城南コベッツ東船橋教室

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2026.03.07

おはようございます。
市場(いちば)通り沿い自転車が置けて自習利用WELCOMEな学習塾 城南コベッツ東船橋教室から、「本日も宜しくお願い致します!」

本日のテーマは「高校生の学習時間について」です。

高校生になったら勉強は一段落!? じゃないよ.png


高校生の皆さんにとって、勉強時間は常に悩みの種ですよね。

部活動や行事、そしてスマホの誘惑。限られた24時間の中でどれだけ机に向かえば志望校に届くのか、あるいは平均的な学力を維持できるのか。

今回は、文部科学省の調査データや大学入試の現状といった客観的な根拠をもとに、高校生に必要な学習時間を詳しく解説します。



1. データから見る高校生の平均学習時間

まず、日本の高校生が普段どれくらい勉強しているのか、現状を知ることから始めましょう。

ベネッセ教育総合研究所や文部科学省の統計によると、平日の家庭学習時間は学年が上がるにつれて増加する傾向にあります。

学年別・目標別の平均学習時間目安

学年 区分 平日の学習時間 休日の学習時間 備考
高校1年生 基礎固め 1.5 〜 2時間 2 〜 3時間 予習・復習が中心
高校2年生 中だるみ防止 2 〜 2.5時間 3 〜 4時間 苦手科目の克服時期
高校3年生 受験直前期 5 〜 6時間 10 〜 12時間 演習と過去問対策

この表からわかる通り、高校1・2年生の間は「学年+1時間」がひとつの目安とされています。

しかし、

大学進学を目指す場合は、この平均値よりもプラス1時間程度の上乗せが必要になるのが現実です。




2. なぜその時間が必要なのか(3つの根拠)

「長く座れば良い」というわけではありません。

学習時間が必要とされる背景には、明確な3つの根拠があります。


根拠①:授業の進度と難易度の飛躍的上昇

中学校と高校の大きな違いは、学習内容の密度です。

高校の教科書は中学の約3倍の厚さがあり、数学や英語の抽象度は格段に上がります。


授業で理解したつもりでも、自分で解き直す時間を確保しなければ、知識は定着しません。この「定着のための反復」に、最低でも毎日1〜2時間は費やす必要があるのです。

根拠②:大学入試に必要な「3000時間」の法則

難関大学(旧帝大や早慶など)に合格するために必要な総学習時間は、高校3年間で約3000時間から3500時間と言われています。

これを3年間(約1000日)で割ると、1日平均3時間となります。高3になってから慌てて1日15時間勉強しようとしても、物理的な限界があります。そのため、低学年のうちからコツコツと時間を積み上げることが、合格への唯一のルートとなるのです。


根拠③:忘却曲線と定着のメカニズム

人間は忘れる生き物です。ドイツの心理学者エビングハウスの実験によれば、人は24時間後には覚えたことの約7割を忘れてしまいます。


この忘却を食い止めるには、定期的な復習が不可欠です。「新しいことを学ぶ時間」に加えて「過去の内容をメンテナンスする時間」が必要なため、必然的に学習時間は積み上がっていきます。







