城南コベッツ赤羽南教室

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2023.06.30

今回は、「教えても点数が伸びないのはなぜ?」「一度理解しても、問題を解こうとすると解けないのはどうして?」という悩みを抱える生徒や指導者の皆様に、生徒指導における大切な視点についてお話しします。

私たちは解き方を教えるだけではなく、理解を定着させる学習法を追求しています。

まずその背景にある出来事を紹介し、どのようなアプローチを取っているかをお伝えします。






このテーマについて考えるきっかけは、生徒たちが解き方は理解しているものの、試験の点数が向上しないという課題に直面したことです。


私が生徒に授業をすると、生徒は「わかりやすい!」「こんなに理解できたのは初めて!」目を輝かせるのです。

ところが、生徒たちはその場では理解できたとしても2週間後には、同じ問題を出しても初めて出会った問題のようなリアクションになります。本当です。

解説を始めようと出だしを話し始めると、そこで「あっ、これやった」となるのです。

この問題は多くの塾や教育機関で共通しているものかもしれません。




私たちはこの課題に対して、単に教えるだけではないアプローチを追求しています。

私たちが目指しているのは、生徒が「習ったことを覚えて、使えるようにするための学習」を促進することです。

そのために、教室内でのわかりやすい授業だけでなく、定着を図るための工夫が必要です。



重要なのは「教える」だけではなく、「理解を定着させる」という点です。

授業の中で、解き方や概念を熱心に伝えることも重要ですが、それだけでは不十分です。

なぜなら、多くの生徒の知識は脳裏に一時的にとどまることがあっても、時間とともにきれいに風化してしまうことがあるからです。

(私たち、大人もそうですがね、、笑)



私たちの塾では、そのような課題に対して、徹底的な定着を目指す方針を取っております。

具体的には、各単元ごとにチェックテストを繰り返し実施します。

同じテーマを何度も繰り返し学習し、テストをするのがチェックテストのやり方です。





<チェックテストの意図>

皆様にお伝えしたいのは、チェックテストという学習のステップに込めた想いです。

このテストには、二つの大切な意図が含まれています。


①目標と計画の重要性です。

チェックテストに向けて、生徒たちは目標を定め、計画を立て、それに基づいて学習に取り組むことが求められます。この過程で、生徒たちは自身の目標を明確にし、それに向かって努力をします。


②自己評価と反省の大切さです。

チェックテストの結果を受けて、自分の予想と実際の結果とのギャップを感じます。この過程で、生徒たちは自身の勉強方法やアプローチに対して、新たな視点から見つめ直すことができます。



『やばいっ!テストだ!』という緊張感と、
『あんなに勉強したのに、これしか点数とれないの?!』というショックが、一番生徒の心に響くものです。


こうして生徒たちは、チェックテストのたびに自身の勉強が適切かどうかを振り返り、成果の出る勉強の仕方を洗練させていきます。







<培われる力が社会に出てからどう生きる?>

このプロセスは、勉強を通じて培われる大切な力です。


それは、「人の話をどう聞くべきか」「教えられたことを正確に理解し、実行する力」です。

これらの力こそが、将来社会に出たときに必須であると確信しています。


実際の社会では、指示通りに仕事を進めることができない状況がしばしばあります。指示の誤解からミスが発生することは珍しくありません。

このような現実を受けて、私たちは、勉強を通じて得られる「コミュニケーション能力(=人の話を聞く力、自分の考えを伝える力)」「正確な情報の理解と実行力」を、生徒たちに身につけて欲しいと願っています。



生徒の将来に向けて、知識だけでなく、このような大切な力をつけてほしい。

それが私たちの想いであり、使命でもあります。






人の話を聞く力、、、早いうちから身につけられたら人生幸せですよね(笑)







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城南コベッツ赤羽南教室
~人間的成長なくして学力の成長なし~

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℡:03-6903-8030
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2023.06.08

先日の中間試験について、素晴らしい成績を残した生徒がいるので発表します。


【順天高校1年生・男子】

数Ⅰ:88点(15点↑↑
数 A:96点(20点↑↑

試験範囲は、数Ⅰが「数と式」、数Aが「数学と人間の活動(整数)」でした。

この生徒の中学3年生の学年末試験の結果は、「代数:73点」「幾何:76点」でした。
中学から高校に上がると、内容が増え、授業スピードも加速するので、たとえ高校初回のテストと言えど、素晴らしい成果だと思います。

大変よく頑張りました!



