こんにちは、教室長の木村です。
今日は、タレントの「とにかく明るい安村」さんがイギリスの人気番組「Britain's Got Talent」に出演して大爆笑をかっさらい、会場の観客からスタンディングオベーションを浴びた動画を見て、それについて話をしたいと思います。
Britain's Got Talent
UNBELIEVABLE! Tonikaku BARES ALL with hilarious poses | Auditions | BGT 2023 (
https://www.youtube.com/watch?v=X7jXBPfFEh4)
「とにかく明るい安村」さんはこの番組で「サッカー選手の全裸に見えるポーズ」と「競馬騎手の全裸に見えるポーズ」と「ジェームズボンドの全裸に見えるポーズ」と「スパイスガールズ『Wannabe』の全裸に見えるポーズ」の4つのネタを披露します。
「とにかく明るい安村」さんが日本でネタをやる時には全裸に見えるポーズの後で「安心してください、はいてますよ!」という決めゼリフを言うのがお決まりなのですが、イギリスでは英語で「Don't worry. I'm wearing.」と言っていて、そのセリフの後にイギリスの女性審査員が「Pants!」と言って答えていたのが印象的でした。
「とにかく明るい安村」さんはネタに入る前に最初に「I'm wearing pants.」(私はパンツをはいています。)と説明していたのですが、「But I can pose naked.」(しかし私は裸のポーズをすることができます。)と言うと、ネタの内容を知らないイギリスの審査員の間には不信感が広がり、「No, don't.」(いや、やめて。)とか「No, thank you.」(いや、結構です。)と拒絶されてしまいます。
実際にネタを始めてみると、パンツを脱ぐわけではなく、全裸に見えるポーズをとるネタなのだと分かり、審査員も会場の観客もだんだん好意的な雰囲気になり、最後はスタンディングオベーションの喝采を浴びて、その光景は感動的にさえ見えました。
ところで、「Don't worry. I'm wearing.」という「とにかく明るい安村」さんのセリフの後でイギリスの女性審査員が「Pants!」と答えていたのには理由があります。
「wear」を他動詞として使って後ろに目的語が来る場合には「~を身につけている、~を着ている」という意味になりますが、自動詞として使って後ろに目的語が来ない場合には「使用に耐える、いつまでも若々しい、依然として面白い」といった意味になってしまいます。
従って、「I'm wearing pants.」だと「私はパンツをはいている。」という意味になるのですが、「I'm wearing.」だと「私は長持ちする。」という意味になり、「Don't worry. I'm wearing.」というセリフは、そのままだと「心配しないで。長持ちするよ。」という意味になってしまうのです。
そこで、イギリスの女性審査員が「Pants!」と答えて、「Don't worry. I'm wearing pants!」という全体のフレーズで「安心してください、はいてますよ!」という意味を成立させていたのです。
不思議なもので、「Don't worry. I'm wearing.」と「Pants!」のやり取りがライブでの「コールアンドレスポンス」のような形になり、より一層の会場の一体感と盛り上がりを生むことになりました。
「とにかく明るい安村」さんが最初からこれを狙っていたのか、あるいは偶然このような形になったのかは分かりませんが、世界から称賛を受ける、とても素晴らしいステージでした。
最後に、当教室の宣伝をしておくと、城南コベッツ笹原駅前教室は、平成30年度福岡県公立高校入試から令和5年度福岡県公立高校入試までの6年連続で、公立高校入試受験者合格率100%を達成しています。
平成30年度福岡県公立高校入試:受験者合格率100%達成
平成31年度福岡県公立高校入試:受験者合格率100%達成
令和2年度福岡県公立高校入試:受験者合格率100%達成
令和3年度福岡県公立高校入試:受験者合格率100%達成
令和4年度福岡県公立高校入試:受験者合格率100%達成
令和5年度福岡県公立高校入試:受験者合格率100%達成
というわけで、「安心してください、受かってますよ!」