赤羽南教室のメッセージ
【りんご塾赤羽南】「次元が違うよ!」と褒めたつもりが、一本取られました。
2026.07.29
こんにちは~東木です。
今週は、先週と比べると過ごしやすい気候ですね。
今日は小学4年生の生徒との、思わず笑ってしまった出来事を書きます。
その生徒は、小学3年生のときに算数オリンピック・キッズBEEでメダルを獲得した生徒です。
現在は、中学受験レベルの問題にもどんどん挑戦しています。
先週は『中学への算数』8月号の「図形と比」の問題に取り組んでいました。
様子を見ていると、相似比や面積比の考え方をもう少し整理すると、さらに理解が深まりそうだったので、今週の授業では、小学5・6年生内容から関連する問題を用意しました。
例題の説明を見て、ほとんど自分で理解してくれます。
手が止まったときだけ私の出番です。
私が図を描きながら説明します。
「こことここが相似だから、ここも相似だと言えるんだよ」
説明を理解してもらったら、練習問題へ。
すると...
もう1分後には、私の方が置いていかれるんです。(笑)
「あれ?もうそこまで解いたの?」
ということが、本当に何度もあります。
説明した内容をすぐ自分のものにして、迷いなく解き進めていく。
その姿を見ていると、
「すごいなぁ。」という感心と、
「かっこいいなぁ。」という嬉しさが込み上げてきます。
思わず私は、
「やっぱり〇〇くんは解くのが速いね!次元が違うよ!」
と言いました。
すると、その子は少しニヤッとして、
「次元はみんな同じ。3次元だけどね。」
......やられました!
一本取られました(笑)
この返事を聞いたとき、
「ああ、さすが!この子らしいな!」
と思いました。
言葉をなんとなく受け流さないんですよね。
『次元』という言葉を聞いた瞬間に、
「いや、次元は違わないでしょ。」
と、言葉の定義そのものに反応しているんです。
私は普段から、「この子は言葉に誠実だな。」と感じています。
算数が得意なのは、結果的にそうなっているんじゃないかと感じます。
つまり、
決められたルール。
定義。
条件。
そういったものを曖昧にせず、正確に受け止めようとする姿勢がいつもあるんです。
そして、その土台の上に論理を積み重ねていく。
だから、見たことのない問題に出会っても、自分で考えることができます。
長谷先生はよく、
「思考力とは、特別なひらめきではない。」と言っています。
まず問題を正しく読むこと。
条件を正しく理解すること。
言葉の意味を正しく捉えること。
その積み重ねがあって、思考力を試すスタートラインに立てます。
だからこそ、赤羽南教室では「言葉」をとても大切にしています。
算数なのに、言葉?
と思われるかもしれません。
でも、算数は言葉でできています。
「少なくとも」と「ちょうど」。
「以上」と「より大きい」。
「十分条件」と「必要条件」。
ほんの少しの違いが、答えを大きく変えてしまいます。
だから、言葉に誠実な子は、算数にも強い。
今日のやり取りで、改めてそう感じました。
ちなみにこの日、一番勉強になったのは私かもしれませんね!
これからは、生徒に「次元が違うね!」なんて軽々しく言えないです(笑)
私も、言葉の定義を大切にしながら、子どもたちと一緒に学び続けたいと思いま~す。
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