東船橋教室のメッセージ
「わかりやすい授業」の落とし穴 動画で勉強しているのに成績が上がらない「わかったつもり」の罠
2026.10.09
![]()
今の時代、YouTubeや各種学習プラットフォームを開けば、プロ講師による非常にクオリティの高い
解説動画をいつでも無料で、あるいは手軽に見ることができます。
その過程で、
「毎日しっかり勉強しているのに、なかなかテストの点数が上がらない......」
「わかりやすいと評判の動画教材をたくさん見ているのに、いざ問題となると解けない......」
そんな悩みを抱えたことはありませんか?
実は、「わかりやすい授業を見た」という事実と、「自分の成績が伸びる」ということは、
イコールではありません。
【科学的根拠のある勉強法が、誰にでも効くわけではない】
世の中には「科学的根拠(エビデンス)に基づいた勉強法」があふれています。
海外の最先端の研究や、有名大学の教授が提唱する効率的なメソッドなどが、本やネットで
数多く紹介されていますよね。
しかし、ここで一つ大きな注意点があります。
それは、
「海外で効果が出た方法が、そのまま日本の教育環境や個人の状況に合うとは限らない」
ということです。
大切なのは、流行りのエビデンスをそのまま鵜呑みにすることではなく、
「自分の置かれた環境や現在の学力、状況に本当に合っているか」を見極めることなのです。
【動画学習の最大の落とし穴「わかったつもり」】
この「環境や状況への適合」という問題は、現代の象徴的な学習ツールである「動画教材」にも
そのまま当てはまります。
動画学習は非常に便利です。
再生ボタンを押せば、講師が手取り足取り、図やアニメーションを使って丁寧に解説してくれます。
見ている最中は、「なるほど!そういうことか!」とクリアに理解できたような感覚になります。
しかし、ここに大きな罠が潜んでいます。
動画を見て得られる「理解できた」という感覚は、多くの場合「わかったつもり」という
強い錯覚にすぎません。
他人がスラスラと解説している姿を見ているときは、自分の脳も一緒に働いているような
気になってしまいますが、実際は「他人の思考をトレースしているだけ」の状態です。
人間は、「自分は理解できた」と思ってしまうと、そこで満足してしまい、その後の復習を
おろそかにしがちです。
その結果、いざテストの本番で自分の頭だけで白紙からペンを動かそうとしたとき、
全く手が動かなくなってしまいます。
【成績を伸ばすために「動画教材」をどう活用すべきか?】
もちろん、わかりやすい動画教材自体が悪いわけではありません。
導入のハードルを下げ、全体像をざっくり掴むためには非常に強力なツールです。
問題なのは、「受け身のまま、ただボーッと視聴して終わりにしてしまうこと」にあります。
では、動画学習の効果を最大限に高め、本当の学力に変えるためにはどうすればよいのでしょうか。
ポイントは以下の通りです。
・見るだけで終わらせず、必ず手を動かす
・こまめに動画を止めて考える
・インプットの数倍のボリュームのアウトプット(問題演習)を行う
・自分の口で説明してみる
知識は、ただ「インプット(入れる)」しただけでは定着しません。
「アウトプット(解く)→ 間違える → 考える → 修正する」
というプロセスを自分の頭と手をフル回転させて初めて、血肉となります。
【「わかった」を「できる」に変える】
もう一度言いますが、便利な動画教材を活用することは、決して悪いことではありません。
しかし、どれほど素晴らしい教材やメソッドであっても、それを受け取る自分が「ただ消費するだけ」
になっていては、結果につながることはありません。
「わかりやすい授業を見たから大丈夫」という甘い罠から抜け出し、あえて自分の頭で悩み、
手を動かし、試行錯誤する泥臭いプロセスを大切にする。
もし最近、「動画をたくさん見ているのに成績が伸び悩んでいるな」と感じているなら、
「動画を止める・自分で解く・復習する」というアクションを意識してみてください。
その小さな変化の積み重ねこそが、確実な成果を引き寄せる一番の近道です。






