赤羽南教室のメッセージ
【RINGOJUKU WORKS#13】小学校受験が終わったら。そのあと、何を勉強しますか。
2026.09.14
小学校受験が終わった。
進学する学校も決まった。
そして、中学受験をする予定はない。
場合によっては、高校受験もない。
では、これからの時間を、何に使いますか?
私は、これはとても大きな問いだと思っています。
「受験がない=勉強を急がなくていい」なのか
中学受験をする子は、小学校高学年になると受験勉強が本格化します。
高校受験をする子も、中学生になれば入試へ向けた勉強が始まります。
一方、内部進学を基本に考えている子どもには、その受験がありません。
すると、「受験がないから、今はそれほど勉強しなくてもいい」という考え方もあります。
もちろん、それも一つの考え方です。
でも私は、逆の見方もできると思っています。
受験がないからこそ、先へ進める。
受験がない最大のメリットは「先へ進めること」
中学受験をする子は、小学校高学年のかなりの時間を中学入試のために使います。
特殊算。
難しい文章題。
模試。
志望校対策。
過去問。
どれも、受験する子には必要な勉強です。
でも、中学受験をしないのであれば、その時間を別のことに使うことができます。
小学算数が理解できたら、
中学数学へ進む。
中学数学が理解できたら、
高校数学へ進む。
私は、それでいいと思っています。
むしろ、せっかく受験がないのに、なぜ受験のところで立ち止まるのだろう
と思うのです。
算数と数学は、一本につながっている
小学算数。
中学数学。
高校数学。
学校制度上は、別々に見えます。
でも、数学そのものは切れていません。
分数。
割合。
比。
文字式。
方程式。
関数。
図形。
そして、高校数学。
全部つながっています。
小学6年生までが算数だから、小学6年生まで待つ。
中学生にならなければ、中学数学をやってはいけない。
そんな決まりが数学にあるわけではありません。
理解できているのであれば、学年で止める必要はない。
小学算数から中学数学へ。
中学数学から高校数学へ。
そして、その先の大学受験へ。
一つの道として考えればいい。
「SAPIXは違うんですよね」
以前、私立・国立小に通う子どもの保護者の方から、
「SAPIXは、違うんですよね」と言われたことがあります。
また、別の保護者の方からは、「中学入試や高校入試で鍛えられてきた子たちに、大学受験で負けない学力をつけておきたい」と言われました。
私は、この二つの言葉はつながっていると思っています。
中学受験をしたいわけではない。
でも、中学受験を通して身につくはずだった学力や思考力まで手放したいわけではない。
だからといって、中学受験をする子と同じ勉強をする必要もありません。
だったら、違う戦い方をすればいい。
受験をする子とは、違う道を進めばいい
たとえば小学6年生。
中学受験をする子が、入試算数を徹底的に勉強している。
一方、中学受験をしない子は、中学数学を勉強している。
それでいいのです。
中学生になったら、高校受験をする子が高校入試のための数学を勉強している。
一方、高校受験をしない子は、高校数学へ進んでいる。
どちらが上という話ではありません。
進む道が違うだけです。
そして、その道はいつか再び交わります。
大学受験です。
そのとき、
中学受験をした子。
高校受験をした子。
内部進学してきた子。
さまざまな道を通ってきた子どもたちが、同じ大学入試の問題を解くことになります。
だったら、受験がなかった時間を、アドバンテージに変えておけばいい。
私はそう考えています。
ただし、速ければいいとは思っていません
ここは、私たちがとても大切にしているところです。
先取りというと、「何年生で何年生の内容まで終わった」という話になりがちです。
でも、私たちはそこを競っているわけではありません。
理解できたら、先へ進む。
でも、考えるべき問題なら止まる。
一問に20分かかってもいい。
でも、自分の力で何とかしようとする。
先へ進むことと、深く考えることは、反対ではありません。
むしろ、深く考えながら、先へ進めばいい。
これが、私たちの考える先取りです。
私たちの教室は、先へ進むほど得意になります
そして、ここには赤羽南教室ならではの事情があります。
私たちは、子どもが先へ進むほど、教える側の得意分野に入っていきます。
私は長く、大学受験数学を教えてきました。
中学生も高校生も教えてきました。
ですから、小学生が小学算数を終えて、中学数学へ進むことに違和感はありません。
中学数学が終わって、高校数学へ進むことにも違和感はありません。
むしろ、そこから先は、私たちが長く教えてきた世界です。
だから、小学生の算数を教えるときにも、
「この問題が解けた」ということだけを見ているわけではありません。
中学生になったとき。
高校生になったとき。
大学受験をするとき。
その子に何が必要になるのか。
そこから逆算して、小学生の今を見ています。
言ってしまえば、
大学受験数学から逆算して、小学生を教えている。
これが、私たちの教室です。
なぜ、私立・国立小の子どもが増えたのか
現在、私たちの教室に通う小学生の約4割が、私立・国立小学校の子どもたちです。
最初から、その層を集めようと思っていたわけではありません。
内部進学専門でもありません。
それでも、気がつけば増えていました。
その理由を考えてみると、
「受験をしない。でも、学力は伸ばしたい」
というご家庭の考え方と、
「理解できたら学年に関係なく先へ進む」
という私たちの考え方が、たまたま合っていたのかもしれません。
学校の補習だけでは物足りない。
でも、中学受験塾とも違う。
そして、大学受験ではしっかり戦える学力をつけたい。
その間にある選択肢は、意外と少ないのだと思います。
受験がない時間を、空白にしない
中学受験をしない。
高校受験もしない。
それは、決して学力面で不利だと決まっているわけではありません。
使える時間があります。
その時間を、ただ「受験がない時間」にするのか。
それとも、次の学びへ進む時間にするのか。
私は後者を選びたいと思っています。
小学算数から中学数学へ。
中学数学から高校数学へ。
そして大学受験へ。
その途中で、
考える。
読む。
言葉にする。
粘る。
自分で何とかする。
それを繰り返しながら、先へ進む。
受験をしないことを、学力上の空白にしない。
むしろ、受験がないことを、学力上のアドバンテージに変える。
小学算数。
中学数学。
高校数学。
大学受験。






