馬込沢駅前教室のメッセージ
勉強に集中できる理想の部屋の環境とは?~室温と湿度の管理が大事~
2025.07.14
こんにちは。
城南コベッツ 馬込沢駅前教室です。
★2025年度 夏期講習 受講受付中!!★
7月に入り...
連日30度近いの最高気温が続いております。
日中の厳しい暑さでいよいよ夏か!?と感じます...
しかし、関東の梅雨明けはまだです。
先週末も思い出したような雨で気温もグッと下がりました。
(日曜日の昼にはまた夏の気温に戻りましたが...)
そして、昨夜未明から本日にかけて...
台風5号の接近で一時的な降雨がありました。
本日の千葉県船橋市の最高気温は29.4度となかなか暑め...
そして湿度が81%ですから、
結構、蒸し暑いと感じるくらいでしょうか。
夏の気温と湿度の管理は大変ですよね。
そして...
いよいよ受験生にとって勝負の夏に突入します。
全力で勉強に集中し、合格を手にしたいものです。
では...
「勉強に集中するのに最適な温度・湿度」
ってどのくらいなのでしょう?
①文部科学省が認める最適環境!
学校環境衛生基準の場合
◆学校環境衛生基準とは?
「学校における環境衛生に係る事項について、
児童生徒等及び職員の健康を保護する上で維持されることが望ましい基準」
学校は定期にまたは必要時において臨時に、
これに基づき環境衛生検査を行わなければならないそうです。
「学校教育の場として理想的な環境の基準」という事ですね。
温度、湿度だけではなく、
気流、粉塵、照度、騒音、揮発性有機化合物(ホルムアルデヒドとか)
という風に実に細かく項目と基準が設定されています。
その基準では教室において...
温度「18℃以上、28℃以下」
湿度「30%以上、80%以下」
であることが望ましいとされています。
個人による体感は様々であるため、
たくさんの生徒さんが集まる学校では、
このくらい幅を持たせているのでしょう。
②温度と生産性の関係とは?
アメリカのコーネル大学の教授3人が2005年にある調査を実施しました。
パソコン作業の仕事をしている女性を対象に、
毎日15分おきに室温と9名の仕事の生産性を調べるという内容です。
その結果...
「室温を20℃から25℃に上げると、
タイピングミスが44%減り、
タイピングの文字数が150%増加した。」
ミスが減り、処理した文字数が増えたので...
明らかに効率が上がったということですね。
亜熱帯気候である調査地のフロリダは一年を通して暖かく、
冷房が強めに効いていることが多いそうです。
しかし、室温を20度から25度に上げることで、
ここまで仕事の効率化がみられました。
コーネル大学は実験の結果として次のことを示唆しています。
「室温を快適な温度に保つことで、
労働者1人につき1時間あたり2ドル多くの利益を生み出せる」
他にも様々な研究機関が似たような研究をしており、
総じて「適温は高過ぎても低過ぎても効率は落ちる」
といった結果になっています。
そして、大体「22℃~26℃程度」という結果です。
※季節や個人差により幾分変動する場合アリ。
さらにハーバード大学は...
「エアコンの有無も学習や仕事の成果に影響を与える」
という研究結果を残しています。
エアコン無しの部屋と有りの部屋で
それぞれ勉強した学生の成果を比べると...
認知能力、計算能力等で13%近く、
エアコン有りの部屋の学生の方が良い結果を出せたそうです。
・エアコン有=部屋の温度は一定
・エアコン無=部屋の温度はある程度変化する
無しの部屋の気温が上がった場合も下がった場合も
同様の結果が出たそうです。
また、勉強に関して言えば、
「計算や暗記等、基礎的な反復学習の時は、室温を低めに...」
「逆に思考力を必要とする学習の時は、室温を高めに...」
と、学習する内容によって室温を調整するのも効果的だそうです。
今回は室温を題材にしましたが、
この様に環境を整えてやることも効率的な勉強には必要なんですね。
城南コベッツ 馬込沢駅前教室
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