2026.04.13
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※この記事は、旺文社 教育情報センター「2025年入試 私大一般選抜志願者は増加するも、入学者は総合型・推薦型の占有率アップ」(2025年11月11日発行)をもとに作成しています。
2025年度の私立大学入試。
これから受験を控える高校生や保護者の皆様にとって、見逃せない大きな変化が起きています。
旺文社教育情報センターが発表した最新データ(2025年11月11日公開)によると、
今年の私大入試は一見「一般選抜が盛り上がっている」ように見えますが、その内実を紐解くと、
受験のあり方が根本から変わっていることが分かります。
◇一般選抜志願者は「7%増」と反転、しかし......◇
まず驚くべきは、近年の減少傾向から一転し、
一般選抜の志願者数が前年比で約7%増加したことです。
①18歳人口の微増
受験生数そのものが推計で3%増加しました。
②チャレンジ志向の再燃
近年の倍率低下による「受かりやすさ」を感じた受験生が、より上位の大学へ挑戦する傾向が
強まっています。
③経済的サポートの充実
受験料の「併願割引」や「定額制」を導入する大学が増え、一人が多くの試験を併願しやすく
なったことで、延べ志願者数が押し上げられました。
◇「入学者の約6割」が推薦・総合型という現実◇
志願者が増えた一般選抜ですが、
実は...
「実際の入学者」に占める割合は低下し続けています。
私立大学入学者のうち
57.4%が「総合型選抜」や「推薦型選抜(公募・指定校・付属)」による合格者
でした。
対して、一般入試で入る学生は、
全体の37.8%という「少数派」
になっています。
2016年当時はわずか9.4%だったことを考えると、
この10年足らずでその存在感は2倍以上に膨れ上がっています。
私立大学の入学者構成において、
総合型・推薦型はもはや特別な入試ではなく、
最大のボリュームゾーン
になっているのです。![]()
◇これからの受験戦略はどう立てるべき?◇
ここから見える「新常識」は以下の3点です。
・「一般選抜一本」はリスクが高い
入学者の6割が推薦・総合型である以上、早い段階からこれらの方式を視野に入れるのが主流です。
2026年入試からは、総合型・推薦型でも教科・科目の学力検査を課すことが正式に可能となり、
首都圏を中心に拡大する見込みです。
志願者が集まる人気校と、募集に苦戦する大学の差が激しくなっています。
倍率や充足率といった数字を冷静に見極める必要があります。
入試方式が多様化し、大学の構図が大きく変わりつつある今、
早め早めの情報収集が合格への鍵を握ります。









