城南コベッツ神戸深江教室

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2024.01.16

学校では、生徒一人ひとりに対して「評価」「評定」が行われます。

 中間考査や期末考査、実力考査はその判断材料となるものですが、それぞれのテストの点数だけで判断されるわけではありません。
参考:内申点の重要性

 「評価」と「評定」は、名前はよく似ていますが、中身は異なるものです。

 「評価」とは、それぞれの学習内容ごとに「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の観点別の評価規準に従って評価されます。
 その際、授業態度、提出物、実技や実験、単元テストや小テスト、そして定期テストなどの資料を基にして3段階(A~C)で示されます。

 「知識・技能」は、学習したことが知識として定着しているかが評価されます。
 定期テスト基礎問題の点数、授業中の小テストの点数、グラフの記述・実験などの取り組みなどが評価の対象となります。
 定期テストはもちろん、普段の小テストの点数も評価に含まれるので、普段から準備しておくことが必要です。

 「思考・判断・表現」は、身につけた知識を活かして課題を解決できるかが評価されます。
 定期テスト応用問題の点数や理科の実験データを読み取って、自分の意見や考えを表現する力などが評価の対象となります。

 「主体的に学習に取り組む態度」は、学習に対する取り組み姿勢が評価されます。
 授業に集中しているか、提出物の期日を守っているか、積極的に興味を持って学んでいるかなどが評価の対象となります。令和元年度地方協議会等説明資料「新学習指導要領の全面実施と学習評価の改善について」(小・中学校) - 20202012-mxt_kyoiku01-100002605_1_page-0001.jpg
文部科学省_学習指導要領資料


 それに対して「評定」とは、教科ごとに観点別に出された評価(観点別評価)を総合化したもので、それぞれの達成度を5段階(1~5)で示しています。

 以上のことから、日々の学習や授業への取り組みがいかに重要か、お分かりいただけると思います。

 定期テストで高得点を取ったからといって、必ずしも評定が高くなるというわけではありません。毎日の授業への取り組みが、そのまま高校入試の内申点につながります。

 学習量が増え、積み残しや苦手分野を抱えている方は、日々の過ごし方を見直しましょう。
1日1日をどのように過ごすかで結果は大きく変わってきます。

2024.01.13

受験シーズン真っ只中ですが、皆さんにとっての「ゴール」はどのようなものでしょうか?

 今回は「逆算思考」(バックキャスティング)の考え方をご紹介いたします。

 一般的には、現在から未来を予測し、その予測に基づいて計画を立てる「積み上げ思考」(フォアキャスティング)がよく使われますが、「逆算思考」は、実現したい未来を描き、そこから現在にさかのぼって、実現するための道筋を考える思考法です。
逆算思考.png 大きな違いは、未来を予測するのではなく、実現したい未来を描くということです。

 例えば、進路について考える際に、「現在の成績からすると○○高校かな」(予測される未来)と考えるか「○○高校に合格するにはどうすればいいか」現したい未来)と考えるかの違いになります。

 「逆算思考」のメリットは、実現したい未来を明確にすることで、その目標を達成するためのステップや行動が具体的になります。
 ある程度の期間が必要ですが、未来に大きな変化を求める場合には有効な手段で、以前、ご紹介した「目標達成シート」と同様の考え方です。
目標達成シート ← 詳細はコチラから
 
 受験が終われば、入学・進学のシーズンです。
それぞれが実現したい未来を描いて、具体的な行動に移していきましょう。

2024.01.08

いよいよ今週末、2024年1月13日(土)、14日(日)の2日間にわたって、大学入学共通テストが行われます。
 
 2021年から実施されている大学入学共通テストは、国語以外でも「読解力」が問われる内容となりました。特に、数学ではセンター試験に比べて文章量が大幅に増加し、時間が足りないといった声も聞かれました。
ページ増で受験生悲鳴 共通テストの「えぐい文章量」 - 産経ニュース.pdf ← 詳細はコチラから

「友達とのやり取りがスマートフォンやチャットを通して数⾏で終わるなど、今の⼦供の多くは⻑めの⽂章に⽇常で接していない。⽇頃から新聞で興味のある分野に関するコラムを読むなど、⻑めの⽂章に取り組むことが共通テスト対策にもつながる」と記事で指摘されています。

 「読解力」だけでなく、「手書き能力」に関しても同様のことが言えます。
 パソコンやタブレット端末の普及で便利になった反面、「読み書き能力」の発達への影響が懸念されています。

 (公財)日本漢字能力検定協会によると、2006 年と 2016 年の漢検受検データを比較し、10年間で成人の書字の力だけが特異的に低下していたことが報告されました。
  
