2025.07.02
どちらかと言えば論語教育が主軸の文系色の強い高校と感じますが、近年は理系大学に進学する生徒が増えています。探求カリキュラムにも力が入っています("後伸び学習"だそうです)。
2024年7月から発行された新1万円札の肖像に第3代舎長の渋沢栄一が選ばれた。いまだ万札は「諭吉」のイメージ強しだが、関係者向け学校説明会の手土産が「渋沢栄一せんべい」だったこともある(ちなみに第5代舎長は吉田茂)。また学んだ人々には夏目漱石や喜納治五郎もいたりする。・・・敬称略。
校訓は「仁愛」「正義」「誠実」で思いやり溢れる人間性や、豊かな国際性を育成することを目標としている。論語を3年間学ぶのも特徴で、中国語・韓国語も選択できる。もちろん英検®やGTEC®などの資格取得にも力を入れている。
柏駅などから無料スクールバスがある(実はスクールバスってどこの私立高校も無料と思われがちですが、そんなこともありません)。そのスクールバスはなんと16台もあり、日中も運行しているのでありがたい。柏駅から歩いていけないこともないが、結構な距離なので徒歩は選択肢にないと思う。ちなみに学校の周りは何もありません。
臨時定員増終了に伴い、募集定員が280名⇒249名に減ります。そのため2026年度からは進学コースは"募集停止"となり、S特進と特進の2コース制になります(本格的に進学校になるようです)。これまでも二松学舎柏の進学コース併願推薦停止の影響は大きくあり、近隣の「日体大柏」や「中央学院」は併願希望が近年は増加しています(この2校もやむを得ず定員管理に入っていました)。
標準偏差値は特進コース56~、スーパー特進コースが59~。2026年度から特進とS特進の単願には英検準2級以上で加点あり。併願には両コースとも内申加点はなし(成績基準の変更はありません)。もう完全に進学校のノリで、平均的な生徒が簡単に入れない高校になりました。2025年度の一般入試の合格最低点は、S特254点、特進220点だったそうです(どちらも3教科)。いまでは小金高校の併願校になってます。
系列大学への優先入学制度があり、評定平均3.0以上と低め設定。でも1クラス分(35名程度)しか内部進学しないそうです。ちなみに二松学舎大学は武道館の隣で立地は良い。大学進学率は系列含み約90%。意識高めの浪人が5%ほどいます。
指定校推薦は上智、東京理科、立教、法政、東京女子、日本女子、日東駒専など数が多い。でも進学校なので推薦枠はあまり使わないのかも(一般で国公立や早慶に多数合格しています)。
この高校はたしか「特進」「スーパー特進」でも部活動OKなので、その気になれば文武両道の二刀流がいけます。
校長先生がとても優しいジェントルマンです。
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