城南コベッツ東船橋教室

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2025.06.20

頑張る.png

おはようございます!

よくありますよね。

最初は弱っちい個人、弱小なチーム・・でも努力を続けて、最後の最後、今まで絶対に勝てなかった相手、こてんぱにやられたチームに勝ってしまう!というストーリーの映画やドラマ。

けっこう好きです。

どのぐらい好きかというと、スカッと系のyoutubeなんかを見るより、何倍も好きです。

人間って、どこか くそ根性的で、ドカンと爆発的な何かを持っているんですよね。そして奇跡の大逆転とかに、やけに感動しますし、うぉおおおおおおお!と雄たけびをあげたくなるのです。


はい、ここからは、子供たちに向けてのメッセージです。
大人の方でご気分を害されたら、×ボタンで閉じちゃってください。

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君たちは、今、学校が面白くない、あまり好きじゃない、下手したら行きたくない、


いろんな感情をもつことがあるかもしれないね。

でも、


よく考えてみて。

もし、もしだよ。

ある日突然、天才秀才の精霊が舞い降りてきて、君の脳にシンクロして、君自信が天才秀才になったらどう?

ま、幸せとは言えないけれど、今まで苦労してきた分、つまらない思いをしてきた分がとりあえず飛ぶよね。

けっこう勉強ができるねっていうのは、別にそれ自体、何の役に立ってるわけでもない。

その頭を何かに活かすことができたら、初めて「おおお、役立ってるじゃん」ということになるんだ。

そしてね、あははははは

小学校、中学校ぐらいの頭のよしあしとか、ほんのちょっとの差でしかないんだよね。

さっきみたいに精霊がおりてくることは、まぁ諦めよう。現実世界に精霊とかいないからね。

まじめに考えてほしいのは、一瞬でもいいから考えてみてほしいのは、

「ほんのちょっとの差でしかない」っていうこの部分だよ。



人間はね、

「今日から変わる」って決めたら、変われる。


とりあえず、

勉強してないんでしょ?


勉強しないっていう決意をして勉強してないんじゃなくて、いまいち乗り気になれないとか、わかってはいるけれど、具体的になにをやったらいいのかわからないとか、

きっとそんな感じじゃないの。

だったら、まずは


机に向かって座ってごらん。そして、「ちっ」て舌打ちしたくなるやつ・・・いるよね。
それをぶち抜いてる想像をしてみて。


思いというのは強ければ強いほど現実になるんだよね。

で、



やってみなよ。夏。いっぱい時間あるんだから。





2025.06.19

おはようございます。

船橋市 東船橋駅徒歩6分、市場通り沿い個別指導塾 城南コベッツ東船橋教室から、本日もお届けいたします♪

今日のテーマは小学生向けです。


公立小学校 学年別通塾率.png


「うちの子も、そろそろ塾に通わせるべきなのかな...」

公立小学校に通うお子さんをお持ちの保護者の皆様、こんな思いを抱いたことはありませんか?

もしかしたら、既にお子さんが「塾に行きたい」と言い出しているご家庭もあるかもしれません。

先日ご入塾のお母さまは、このようにおっしゃってました。

「なんだかクラスで塾に通ってないのは、ウチとあともう一人のお友だちだけなんだって、言うんですよ。
それまで塾なんて考えていなかったんですけれど・・・・」

ちょっと驚きました。

このお話しが本当でしたら、小学校のクラスのほぼ全員が塾通いしているということになります。

もしかしたら、お母さんを説得するための言葉だったのかもしれませんが、あながち子供たちの言うことが全てオーバートークだとは思えませんし、
実際、その生徒さん、とっても真面目な女の子で、まっすぐな子ですから、きっと実態がそうなのでしょう。


では、まずはじめに、

今回ご紹介するデータをご覧ください。これは、学年が上がるにつれて小学生の学習塾の通塾率が着実に上昇していることを示しています。

実際は、40.2%とか、微妙な小数点以下があるのですが、円グラフを作成するときにどうもうまくいかず・・・小数点以下は四捨五入させて頂いております。

ザクッというと、通塾率は以下の通りです。

  • 小学4年生の通塾率:40%
  • 小学5年生の通塾率:45%
  • 小学6年生の通塾率:52%


ここで注目してほしいのは、すでに小学4年生で既に4割のお子さんが塾に通い始めているという事実です。

そして最高学年の6年生になると半数以上が通塾しているというデータです。


このデータは、単に「塾に通う子が増えている」という表面的な事実以上に、私たち保護者が直面している現代の教育環境の変化を雄弁に物語っています。


なぜ、これほどまでに小学生の通塾率が高まっているのでしょうか?

