城南コベッツ初石教室

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2025.09.01

 流山市、柏市等は、今年(2025年度)から、従来の3学期制を廃し、前期後期の2学期制に移行しました。

 それによって大きく影響を受けたのが、定期テストの日程です。

今までは、1学期の中間テスト(5月)、期末テスト(7月)、2学期中間テスト(10月)期末テスト(12月)、学年末テスト(2月)の5回行われていました。(実施月については少々ずれる学校もあったと思います)

 その後、コロナ禍があった影響で、東葛地区の一部の学校では中間テストが廃止されるなど、ここ数年、定期テストの実施回数、実施時期は学校によって大きく差ができました。

 今年度からは、前期中間テスト(6月)、前期期末テスト(9月)、後期中間テスト(12月)、後期期末テスト(2月)と、年間4回の定期テストを実施する、ということで差はなくなったのではないかな?と思います。

 2学期制の移行は、多忙で知られる学校の先生側にとっては、定期テストの作成や、各生徒の通知表の作成といった作業が少なくなることは、少なくないメリットであるはずです。

 さて、翻って学生、生徒のみなさんには、2学期制になることでどのような違いが出るのでしょうか?

 ・受験の際には、前期の成績が高校に提出される。(学校によっては11月頃に前期の評定を基に再度評定を算出し直して提出するところもあるそうです)

 ・その高校に提出される前期期末テストが、夏休み明けに実施される。

 つまり、今まで以上に前期期末テストの重要性は高まっているのです。

 当教室では、例年夏期講習を「今までの総復習」に充てて指導をおこなってきました。それは今年もそうなのですが、お盆明けからは、「前期期末テスト勉強」に内容をシフトして指導するようになりました。

 夏休み明けすぐにテストがあるということは、"夏休みにどれだけテスト勉強が出来たか"が、今年からの前期期末テストに影響を及ぼしてくる、ということに他なりません。

 本記事をご覧になっておられる、"夏休みに遊びすぎて前期期末テストが不安だ/前期期末テストの成績が伸びなかった"という生徒さん、保護者の方は、サイト上部のフォームよりすぐにお問合せください。今ならまだ間に合うかもしれません!

 ダイレクトなマーケティングはさておき、2学期制の導入により、流山や柏の該当校に通っている皆さんは、「夏休みの学習計画を昨年までとはガラリと変える必要がある」ということを知っておいていただきたいと思います。

2025.05.09

 さかんにニュースで報道されていますが、20255/7、バチカンにおいてコンクラーベが行われました。

133人もの枢機卿によるコンクラーベは3度決まらず、4度目で、アメリカ出身のロバート・フランシス・プレボスト枢機卿が第267代ローマ教皇に選ばれ、レオ14世と名乗ることが発表されました。

さて、あまり聞きなじみのない単語ですよね。コンクラーベ。

コンクラーベとは、キリスト教、カトリック教会のトップである教皇を選ぶ選挙のことです。古代ローマで国教と認められて以来、ヨーロッパと言えばキリスト教が最も信仰されてきました。その後、東からヨーロッパへ大移動してきたゲルマン民族(我々が知るいわゆる白人の祖先ですね)が西欧にフランク王国を築き、国王カール大帝はローマ皇帝に戴冠させることで、ゲルマンもまた、キリスト教を信仰するようになります。

カール大帝をローマ皇帝に戴冠させたのも、時の教皇レオ3世です。これが西暦800年の話なので、1200年以上前のことです。翻ってレオ14世の即位はほんの昨日(2025/5/9現在)のことなのです。壮大な話ですよね。

初代教皇は、聖書によるとイエスの使徒ペテロです。ペテロはガリラヤ湖で、弟アンデレと共に漁師をしていたそうです。ちなみにガリラヤ湖とは、聖書にもよく登場する湖で、イエスがこの湖の上を歩いてみせたという逸話でも有名です。その漁師ペテロはイエスに声を掛けられたことで彼の最初の弟子となりました。

歴代教皇は、教皇である象徴として、漁師の彫ってある指輪が贈られるそうです。日本でいう天皇を象徴する三種の神器と同じく、この指輪の持ち主こそ正統なる教皇の証となるそうです。

閑話休題。古代より続いてきたローマカトリックですが、11世紀に、枢機卿の中から教皇が選出されることが決められたそうです。その時から、枢機卿団が教皇を選出する任務を担うようになりました。

その後1268年、クレメンス4世死去後には、枢機卿団による教皇選挙が紛糾し、3年もの間教皇の座が空位となってしまいます。これに怒った民衆が、選挙者たちを選挙会場から出られないように閉じ込めてしまったといいます。

