馬込沢駅前教室のメッセージ
求められる高い読解力...長文の文章量増の流れが顕著 ~2025年大学入学共通テストの国語に見る~
2025.06.13
こんにちは。
城南コベッツ 馬込沢駅前教室です。

今回の記事では...
2025年度大学入学共通テスト国語の問題
に注目してみます。

今年の問題を「読解量と読解スピード」についてまとめた表がこちらです。

昨年の問題に比べて...
1,330文字アップ(400時詰め原稿用紙3.3枚分)した今年の問題...
総文字数は25,460文字となり原稿用紙換算で実に63枚分になります。
(短編小説としても少し長めの部類ですね。)
日本人の平均読書スピードは大体400~600字とされていますから...
間をとって500文字でこの25,460字を読んでみると、
約50分と少しかかるということですね。
試験時間は90分
そこから読解にかかる51分を引くと...
残りは39分です。
共通テストの難易度等を考えると、
「試験時間の6割(=54分)を問題の解答時間に使う」
これが望ましいので...
毎分500文字のスピードでは遅いわけです。
では、ギリギリではなく余裕をもって国語の問題を解ききる為に
必要なスピードはどれくらいでしょう?
毎分1000文字~1200文字の読書スピードで10~15分見直し等に
充てる時間が捻出できる計算です。
実に平均の2倍以上のスピードが必要というわけですね。
いかがでしょう?
文章を早く正確に読み取る...
実はこれ、最近突然始まったトレンドではありません。
共通テストの前身...
センター試験の頃から徐々に兆候がありました。
共通テストに変わってから国語と英語の単語数で
拍車がかかり現在に至ります。
また、数学をはじめ...
他の教科にも「文章を読んで答えるタイプの問題」
が出題され始めました。
そして、こうした大学入学共通テストで起きた流れは、
今、高校受験や中学受験にも大きな影響を及ぼしています。
現に千葉県公立高校入試...
①放送問題や条件付き作文等時間が取られる問題の影響が大きく、
そもそも、国語の読解問題に取れる時間が少なくなりがち
②そんな国語の読解問題内にも本文とは別に、
(その本文を読んだ2人の感想という体で)
会話文の穴埋め問題が出題されている
③数学で登場人物の会話を読み、その中の空欄に当てはまる数字を
計算して答える形式の問題が定着
(=何を計算するか会話の流れから読み取り判断する必要がある)
④他教科にも資料や会話形式の問題が散見
①については元々の問題形式のせいかもしれませんが...
それ以外はここ4~5年のことですので、
影響を受けているとも言えます。
今や受験のトレンドの源流は、
共通テストにあると言えるのかもしれません。

城南コベッツ 馬込沢駅前教室
☎ 047-401-0030
maill:covez_magomezawa@johnan.co.jp
城南コベッツ 馬込沢駅前教室です。

今回の記事では...
2025年度大学入学共通テスト国語の問題
に注目してみます。

今年の問題を「読解量と読解スピード」についてまとめた表がこちらです。

昨年の問題に比べて...
1,330文字アップ(400時詰め原稿用紙3.3枚分)した今年の問題...
総文字数は25,460文字となり原稿用紙換算で実に63枚分になります。
(短編小説としても少し長めの部類ですね。)
日本人の平均読書スピードは大体400~600字とされていますから...
間をとって500文字でこの25,460字を読んでみると、
約50分と少しかかるということですね。
試験時間は90分
そこから読解にかかる51分を引くと...
残りは39分です。
共通テストの難易度等を考えると、
「試験時間の6割(=54分)を問題の解答時間に使う」
これが望ましいので...
毎分500文字のスピードでは遅いわけです。
では、ギリギリではなく余裕をもって国語の問題を解ききる為に
必要なスピードはどれくらいでしょう?
毎分1000文字~1200文字の読書スピードで10~15分見直し等に
充てる時間が捻出できる計算です。
実に平均の2倍以上のスピードが必要というわけですね。
いかがでしょう?
文章を早く正確に読み取る...
実はこれ、最近突然始まったトレンドではありません。
共通テストの前身...
センター試験の頃から徐々に兆候がありました。
共通テストに変わってから国語と英語の単語数で
拍車がかかり現在に至ります。
また、数学をはじめ...
他の教科にも「文章を読んで答えるタイプの問題」
が出題され始めました。
そして、こうした大学入学共通テストで起きた流れは、
今、高校受験や中学受験にも大きな影響を及ぼしています。
現に千葉県公立高校入試...
①放送問題や条件付き作文等時間が取られる問題の影響が大きく、
そもそも、国語の読解問題に取れる時間が少なくなりがち
②そんな国語の読解問題内にも本文とは別に、
(その本文を読んだ2人の感想という体で)
会話文の穴埋め問題が出題されている
③数学で登場人物の会話を読み、その中の空欄に当てはまる数字を
計算して答える形式の問題が定着
(=何を計算するか会話の流れから読み取り判断する必要がある)
④他教科にも資料や会話形式の問題が散見
①については元々の問題形式のせいかもしれませんが...
それ以外はここ4~5年のことですので、
影響を受けているとも言えます。
今や受験のトレンドの源流は、
共通テストにあると言えるのかもしれません。

城南コベッツ 馬込沢駅前教室
☎ 047-401-0030
maill:covez_magomezawa@johnan.co.jp