その背景には、昨今の教育全体を取り巻く環境の大きな変化と、それに伴う入試の難化という現実があります。

↓ ↓ ↓

教育環境の大きな変化:子どもたちを取り巻く「学び」の今

かつての教育は、学校が主たる学びの場であり、塾はあくまで補習や、一部の難関校を目指すための特別な場所という認識が一般的でした。

しかし、今はその常識が大きく変わりつつあることを、ずっと感じていました。


1. 教育課程の進化と「思考力・判断力・表現力」重視の波

文部科学省が推進する学習指導要領の改訂により、学校教育は知識の詰め込み型から、「思考力・判断力・表現力」といった、自ら考え、課題を解決する力を育む方向へと大きく舵を切りました。

これ自体は非常に素晴らしいことですが、学校の授業だけでは、これらの力を十分に伸ばすための演習量や個別のアドバイスが不足しがちだと感じる保護者の方も少なくありません。

例えば、国語では単に文章を読むだけでなく、筆者の意図を読み解き、自分の意見を論理的に記述する力が求められます。

算数では、公式を覚えるだけでなく、なぜその公式が成り立つのか、どう応用すれば問題を解けるのかといった、本質的な理解と応用力が問われるようになっています。


2. 情報過多社会における「質の高い学び」への渇望

インターネットやデジタルツールの普及により、子どもたちは膨大な情報に触れる機会が増えました。しかし、その中から本当に必要な情報を選び取り、活用する力は、一朝一夕に身につくものではありません。体系的で質の高い学びの場を求める声が、保護者の間で高まっています。



高まる入試の壁:共通テスト、高校入試、そして中学受験の難化

通塾率の上昇は、子どもたちが直面する「入試」の難化とも無関係ではありません。


1. 大学入学共通テストの導入と変革の波及

数年前に導入された大学入学共通テストは、従来のセンター試験とは異なり、単なる知識の有無だけでなく、「思考力・判断力・表現力」を重視する傾向が顕著です。

長文読解や多角的な視点からの考察が求められる問題が増え、これは高校入試にも大きな影響を与えています。

高校入試においても、一部の難関校では記述式の問題が増加し、より深い思考力を問う傾向が強まっています。表面的な知識だけでは太刀打ちできない、本当の学力が試される時代になったと言えるでしょう。

2. 都内中学受験率18.1%の高水準が示す「早期教育」の加速

そして、特に注目すべきは中学受験の動向です。首都圏における中学受験率は、現在18.1%と非常に高い水準を維持しています。これは、5人に1人近くのお子さんが中学受験に挑戦している計算になります。

かつては「一部のエリート層がするもの」というイメージもあった中学受験ですが、今や多様な選択肢の一つとして、多くのご家庭で検討されるようになりました。私立中学や国立中学は、それぞれ独自の教育理念に基づいた特色ある教育を提供しており、大学進学実績だけでなく、その教育内容に魅力を感じて中学受験を選択するご家庭が増えているのです。

中学受験は、小学校で学ぶ範囲をはるかに超えた内容を、限られた時間で習得する必要があります。そのため、中学受験を視野に入れる場合、多くのご家庭が小学3年生や4年生から専門の学習塾に通わせるのが一般的です。

先に示した小学4年生で40%という通塾率の高さは、まさにこの中学受験への準備が本格化する時期と重なります。



「塾に通う」という選択の意味:個に寄り添う学びの重要性

このような背景を考えると、小学生の通塾率が高まっているのは、決して特別なことではなく、むしろ現代の教育環境における必然的な流れと言えるかもしれません。


では、「塾に通う」という選択は、子どもたちにどのようなメリットをもたらすのでしょうか?


