城南コベッツ初石教室

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2023.01.18

 本年度の共通テストが終了しました。現実社会がベースとなっているような共通テストらしい問題も、去年と同じように出題されつつ、知識を求められる問題や、じっくり考えていては到底時間が足りなくなるような問題量もそのままという、昨年とあまり変わらない問題構成だったように感じます。

 受験された皆さん、まずはお疲れ様でした。そして、2次試験合格へ向けて、仕切り直して最後の追い込みです。我々スタッフも最後まで付き合いますので、ゴールまで走り抜けましょう!

 さて、今回のテーマは「共通テストの遊び」についてです。

 なにやら大学合格を左右するテストと、遊びという単語は相容れないような気がします。

実際、受験した生徒さんも。緊張でいっぱいでとても「遊び」なんて感覚ではなかったと思います。

 この「遊び」。これは、共通テスト問題作成者が仕込むちょっとしたネタ要素を指しています。

 今回のテストでいえば、例えば「地理A」の第4問。「環境問題の解決はなぜ難しいのか」を授業で話し合うというような問題でした。各班の代表者は「チハルさん」「ゲンタさん」「シズヤさん」「ノエルさん」の4つでした。このうち、「ゲンタ」「シズヤ」「ノエル」というのが、「travis Japan(トラヴィスジャパン)」というアイドルグループのメンバーと一致していました。

 ジャニーズの当該グループのファンなどが、SNS等で盛り上がったそうです。

 こういったちょっとしたネタのようなことは、毎年なにかしらの教科で見つかり、ネットなどでもそれなりに話題になります。今までの猛勉強の集大成ともいえる試験なので、緊張して臨むことは決して間違いではないのですが、緊張した只中でも、もういったネタにクスっとできる余裕があると、より高いパフォーマンスが発揮できるんじゃないかな、と考える次第です。

 脳と手を全開でフル稼働させる試験に、小さなオアシスのように仕込まれた「遊び」。楽しめなくとも、気づくゆとりがあると、いいですね。

2023.01.05

 令和5年の幕が開けました。

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

 まずは新年のご挨拶から入った今回ですが、共通テストがもう目の前ですね。受験生のみなさんも、追い込みに必死な時期です。我々講師陣も、一人でも多くの受験生が合格できるよう、指導を行ってまいります。

 さて、今回が三度目となる共通テストですが、今年も去年とそれほど変わらず、知識を問う問題が約半分、もう半分が思考力、応用力を試す問題が出題される見込みです。

 この「思考力」「応用力」って、どういう力を指すのでしょうか?

 もちろん、実際に受験問題に触れている生徒さんは体感としてなんとなくわかっているとは思います。しかし、小学生、中学生のみなさんや、保護者の方は、なかなかピン来ない方もいらっしゃるかもしれません。

 元々、学習指導要領に「思考力・判断力・表現力等」という言葉が頻出し、それらを問う問題の比率を増やしていこうというのが、センター試験から、共通テストに移行した要因のひとつでもあります。また、その際の指導要領には、『「生きる力」という理念』というワードも登場します。

生きる力。すなわち生活していくのに必要なこと。ただ知っていること(知識)を、日々の生活に活かしていくこと。これが応用力だと思います。

 ――と、言っても、やはりピンとこない方が多いのではないでしょうか? 現代の日本では、それほどに知識と、実生活との間には溝がある状態になってしまっています。なので、知識を活かす、と言っても、どの知識を実生活のどこで活かせばいいのかわからなくなってしまうのです。さらに、教育する側が、知識ばかりを教えることに夢中になるあまり、このような「応用力」を伸ばすような教え方をしてこなかったからでもあります。