3. 効率的な時間配分の戦略

時間は有限です。ただ闇雲に机に向かうのではなく、脳のメカニズムに合わせた配分を意識しましょう。

朝・昼・夜のゴールデンタイム活用

  • 朝(起床後の30分〜1時間):脳が最もクリアな状態です。数学の難問や論理的な思考が必要な現代文の読解に向いています。

  • 隙間時間(通学中・休み時間):英単語や古文単語、一問一答などの暗記物に最適です。10分の隙間が6回あれば、それだけで1時間の学習になります。

  • 夜(就寝前の1時間):暗記のゴールデンタイムです。寝ている間に記憶が整理されるため、暗記したい内容は寝る直前に行うのが最も効率的です。


4. 集中力を維持するためのポイント

10時間机に座っていても、スマホを見ていたりぼーっとしていたりしては意味がありません。

  1. ポモドーロ・テクニックの活用:25分集中して5分休む。このサイクルを繰り返すことで、高い集中力を維持できます。

  2. スマホの物理的隔離:通知が鳴るだけで集中力は途切れます。勉強中は別室に置くか、電源を切るのが鉄則です。

  3. 睡眠時間の確保:睡眠を削った学習は逆効果です。脳のリカバリーのために最低でも6〜7時間の睡眠は死守しましょう。



まとめ:時間は「作る」もの

高校生活は非常に忙しいですが、

時間は勝手に増えるものではなく、自分で作り出すものです。

まずは自分の1日のスケジュールを書き出し、どこに「無駄な時間」があるかを探してみてください。


最初から毎日5時間勉強するのは無理でも、

まずは「毎日決まった時間に30分だけ机に座る」ことから始めてみましょう。

その継続が、3年後のあなたを大きく変えるはずです。


2026.03.06

N-E.X.T(ネクスト) ハイスクール構想とは.png

おはようございます。
東船橋駅北口 まっすぐ歩いたT字路 突き当りにある城南コベッツ東船橋教室です。
今日は、「高校教育改革 ネクストハイスクール構想」についてです。

スクリーンショット 2026-03-05 120213.png

こちらの文言は、
高校教育改革に関する基本方針(グランドデザイン)~2040年に向けた「N-E.X.T(ネクスト)ハイスクール構想」~(令和8年2月13日公表)(本文)からの言葉をスクリーンショットしたものです。



スクリーンショット 2026-03-05 120630.png
↑ こちらの画像は、

高校教育改革に関する基本方針(グランドデザイン)~2040年に向けた「N-E.X.T(ネクスト)ハイスクール構想」~(令和8年2月13日公表)(概要)の中にある「高校改革の方向性」としてまとめた書かれた画像を拝借いたしました。

制度の大きな転換として

文部科学省が進める「高校教育改革(N-E.X.T.ハイスクール構想)」などが本格化しています。

  • 高校授業料の完全無償化: 2026年度から私立高校を含む授業料の実質無償化が全国的に拡大される見通しで、進路選択の幅が大きく変わろうとしています。

  • 中学校の35人学級化: 小学校に続き、中学校でも少人数での教育体制を整える改正法案が閣議決定されるなど、指導体制の強化が話題です。

  • 次期学習指導要領の策定: 2026年度内に中央教育審議会から答申が出る予定で、「情報活用能力」が読み書き・計算と同じ「学習の基盤」として明確に位置付けられます。


このような流れになっていきます。
高校授業料の完全無償化という内容は、全体の高校教育改革の「ひとつ」としてクローズアップされていますが、実はもっともっと奥深いです。


N-E.X.T.ハイスクール構想の3つの視点

視点とコンセプト 主な取り組み内容 実現を目指す姿

【視点1】学びの在り方の転換


(New Transformation)

・リアルとデジタルの良さを融合


・「好き」や「得意」を伸ばす柔軟な教育課程


・高校から大学教育まで一貫した改革

不確実な時代を自立して生き、AIに代替されない能力や個性を持つ人材の育成

【視点2】最先端を学ぶ高校の特色化・魅力化


(New Excellence)

・STEAM教育、探究、文理横断的な学び


・産業界と協働した専門高校の機能強化


・「普通科」の在り方の見直し

理数・文系的素養やAIを使いこなし、経済・社会の発展を支える人材の育成

【視点3】学ぶ機会・アクセスの確保


(New Education)

・遠隔授業の推進、学校配置の適正化


・不登校生徒、特別支援、日本語指導の充実


・通信制高校の質の向上

地理的状況や個々のニーズに関わらず、誰一人取り残されない質の高い学びの保障

構想の全体像

これらの3つの視点を重視し、高校から大学・大学院に至るまでの一貫した改革を行うことで、強い経済や地域社会の基盤となる人材を育成することを目指しています。


これらの動きは、とどのつまり、
これからの日本を背負って立つ人材(人財)を国をあげて育成していこう!