コンクラーベとは、ラテン語で"鍵のかかった"という意味なのです。この時から、投票を行う枢機卿たちは新教皇の選出まで、システィーナ礼拝堂に閉じ込められていました。

この閉じ込めが廃止されたのは、21世紀になった2005年です。

さて、その時間がかかるコンクラーベは、どんな投票システムなのか。これが、13世紀から続くとは思えないような、厳正な秘密選挙で行われます。(秘密選挙は、日本国憲法、公職選挙法でも定められていて、現代日本でも採られている投票システムです)。

その秘密ぶりは徹底されていて、今回の選挙では、サンピエトロ広場を除くバチカン市国領内の携帯通信信号の送信システムを全て遮断して行われました。

コンクラーベの投票は所定の用紙に無記名で行われ、投票者自らが手書きで記入し、所定の容器に入れることになっているそうです。そして、投票後にその用紙の焼却が行われるのですが、その煙に特殊な薬品を混ぜて煙に色を付けます。こうして、新教皇の決定の合図とするのです。未決の場合には黒い煙、決定の場合には白い煙が、システィーナ礼拝堂から立ち上ります。これにより、外部は教皇が決まったかどうかを知るのです。

 第一日目の午後、最初の投票が行われ、そこで2/3の得票数を得た者がいれば、その者が次の教皇となります。そこで決まらなければ、2日目の午前2回、午後2回の計4回投票が行われます。今回は、2日目の午後の1回目、4度目の投票で教皇が決まったわけです。

なお、もしそれでも決まらない場合、3日目はお休みで祈りと助祭枢機卿の長老(最年長)者のお話が入るようです。そのサイクルで7回投票してお休み、が繰り返されていくそうです。祈りとお話が入るところが教会らしいですよね。

最終的に25回投票しても決まらない場合、最後の投票で最多得票数を得た上位2名による決選投票になるそうです。

ちょうどアカデミーにノミネートされた「教皇選挙」が公開になったタイミングでの今回のコンクラーベ。選挙に参加した枢機卿の中にも、この映画を鑑賞していた方がいたそうです。日本でも未だ公開している映画館もあるようですので、一度観てみるのも面白いかもしれません。

2025.05.02

今年度から近隣中学校の定期テストのスケジュールが変わります。

3学期制から前期後期制に変更となり、前期の期末テストが9月になります。

夏休み前に習った範囲のテストを夏休み明けにするということです。

夏休み中に前期の復習を怠ってしまいテスト範囲の内容を全て忘れてしまった、ということにもなりかねません。

今年の夏休みは期末の事を考えながら過ごさなければならないので、

思い切り遊べないと嘆いている方は、必要な勉強をしてしまった方が楽だと考えて欲しいです。

1日の勉強量を決めて朝に終わらせてしまえば、残りの時間は思い切り遊べます。

明日からGWですので連休中の学習習慣作りの練習をしてみてはいかがでしょうか。

2024.12.17

 師走はあっという間に日々が進み、大学受験生はいよいよ共通テストが迫ってきました。高校生も、千葉県立高校入試まで、残り60日程と、受験シーズンがやってきました。

当城南コベッツでも、受験生たちは冬期講習が始まっています。

 さて、日ごろ受験受験、勉強勉強と生徒たちを叱咤激励している我々講師陣ですが、教室メッセージくらいはクリスマスの話題を提供したいと思います。

 クリスマスのご馳走といえば何を思い浮かべるでしょうか? 日本では、「チキン」それも「フライドチキン」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか? しかも、それがなんだか西洋らしいというイメージもありませんか?

 実は、世界中でクリスマスのご馳走が「チキン」であるという国は、ほとんどありません。アメリカでクリスマスに食べられる鳥の丸焼きは、「七面鳥」であり、鶏ではないのです。

 イギリスでは、リンゴ、レモン、各種ドライフルーツを煮込んだ「ミンスミート」を詰めた「ミンスパイ」とお酒を用意し、サンタクロースをもてなすことが伝統となっています。

 ドイツでは、ホットワインに「シュトーレン」というパン菓子がクリスマスの定番です。

 フィンランドでもクリスマスにホットワインは欠かせません。また、クリスマス当日の朝には「リープシーロ」というミルク粥を頂くとか。

 ギリシャでは、敬虔なギリシャ正教の信徒は、クリスマス前の40日間、肉や魚、卵、乳製品やお酒などを口にしない「断食」を行うそうです。そんな食事制限の中食べることができるのが「メロマカロナ」というお菓子。オリーブオイルやはちみつを材料とするため、上記の制限に触れずに食べることができるデザートであり、ギリシャのクリスマスには欠かせない食品です。

 さらに南半球では、クリスマスは真夏のイベントです。オーストラリアではクリスマスパーティはしばしば海やプールで行われ、バーベキューなどで肉や魚などを頂くのが定番だそうです。

 フライドチキンも、クリスマスケーキも、実は日本独特の風習となっているのです。西洋から入ってきて、その文化を模倣していたはずが、オリジナルに変化している。なかなか面白いですね。よいクリスマスを、よいお年をお過ごしください。