 では、どうすれば「応用力」がつくのか。「応用力」は、いわば実生活の問題に、「知識」から考えを発展させて答えを出すことです。

 そして、実生活の問いの答え――とまではいかなくとも、「知識」から、考えを発展させるのに必要な力があります。これが「思考力」です。

 「思考力」を伸ばすことは、「応用力」をつけるより簡単で、かつなにか「知識」を得るたびに、どんな小さな子でも伸ばすチャンスがあります。

 「知識」を学んだときに、頭の中でこう続ければいいのです。「なぜ?」。これが、思考力をつける第一歩です。

 子育て中、もしくは経験済の親御さんであれば思い出されたかもしれません。子供には、成長段階として、「なぜなぜ期」があることを。実は、この「なぜなぜ期」こそ、「思考」のはじまりなのです。この時期に、適当にあしらわれたり、「なぜ?」を拒否されたりすると、思考力は伸びていきづらいです。一緒に考えたり、わかりやすく答えを聞いたりして、ポジティブな体験をすることで、「思考力」は伸びていきます。

 しかし、幼少期にせっかく「思考力」が萌芽しても、現行の学校教育では、教えられたことに対する「なぜ?」は授業を妨げるとみなされ、あしらわれてしまうことがほとんどです。また、学校教育では正解か不正解かを判定されるだけであり、「なぜこうなるんだろう?」というような答えのない問いは深堀されることはありません。これが、日本人の思考力が低下していると言われている所以(ゆえん)です。ところが、その軽視されているはずの「思考力」が、大学入試で突如として必要とされるようになりました。

 ご家庭でも、お子さんの「なぜ?」を大切になさってください。また、お子さんの「なぜ?」に上手い回答ができる自信のない親御さん、また、学校に入ってめっきり「なぜ?」を発しなくなったお子さんを持つ親御さんは、ぜひ我々城南コベッツをお訪ねください。知識と思考力、応用力を伸ばすカリキュラムをご用意して、お待ちしています。

2022.12.24

 師走はあっという間に日々が進み、大学受験生はいよいよ共通テストが迫ってきました。高校生も、千葉県立高校入試まで、残り60日程と、受験シーズンがやってきました。

当城南コベッツでも、受験生たちは冬期講習が始まっています。

 さて、日ごろ受験受験、勉強勉強と生徒たちを叱咤激励している我々講師陣ですが、教室メッセージくらいはクリスマスの話題を提供したいと思います。

 クリスマスのご馳走といえば何を思い浮かべるでしょうか? 日本では、「チキン」それも「フライドチキン」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか? しかも、それがなんだか西洋らしいというイメージもありませんか?

 実は、世界中でクリスマスのご馳走が「チキン」であるという国は、ほとんどありません。アメリカでクリスマスに食べられる鳥の丸焼きは、「七面鳥」であり、鶏ではないのです。

 イギリスでは、リンゴ、レモン、各種ドライフルーツを煮込んだ「ミンスミート」を詰めた「ミンスパイ」とお酒を用意し、サンタクロースをもてなすことが伝統となっています。

 ドイツでは、ホットワインに「シュトーレン」というパン菓子がクリスマスの定番です。

 フィンランドでもクリスマスにホットワインは欠かせません。また、クリスマス当日の朝には「リープシーロ」というミルク粥を頂くとか。

 ギリシャでは、敬虔なギリシャ正教の信徒は、クリスマス前の40日間、肉や魚、卵、乳製品やお酒などを口にしない「断食」を行うそうです。そんな食事制限の中食べることができるのが「メロマカロナ」というお菓子。オリーブオイルやはちみつを材料とするため、上記の制限に触れずに食べることができるデザートであり、ギリシャのクリスマスには欠かせない食品です。

 さらに南半球では、クリスマスは真夏のイベントです。オーストラリアではクリスマスパーティはしばしば海やプールで行われ、バーベキューなどで肉や魚などを頂くのが定番だそうです。

 フライドチキンも、クリスマスケーキも、実は日本独特の風習となっているのです。西洋から入ってきて、その文化を模倣していたはずが、オリジナルに変化している。なかなか面白いですね。よいクリスマスを、よいお年をお過ごしください。

2022.12.07

 日本時間12/6 000。サッカーW杯カタール大会の決勝トーナメント1回戦、日本対クロアチアの試合が行われました。

 結果は11だったものの、PK戦の末、惜敗。日本の史上初ベスト8進出は、残念ながらなりませんでした。

 日本時間では真夜中に行われたこの試合、夜が更けるまで試合を観ていた方も多かったのではないでしょうか?