1. 個別最適化された学習の提供

学校の授業は集団指導が基本であり、一人ひとりの理解度や進度にきめ細かく対応することは難しいのが現実です。

城南コベッツ東船橋教室は、お子さんの得意・不得意を把握し、それに応じた教材や指導法を提供していくことに細かな分析をしています。

つまずいている箇所を徹底的に復習したり、得意な科目をさらに伸ばしたりと、まさに「個別最適化学習」を徹底しているのです。


2. 体系的な学習と効率的なカリキュラム

学習塾は、入試やその先の学びに繋がるよう、体系的に整理されたカリキュラムを持っています。特に中学受験を専門とする塾では、膨大な量を効率的に学習するためのノウハウが蓄積されており、子どもたちが無理なく、着実に力をつけられるようサポートしてくれます。


3. 専門家による「思考力・判断力・表現力」の育成

前述の通り、これからの時代に求められるのは、単なる知識だけでなく、それを活用する力です。塾の講師は、入試問題の傾向を熟知しており、子どもたちが「なぜそうなるのか」「どうすれば解決できるのか」といった本質的な問いを立て、深く考える力を養うための指導を行います。記述式の演習を重ねることで、自分の考えを論理的に表現する力も磨かれます。

4. 良い意味での「競争」と「モチベーション」の向上

塾には、同じ目標を持つ仲間たちが集まります。彼らと切磋琢磨することで、子どもたちは良い意味での競争意識を持ち、お互いに刺激し合って学習へのモチベーションを高めることができます。また、定期的なテストや模試を通じて、自分の立ち位置を客観的に把握し、次の目標を設定する良い機会にもなります。



保護者の皆様へ:お子さんの未来のための「選択」を

「塾はまだ早いのでは?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、現在の教育環境と将来の選択肢を広げることを考えると、早期から質の高い学習環境に身を置くことは、お子さんの大きな財産となる可能性を秘めています。


もちろん、塾に通うことが唯一の正解ではありません。

ご家庭でのサポート、習い事とのバランス、お子さん自身の興味・関心など、考慮すべき点は多岐にわたります。しかし、現在の教育が大きく変化している中で、「情報を知り、選択肢を検討する」ことが、保護者の重要な役割となっています。


今回ご紹介したデータが示すように、多くのご家庭が既に小学生のうちから「塾」という選択肢を取り入れています。


これは、子どもたちの未来のために、今できる最善の選択を模索する、多くの保護者の知恵と努力の表れとも言えるでしょう。

お子さん一人ひとりの個性やペースに合わせながらも、これからの時代に必要な力を育むために、どのような「学びの場」が最適なのか。この機会にぜひ、ご家族でじっくりと話し合い、お子さんの未来にとって最良の選択を見つけていただければ幸いです。


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2025.06.19

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おはようございます。

英語教育にもガッツリ力を入れている城南コベッツ東船橋教室です。

本日も宜しくお願いします。


英語がやばい!全国的に中学1年生の英語力が危惧されている

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「え、これ本当に中学校で習う英語?」


「小学校の英語とは全然違う!」

全国各地で、多くの中学1年生が初めての中間テストを経験し、その内容に戸惑いを隠せないでいます。

以前の学習指導要領と比較しても、現在の英語の難易度は明らかに上昇しており、保護者や教育関係者の間では「中学1年生の英語力が危惧されている」という声が日増しに高まっています。

一体何が起こっているのでしょうか?その背景と現状、そして「小中ギャップの英語」とは何かについて深く掘り下げていきます。


小学校から中学校への劇的な変化:中間テストで突きつけられる現実

かつての小学校英語は、歌やゲームを通じて英語に慣れ親しむ「外国語活動」が中心でした。

高学年で「外国語」として教科化されたとはいえ、その内容は聞く・話すことに重点が置かれ、文字の読み書きや文法事項を本格的に学ぶことはありませんでした。


しかし、中学校に入学し、初めて行われる中間テストで生徒たちが直面するのは、これまでとは全く異なる「英語」です。

教科書の本文は長く、聞き慣れない単語が羅列され、不規則動詞の活用、be動詞と一般動詞の使い分け、さらには疑問文や否定文の作り方など、具体的な文法事項が次々と登場します。


「I am a student.」といった基本的な文から始まり、あっという間に「Do you like apples?」や「He doesn't play soccer.」といった表現へと進みます。

