2026年 千葉県公立高校 入試の平均点をズバリ予想します。
改めまして、昨日一昨日と2日間大変お疲れ様でした。受験で頑張ってきた中3生諸君も保護者様もずっと張り詰めてきた気持ちでしたよね
まずはゆっくり気持ちと身体を休めてください。
合格発表は3月3日です。
吉報をお待ちしております。
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さて、早速。
【英語】
こちらは、英語が得意な生徒さんでしたら、いつも通りぐらいの実力が発揮できる内容で、苦手な生徒さんにとっては、少し形式が変わった部分があり、戸惑いもあったかもしれません。

リスニングでは、この問いがちょっとよくわからなかったという声が多かったです。
英作文は条件付き自由英作文で、ストーリー順ではなく、自分の思っていることをそのまま表現ですので、文法とか単語を間違えなければ点数化できそうな内容です。
自分の学校の特徴や魅力を「一つだけ」取り上げて、それを詳しく書くというものです。気を付けたいのは、取り上げるのは「一つだけ」と言う点です。
こういうのがついているものを「条件付き」と言います。

来年受験する人は、英作文で使える動詞「have」と「has」を覚えておきましょう。
自分の学校紹介でしたら、has で、Our school has ~ という書き出しでもいいでしょう。
または、There is a ~
there is(are )構文も使えます。
大問7のイベントチラシは、チラシそのものにも英文がびっしり書かれているので、英語が苦手な生徒さんにとっては、ううぅぅ となるポイントです。
例年、大問7はこのようなポスターチラシとか、路線図、表っぽいものなどが登場します。

総じて「読まなくてはならない量」が多いです。ただし英文をワンセンテンスずつ捉えれば、決して難解な内容ではありませんので、落ち着いて一つずつ和訳してメモすることで、読解できる(しやすい)内容だと思います。
イメージ的に圧迫されるものもあり、傾向的な微妙な変化に現場で打ち勝てたかどうかです。
大問8では、伝統的に純粋読解だったのですが、ここでも図表が登場しました。

これは、南アフリカの砂漠の花の写真を見て!という会話からスタートします。つまり単語の意味が理解できていれば、イメージをくみ取りやすいとは思います。
とは言え、ひっかけのような絵もあるため、ちょっとの迷いが判断ミスを誘発するような問いです。
【国語】
※国語は著作権の関係もあるため、本文をドーンとのせることができませんが、何となく以下で感じ取ってみてください。
例年のように放送問題があって、漢字の読み書きがあり、大問4から読解スタートです。
大問4は説明的文章の読解ですが、作者が「光嶋裕介」と言う人で、一級建築士で実際に建築設計士の事務所を営まれていて、紹介されているのは一言「建築士」です。
正直、この作者さんを知りませんし、(知ってる人のほうが少ないのでは?)
その作品を問題として出題する千葉県もなかなかマニアだと思いました。
ちょっと内容を読んでみましたが、建築という現実と観念論的なものがふわっと融合して書かれている箇所があるなど、決して読み取りやすい内容とは思えませんでした。

↑
千葉県入試の国語における伝統出題は、この形式です。□に当てはまる言葉を「写真」と「思考」と言う言葉を使って30字以上、40字以内で答えなさい。
自分の見ている世界が□こと。
条件として、写真と思考というワードを使うだけじゃダメなのです。最後の「自分の見ている世界が」に続く内容で、最後は、「こと」で結べるように書いて、しかも自分の言葉を駆使して、30字から40字以内という指定がある問題です。
それこそ、伝家の宝刀、学習指導要領のきわめて重要なミッションである、「思考と判断、そして表現」を問う問題ということで言えば、まさにこの出題がぴったり当てはまります。
このような内容は、来年も間違いなく出ます。
大問5は小説、物語文です。
こちらは、普段から読書が好きな生徒さんであれば、心情や情景を捉えやすいものではないかと思いました。
でも・・・

↑
この形式・・・。
また出た三吉!と思わず言いたくなります。この〇文字以上、〇文字以内という指定があるということは、それが自分の言葉で述べるにしても、文集から引っ張ってくるにしても
文章を「組み立てて」「数える」という動作が必ず含まれます。さらに上の説明的文章と同様、決められたフォームにはめこむ文章を考えなくてはいけないわけです。
この形式は「やりやすい」「やりにくい」どっちかと言えば・・・後者ではないでしょうか。
大問6は融合問題です。
出題のメインは古文ですが、途中からこの古文に対しての意見交換の内容が登場します。

↑ この形です。
これも千葉県入試の黄金パターンです。さらに・・・

↑ この林さんと東さんの会話の中に漢文が登場して、その訓読の仕方を問う形式と・・・上記画像の左にまたありますよね。
20字以上、25時以内で書きなさいという問題。
いかがでしょう。千葉県入試の国語は、国語が得意な生徒でも時間が足りなかったというぐらいの内容です。
最後は作文です。
今回の作文形式は、AかBか自分が書きやすい内容を選んで書くことができるだけ、個人的には作文しやすいと思いました。