同じ学校に通う彼の友達も頑張りました。


【順天高校1年生・男子】

数Ⅰ:87点(29点↑↑
数 A:79点(15点↑↑

この生徒の中学3年生の学年末試験の結果は、「代数:58点」「幾何:64点」でした。
次回の定期試験でも、しっかりと点数が取れるよう、また一緒に頑張っていきたいと思います。




彼らが一体どんな試験勉強をしたのかについてのブログは、近日公開!です。

ぜひお楽しみに。




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2023.05.13

前回、ことばの学校「聴いて読む読書」についてお伝えしました。

冒頭では、読んで国語力を伸ばすことを目的とした授業であることを書きました。




さらりと使ってしまった「国語力」という言葉ですが、今とても重要視されています。



大学入試高校入試中学入試の全てにおいて大変重要です。

ご父兄の方々が想像しているよりも、かなり重要度が高いものなんだとイメージしていただきたいです。



今の入試は、問題文の長文になる傾向があったり、複数の資料の読み取りから考察するといった、入試問題の変化が起きています。

知識一辺倒だった教育を、知識活用型に変えようという変化が長年少しずつ行われていましたが、ここ数年で一気に教育改革が進んだのです。




一連の変化に共通するのは、「情報量の増加」です。

文章が長くなること、資料の量が増えることに伴って、必要となる語彙の数も増加しました。

さらに、膨大な文章の中から短時間でポイントを探す、情報処理能力が必要です。

この情報処理能力は、読解力と言い換えることができます。




これらの「語彙」「読解力」は、国語力と呼ばれる力です。




ことばの学校では、「国語力」を以下のようにして伸ばします。

「国語力」=「速聴読」+「良書多読」+「読書ワーク」




速聴読とは、ことばの学校の音声を聴きながら読書をする『読むとくメソッド』のことを指します。

良書多読は、レベルごとに区分されたその学年で是非読んでおきたい本のラインナップのことです。

最後の読書ワークは、読んだ本を読みっぱなしにすることなく、本の中に登場した言葉や表現を確認する問題のことです。





ことばの学校では、純粋に本を楽しむということを通じて、自然な形で国語力が伸びていきます。

読書で国語力を伸ばすには、小学校低学年までの時期にどれだけたくさんの文章を読んだかどうかによるところが大きいです。


是非、ことばの学校で本を楽しみながら国語力を伸ばしましょう~!

以下は、ことばの学校のオンラインセミナーのご案内です。

図1.png






ご興味ある方はぜひご参加ください!

(画像をクリックすると大きく表示できます)









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2023.05.11

城南コベッツ赤羽南教室には、りんご塾の他に「ことばの学校」を併設しています。


ことばの学校とは、読書によって子どもたちの国語力を伸ばすことを目的とした授業です。




授業内で読書をします。

子どもたちは、で音声を聴きながら、本をみます。

音声に合わせて文字を追うだけで良いので、お子様の負担が小さく気軽に楽しく読書をすることができるのです。


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写真は、授業の様子です。

どの生徒も、本に夢中になっています!






ことばの学校の、耳で聴ききながら読む授業にはこんなメリットがあります!