 4年に1回、W杯で盛り上がるのは世界どこでも共通といっていいかもしれません。2022年現在、FIFA加盟国、地域は211IOC(国際オリンピック委員会)の206を上回るのです。

 と、学習塾のプログでスポーツの話をするのも楽しいのですが、世界中のスポーツの祭典は、世界のことを学ぶ機会を捉えると、また違った興味深さが見えてきます。

 例えば、日本の対戦相手となったクロアチアが、1991年から1995年まで、激しい紛争状態にあったことは、ご存知でしょうか?

 保護者の方々にはニュース映像の記憶がある方も多いでしょうが、生徒の皆さんは、初耳の方もいらっしゃるかもしれません。

 エースのモドリッチは、前回、2018W杯で、クロアチアを準優勝に導き、その年のFIFA最優秀選手賞を獲得した卓越した選手です。

 彼が6歳のときに、生まれ故郷は戦場となりました。難民となってしまったモドリッチは、仮住まいのホテルの駐車場で、サッカーに熱中したそうです。

 モドリッチは18歳でプロ契約を結んだことで、その資金で故郷にアパートを購入し、一家の難民生活は終わりを迎えるのです。

 世界には、日本では考えづらいような、しかし現実に起こっているさまざまな事柄があります。W杯は、日本代表を懸命に応援するのも楽しいですが、少し対戦相手のことも興味を持ってみると、学ぶ機会にあふれたイベントである、とも考えてみることもできるのはないでしょうか。

  

2022.11.03

 皆さん、本を読んでいますか? 生徒のみなさんは、もしかすると、この問いに対して、「またその質問か」と思うかもしれませんね。実際、大人が子供に行う学習に関する質問としては、非常にポピュラーなものだと思われます。私も実際、当教室の生徒にこの「本は読んでいる?」という質問をして、「またか」という顔をされながら「まあそこそこ」のような答えを返してもらったことがあります。

 何故大人が本を読んでいるか聞きたがるのかというと、読書に、高い学習効果があるからです。

しかし。どういった効果があるのかは、今回は飛ばしてしまいましょう。今伝えたいのは、読書による学習効果ではないのです。

 「本は面白い!」これが、今日伝えたいことです。

 これは、漫画でも構わないのですが、本で原作を楽しんだ後に、映画やアニメなどの映像作品を観たときに「思っていたキャストと違う......」と感じたことはないでしょうか?

この「思っていたのと違う」という感覚は決して「他のキャストならば良かった」ということではないと思います。この感覚は、どのような達者な演者がキャスティングされても起こりうることです。

 本を読んだとき、作品世界に引き込まれたときに、頭の中に思い描いた登場人物たち。その実在しない頭の中だけの作中人物たちだけが、「思っていたもの」であったはずです。

 つまり、自ら本に没入して作り上げた脳内の登場人物たちには、どのような俳優や声優であっても太刀打ちできない、どんな名演出であっても演出が及ばない。そんなことが起こり得るのが、本を読むこと。なのです。

 語彙の幅が広がる、感受性が鍛えられる。じっくり読み込む精神力が養われる。読解力がつく。思考力がつく。近年受験問題には思考力を問う問題が増加する傾向にある等々、読書のメリットはあるでしょうが、それ以前の問題として、単純に「楽しい」のです。

 「じゃあどんな本を読んだらいいの?」という生徒さんは、是非お近くの城南コベッツまでお越しください。どんな本ならあなたの素晴らしい読書体験ができるか? アドバイスさせて頂きますよ。

 秋の夜長に、自分だけの、「読書体験」。してみませんか?