城南コベッツ東船橋教室

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東船橋教室のメッセージ

「国語力が大事」って結局どういうこと?数学や理科の成績まで左右してしまう国語力の正体

2026.06.05

退屈な反復こそが最強の投資 (6).png
国語力という言葉は、教育の現場で頻繁に使われる言葉です。
しかし、「国語力って具体的にどのような力ですか?」と問われると、
明確に答えるのは意外と難しいのではないでしょうか。

漢字をたくさん知っていることでしょうか。
あるいは、本を人より素早く読めることでしょうか。

もちろんそれらも要素の一部ではありますが、それがすべてではありません。


【国語力とは、日本語を運用する総合的な力】


国語力と聞いて、多くの人が思い浮かべるのは「国語のテストで高い点数を取るための力」や
「漢字や語彙の知識量」かもしれません。

しかし、本来の国語力とは、私たちが日常の学習やコミュニケーションで使っている日本語を
自由自在に運用するための総合的な力を指します。

教育的な観点から見ると、国語力は以下のような多くの要素が複雑に絡み合って構成されています。

・論理的に筋道を立てて考える力(考える力)
・文章や他者の言葉から様々な情緒を読み取る力(感じる力)
・書かれていない背景や相手の心情を思い描く力(想像する力)
・自分の考えや気持ちを適切な言葉にして伝える力(表す力)
・漢字、語彙、慣用句、文法などの基礎的な知識(国語の知識)
・それらの基盤となる教養や感性、価値観

単に文字を認識して言葉を知っているだけでなく、それらを使って深く考えたり、
文章の意図を正確に把握して適切に解答したりする、すべての学びの基盤そのものが国語力なのです。


【国語力を支える2つの大きな柱:読解力と表現力】


この総合的な国語力をさらに分かりやすく整理するために、情報の受信と発信という2つの大きな柱に
分けて考えてみましょう。


それが読解力と表現力です。


まず、1つ目の柱である「読解力」とは、文章の表面的な意味をなぞるだけでなく、
その奥にある「書き手が本当に伝えたい意図」や
「論理の展開」を正確に読み取る力のことです。

文章の中には、事実が書かれている部分もあれば、筆者の意見が書かれている部分もあります。
それらを文脈から正しく整理し、理解する力が本当の読解力です。


次に、2つ目の柱である「表現力」とは、自分の中にある抽象的なアイデア、意見、
あるいは感情を、他人に伝わる言葉の形に変えて発信する力です。

これには、作文や小論文のように文章を書く力だけでなく、自分の意見を筋道立てて分かりやすく
相手に話す力も含まれます。
どれだけ素晴らしい考えを持っていても、それを適切な言葉に落とし込めなければ相手に
伝えることはできません。

自分の頭の中を整理し、相手の立場に立って分かりやすい構成で伝える力が表現力です。


この読解力(読み取る力)と表現力(伝える力)の双方がバランスよく機能して初めて、
高い国語力が発揮されます。


【国語力は「国語」だけの問題ではない


ここで最も強調しておきたいのは、
国語力は決して「国語」という一教科だけの問題ではない
ということです。

国語力が重要だと言われる最大の理由は、これが理科や社会、あるいは算数や数学の
成績をも左右する、すべての学習の基礎となる土台だからです。

分かりやすい例が、算数や数学の文章題です。
計算問題は得意で、式さえ立っていれば正確に解けるのに、文章問題になると途端に
手が止まってしまうというお子様は少なくありません。
これは計算力が足りないのではなく、問題文が何を求めているのか、どの数値とどの数値が
どのような関係にあるのかという、日本語の読み取りで行き詰まっている状態です。
設問の意図を正確に解釈できなければ、正しい式を立てることは不可能です。

さらに近年の高校入試や大学入学共通テストを見ても、この傾向は顕著に現れています。
かつての入試のように、公式に数字を当てはめれば解けるような単純な計算問題や、
一問一答形式の暗記問題は減少しています。

現在の入試では、数学や理科であっても問題文の文字数が非常に増えているのです。
問題の状況を説明する先生と生徒の会話文が長々と続いたり、実験のプロセスや注意点を記した
長いリード文が用意されていたり、複数のデータ資料を同時に提示されたりします。
それらの大量の日本語の文章を正確に読み解かなければ、そもそも計算を始めることも、
解答にたどり着くこともできないような出題が主流になっています。

教科書を読む、ワークを解く、テストの設問を理解する

これらすべての学習活動は日本語を使って行われます。

つまり、国語力という土台がぐらついている状態では、数学や理科の知識をどれだけ積み上げよう
としても、試験の場において問題の意図すら理解できなくなってしまうのです。

国語力を高めることは、
すべての教科の学習効率を向上させるための強固な地盤づくりに他なりません。




国語力とは、漢字の知識や読書のスピードといった単一の能力ではなく、
読解力と表現力を中心とした、日本語を運用する総合的な力のことです。

国語力は「国語」という教科の枠を大きく超え、理科や数学を含むすべての教科の学びを支え、
日々の学習の質そのものを左右します。

目先のテストの点数だけに捉われるのではなく、これからの入試を乗り越え、主体的に学びを
進めていくための大切な土台として、まずは国語力の本質を正しく理解していくことが大切です。

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