城南コベッツ横浜六浦教室

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2021.01.23

「今年の立春・節分はいつもの年と何かが違います。」と1月20日に書きました。

「立春」は、二十四節気において「春の始まり」とされる日です。
また、「節分」は季節を分けるという意味の雑節で、本来は各季節の始まりである
立春・立夏・立秋・立冬の前日なのですが、そのうち立春の前日だけが
残ったものとされています。つまり、立春の前日が節分として決まります。

現代の日本では、国立天文台の観測によって、「太陽黄経が315度になった瞬間が
属する日」を「立春」と定めています。
※太陽黄経 0度=春分、45度=立夏、90度=夏至、135度=立秋、180度=秋分、
225度=立冬、270度=冬至ですから、315度というのは、冬至と春分の中間です。

今年2021年の「太陽黄経が315度になる時間は、2月3日23時59分」です。
したがって、「今年の立春は2月3日」「節分は2月2日」になるのです。

実は、立春は1985年(昭和60年)以来、2月4日が続いていました。
37年ぶりに日付が変わったのです。また、2月3日が立春になるのは、
1897年(明治30年)以来、124年ぶりのことになるのです。

2022年~26年の立春の日は2月4日で、2025年だけ2月3日になります。

なぜ、このようなことになるのでしょうか。国立天文台によると地球が太陽を
1周するのには、365.2422日(=365日5時間48分46秒、=1太陽年)と
365日より6時間弱長いのです。4年で約24時間のズレが生じるため、
4年に1度「うるう年」として2月29日を入れて解消していますが、それでも
45分ほど増やしすぎてしまうことになります。(11分14秒×4=44分56秒)

これですと、400年でほぼ3日増えるため、「グレゴリオ暦」はうるう年を
400年で3回減らすことにして、100で割れる年をうるう年にせず、
400で割れる年をうるう年のままとしているのです。

2021.01.22

大学入学共通テスト「世界史B」で、ジョージ=オーウェルの「1984年」を用いての
出題がありました。

「1984年」は、イギリス人作家ジョージ=オーウェル(1903~1950)が、
全体主義国家によって分割統治された近未来世界の恐怖を描いた、
ディストピア(反ユートピア)小説です。作中では「もう一つの真実」といった言葉や、
国や企業による個人情報のデータ化など、私たちが住む現代の社会が
「1984年」で描かれた世界に驚くほど近づいてきているのです。

「1984年」のあらすじ

1950年代の世界大戦中に実用化された核兵器は、再び核戦争を引き起こした。
その結果、世界は「オセアニア」「ユーラシア」「イースタシア」という3つの大国に
再編された。作品の舞台である「オセアニア」では「ビッグ・ブラザー」と呼ばれる
独裁者に支配された全体主義国家で、市民の思想や言動には厳しい規制が
加えられ、その暮らしは巨大なテレスクリーンなどで常に監視されている。

1984年、「オセアニア」の真理省の記録局に勤務するウィンストン・スミスは
「過去の歴史を改ざん」する仕事をしていた。文書や記録が改ざんされた結果、
過去の歴史や「オセアニア」成立の過程についての自分の記憶と、公式の歴史が
一致しないことを意識しながらも、何が正しい歴史なのかわからない。

過去のある新聞記事を見つけたことで、絶対であるはずの「党」に対する疑問が
芽生える。やがて、スミスはテレスクリーンから見えない場所で密かに日記を
つけるという、重大な犯罪行為に手を染める。ところが、密告により逮捕され、
愛情省で拷問を受けることになる。その結果、スミスは「オセアニア」を
支配する「党」の思想を心から愛するようになる。

2021.01.21

2021年度入試では、出願期間(1/28~2/1)の初日(1/28)と2日目(1/29)の
出願者数の掲示を行わないとしています。(土日を除く)

【例年】 出願者数については、募集期間中毎日、および志願変更期間中毎日、
受付時間終了後に各志願先の高等学校に掲示

【2021年】 出願者数については、募集期間終了日の受付時間終了後、および
各志願先の志願変更期間中毎日、受付時間終了後に各志願先の高等学校に掲示

※募集および志願変更期間終了日の午後9時前後から神奈川県のホームページ
「記者発表」より閲覧が可能となります。

例年とは違い、今年は「倍率、せーの、ドン!」です。
「出願なきところに合格なし」
神奈川県公立高校を合格を目指すみなさん!出願手続きをお忘れなく!

2021.01.20

今日(1月20日)は、二十四節気の「大寒(だいかん)」にあたります。
大寒から立春の前の日(=節分)までの期間が、「冬の最後を締めくくる約半月」
ということになります。

この時期をどうして「大寒」と呼んだのでしょうか?
江戸時代の(1787(天明7)年)に出版された「こよみ便覧」には、
「ひゆることのいたりて はなはだしきと記(き)なればな里(り)」
「冷える事が最高の状態で、普段の度合をはるかに超えている時だから」(直訳)
とあります。

二十四節気をさらに5~6日間ずつ、3つに細分化した、
「七十二候(しちじゅうにこう)」という季節の呼び方があります。
(以下は1874(明治4)年の「略本歴」に掲載された呼び名です)

「大寒 初候 款冬華(ふきのはなさく)」
「大寒 次候 水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」
「大寒 末候 鶏始乳(にわとりはじめてにゅうす)」
※(「にわとりはじめてとやにつく」とも読みます)

昔は冬の寒さが原因で、鶏の産卵数が極端に少なくなりました。
その寒さから、鶏は水の摂取量が減り飼料を多く食べたのです。
そんな環境で産む卵は、一年のうちで最も栄養価が高い卵になりました。

「大寒の卵を食べると、1年を健康で過ごすことができる」(=大寒卵)
と言われていることには、こういった背景があるのです。

今年の立春・節分はいつもの年と何かが違います。それはまたの機会に。

2021.01.19

第204回通常国会が1月18日に召集され、天皇陛下をお迎えして開会式が
行われました。解散や延長がなければ、6月16日までの会期となります。

国会の召集は、内閣が決定し、召集詔書(しょうしゅうしょうしょ)の公布によって
行われます。国会には、通常国会・臨時国会・特別国会の3種類があります。

①通常国会(常会) 毎年1回1月中に召集されます。(憲法第52条)
次年度の予算や予算を実行するのに必要な法律案を審議します。
会期は150日間で、延長は1回までできます。

②臨時国会(臨時会) 緊急を要する災害対策のための補正予算や法律案の
審議を求めるときに、内閣がその召集を決定します。また、衆議院・参議院の
どちらかの総議員の1/4以上の要求があったときは、内閣はその召集を
決定する義務が生じます。(憲法第53条)延長は2回までできます。

③特別国会(特別会) 衆議院解散による衆議院総選挙の後に召集されます。
召集とともに内閣総辞職するため、両院において内閣総理大臣の指名が
行われます。(憲法第54条)延長は2回までできます。

通常国会では、総理大臣の施政方針演説が行われます。
この他、外務大臣の外交演説、財務大臣の財務演説、経済財政担当大臣の
経済演説が行われ、これらを「政府4演説」と呼びます。
臨時国会や特別国会では、総理大臣は所信表明演説を行います。