というものになるのではないでしょうか。


悲しいかな、今日本は、少子高齢化に進んでいます。

この構造的な課題をでは明日すぐに解決しましょう!一年後に解決しましょう!というのは、多分無理ですよね。
従って、今いる人材を育成する!という強いメッセージです。

そして多分、何だかんだいって、海外の労働者に大きく依存せざるを得ない時代です。
共存共栄として、これまた大きな仕組みが作られるように思います。
排他的に、日本人だけで!という動きでは賄えなくなってくるのが目に見えていますので。


さて、この高校教育改革は、これから今の高校生、これから進学して高校生になる諸君にとって、決してマイナスではないと思います。

是非大きな波に乗ってみてください。


2026.03.05

スクリーンショット 2026-03-04 165007.png

おはようございます。
JR東船橋駅 北口6分の市場通り沿いにある(ミニストップとセブンイレブンのちょうど中間ぐらい)城南コベッツ東船橋教室です。

今日は、

『進級・進学!春から夏に大きくジャンプアップ!最初のスタートが肝心です!』というちょっと営業っぽい内容です。

2026年度のスタートに向けて、春期生募集中です。


城南コベッツ東船橋教室の得意分野は

◆中学受験(※5年からでも間に合います!)

◆千葉県公立高校受験

◆私立難関校受験

◆大学受験共通テストと一般受験対策

これらの受検分野です。

【中学受験について】

どこかの集団塾の補習ということではなく、純粋に当教室だけで間に合いますし、どこかの集団塾の補習という形式では時間とコストがかかりすぎます。

そして中学受験の場合には保護者様との打ち合わせは、しっかりと細かく行う必要があります。その打合せを面倒だ・・・と捉える方はなかなかコンセンサスがとれませんので、難しいです。

中学受験は子供だけが戦うのではなく、親御さんとお子さんが一緒になって戦う、そんなイメージを持って頂ければ幸いです。

【千葉県公立高校受験について】

もうこれは50000時間以上、研究と対応に時間を費やしてきましたので、生活の一部みたいになっています。それぐらい様々なことを暗記しております。

独特の問題構成と出題趣旨が実は決まっているのだ!ということを一番最初に知っておいていただければ、その対策は立てやすくなりますし、保護者様のご納得も得られると思います。

勝ちのパターンは複数ありますが、回り道をする必要がなく一直線のルートを示しますのでご安心ください。

【大学共通テストと一般受験について】

ここで敢えて「総合型選抜」と「推薦対策」について・・・としないのは、それは結果としての方式選択でしかないからです。

受験「方式」の選択です。

この選択をまだ右も左もわからないのに、最初から決め打ちはあまりないですね。

例えば新高校生になって最初の中間考査もやっていないのに、「僕は総合型!」とか・・・ふつうはあまりありません。

自分の可能性や自分に合う学科、学部をリサーチしつつ、まずやるべきことは、目の前の学習をしっかりと修めることです。

共通テストや一般受験について真剣に考えていれば、選択肢が拡大しますが、最初から総合型とか推薦しか考えていないのであれば、選択肢が思い切り狭くなってしまいます。
よって受験方式の選択を前面に出すことはしません。


本気で生徒さんのことを考えていくと

やっぱり十把一絡げではダメです。

皆それぞれ個性があり、伸ばしやすいスキル、伸ばしにくい不得意分野があります。全員が同じ学校を目指して同じような考えで同じような成績ならいいですが、

全員、まるっきり違います!

だから

「個別最適化」これが城南コベッツ東船橋教室の基本スタンスです。



2026.03.04

合格を勝ち取ると自信につながり、自信は自分の行動範囲を広げます。視野を広く持てるとたくさんの情報が得られます。.png

おはようございます。
昨日で千葉県公立高校の合格発表があり、私たちの一年間の受検スケジュールは全行程が完了です。おかげ様で、中学受験、大学受験、そして高校受験と「全員合格」で終えることができました!



保護者様との日々のやり取りや授業報告は、一年間でだいたい15000通ぐらいあります。開校以来ずっと変わらない方針は、頂いたメールには極力早く回答し、頂いたご質問には必ずすべて回答する!というものです。


あとから見返すと、大急ぎで打っている内容などは、箇所箇所に誤字や変換ミスがあったりしますが、それらの送信文書の一言一句のこらず、AIによる回答では100%ないということを保証いたします。



保護者からいただくご心配の声やお悩みですから、AIに任せるわけにはいきません。

全部自分の頭で考えて、丁寧にご返信させていただいております。

考えてみたら、保護者様たちの多忙度合いは私たちの比ではないですよね。
朝早くに起床されて、夜遅い時間まで家事や仕事の続きをやられているのです。頭が下がる思いです。

