城南コベッツ赤羽南教室

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2026.02.12

こんにちは!
城南コベッツ赤羽南教室で教室長をしている東木(とうき)です。

今日は、前回の内容の続きです。
現代文の予備校講師をしているN先生が語った、
「語彙力が理系科目にまでどのように影響するのか」というお話から書いていきます。


語彙は、理系科目にも関係する

N先生は続けて語りました。

語彙が少ないと、算数や数学、物理や化学でも絶対に困るはずなんです

人はものを考えるとき、必ず言葉を使います。
頭の中で、

「これはこうだから、こうなって......」

と、無意識に言葉で整理しながら思考しています。

つまり、思考に使える言葉が少なければ少ないほど、
考えられる量も、深さも、当然限られてくる。

この話は、長谷先生ともよく話題に上るそうです。
数学の先生も、現代文の先生も、共通して感じているのは、

語彙がないことが、成績が伸びない最大の壁になっている

ということでした。



「それはわかってるんですけど」と言ってしまうと、子どものためのアドバイスを聞き逃すかも?!


N先生が大手進学塾で小学部・中学部を担当していた頃の話も聞かせてくれました。

保護者面談で、N先生は
「まず語彙がとても重要なんです」
と丁寧に説明したそうです。

すると、返ってきた言葉は、

「それはわかっているんですけど、今困っているのは算数なんです。算数について教えてくれませんか」

だったそうです。

N先生は思わず言葉を返しそうになったけれど、塾長からは
「伝わらないから、そこは言わなくていいよ」
と言われたのだとか。

この話を聞いたとき、悲しくて、少し怒りたくなりました。

「それはわかっているんですけど」

その一言で、それまでの説明が全部なかったことになってしまう。
N先生の言葉を、何も聞いていなかったのと同じになってしまうじゃないですか。

でも、きっと現場では、こういうことが本当に多いのだろうなと感じました。

長谷先生も、時々こういった類いの葛藤を抱えています、、、。


家庭でできる「語彙力の育て方」


では、N先生は自分の子どもたちに、どうやって言葉を教えているのでしょうか。

まず教えてくれたのは、意外なほどシンプルな方法でした。

しりとりです。

保育園まで一緒に歩く間、しりとりをする。
ただし、少し工夫を加えるそうです。

・文字数制限をつける
・形容詞だけでやる
・条件を決めて難しくする

もし知らない言葉が出てきたら、
「自分で辞書を引いて調べる」
というのが習慣になっているそうです。

子どもの競争心に火がついて、自然と語彙が増えていく。
まさに、最強の遊びだなと思いました。



算数や思考力の前に「語彙力」が先立つのは、どうやら間違いなさそうだと結論づけました

語彙力については、長谷先生も同じ事を言います。
数学の先生も、現代文の先生も、
「語彙は思考の基本だ」と明確に語っているのです。

たしかに、私がこれまで赤羽南教室で見てきた中高生のうち、
英単語を覚えようとしても一向に覚えられない生徒たちには、共通点があったかもしれません。

それは、
・英単語の意味を見出し語以外の言葉で言えない
・英単語のイメージがなくて、関連語や派生語まで、一対一で丸暗記している

丸暗記しないと覚えられない状況そのものが、
語彙力の不足に原因があるということですね。
なるほど、、、。

次回は、
N先生が勉強以上に力を入れて教育している「躾(しつけ)」についてです。
このお話は、身につまされる内容でした、、、。
おたのしみに!


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城南コベッツ赤羽南教室

~人間的成長なくして学力の成長なし~
~語彙力無くして思考なし、思考なくして学力なし~

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℡.:03-6903-8030  
Mail: covez_akabaneminami@johnan.co.jp
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2026.02.11