さらに、単語テストではスペルまで完璧に覚えなければならず、小学校で「英語って楽しい!」と感じていた生徒でさえ、「英語って難しい...」と一気に苦手意識を持ってしまうケースが後を絶ちません。

この急激な難易度の上昇こそが、現在の「中学1年生の英語がやばい」と言われる所以の一つです。


なぜ今、中学1年生の英語力が危惧されているのか?その背景にある「教育改革」

この英語力の危惧には、いくつかの複雑な背景が絡み合っています。

最も大きな要因は、2021年度から全面実施された新しい学習指導要領、特に小学校での「外国語活動」の早期化と「外国語」の教科化、そしてそれを受けた中学校での英語教育の変化です。


1. 小学校英語の「教科化」と「早期化」

2011年度から小学5・6年生で「外国語活動」が必修化され、2020年度からは小学3・4年生でも「外国語活動」が導入されました。

そして、2021年度からは小学5・6年生の「外国語活動」が「外国語」として「教科化」されました。

この教科化により、小学校高学年では、聞く・話すだけでなく、文字の読み書き、簡単な文の構成といった要素も含まれるようになりました。

しかし、これは「本格的な読み書き」を意味するものではありません。あくまで「聞く・話す活動を基盤に、語彙や表現に慣れ親しみ、文字の読み書きにも触れる」というレベルに留まっています。


2. 中学校英語の「前倒し」と「高度化」

小学校での英語教育の充実を受け、中学校では、これまで中学2年生や3年生で扱っていた内容の一部が中学1年生に「前倒し」される形になりました。


例えば、現在完了形や受動態といった文法事項も、以前より早い段階で導入される傾向にあります。

これは、「小学校で基礎を身につけてきたのだから、中学校ではより高度な内容に進める」という教育課程全体の狙いによるものです。


しかし、この「前倒し」と「高度化」が、小学校と中学校の接続において大きな課題を生み出しています。


3. 「CAN-DOリスト」と英語4技能の重視

現在の英語教育は、文部科学省が策定した「CAN-DOリスト」を基盤とし、英語の4技能(聞く・話す・読む・書く)をバランス良く育成することを目指しています。


これは、実際のコミュニケーションで英語を使える力を養うという点で非常に重要な視点です。

しかし、テストとなると依然として文法や語彙、読解が中心となりがちです。

小学校で「楽しむ英語」に慣れてきた生徒が、中学校で突然「文法的に正しい英語」「スペルが完璧な英語」を求められることに、戸惑いと挫折感を覚えているのが現状です。





「小中ギャップの英語」とは?

「小中ギャップの英語」とは、まさに前述したような、小学校での英語学習と中学校での英語学習の間に存在する大きな断絶(ギャップ)を指す言葉です。

小学校では、教師の負担軽減や専門性の観点から、担任の先生が英語を教えることも多く、必ずしも英語専科の教員が配置されているわけではありません。


そのため、学校や先生によって英語指導の質や量が大きく異なり、生徒が小学校で習得する英語力にバラつきが生じやすいという問題があります。


例えば、ある小学校では積極的にALT(外国語指導助手)との交流があり、英語を話す機会に恵まれる一方で、別の小学校ではあまり英語を話す機会がなく、アルファベットの読み書きも十分に学習しないまま中学校に進学する生徒もいます。


このような状況で、中学校では「小学校でこれらの内容は学んできたはず」という前提で授業が進められるため、基礎が十分に身についていない生徒は、最初から「ついていけない」と感じてしまうのです。



具体的には、以下のような点でギャップが生じています。

  • 学習内容のギャップ 小学校は聞く・話すが中心で、文字の読み書きや文法は限定的。中学校では、文字の読み書きが本格化し、厳密な文法知識が求められる。
  • 学習方法のギャップ 小学校はゲームや歌など活動的で感覚的な学習が中心。中学校は座学が中心で、ノートに書く、覚えるといった学習が多くなる。
  • 評価のギャップ 小学校はパフォーマンス評価が中心で、正解・不正解を厳しく問われることは少ない。中学校では、定期テストで正確な知識が問われ、点数で評価される。
  • 教員の専門性のギャップ 小学校は担任が教えることが多く、英語専門ではない場合も。中学校は英語専門の教員が担当する。