  • プロのナレーターの朗読で、子どもたちは自然に本の内容へ入り込めます
  • 読めない字も音声が読み上げてくれます
  • 文字をことばのかたまりで認識できます
  • 内容理解が深まります
  • 集中力が続きます



ことばの学校で読書をすれば、

まだ文字がスラスラ読めないお子様や、読むのは疲れるから嫌だというお子様も、当然本が好きなお子様は更に楽しく、本に夢中になることができます!





例えば本を読んでいて、子どもの頃って知らない表現がたくさん出てきますよね。


私の昔話になるのですが、少女漫画を読んでいたとき「まだるっこしいよなあ。」というセリフに出会ったことがあるんです。

当時の私は、小学生でした。

「まだるっこしい」という言葉を見たことも聞いたこともなかったのです。



この知らない表現のどこが言葉の区切りなのか、見当がつきませんできした。

「ま だるっこしい よなあ。」と区切って、そのときは読みました。



双子の妹とページを開きながら、「だるっこしいって、なんか変だよね?言うなら、だるいだよね?」と笑った記憶があります。

「まだるっこしい」ではなく「だるっこしい」という言葉だと勘違いしたんですね。(笑)





知らない言葉があると、子どもってとんでもないところで言葉を区切って読んでしまいますよね。

少なくとも私の先程の例では、音声があれば「まだるっこしい」というかたまりで一つの意味の言葉であるとわかったはずですね。

そして周辺の文章から、「まだるっこしい」の意味を推測して使い方を理解できたはずです。

それはそのまま、その子の読解力の向上に繋がります。
ことばの学校で、耳で聞く読書をすることは、自然に言葉を身に着けていくには最適なのです。




せっかく読書をするなら、いろんな言葉に正しく覚えてほしいですよね!(笑)





ことばの学校の「読んで聴く読書」についてお分かりいただけましたでしょうか?

本日のブログはここまでとします。


以下は、ことばの学校のオンラインセミナーのご案内です。


図1.png





ご興味ある方はぜひご参加ください!

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2023.04.25

昔と比べて、大人が子どもに対して遠慮するのが現代の大きな特徴の一つだと考えています。

家庭、授業、部活、習い事、いろんな場所で不健全なまでの遠慮が生じていると感じています。


読者の中にも、昨今のコンプライアンスにがんじがらめになった世の中を心配している方もいらっしゃるのではないでしょうか?


ところで先日、こんな事がありました。


↓ ↓ ↓


私が高校生に授業をした後、生徒が質問に来ました。



最近私の授業を受け始めた男子生徒です。

「これ、全然わからないんですけど!」

解答の中で登場した、相加相乗が分からなかったようです。



相加相乗のやり方を知らなかったとはいえ、人にものを尋ねるには然るべき態度というものがあります。

当然「たった今授業をした人に対して、その聞き方は無いだろ!俺の説明が下手くそだったみたいだろ?失礼じゃねえか?」と一喝しました。



その生徒は、私に改めてきちんとした言葉遣いで質問し直したので、相加相乗を教えました。

知識がなかったことは仕方ないので、そこはしっかり教えます。

すると、「あっ!そうか!わかりましたぁ!!!」と目を輝かせて素晴らしいリアクションが返ってきました。

教師冥利に尽きます。


そのリアクションは素晴らしいから、これからも大切にして欲しいと伝えると喜んで帰りました。




この件について、私は彼の発言を指摘しましたが、そもそもそんな質問の仕方をするような高校生に育つまで、周りの大人が注意してこなかったのかと私はそこが気にかかりました。

時代的な背景から、大人が子どもに昔ほど厳しく教育や指導を施さないことは承知しています。

ですが伝えるべきことを伝えないこと、叱るべき時にそれはいけないと叱らないのは、大人としての義務を放棄していると思います。



先に生まれて人生経験を積んできた者として、後を生きる者へ必要なことは伝えたいものです。

たとえその時おせっかいだと疎まれようと、それをすることが人ととして当然のことだと思います。



大人の皆さん、遠慮はほどほどに(笑)



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