こんにちは!
城南コベッツ赤羽南教室で教室長をしている東木(とうき)です。
そろそろ教室長になって9ヶ月が経とうとしています。

オーナーの長谷先生は、数学の予備校講師で私の恩師です。
当時は数学を教えてもらっていましたが、今は、社会勉強をさせてもらっています。



今週の月曜日、長谷先生が数学の予備校講師として関わっている学校内予備校で、
現代文を担当されているN先生とお話しする機会がありました。

長谷先生からは以前から、
「生徒をどう伸ばすか」「大学入試の動向」「これからの教育のあり方」について、
いつも深く語り合っている先生だと聞いていました。

実際にお会いしてみると、その言葉通りの方でした。
年中の娘さんと、まだ7か月の息子さんがいらっしゃるそうです。

ご自身がこれまで小学生から大学受験生まで幅広く指導してきた経験をもとに、
「今しかできないこと」「親がしなければならないこと」を真剣に考えながら
日々子育てに向き合っている様子が、お話の端々から伝わってきました。

まだ経験の浅い、子どもを育てたこともない私にとって、
予備校講師の先生がどんなふうに「子育て」について考えているのかというお話は、
刺激的で、深く考えさせられるものでした。

最初に話題になったのは、「高校生の現状と課題」でした。



「説明しても伝わらない」原因


N先生は、はっきりとこうおっしゃいました。

とにかく語彙がない。説明しても伝わっていない。だから勉強にならないんです


たとえば、英単語の

exploit = 搾取する
という単語を扱ったときの話です。
(N先生は現代文の講師ですが、英検1級を取得しているそうですから、授業中に英語も絡めて説明するそうです)

「これ、どういう意味?」と聞くと、多くの高校生が
「搾り取ることです」
と答えるそうです。

たしかに間違ってはいません。
でも、N先生はここでさらに問いかけます。

「読んで字の如く、そうだね。でも、絵が見えてる?」
ここが大事なポイントだと教えてくれました。


英単語帳の例文には、こんな文がよく出てきます。
「支配層が労働者から不当に賃金を搾取する」

この一文から、本来なら次のようなイメージが浮かぶはずだといいます。

まず、上下関係がある。
力の差がある。
立場が上の者が、下の者から不当に、正当ではないやり方でお金や労働力を取り上げている。


たとえば――
・働いているのに、きちんと給料を払わない
・同じ金額しか払わないのに、長時間働かせる

そうした具体的な情景が、頭の中に浮かぶかどうか
そこまでできて初めて「語彙がある」と言えるのだそうです。

言葉を覚えるとは、単に意味を言い換えられることではなく、
イメージとして理解できているかどうか
これが決定的な違いなのだと、強く語っていました。



でも、高校生からでは遅い


そして、N先生はこう続けました。

こういう覚え方を高校生がやっていたら、もう間に合わないんです。大学受験には到底追いつきません


小学生のうちから、言葉を覚える最初の段階で、

「イメージを思い描きながら理解する」
という習慣を身につけていないと、あとから一気に語彙を増やそうとしても限界がある。

とはいえ、それは本人の努力不足だけの問題ではない。
家庭環境や教育環境による影響もとても大きい。

だからこそ、幼少期から意識して語彙に触れさせることが大切だ、と。

現代文の先生らしい、芯の通ったまとめだなと感じました。



次回は、
「語彙がないことで理系教科にも困る」ということ、
「語彙がないと困るんですよと言っても、保護者の可に伝わらなかった」
というお話について書きます。



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2026.02.05

皆さんこんにちは!
りんご塾赤羽南教室です!