これらのギャップが積み重なることで、中学1年生は英語学習に対して大きな負担を感じ、自信を失い、最終的には英語嫌いになってしまうリスクが高まっているのです。



今後の課題と対策

中学1年生の英語力危惧は、日本の英語教育全体にとって喫緊の課題です。この現状を改善するためには、多角的なアプローチが必要です。


  • 小中連携の強化: 小学校と中学校の教員が密に連携し、小学校でどのような内容を、どの程度のレベルで学習しているのかを共有することが不可欠です。中学校側も、小学校での学習状況を丁寧に把握し、必要に応じてリメディアル教育(補充学習)を行うなどの配慮が求められます。

  • 中学校の授業改善: 一方的な文法説明に終始するのではなく、中学校でも生徒が英語を「使う」活動を増やし、コミュニケーションの楽しさを実感できる授業を展開することが重要です。ICT教材の活用やグループワークの導入など、生徒の主体的な学びを促す工夫も必要です。

  • 教員の専門性向上: 小学校教員に対する英語指導研修の充実や、中学校教員の指導力向上も不可欠です。英語教育を専門とする教員の増員も長期的な視点で検討されるべきでしょう。

  • 保護者の理解と協力: 保護者もまた、英語教育の変化を理解し、家庭での学習環境を整えることや、子供の学習状況を把握し、早期に学校と連携することが求められます。

「英語がやばい!」という現状は、決して生徒個人の問題ではありません。


教育システム全体が抱える課題であり、社会全体で取り組むべき問題です。

中学1年生が英語学習でつまずくことなく、英語を「使える」喜びを感じられるよう、教育現場と社会が一体となって、より良い英語教育の実現に向けて努力していくことが求められています。

未来を担う子供たちの可能性を広げるためにも、この「英語力危惧」の状況を真摯に受け止め、具体的な対策を講じていく必要があります。



2025.06.18



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英語順位 (日本92位).png

出典:世界最大の英語能力指数 ランキング

こちらの画像が示す通り、EF EPI(EF英語能力指数)における日本の順位は、2011年の14位から2024年には92位へと、驚くべき速さで急落しています。

これは、国際社会における日本の競争力低下を懸念させる由々しき事態です。

千葉県公立高校入試における英語の平均点の大幅な下落も、この傾向を裏付けています。

本稿では、日本の英語教育の現状の課題を深掘りし、今後の学習指導要領の展望、そして入試・共通テストの変化、さらには城南コベッツ東船橋教室が推奨する英検の重要性と利点について詳述します。


崩壊する日本の英語力:その背景にある課題

日本の英語力が国際的に見て著しく低下している背景には、複数の根深い課題が存在します。

まず、「読む・書く」に偏重した教育が挙げられます。長らく日本の英語教育は、文法知識の習得や長文読解に重点を置いてきました。

これにより、生徒たちは正確な文法や語彙を学ぶ一方で、実際に英語を「使う」機会が極めて限定されてきました。結果として、コミュニケーションの主要な要素である「聞く・話す」能力が十分に育成されず、実践的な英語力が身につきにくい状況が続いています。

次に、アウトプットの機会の不足です。学校の授業では、教師が話す時間が長く、生徒が自ら英語を発信する機会が圧倒的に少ないのが現状です。

少人数制のクラスが導入されるなど改善の動きは見られますが、依然として多くの生徒が英語を話すことに抵抗を感じ、積極的にコミュニケーションを図ろうとしない傾向があります。


さらに、英語を「ツール」として捉える意識の欠如も大きな問題です。

英語は単なる受験科目として捉えられがちで、社会に出てから仕事や日常生活で役立つ「ツール」であるという認識が希薄です。

このため、学習のモチベーションが内発的なものではなく、外部からの強制によるものとなり、学習効果が上がりにくいという悪循環に陥っています。


また、教員の英語指導力における地域差・個人差も無視できません。英語教員の中には、ネイティブレベルの英語力を持つ者もいれば、必ずしも十分な実践的英語力を持たない者もいます。教員の英語力や指導法の差が、生徒の学習成果に直接影響を与えている実態があります。


英語教育改革の胎動:これからの学習指導要領

このような現状を踏まえ、文部科学省は学習指導要領の改訂を通じて、英語教育の抜本的な改革を進めています。


今後の学習指導要領では、より一層**「聞く・話す・読む・書く」の4技能をバランス良く育成する**ことに重点が置かれるでしょう。特に「話す(やり取り)」「話す(発表)」といった、実践的なコミュニケーション能力の育成が強化されます

