東船橋教室のメッセージ
【2026年最新】小学生の塾通いで「算数」が選ばれる理由と、次期学習指導要領で変わるこれからの算数教育
2026.08.25

時代が変わっても、小学生が学習塾に通う際に選択する教科の圧倒的第1位は「算数」です。
なんとなく算数が選ばれるのではなく、確信をもって指導科目を「算数」とされます。
教科に迷う保護者様はいらっしゃいません。
実際の城南コベッツ東船橋教室の過去、そして今の生徒さんの99%が算数を選択されています。2名だけ、「英語」と「国語」というケースがありましたが、それ以外は「算数」を軸として、「算数」と「国語」、
または「算数」と「英語」という選択が多いです。
中学受験の生徒さんは、100%「算数」を筆頭として4教科、「算数」を筆頭として3教科(※算数、国語、理科)とされるケースが多いです。
また、小学生たちが、自習ブースで学習している教科はこれまた「算数」が筆頭です。学校の宿題とか塾かだの課題でわからないところがあり、先生に質問する教科もやはり「算数」です。
民間教育機関や各種調査(学研教育総合研究所などの小学生白書)のデータでも、通塾目的の過半数以上で算数が1位に挙げられています。
選択される主な理由は以下の通りです。
・つまずきやすい単元(割合、速さ、図形、分数・小数など)が多く、保護者による指導が難しいこと
・学年が上がると前の単元の理解が不可欠となり、一度遅れると自力でのリカバリーが困難であること
・中学受験・高校受験のどちらにおいても、差がつきやすい最重要科目とされること
かつての算数指導といえば、計算の正確さやスピード、解法パターンの暗記が重視されていました。
しかし、社会構造の激変やAI技術の台頭に伴い、教科としての算数に求められる役割は大きく変容しています。
次期学習指導要領に向けた審議や最新の教育議論を踏まえ、これからの算数という教科に何が求められているのかを解説します。
■ 1. 思考力の質を変える「中核的な概念」の深い理解
現行の学習指導要領でも「思考力・判断力・表現力」の育成が掲げられていますが、次期改訂に向けた議論では、単なる知識の丸暗記から脱却し、物事の本質を捉える「中核的な概念」の理解がより一層重視されています。
例えば、分数の計算手順だけを覚えて機械的に処理できても、分数が表す「割合」や「全体と部分の関係」という概念そのものを理解していなければ、複雑な応用問題や日常生活の課題に対応できません。
知識を個別の点として捉えるのではなく、既習事項と関連付けながら「なぜそうなるのか」を概念的に捉え直す力が求められています。
■ 2. 小中高を見据えた「系統性」と「学びの接続」
算数は全教科の中で最も「積上げ型」の性質が強い教科です。
小学校で扱う「割合」「速さ」「図形」といった単元のつまずきが、中学校の数学、高校の数学へと雪だるま式に苦手意識を広げてしまう課題が指摘されています。
現在の中央教育審議会等の議論では、小中高12年間の学びの段差(いわゆる中1ギャップなど)をなくすため、カリキュラムの系統性を強化する方針が打ち出されています。
小学校の「算数」と中高の「数学」という名称の分断を超え、小中高を通じて共通の視点で概念を深めていくアプローチが検討されており、小学生の段階から単なる目の前のテスト対策にとどまらない、将来の数学的思考の土台となる学びが不可欠となっています。
■ 3. デジタル活用と「探究・活用型」へのシフト
1人1台端末が普及した現在、算数の授業は「ドリル学習による計算演習」から「動的シミュレーションやデータを活用した探究活動」へと進化しようとしています。
計算そのものはデジタルツールやAIが瞬時にこなす時代だからこそ、人間には「事象を数学的に捉え、仮説を立て、検証する力」が求められます。
グラフや図形を画面上で動かしながら法則性を発見したり、日常生活にある多様なデータを算数の手法を用いて分析・解釈したりする機会が増えていきます。
あわせて、単一の答えを求める問題だけでなく、「条件によって答えが変わる問題」や「自分の考えた解決プロセスを論理的に説明する表現力」の育成が強く求められています。
■ 4. 主体的に学びを調整する「自己調整学習」の重視
次期改訂の議論では、児童自らが「自分の理解度を把握し、必要な学習方法を選択して進める力(メタ認知・自己調整)」の重要性が増しています。
解き方を一方的に教えてもらう受け身の姿勢ではなく、「どこでつまずいているのか」「どの概念に戻れば解決できるのか」を自分で振り返りながら学習をコントロールする姿勢が、算数の学びを通しても育まれることが期待されています。
■ 5. 保護者や教育現場に求められる視点
かつて算数の得意・不得意は「計算が速いかどうか」で測られがちでした。
しかし、これからの算数で求められるのは、未知の問いに対して「算数的な見方・考え方」を働かせ、粘り強く解法を探る思考のプロセスです。
学習塾をはじめとする教育の場にも、単に解法パターンを叩き込む指導から、解法の背景にある概念を対話によって引き出し、子ども自身に発見させる指導への転換が求められています。
算数は今後も通塾選択率1位であり続けると同時に、これからの予測困難な時代を生き抜くための「論理的思考力のトレーニング場」として、その重要性をさらに高めていきます。
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