本日は天羽が書かせていただきます。

気づけばもう2月。
教室でも、新しい学年を意識した話題がちらほら出る時期になってきましたね。



ところで昨日、
ふたりの保護者の方が長谷先生に
相談をしていました。

「家で勉強しているとき、いつも約分を忘れるんですよ。」

「分配法則の意味を分からないまま解いているようで。
このままでは意味がないように思っています。」

と、このような内容でした。


私も授業をしていると、
「この子は理解して解いているな」と感じることと、
「まだ分からない部分もありつつ、解いているんだろうな」
と感じることがあります。

そして私はこれまで、

「勉強は、すべて理解してから解くべき」

そう考えていました。

習ったことは、いま必要だから習っている
とばかり考えていました。

でも、長谷先生の答えは、

「そこは、どーでもいいと思ってるよ、今はね」

でした。

例えば、
子供たちが計算の問題を解いているときに、

「ここ違うよね?」
「本当に分かって解いてる?」
これを毎回言われたら、子どもはどう思うのでしょうか。

「見られていたら、また何か言われるかも」
「間違えてるって言われたら、嫌だな」
という気持ちが先に立ってしまう。

自分が子どもだったら...と考えると、
確かに嫌だなと素直に思ってしまいました。

私も授業中の声掛けを、改めて気をつけよう!と
反省する機会になりました。



そこで分配法則を習ったときの自分を思い出してみました。

「こうやって解くって教わったから、今はこうやって解くか~」

正直、このくらいの感覚だったと思います。

この時、分配法則の本当の便利さを理解していたかと言われたら、
全くしていませんでした。

この話をすると、長谷先生は言いました。

習った瞬間に、分配法則の便利さを理解している子なんて、いない。

分配法則をつかう意味って、
分配法則が必要なくらい複雑な計算に出会って、
「やみくもに計算しても答えが合わない!!!」
となって、初めて気づくものじゃない?

そのとき威力に気づけるために、
一度頭に入れておくことが必要なんだよ!!


特に、先取りをしている生徒は
発達の途中段階だからできない場合もあると言っていました。

どういうことかというと、
身体の発達が十分でない時には、まだ鉛筆の扱いがうまくできません。
筆圧が足らなかったりすると、
「6」と「0」が似てしまう子もいます。
その結果、計算を間違えてしまうことはよくありますよね。

でもそれは、頭の問題ではなく、
まだ体の動かし方が育ちきっていないだけ
ということを、長谷先生は言いたいようです。

注意されて直せるようになるのは、
心も体も、ある程度発達してからだと思います。

「分かって、直せる」段階まで、
心も身体も成長したときに、
注意や指摘ははじめて意味を持つ。

この視点は、私にとって大きな気づきでした。


「意味が分からないまま覚えている」でも...いい!

「九九の 2×33×2 の違いが分かってないんです」
「分配法則を、意味はよく分からないまま使っているのはいいのでしょうか」

こういったご相談、実は私自身もこれまでに受けてきました。

そして正直に言うと、以前の私は、
「それはちゃんと分かるようにしてあげないといけない」
そう思っていました。

でも、今回の長谷先生のお話を聞いて、
心の底から 「今は、それでもいいんだ」と思えました。


長谷先生が言うには、
算数という教科は、
そのとき理解できなくても
先に進んで、本当に必要になったときに、
急に分かる瞬間がくる教科なんだそうです。

自分もそういう経験をしたはずなのに、
子どもには大人の常識をぶつけていたようで
とても反省します。


長谷先生は、教室の小学4年生に「分配法則」を教えたときのことを
たとえ話として教えてくれました。


図形の面積を求める計算が、とても複雑になっていたとき、

「じゃあ先生もこのやり方で解いてみるね」

生徒と同じ方法で計算をして見せました。


時間をかけて解いて、そして、わざと間違えます。
すると子どもたちは、びっくりするくらい嬉しそうに笑います(笑)

イェーイ!先生も間違えた!

そこで、

「俺が計算するなら、普段こうは解かないんだよ」

と、分配法則を使った解き方を見せます。

この瞬間、子どもたちの表情がパッと変わるんです。

え!超簡単じゃん!



だから、

「こう解きなさい」
「このやり方じゃないとダメ」

習ったその時に、そこまで強制して言う必要はないんですね。

「こうすると楽だよ」といったん伝えてみて、

その後、活用するかは子供に任せる。
私たちにとっては便利な計算方法も
子どもにとっては必要のない、難しい方法であるかもしれない。

"体験からくる理解"は、
いくら丁寧に説明されるよりも、
ずっと強く、ずっと深く、その子の中に残るんだそうです。



今分かっていないことや、今できていないことに

一度触れて、
いったん寝かせて、
また必要な場面で出会う。

そのとき、学びはちゃんと、その子のものになります。

短期的な点数では見えないけれど、
確実に、力は育っている。

この話を聞いて、

「教えなきゃ」という気持ちが、
「信じて待とう」という気持ちに変わりました。

赤羽南教室で、日々子どもたちを見ていると、
本当にこの"後から分かる瞬間"に、何度も立ち会います。

だからこそ、保護者の皆さまにも、
少し安心していただけたら嬉しいなと思い、書かせていただきました。



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