。具体的には、ペアワークやグループワーク、プレゼンテーションなど、生徒が積極的に英語を用いてコミュニケーションを図る活動が導入されることが期待されます。



また、「CLIL(Content and Language Integrated Learning)」のような英語による他教科の学習も、今後の重点課題となる可能性があります。


これは、英語を学ぶだけでなく、英語を使って理科や社会などの教科の内容を学ぶことで、英語を「ツール」として活用する能力を自然に身につけさせるアプローチです。これにより、英語学習が単独の科目としてではなく、より広い学習領域と関連づけられることで、学習のモチベーション向上にも繋がると考えられます。


さらに、ICTを活用した英語学習の推進も加速するでしょう。

オンライン英会話やAIを活用した発音矯正アプリなど、テクノロジーを積極的に導入することで、個々の学習進度やニーズに合わせた効果的な学習が可能となります。これにより、場所や時間の制約を超えて、生徒が主体的に英語学習に取り組める環境が整備されることが期待されます。


千葉県公立高校入試の衝撃と今後の入試動向

千葉県公立高校入試におけるR7年度の英語平均点が47.1点と前年比で大幅にダウンしたことは、まさに日本の英語力低下の深刻さを物語っています。


この原因としては、単に学習内容が難化しただけでなく、「聞く・話す」能力を問う問題の増加に対応しきれていないことが挙げられます。


従来の入試対策では対応できない、より実践的な英語力が求められるようになっているのです。


今後の高校入試、そして共通テストにおいては、この傾向がさらに顕著になるでしょう。

高校入試においては、リスニングの配点比率の増加や、英作文・自由記述問題の難化、さらには面接やグループディスカッションなど、アウトプット能力を多角的に測る形式が導入される可能性があります。知識の有無だけでなく、その知識をいかに活用できるかが問われるようになるでしょう。


大学入学共通テストにおいても、同様の方向性が予想されます。


すでに「聞く・読む」の配点が均等になっている現状に加え、将来的には**「話す」「書く」の評価がより直接的に組み込まれる可能性**も否定できません。


民間試験の活用が見送られた経緯はあるものの、大学教育で必要とされる実践的な英語力を測るための模索は続くでしょう。例えば、共通テストの成績とは別に、英検などの外部英語検定試験のスコア提出を必須とする大学が増えることも十分に考えられます。


城南コベッツ東船橋教室が英検を推奨する理由と「お得感」

このような英語教育の変革期において、城南コベッツ東船橋教室が一貫して英検を推奨しているのには明確な理由があります。

そして、英検の取得には、学習面だけでなく、受験、さらには将来を見据えた多大な「お得感」があるのです。


英検を推奨する理由

①4技能のバランス良い育成: 英検は、「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能を総合的に評価する試験です。級が上がるにつれて、より高度な語彙力、文法力に加え、複雑な内容を理解し、自分の意見を論理的に表現する力が求められます。英検対策を通じて、偏りなく実践的な英語力を身につけることができます。


②目標設定とモチベーション維持:
各級が明確な目標となるため、生徒は自身の英語力の向上を実感しやすく、学習のモチベーションを維持しやすいという利点があります。合格という具体的な目標に向かって努力することで、着実に実力を伸ばすことができます。


③内申点・推薦入試での優遇:
多くの高校や大学において、英検の級は内申点加算や推薦入試の出願資格、選考基準において優遇されます。特に難関大学の推薦入試では、準1級や2級取得が必須条件となるケースも少なくありません。


④大学入試での活用:
上述の通り、今後の大学入試では、共通テストとは別に英検のスコアが評価される機会が増える可能性があります。実際に、多くの大学が総合型選抜や学校推薦型選抜において、英検の級やCSEスコアを英語の資格・検定試験として利用しています。


⑤スピーキング力の向上:
2次試験(面接)があるため、生徒は必然的に「話す」練習を重ねることになります。これは、学校教育では不足しがちなアウトプットの機会を補完し、自信を持って英語を話す力を育みます。