多忙な中でも私たちとやり取りを続けてくださっているのですから、適当には対応できません。この緊張感があるからこそ、日々の業務ができているのだと思います。


合格を勝ち取るということは、やはり日々の練習、演習が重要です。どんな問題が出るのかは誰にもわかりません。
どんな問題が出ても対応できるように、生徒さんたちは普段の研磨で努力をするのです。


その努力の結晶が合格なんだと思います。


合格点にギリギリ届くような合格もあるかもしれません。
でもこれは怖いですし、ほんの少しの倍率変更で合否が分かれます。

この怖さを抱くよりは、余裕で合格を勝ち取ってほしいというのが本音です。そうすれば、進学後、さらに上を目指し、トップを狙えます。

中学受験も高校受験も大学受験も、受かったらそれで終わりではなく続きがありますので、そういう長期戦略も是非大切にしてほしいです。

これはよく面談のときにお話しするのですが、

学生時代である16年から18年よりもその後の40年、50年、60年のほうが期間が長いのですから大切です。
もちろん礎となるのは学生時代の学びだったりしますが、「生きていく」という部分において、その後のほうがサバイバルなのです。

だからこそ、受験は力技の部分も確かにありますが、戦略が大切だということを。



成長のポジティブ・フィードバック

あなたが挙げられた流れを整理すると、非常に力強い構造が見えてきます。

  1. 合格(成功体験)

    • 努力が報われることで「自分ならできる」という確信が生まれる。

  2. 自信(自己効力感)

    • 未知の領域に対する恐怖心が減り、「とりあえずやってみよう」というフットワークの軽さに繋がる。

  3. 行動範囲の拡大

    • 物理的な場所だけでなく、新しい人間関係や、今までスルーしていたジャンルに足を踏み入れる。

  4. 視野の拡大と情報の獲得

    • 視点が増えることで、同じ景色を見ても得られる情報の「質」と「量」が劇的に変わる。


視野が広がると起きること

視野が広くなると、単に物知りになるだけでなく、「選択肢の多さ」に気づけるようになります。

「これしかない」と思っていた状況でも、「あ、あっちの道もあるな」と余裕を持って構えられるのが、本当の意味での強さかもしれません。

「自信は、世界を色鮮やかにするフィルターのようなもの」 自信がある状態で見渡す世界は、不安な状態で見渡す世界よりも、チャンスを見つけやすくなっています。




2026.03.03

フハハハハハハハハハハハ.png

近年、大学入試の景色は劇変しました。

かつての「一般入試一点突破」という常識は崩れ、

今や私立大学の半数以上、国公立大学でも約3割が総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜を利用して入学しています。