↑このように、2つの考え方が提示されて、自分の考えを述べていくというものです。
AもBの内容から想像つくと思いますが、新旧の内容です。
「新しいものは歓迎され、馴染みあるものは大切にされる」と この言葉がすでに書かれてるため、余計にイメージしやすいのではないでしょうか。
新しいのもいいけど、古いのもいいよねっていう内容ですから、それを作文していくのに時間さえあれば書けると思いました。
【数学】
大問1は小問集合です。近年の大問1は、データ分析とか場合の数、確率が極めてよく登場します。

多分、お父様、お母様の世代では、こういう問題はなかったのではないでしょうか。しかし、近年、大学入試においても情報1が教科化されるなど、データの活用領域は非常に重視されているのです。

↑
これが場合の数と確率の問題の前文ですね。
これと似つかわしい問題は、今後もよく出てくるはずです。ルールがあって、それに則って数学的思考をもって答えを導き出すという流れそのものが、今の指導要領に完全合致しているからです。
そして、次に反比例の問題、ねじれの位置の問題と続き、作図があります。
作図は、
しかし千葉県の数学の問題を作る人は、本当にある意味凝ってるなぁと感心するぐらいです。よくこんな問題思いつきますね。

↑ これです。
作図でこの形式は見たことがありません。
垂直二等分線、角の二等分線、接線作図このあたりを押さえておけば・・・という従来戦略はもはや通用しないというのがこれでよくわかります。
しかも、もっともイメージしにくい三角錐です。
そして大問2は関数問題、大問3は証明問題です。これもいつもの形式ですが、やっぱり難しいと思います。

関数とか証明問題は、最初のほうの問いは解きやすく、大問全部を捨てなくてもいいぞ!と言える内容なのですが、ラスト問題はたいてい正答率もかなり低い問題で、たまに鬼畜モードになります。

↑このように証明のラストは、比を求めたり、長さを求める問題でまとめられることが多いです。
そして今年、ちょっと特筆事項としては、この問題の前の(2)が証明なのですが、
ん?
これって全文記述の証明問題ですね。
いつもなら、ところどころが抜けている証明問題で、しかもマークですので、証明でもやりやすいかもと
思っていたのですが、さすがにほぼ全文記述ですから、最初からあきらめてしまう人も多かったかもしれません。
そして大問4ですが、
一言でいうと、「よし!解くぞお」という気持ちが一気に削がれる会話文形式の問題です。

↑ これですが、おわかりのように、このあと、まだまだ
教師Tと生徒のしゃべりは続きます。これを一枚画像にしたかったのですが、文字があまりにも小さくなりすぎるため、断念し、途中で切ってしまいました。
それぐらい おしゃべりが長いよ!と少々突っ込みを入れたくなるものでした。
この途中までを読まれて、お父様、お母様、そして来年受験を迎える中学2年生諸君!
入試の数学って余裕だよって 言えますでしょうか。
学校の勉強をちゃんとやってれば大丈夫、大丈夫、タイジョブ!って言えますでしょうか。
私、口が裂けても言えないです。
実際解いてみたらわかります。
【理科】
大問1は、小問集合。
大問2は、火山
大問3は、電流と磁界
大問4は、ヒトの神経
大問5は、イオン
大問6は、植物の分類
大問7は、化学反応
大問8は、天体
大問9は、つりあいの力
このような出題でした。
全体的に計算問題が多い印象です。その代わり、問題を先に読んで解ける問題というのでしょうか。
昨年みたいに、「実験の内容をちゃんと読まないと」問題に進んでも解けない・・・というタイプはなかったです。
大問6は植物の問題でした。Sさんが植物園を訪れて、それについて先生とSさんが話し合っている内容です。

いきなり、「ヘゴ」という植物が登場しました。先生は、ヘゴは種子をつくらない植物で暖かい地域に生息しています。という説明があります。
その後、アサガオ、ゼニゴケも含めてその特徴から分類する内容に移行します。
ところで、「ヘゴ」って皆さん、ご存じですか。

アサガオとゼニゴケはすぐに頭に浮かびましたが、ヘゴって何だ?ということでWIKIで調べたら、こんな画像でした。
確かに植物園にありそうなでかい植物です。
この問題は、分類することを目的としているのですが、消えてしまってる表を類推しつつ、各問題を解いていくという2ステップ、3ステップ問題になっています。

↑ この図の通りです。
表の最下段にある〇の数は消えずに残っていますので、それを参考にして考えてみましょう。
って、軽く先生言ってますが、その下に続く問題はけっこう悩ましいです。
大問8は天体です。
千葉県の問題で、天体が出るとけっこう難易度高くなりますが、今回はラストの問題が難儀しそうですが、それ以外はオーソドックスかなぁと思いました。

↑ 実際の問題の前には、このように図だとか、実験内容が書かれているケースが多く、その内容に沿って、問いが続く形式です。

↑ これがこの問題のラスト問題です。
このように、けっこう多くの単元で計算させる問題がありました。
そして、
最後の大問9は、力、仕事ですが、
滑車もバネも登場して、THEラスボス!というような問題でした。

