっていたとき、
「じゃあ先生もこのやり方で解いてみるね」
生徒と同じ方法で計算をして見せました。
時間をかけて解いて、そして、わざと間違えます。
すると子どもたちは、びっくりするくらい嬉しそうに笑います(笑)
イェーイ!先生も間違えた!
そこで、
「俺が計算するなら、普段こうは解かないんだよ」
と、分配法則を使った解き方を見せます。
この瞬間、子どもたちの表情がパッと変わるんです。
え!超簡単じゃん!
だから、
「こう解きなさい」
「このやり方じゃないとダメ」
習ったその時に、そこまで強制して言う必要はないんですね。
「こうすると楽だよ」といったん伝えてみて、
その後、活用するかは子供に任せる。
私たちにとっては便利な計算方法も
子どもにとっては必要のない、難しい方法であるかもしれない。
"体験からくる理解"は、
いくら丁寧に説明されるよりも、
ずっと強く、ずっと深く、その子の中に残るんだそうです。
今分かっていないことや、今できていないことに
一度触れて、
いったん寝かせて、
また必要な場面で出会う。
そのとき、学びはちゃんと、その子のものになります。
短期的な点数では見えないけれど、
確実に、力は育っている。
この話を聞いて、
「教えなきゃ」という気持ちが、
「信じて待とう」という気持ちに変わりました。
赤羽南教室で、日々子どもたちを見ていると、
本当にこの"後から分かる瞬間"に、何度も立ち会います。
だからこそ、保護者の皆さまにも、
少し安心していただけたら嬉しいなと思い、書かせていただきました。
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