英検の「お得感」


①早期の対策で受験を有利に:
中学生のうちに英検2級を取得していれば、高校入試において大きなアドバンテージとなります。さらに、高校生で準1級や1級を取得すれば、大学入試で有利になるだけでなく、将来の就職活動においても高く評価されます。


②費用対効果の高さ:
英語の外部試験は多々ありますが、英検は比較的受験料がリーズナブルでありながら、その評価は国内で広く認められています。学習にかけた時間や費用に見合う、あるいはそれ以上のリターンが期待できます。


③自己肯定感の向上:
合格という成功体験は、生徒の自己肯定感を高め、他の教科の学習にも良い影響を与えます。英語学習に対する苦手意識を克服し、得意科目へと変えるきっかけにもなり得ます。


④生涯にわたる英語力:
英検を通じて培われた4技能の英語力は、学校の試験のためだけでなく、将来の留学、海外での就職、国際的なビジネスシーンなど、様々な場面で活用できる生涯にわたる財産となります。


まとめ

日本の英語力低下は、もはや看過できない喫緊の課題です。


これまでの知識偏重型教育から脱却し、真に「使える」英語力を育むための教育改革が急務となっています。学習指導要領の改訂や入試の変化は、この改革の具体的な表れであり、生徒たちはより実践的な英語力が求められる時代に直面しています。


城南コベッツ東船橋教室が英検を強く推奨するのは、まさにこの変革期において、生徒たちが将来を切り拓くための強力な武器となる英語力を身につけるための最も効果的な手段であると確信しているからです。

英検を通じて4技能をバランス良く育成し、目標達成の喜びを味わい、そしてその努力が受験や将来のキャリアに繋がる「お得感」を実感することは、生徒たちの人生にとって計り知れない価値をもたらすでしょう。今こそ、日本の英語教育の転換期であり、未来を担う子どもたちの英語力向上に向けて、私たち一人ひとりが真剣に取り組むべき時です。






2025.06.17

千葉県入試平均点 262.8.png


スクリーンショット 2025-06-17 151051.png
こちらの一番上にあるのがR7年度の千葉県入試の平均点です。

予想より低かったですね・・・。

英語が47.1点というのは、かなり低いです。


スクリーンショット 2025-06-17 151909.png



こちらがR3年からの平均点推移です。

マークシートが採用されたR6年のときに、R5年と比較して平均が上がりすぎたので若干調整したという流れでしょうか。

千葉県が公表した入試結果によると、2024年度の高校入試は、前年度に比べて英語と社会の平均点が大幅に低下しました。特に英語は9.3点、社会は5.8点も下がり、多くの受験生が苦戦したことがうかがえます。一方で国語と数学は平均点が上昇し、理科はほぼ横ばいでした。


各教科の分析と傾向

国語:平均点上昇、記述力向上が課題

国語の平均点は56.6点で、前年から6.2点上昇しました。聞き取り問題や漢字の読み、歴史的仮名遣いなど、基礎的な知識を問う問題の正答率が高かったことが要因と考えられます。

しかし、「文章の内容の理解と表現」や「登場人物の心情の理解」といった記述式の問題では、例年通り正答率が低く、無答率も高い傾向が見られました。これは全国学力・学習状況調査の結果とも一致しており、読解力や表現力のさらなる育成が求められます。

【指導のポイント】

  • 多様な文章に触れ、語彙を豊かにし、文脈を正確に読み取る力を養う。
  • 複数資料を分析し、情報を整理して自分の考えを記述する練習を繰り返す。
  • 授業のまとめや感想を簡潔に書く活動を通して、記述への抵抗感をなくす。

社会:平均点大幅低下、資料活用力と表現力が鍵

社会の平均点は51.7点で、前年から5.8点低下しました。現代社会の諸課題への関心や理解、資料を活用した判断・分析力、そして思考を表現する力が問われる問題が多く出題されました。

正答率が高かったのは「防災への意識と取り組み」や「グローバル化」に関する問題でしたが、「フィヨルドの定義」や「首長の解職(リコール)」、「信長の城下町政策」といった、知識だけでなく深い理解を求める問題や記述式の問題で正答率が低く、無答率も高かったです。