これ、こんな実験ですよという前段の説明なのですが、実験1と実験2があり、その内容を把握するためにそれなりに読まなくてはいけませんので、物理分野が苦手な生徒さんは、この段階であきらめムードになってしまうかもしれません。
最初に書きましたが、総じて計算が多いです。
かと言って、数学のようにかなり難問!というものよりも 計算式や解き方の土台がわかっていれば、公式に当てはめての計算となるため、全体的に標準的内容ではないかと思います。
【社会】
社会、私は個人的に、選挙と戦争が多く登場するのでは?と予想していました。
が、出題は意外とオーソドックスであまり偏りないものでした。
大問1は、社会全体を融合させた問題です。

校外学習のレポートの中の中で、歴史、地理、公民、現代社会と広範囲出題がなされています。
大問2は、日本の文化財からの出題で、鎌倉時代、戦国時代末期から安土桃山時代、江戸時代、そして幕末と非常に広範囲からの出題となりました。
実際、千葉県はこのような壮大な歴史の流れの中にある、文化とか土地制度とか、政治とか、そういうものをピックアップしたり、またはミックスさせる問題に特徴があります。
この中で、記述問題は、田沼意次の財政でした。

↑ これですね
この辺の時代の改革関連の内容は、非常に頻出のため、よく押さえられている生徒さんも多いはずです。よって、記述ではありますが、比較的書きやすい内容でした。
そして次の大問は、会話文形式問題です。

↑
あすかさんと、ひかるさんが非常に高度な会話をしています。
中学生がこのような高度な会話をすることはないでしょう。(日本中どこを探しても)
社会に限らずどの教科でもこの会話文形式の出題が多いです。これは、とどのつまり、「思考力、判断力、表現力を問う問題ってどうやってつくろうか?」と問題をつくる人たちが頭をひねった結果!
「そうだ!会話文の中で、日常会話っぽい内容からの出題こそ、生きる力だ!」ということで、日本中で蔓延しているのです。
※生きる力とは、
文科省の学習指導要領の冊子の表紙に書かれたタイトルです。
ここでは、新渡戸稲造が事務局次長を務めた時期、日清戦争のきっかけ、日本の政党の歴史、アメリカの出来事の並べ替え、ノーベル物理学賞受賞者 を問う問題が出題されています。
この出題された問題を見ても・・・・関連性が薄く 正直・・・バラバラです。
それを強引に会話文の中にワードを登場させて、そこに下線部が引かれ問題が作られているということです。
アメリカというワードに下線が引かれていますが、これも苦し紛れっぽい、(問題作成者の苦労でしょうね)です。
大問4は地理の問題です。どちらかというと世界地理。
(2)で雨温図が出ましたが、しかし・・・雨温図は本当に出題頻度が高いです。
大問5も地理の問題です。
地形図の問題が出ないことはないですね。もはや鉄板出題です。

大問6は、社会の貧困・食料不足の対策について。
こんな問題もありました。

↑
これです。
次の説明文が示す4つのアルファベット表記の略称があり、6枚のカードがあります。その4つの略称のいずれにも使用されないものを選べという問題です。
要するに説明文にある略称が全部わかれば答えられる内容です。
中学の公民の必勝法は、「覚えたもん勝ち」とよく言ってるのですが、言葉悪いですが、少々やっつけ仕事的に、重要語句を暗記してしまえば、けっこう点数化できます。
大問7は、税金について。
探究活動を行った・・・という体での問題構成です。「探求」これは高校教科で「〇〇探求」と言われることが多いのですが、
探求とはそもそもどういう 意味か・・・
「ある特定の目的や対象(知識、真理、技術、幸福など)を追い求め、見つけ出そうと行動すること」です。
深く掘り下げていく学習過程のようなものです。
従って、この設問においても「税金」を深く掘り下げているのです。
さて、なぜこのようなことをここに書くかというと、この「探求」そのものも実は学習指導要領の中でのそれこそコアとなる部分でもあるのです。
何となく、というかもうわかったと思いますが、
入試問題も、実力テストも模試も学校のテストも、その陰には必ず文科省がいるのです。
キラリと目を光らせてね・・・・。
だから、全国、その方針に則った出題になるのですよ。
これ・・・もし嘘だと思うなら、今すぐ「文科省」と検索して、学習指導要領を調べてみてください。
そのうえで、千葉県のサイトを見て、出題方針の箇所を見てください。
必ず
「えっ」と声が出るでしょう。
この根本がわかっていると、わかっていないでは全然戦略の立て方が違いますよね。
ええとね、
受験は戦略で勝つものです。
大問8は、日本国憲法です。国と地方自治体にテーマ分散させながらの出題ですね。日本国憲法は、今後「改正」の動きが加速する可能性があります。
よって、この年度が終わった来年度受験以降の受検における社会、現代社会、公民の中で、ほぼ確実に出るのだ!ぐらいの強く思って押さえておくとよいでしょう。
さて、お待たせしました。
【ズバリ!平均点予想】
国語 51点
数学 49点
英語 52点
理科 57点
社会 53点
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合計 262点
今年の受験生だけでなく、来年度の受験生(今の中学2年生たち)も保護者様も是非是非ご確認ください。
城南コベッツ東船橋教室の上級アドバイザーです。