 また、京都大学の研究グループの発表によると、漢字の手書きが文章力の発達に独自の貢献をすることが明らかになりました。
(公財)日本漢字能力検定委協会プレスリリース_20230517.pdf ← 詳細はコチラから

 京都大学の研究グループは、今回の結果から漢字の手書きの習得は高度な言語能力の発達と関連しており、「手書き能力」が高い人ほど結果的に文章作成能力が高くなると結論づけました。

 
 残念ながら、日本人学生の「読解力」「手書き能力」は年々大きく低下し続けています。
 
 2018年に行われた「学習到達度調査(PISA)」の最新調査では、「読解力」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」の3項目のうち「読解力」だけがランクを大きく落としています。
※ 「PISA」とは、国際機関であるOECD(経済協力開発機構)が行う、義務教育修了段階の15歳児を対象にした世界的な学力調査です。(PISA:Programme for International Student Assessment)
2018年調査の結果.png

文部科学省 「OECD 生徒の学習到達度調査2018年調査(PISA2018)のポイント」.pdf ← 詳細はコチラから

 「読解力」「手書き能力」は、ある程度の期間をかけて身に付いていくものです。
 高校生よりも中学生、中学生よりも小学生と、より早い段階から意識的に訓練することで身に付いていきます。

 通塾をご検討されておられる保護者様は、ぜひ当塾にご相談ください!
 参加型学習の演習授業で、成果を挙げた生徒様の事例をご紹介させていただきます!

2024.01.06

高校の課程は、時間帯や学びの違いによって、全日制、定時制、多部制、通信制の4つに分かれています。

 全日制は、昼間の時間帯に授業が行われる課程で、2024年度は、兵庫県内の国公立中学校卒業予定者数の内、76.4%にあたる33,727人が出願しています。
一方、定時制・多部制・通信制は3.0%にあたる1,319人となっています。
(2023年11月10日現在)出願倍率 ← 詳細はコチラから

 全日制の進学希望者が、前年より55人減っているのに対して、定時制・多部制・通信制の進学希望者は、前年より41人増えています。

 定時制は、昼間や夜間の特別な時間帯に授業が行われる課程で、夜間だけでなく昼間に通うことも可能です。授業時間は1日4時間程度と短いため、4年間で卒業する人が多くなります。

 多部制は、複数の時間帯に授業が行われる過程で、午前(1部)、午後(2部)、夜間(3部)の部があり、いずれかの部に所属して学習します。それぞれの生活スタイルに合わせ、部を越えて時間割を組むこともできます。

 通信制は、年間に定められたスクーリング(教室などで、先生から直接指導を受けること)という登校日に授業を受けるほか、自分でレポートを提出し、テストを受けることで単位を取得します。

定時制・多部制・通信制の出願倍率.png 兵庫県教育委員会資料より作成
定時制・多部制・通信制の出願倍率.pdf ← 詳細はコチラから

 どの課程を卒業しても「高校卒業資格」となりますが、学校の仕組みや、特色はそれぞれ異なります。進学を検討している学校があるなら、資料請求や学校見学を行いましょう!

2024.01.04

2024年度(令和6年度)高等学校進学希望者の動向について公表されました。
令和6年度高等学校進学希望者数等動向調査(令和5.11.10現在)の結果について.png 兵庫県内の国公立中学校卒業予定者数の内、県内公立高校への進学を希望している生徒は79.4%でした。内訳として、全日制は76.4%にあたる33,727人、定時制・多部制・通信制は3.0%にあたる1,319人となっています。(2023年11月10日現在)

 また、下図の通り、学校別・学科別の定員・希望者数から倍率をまとめました。倍率が1.5倍以上の学校・学科・コースには黄色で色付けしています。
県内公立高等学校進学希望者の学校別動向調査結果_抜粋.png 兵庫県教育委員会資料より作成

 神戸高校の普通科は、320人に対して希望者数349人、希望倍率は1.09倍ですが、総合理学科は定員40人に対して希望者数93人、希望倍率は2.33倍となっています。
 
 また、兵庫高校の普通科は、280人に対して希望者数467人、希望倍率は1.67倍ですが、創造科学科は定員40人に対して希望者数89人、希望倍率2.23倍となっています。
 
 全日制では、全体的に理数系の倍率が高くなっているのが特徴です。
県内公立高等学校進学希望者の学校別動向調査結果.pdf ← 詳細はコチラから

 学力検査は、2024年3月12日(火)です。
 今回、倍率が高い学科もありますが、とにかく、本番で自分の持てる力を最大限発揮できるよう準備していきましょう!
 受験生の皆さん、ラストスパートでがんばりましょう!