城南コベッツ馬込沢駅前教室

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馬込沢駅前教室のメッセージ

【重要】変わりゆく千葉県公立高校入試 入試傾向 令和6年度(数学)

2023.10.10

学習風景(中高生・引き) (2).jpg


~変わりゆく千葉県公立高校入試 入試傾向 令和6年度(数学)~

千葉県公立高校入試の数学の問題は、私たちも、ほぼ毎年のように驚かされます。ここ2年の際立った傾向変化や、難易度いずれも「千葉県公立高校入試の肝」は数学においての対策がしっかりと出来ているか、完成しているかにかかっていると言っても過言ではないです。

非常に確率高く、平均点が50点を下回るため、特に利用問題の難易度は高めと言えるでしょう。


前期後期入試のときには、大問1をパーフェクトにすれば30点は確保できるという安心感もあって、数学が苦手なお子さんでも大問1対策をしっかりやろうという風潮が全体としてありました。

ところが、一昨年、去年と傾向変化があり、
大問1に、計算問題と作図を含んだ小問集合問題が構成され、ドーンとまとめられました。この大問1の段階から、中3内容の出題もあり、図形とか、関数、データ活用なども登場します。



大問1の問題数は、小問として14題もあり、この内容だけでも過半数の51点分あります。
計算問題でのミスは非常に痛いので、しっかりと確実に点数化できるように、日ごろの計算練習もこなしていくようにしましょう。


たまに作図で、「これは無理」と言えるぐらいの難問が登場するのも千葉県公立高校数学の問題の特徴(伝統?)でもありました。
しかし近年は、少々標準的問題と言えるぐらいのレベルまで落とされていると思いますので、基本の作図(角の二等分線、垂直二等分線などの中1で習う内容の作図)をしっかりと復習しつつ、円の性質についても見直しておくといいです。



さて問題は、大問2以降です。

大方毎年、正答率が低くなるのが、ここ以降です。中位から上位校を狙う生徒さんにおいては、この内容の正答の是非が数学の点数の道分かれとなりますので、利用問題、応用問題の練習は必須であると言えます。

関数が15点分
図形が16点分
最後に総合的な問題が出ていますが、これが18点分です。

関数も図形も最後の問題もだいたい毎年正答率は低いです。各大問のラストの問題は、たいてい難しいと思っていいです。


関数が苦手・・・図形の証明が苦手・・・総合問題・・・よくわからない(自信がない)という人は、

それぞれの大問の(1)への着手は是非やってみましょう。

問題の印象から圧倒されがちですが、(1)番は、難易度的にそう高くありませんし、基礎習得でも十分に点数化できます。


総合問題は、「会話文形式」の問題です。去年はじゃんけんについてでしたね。
私は個人的に、この「会話文形式」が今年度も出題されると思っています。


実際、ルールの説明とか、そのあとの会話文(先生と生徒2人の会話)を読むだけでも時間がかかりそうで、

見慣れていないと、最初からあきらめてしまうぐらいの内容です。

こういう会話文とか表からの読み取りは、正確に情報を読み取っていくことが肝要です。会話文に沿って順に問題を解いていくのですが、
一個でもつまづくと(ひっかかると)最後までいけなくなってしまいます。


数学では、大別すると基礎問題と利用問題が出ます。

これは「知識技能を問う問題」と「思考力・判断力・表現力を問う問題」を千葉県教育委員会が出しますよ、と言ってるので、そのとおりになることをまずは前提として押さえておいてください。


そして特徴的なのは、問題格差がけっこう大きいです。

けっこう簡単な問題と 「これは難易度が高いぞ」という問題の差がかなり大きくなっているため、まずは第一として基本的問題を確実に点数化するための技術が必要です。

「思考力・判断力・表現力を問う問題」は、まさに大問ラストのようなスタイルです。


千葉県は、伝統的に数学の出題難易度が高めの県です。


普段使いの問題集としてオススメなのは、

「総合的問題が多く掲載されているようなタイプの問題集」
「利用問題まで数多く掲載されている問題集」

ですね。

学校指定ワークでもB問題やC問題は、応用っぽいですが、千葉県入試で中位から上位校でしたら、さらにその上の問題に着手したいところです。


後は、過去問の使い方を間違えないようにしましょう。


よくあるのが、端的に「過去問を解くこと!」という説明がネットなどに書かれていて、それを鵜呑みにして、着手時期が早すぎるパターンです。


入試に登場する問題は、3年生の内容も多く含まれます。
過去問への着手が早すぎる生徒さんの特長は、


単元の履修が終わっていないのに、焦りの気落ちから過去問を解き始めてしまいます。
わからない問題だらけなので、赤で直し、

それを何回もやればきっと自分の実力が上がるという勘違いに陥ってしまいます。


過去問への取り組みは、


①単元学習を一通り終えてから

②自分が使っている信頼できる問題集を何周か終えて、出来ないところチェックが終わってから


で、十分です。

過去問の発売は夏前の6月には書店に並ぶわけですが、早すぎる生徒さんは、手に入れると同時とか・・・に開始してしまうのですね。


気持ちが前のめりなのはよく理解しますが、過去問は時間をしっかりと計って解いてほしいですし、1つの問題を終えるのに50分(※英語は60分)です。


ということは、過去問の5教科分なんて、4時間ちょっとで終わってしまいます。

一日の6分の1の時間ですね。


仮に4年分をやるのだ!と言っても都合4日、または早い生徒さんなら2日ぐらいで終わってしまいます。

過去問を「解く」ことと、「分析」することと、「解き直し」をすることと、
「研究題材」にすることなどを この一冊に全投入したとしても一週間かからないです。


ですから、過去問を解く前の練習をしっかりと行ってから、着手していきましょう。


この時期はまだ単元学習が終わらない時期だと思います。
しっかりと基礎を積みあげることを重視していくようにしましょう。