こうした背景を受けて、街中には「推薦入試専門塾」が急増しました。

小論文対策、面接指導、志望理由書の添削。

これらを掲げる塾が活況を呈する一方で、現場を知る教育関係者や、実際に受験を終えた保護者の間では、ある「違和感」が囁かれています。


それは、

「推薦合格を勝ち取るために最も必要なのは、実は付け焼き刃のテクニックではなく、日々の教科指導(学力)ではないか」という疑問です。


なぜ、実態は教科指導の積み重ねが重要であるはずなのに、

世の中には

「推薦専門」を謳う塾がこれほどまでに溢れているのでしょうか。


その裏側にある構造的な理由を紐解いていきます。



1. 「逆転合格」というキャッチコピーの魔力

まず、ビジネス的な視点から言えば、推薦入試は非常に魅力的な商品です。

一般入試の指導には、英語、数学、国語といった主要科目の膨大な学習時間と、それを支える高度な専門講師が必要です。

しかし、総合型選抜をメインに据えれば、

「今の偏差値は関係ない」
「あなたの個性を評価する」

という、耳当たりの良い言葉で集客が可能になります。


勉強が苦手な生徒や、模試の結果に絶望している保護者にとって、推薦塾が提示する「ストーリー重視の合格戦略」は、唯一の救いのように見えてしまいます。

しかし、現実は非情です。

多くの大学、特に難関校になればなるほど、評定平均(内申点)のボーダーラインは高く設定されています。また、共通テストの受験を課す推薦入試も増えています。


つまり、


土台となる教科指導、すなわち「学力」が欠如した状態での推薦対策は、砂上の楼閣に過ぎません。


それにもかかわらず、

多くの塾がその「土台」の部分をあえて強調せず、見栄えの良い「表現技術」ばかりを売り物にするのは、それが最も集客効率が良いからです。


2. 「評定平均」という名の長期的な教科指導

推薦入試、特に学校推薦型選抜において、最大の武器は「評定平均」です。

これは高校1年生から3年生の1学期までの全成績の平均値です。


この数値を上げるために必要なのは、定期テスト対策という名の「泥臭い教科勉強」に他なりません。数学の公式を覚え、英単語を暗記し、物理の現象を理解する。この3年間の積み重ねこそが、推薦入試の出願資格を勝ち取るための真の対策です。


しかし、不思議なことに、世の推薦専門塾の多くは「定期テスト対策」をメインに据えません。

彼らが指導するのは、出願直前の数ヶ月で行う「見せ方」の指導です。

本来、推薦入試の準備とは、高1の最初の定期テストから始まっているはずなのに、そこをサポートする塾は「普通の個別指導塾」や「補習塾」と呼ばれ、華やかな「推薦塾」というカテゴリーからは外されてしまうのです。


3. 大学側が求めている「学力の証明」

大学側も馬鹿ではありません。

かつてのAO入試で学力不足の学生を多く入学させた結果、大学教育の質が低下したという反省があります。


そのため、現在の総合型選抜では「探究学習」の結果だけでなく、その探究を支えるための「基礎学力」が厳格に問われるようになっています。

例えば、

経済学部を目指して「地域の格差問題」をテーマに掲げるなら、その背後にある統計学(数学)や社会情勢(地理・公民)の知識が不可欠です。

小論文一通を書くにしても、語彙力や論理的思考力は国語の授業で培われるものです。

「教科指導ありき」というのは、単にテストで点数を取ることだけを指すのではありません。その教科の知識を使って、いかに深く物事を考えられるかという「学力の質」を指しています。推薦塾がどれほど立派な

志望理由書を代筆に近い形で仕上げたとしても、大学教授との面接でその知識の浅さは一瞬で見抜かれます。


4. なぜ「教科指導」を隠すのか

では、なぜ塾側は

「うちは教科指導をしっかりやって、その結果として推薦も受からせます」

と正直に言わないのでしょうか。

答えはシンプルです。

それは「面倒で、コストがかかるから」です。

生徒一人ひとりの教科の弱点を把握し、毎日の学習習慣を作り、成績を底上げするのは途方もない労力が必要です。

一方で、志望理由書をキラキラした言葉で飾り、型に沿った面接練習を数回行うだけなら、比較的短期間で「対策した感」を出すことができます。

また、

保護者側の心理も関係しています。

「うちの子は勉強が嫌いだから、推薦でなんとかしてほしい」というニーズに対し、「まずは数学と英語をやりましょう」と正論を吐く塾よりも、「お子さんの素晴らしい活動実績をアピールしましょう」と手を取ってくれる塾の方が、心地よく感じられるのです。


結論:本質を見抜く目が求められている

「本当は教科指導ありきなのに、なぜか推薦塾」

というこの現象は、教育の「手段と目的」が逆転してしまっている現代の縮図と言えるかもしれません。

推薦入試は、決して学力から逃げるための裏口ではありません。

むしろ、教科指導を通じて得た知識を、実社会の課題や自身の志に結びつけられた者が通る、非常にハードルの高い正門です。

もし、あなたがこれから塾を選ぼうとしているなら、あるいは子供を塾に通わせようとしているなら、

その塾が「日々の学習指導」をどう捉えているかを確認してみてください。

「小論文だけ」「面接だけ」を切り売りする場所ではなく、その根底にある「思考の種」となる教科の学びを大切にしているか。そこを見極めることが、結果として志望校合格への最短距離になるはずです。

結局のところ、魔法の杖は存在しません。

推薦入試という華やかな舞台を支えているのは、机に向かって教科書を開く、あの日々の地道な努力なのです。


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