2022.05.20
こんにちは、教室長の木村です。
城南コベッツ笹原駅前教室は、平成30年度福岡県公立高校入試・平成31年度福岡県公立高校入試・令和2年度福岡県公立高校入試・令和3年度福岡県公立高校入試・令和4年度福岡県公立高校入試の5年連続で、公立高校入試受験者合格率100%を達成しました。
福岡県公立高校入試の受験対策の進め方の戦略について5回シリーズでお話する、今日は第5回です。
福岡県公立高校入試の配点において特徴的なこととして、英語のリスニングに60点満点中20点の配点があること、国語の作文に60点満点中15点の配点があること、英語の自由英作文に60点満点中8点の配点があること、という3つの重要な要素が挙げられます。
今日は、自由英作文のことについて話をしたいと思います。
配点が大きい自由英作文ですが、もし可能なら、夏休みに英語の先取り学習をして、秋に英検3級を受験し、英検3級の英作文対策に取り組むことをおすすめします。
中学3年生の英語の学習が全て終わらないうちに「中学校卒業レベル」の英検3級の問題を解くことはけっこう大変ですが、高校入試と同じレベルの問題が出題されることになりますので、高校入試に向けた受験勉強としては、非常に役に立ちます。
英検3級に合格できれば高校入試の際に評価されますし、仮に秋の時点で英検3級の合格ラインに届かなかったとしても、年が明けて高校入試に臨む時には、その勉強が生きてきます。
先取り学習をするのは自信がないという人は、無理をせずに学校の授業の進度に合わせて学習を進めて、自由英作文の練習は冬休みと3学期にたっぷりやれば、公立高校入試に十分間に合います。
自由英作文のコツは、文法的に「間違い」になりにくい表現を積み重ねていって、30語や35語といった指定された単語数までたどり着けるようにすることにあります。
例えば、「たくさんの」ということを言いたいときには、自由英作文では「a lot of」を使うようにした方が得策です。なぜなら、「many」だと可算名詞に対して、「much」だと不可算名詞に対して使う必要がありますが、「a lot of」だとそうしたことを気にする必要がなく、しかも単語数が3単語稼げるからです。
英作文の内容に関しては問題の中でいくつか縛りがかけられますが、それでも基本的には自由に書くことができるので、「自分が書ける内容」で英文を書き進めていけば、英語が苦手な人でも何とか30語や35語の自由英作文を書き上げることは可能です。
極端な言い方をすれば、3単語の英文を10個書いても、15単語の英文を2個書いても、どちらも「30語」というカウントになるわけですから、短い英文をたくさん書くか、長い英文で一気に書き上げてしまうか、どちらでも自分のやりやすい方法で書くことができます。
英作文を書くことを楽しんでやれるように、いろいろな問題例や解答例を用意していますので、当教室で公立高校入試の受験勉強をしようと考えている方は、楽しみにしてください。