城南コベッツ赤羽南教室

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赤羽南教室のメッセージ

【語彙なくして学力なしシリーズ|#2】語彙力があってこその、算数

2025.05.28

語彙力って、何のことを指すのでしょうか?


ある日、りんご塾の小学生に、文章題を解かせていた時のことです。

「"つかう"って書いてあるから、ひき算」
「"あわせて"ってあるから、たし算です」


一見、よく勉強しているようにも見えます。

ですが、私はこうした解き方に強い危機感を覚えました。


なぜなら――
言葉が少しでも変わったら、解けなくなるんです。




「つかう」って、どういうこと?


私ならその場で聞きます。

「"つかう"って、どういう意味?」
「"つかう"を使った例文を作ってみようか」


そして、生徒が自分の頭で「つかう」という言葉のイメージを持てるまで、とことん向き合います。
これをすると、時間はかかります。

でも、ここに時間をかけなければ、根本的な理解にはつながりません。



文章題を一問さっさと終わらせるより、その言葉を自分の中にしっかり落とし込むことの方が、はるかに価値があります。



語彙がなければ、全ての勉強が「暗記」になる


冒頭の子のように、言葉で解き方を覚えてしまう子は、今後すべての勉強で同じ方法を取ることになります。

「このパターンはこう解く」
「この言い回しはこう処理する」


つまり、思考ではなく、反射と暗記だけで対応しようとするのです。


そしてそれは、すぐに限界を迎えます。

小学校高学年、中学、高校と進むにつれて、問題はますます複雑になり、"なんとなく解ける"では通用しなくなっていくからです。




語彙がなければ、算数はできるようにならない


私はこれまで35年以上、高校生に数学を教えてきました。
授業のあと、「先生、ここがわかりません」と質問に来る生徒たちもたくさん見てきました。

そのとき、私はいつも思います。


この生徒のつまずきは、数学ではない――日本語だ。

例えば「円」ひとつとっても、
「丸いもの」で止まっている子と、
「ある点から等距離にある点の集まり」と理解している子では、その後の吸収力・応用力に決定的な差が出ます。


言葉が曖昧なままでは、いくら説明しても届きません。
自力で問題を解けるようにもなりません。
つまり――語彙がなければ、学力は伸びないのです。



その場しのぎの勉強に、未来はない


私は、その場しのぎの勉強は一切させません。
付け焼き刃てきな勉強が大嫌いなので、そういう要望が保護者の方からあった場合も、首を縦に振ることは一切ありません。


一時的に点数が取れても、理解していないものは必ず崩れます。

そんなの、本人も周りも、全員が辛くなるだけなので、嫌いなんです。


多少時間がかかっても、多少しんどくても、「わかったつもり」で終わらせず、言葉の意味を自分で理解し、使えるようになるところまで取り組む。

これこそが、子どもたちの未来を支える本物の学びだと信じています。



最後に


「語彙がないと算数はできるようにならない」
これは断言できます。

だから私は、言葉にこだわります。
だから私は、「ことばの学校」を併用してもらいたいのです。
語彙を増やすことで、思考力が育ち、算数がわかるようになります。


すべての教科は、言葉を通して考えることで成り立っています。

だからこそ、「ことば」から逃げてはいけない。
それが、赤羽南教室の一貫した教育方針です。






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りんご塾赤羽南教室(城南コベッツ赤羽南教室内)

~人間的成長なくして学力の成長なし~
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