【指導のポイント】

  • 地理分野:地図や統計資料を読み解き、地理的事象の仕組みや原因、地域間の関連性を考察する。
  • 歴史分野:歴史の大きな流れをつかみ、個別の事象の関連性や因果関係を自分の言葉で表現する。
  • 公民分野:新聞やインターネットなどを活用し、時事問題への関心を高め、複数の資料を関連付けて考察する。

数学:平均点微増、図形・関数・確率の応用力が課題

数学の平均点は52.0点で、前年から0.1点とほぼ横ばいでした。大問1の基本的な問題は正答率が高かったものの、関数の応用問題や、図形の相似の証明とその応用、場合の数と確率の複雑な問題で正答率が低く、無答率が高い傾向が見られました。

特に、「関数(平行四辺形)」や「平面図形(相似の応用)」といった、複数の知識を組み合わせて思考する問題で苦戦した受験生が多かったようです。

【指導のポイント】

  • 数と式:方程式の解を吟味するなど、具体的な事象と関連付けて学習を深める。
  • 図形:観察や操作を通して作図や図形の関係を考察し、論理的な思考力を養う。
  • 関数:具体的な事象との関わりを持たせながら、式やグラフを用いて他者に説明する機会を設ける。
  • データの活用:日常生活や社会に関わる問題を取り上げ、説明し伝え合うことで理解を深める。

理科:平均点低下、作図・計算問題に課題

理科の平均点は55.4点で、前年から3.7点低下しました。「観察・実験を題材とした問題」や「身近な生活に関わりのある問題」が多く出題され、作図やグラフの問題も昨年度より増加しました。

生物的領域は比較的正答率が高かったものの、物理的領域と地学的領域が低かったです。特に、「水中の物体が見えるときの光の道すじ〔作図〕」や「加湿器が放出した水蒸気量〔計算〕」、「光電池パネルの設置角度〔計算〕」といった作図や計算を要する問題で正答率が低く、無答率も高い傾向が見られました。

【指導のポイント】

  • 物理的領域:実験結果の仕組みを法則に基づいて思考し、作図や文章でまとめる練習を行う。
  • 化学的領域:化学式や計算を基に実験結果を考察し、日常生活との関連性を理解する。
  • 生物的領域:観察・実験を通して特徴を体系的に整理し、共通点や相違点を理解する。
  • 地学的領域:観察・実験結果を基にグラフを作成したり、計算で比較したりして考察する。

英語:平均点大幅低下、語順整序と記述式問題が課題

英語の平均点は47.1点で、前年から9.3点と大きく低下しました。リスニングは比較的正答率が高かったものの、「語順整序("such as"を使った文)」や「内容を踏まえ、空所に英語を補充する」といった問題で正答率が極めて低く、無答率も高かったことが、平均点低下の大きな要因と考えられます。

特に、既習の事項を活用し、対話の流れや英文の内容を理解した上で正確な英文を作成する力が不足していることが浮き彫りになりました。また、英作文問題も無答率が10%以上と高かったです。

【指導のポイント】

  • 聞くこと:英語の音声を認識する力を育て、聞き取った情報をまとめ、概要や要点を話して伝える活動を行う。
  • 語彙・表現:既習の語彙や表現を繰り返し活用し、自分の考えを表現できるレベルまで定着させる。
  • 読むこと:多様な英文に触れ、目的に応じた様々な読み取り方を指導する。読んだ内容を簡潔に伝え、意見を述べる活動を通して、統合的な英語の活用力を育成する。
  • 書くこと:口頭練習を十分に行ってから書く活動をするなど、間違いを恐れずに取り組める工夫をする。

今後の学習への示唆

今回の入試結果から、千葉県では、知識の暗記だけでなく、それを活用して思考し、表現する力がより重視されていることが改めて示されました。特に、記述式の問題や作図、計算問題、そして英語の語順整序や自由英作文といった応用力が問われる問題で、多くの受験生が苦戦しています。

今後の学習においては、各教科の基礎を固めることはもちろんのこと、複数の情報を組み合わせて考察する力、自分の考えを論理的に表現する力、そして文章や資料から必要な情報を正確に読み取る力を意識的に鍛えることが重要となるでしょう。日頃から、単に問題を解くだけでなく、その背景にある原理や仕組みを理解し、自分の言葉で説明する練習を積極的に取り入れていくことが、合格への鍵となりそうです。

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