馬込沢駅前教室のメッセージ
読書感想文を書くということ~AIさんと考える読書感想文という課題の意味~
2025.08.06
こんにちは。
城南コベッツ 馬込沢駅前教室です。
今日は夏休みの宿題の定番「読書感想文」のお話...
大体の方は手ごろな「活字で書かれた本」を題材にして、
それを読み込んで書き上げているものと思います。
私の小学生の頃は課題図書がいくつか決められており、
そこから1冊チョイスする形式でした。
ただ、最近...
一部の人の意見として...
「漫画で書いちゃダメなの?」
というのが少数ながらネットで散見されました。
「読書」
文字通り捉えれば「書(=本)を読むこと」なので、
雑誌や漫画もOKととらえることはできるでしょう。
そう考えると割と自然に出てくる疑問なのかもしれません。
最近の漫画の中には重厚なテーマ、
練り上げられた世界観とストーリー、
いくつも張り巡らせて最後に気持ちよく回収していく伏線の数々...
といった具合に難解で読み応えのある、
文学作品にも引けを取らないとも言える作品がいくつもあります。
たしかに年頃の生徒さんにとって漫画は身近だし...
読み進めるのも活字の本よりグッと早いことでしょう。
良いことづくめじゃない...?
ちょっと待ったぁ~!!
本当にいいことばかりなのか!?
というより...
活字の本で読書感想文を書く目的は何なのでしょう?
AIに聞いてみました→
「活字の本と漫画、どちらが読書感想文の
題材図書としてふさわしいと思いますか?」
解答→
結論から言うと...
多くの読書感想文コンクールや学校の課題では、
活字の本(児童書、小説など)が課題図書として
指定されるのが一般的です。
その理由としては、以下のようなことが考えられます。
【活字の本が課題図書にふさわしいと考えられる理由】
①文章力や思考力の育成
活字の本は、文字情報だけで物語を読み解く必要があります。
そのため、語彙力や文章の構成力、そして行間を読み取る力など、
国語力を総合的に伸ばすのに適していると考えられています。
感想文を書くという行為自体がそうした力を養う絶好の機会になります。
②想像力を育む
活字の本は、登場人物の表情や景色、情景を
すべて自分の頭の中で想像しながら読み進めます。
この想像力は、感想文を書く上での「自分なりの解釈」や
「心に残ったこと」を深める土台となります。
③「社会的なテーマやメッセージ性
読書感想文の課題図書として選ばれる本は、友情、家族、
社会問題、歴史、多様性など、
子どもたちに考えてほしい深いテーマを扱っていることが多いです。
こうしたテーマは、活字の緻密な描写によって、
より深く読み手に訴えかける力を持っています。
◆では漫画はどうか?
もちろん、漫画も素晴らしい表現媒体です。
漫画も深いテーマを扱った作品はたくさんありますし、
絵と文字で構成されたストーリーは、
読者の心を強く揺さぶる力を持っています。
しかし、伝統的な「読書感想文」という課題の目的が、
活字を通して文章力や想像力を育むことにあるため、
現状では活字の本が「ふさわしい」とされる傾向が
強いのが実情です。
まとめると課題図書としてふさわしいのは、一般的に活字の本。
その理由は、文章力、想像力、思考力を養うことを目的としているから。
漫画も素晴らしい表現媒体だが、読書感想文の本来の目的とは
少し異なる側面がある。
以上
ん~なるほど
自分の考える感想や考察を文章にまとめるという点で
漫画題材の感想文を書くことは...
「作文を通したアウトプットの文章力」と「思考力」
は養えるかもしれません。
ただ、活字だけの本を題材にするとそれに加え、
活字という限られた情報から作者が伝えたい内容を
汲み取る必要があるので...
「読解力」「想像力」も加えて養えるということですね!
そういう意味で漫画を題材とした読書感想文は、
国語の課題としてはもったいないかもしれません。
いわば読書感想文は
「今まで学習した国語力の総合力を測る課題」
と言っても良いわけです。
断然メリットの多い活字の本でチャレンジするのがお得でしょう!
私自身も通塾されている生徒さんたちの傾向を見るに...
「読解力」「想像力」がウィークポイントの生徒さんによく出会います。
例えば数学や算数でも、
やっている計算は合っているけど、
問題の主旨とズレた事項を算出してしまっている...とか...
問題文がしっかり読み切れていないのです。
また、最近の傾向として...
中学、高校、大学の各受験の場でも教科問わず長い文章を読んで
回答させる問題が多くなってきています。
そういった部分の対策として、
この夏しっかり活字の本で読書感想文を書いて、
自分の国語力と向き合ってみるのも、
夏休みならではの貴重な学習体験ではないでしょうか...
※AIさんの追記
ただし、自由課題として「漫画で感想文を書いても良い」とされている場合は、
ぜひ自分が心を動かされた漫画で挑戦してみるのも良い経験になるでしょう。
漫画ならではの視点で書く感想文は、きっと個性的なものになりますよ。
最近は「マンガ感想文コンクール」なんてものもあります。
自分の好きな作品で楽しんで「作文力」「思考力」を養えるのも
いい学習体験ですね!
長い夏休み...
いろいろなことに挑戦してみましょう!
城南コベッツ 馬込沢駅前教室
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