城南コベッツ神戸深江教室

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神戸深江教室のメッセージ

2024.09.14

  読解力 ≠ 文章を読む力
 皆さんは、教科書に書かれている文章を正しく内容を理解して読むことができているでしょうか?テストでは問題の意図を理解して、正確に解答できているでしょうか?
 文章を「読み解く」とは、言葉の意味や働き、文法などを踏まえて文章の構造を正しく把握し、内容を理解することを意味します。「読む」と「読み解く」は、まったくの別物 になります。

 現代文を読んでもその内容が理解できず、問いに対して見当違いの解答をしている生徒は一定数いますが、その原因はさまざまです。
 例えば、漢字・熟語・慣用句などの「語彙が不足している」場合や読むスピードが遅いために「『とばし読み』をしている」場合、あるいは、評論文などで取り上げられるテーマである「宗教、科学、経済、政治、言語、社会、文化、芸術」などの「背景となる知識がない」場合も内容を理解することが難しくなります。

 教育劣化
 今の中高生の3分の1は、簡単な文章が読めない──。書籍『AI vs.教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社)国立情報学研究所の社会共有知研究センター長・教授である新井紀子氏が警鐘を鳴らしています。
出典:日経ビジネス_2019.10.16

 全国2万5,000人規模を対象に実施した基礎的読解力調査で下記の問題が出題されました。
 仏教は東南アジア、東アジアに、キリスト教はヨーロッパ、南北アメリカ、オセアニアに、イスラム教は北アフリカ、西アジア、中央アジア、東南アジアにおもに広がっている。 この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。

 オセアニアに広がっているのは、(  )である。
 ① ヒンドゥー教 ② キリスト教 ③ イスラム教 ④ 仏教
 正解は、②のキリスト教です。
 文章の構造を理解すれば簡単に正解できる問題ですが、この問題の正答率は中学生が62%、高校生が72%でした。重要なのは、この結果を6割以上が正解したと捉えるのではなく、「(この簡単な問題を)中学生の3人に1人以上が、高校生の10人に3人近くが正解できなかったことが問題である」と新井紀子氏は主張されています。参考までに、「この問題に解答した745人の高校生が通っているのは、進学100%の進学校」ということです。
出典:日経ビジネス_2019.10.16

 国語力
 国語力は「読解力」「表現力」の2つに整理できます。国語で成績を上げるためには「感覚」で文章を読み解くのではなく、根拠を持って解答できるようになることが重要です。

 当教室の講座では「読解力育成」に焦点を絞り、「語彙力」「文法力」「論理力」をそれぞれ鍛えます。さらに、「論理力」「係り受け」「指示語・照応」「同義文」「推理・推論」「図表の読解」「定義と具体例」6つの技能に分けて短い文を読解することで身に付けていきます。

① 係り受け
  主語と述語の関係や修飾語と被修飾語の関係が理解できる。
② 指示語・照応

  指示代名詞が何を指すのかが理解できる。
③ 同義文

  2つの違った文章を読み比べて、意味が同じであるかどうか理解できる。
④ 推理・推論

  文の構造を理解した上で,生活体験や常識、さまざまな知識を総動員して文章の意味を理解できる。
図表の読解
  文章と図形やグラフを比べて、内容が一致しているかどうかを認識できる。
⑥ 定義と具体例
  定義を読んでそれと合致する具体例を認識できる。

 
 昨今の入試問題は総体的に文章量が多く、与えられた資料から情報を読み取り、解答を求める問題が増加しています。国語を論理的に学習していくことで、他教科で出題される図形やグラフの問題にも対応できる力が養成されていきます。
 すべての教科で必須となる「語彙力」「文法力」「論理力」を鍛えていきましょう。sokudokkai_parts08.png

 

2024.09.09

 1日24時間は、すべての人に平等に与えられた時間です。この時間をどのように使うかで人生は大きく変わってきます。
 24時間から日課(学校・食事・入浴・睡眠など)の時間を引くと何時間残るでしょうか?スマホでゲームをしたり、テレビを見ている時間なども引くと、1日の残り時間がますます少なくなっていきます。

 集中力
「現代人の集中力は8秒しか続かず、これは金魚の9秒を下回る」
 マイクロソフト社のカナダの研究チームが2015年に衝撃的な研究報告を発表しました。
出典:ダイヤモンド・オンライン_2021.04.05

 金魚の集中力をどのように測定したのかは謎ですが、2000年の時点では、人の集中力の持続時間は12秒程度あったそうです。ところが、PCやスマホの普及によって、現代人は1つのことに集中する力が落ちてきていると言われています。

 これにより、「ついに人の集中力は、金魚に負けた」と話題になりました。皆さんの集中力はいかがでしょうか?

 文章量
 2024年に実施された公立高校入試の国語の文字数を調査すると、全国の平均試験時間は約50分、問題全体の文字数はおおよそ9,670文字という結果でした。
公立高校・国語文字数ランキング.png出典:速読情報館_2024.07.24
 兵庫県は、関西のなかでも文字数が一番多く、全国でも8位というランキングでした。
兵庫県公立高校入試文字数資料_page-0001.jpg 試験時間50分で、400字詰め原稿用紙を約29枚読むイメージです。もちろん、文章を読むだけでなく、内容を理解し、解答する時間が必要です。
 様々な試験において、試験時間全体の約6割が「思考+解く+記入に必要な時間」とされています。

 日本人の読書速度は、1分あたり平均500文字程度と言われています。このペースだと、文章を読む時間は約35分かかり、解く時間は約15分しかありません。解答する時間が全体の6割=30分を必要な時間と考えると15分不足します。試験時間を伸ばすことはできないので、解答時間を増やすには、読む時間を短縮する必要があります。

 基礎的読解力
 速読の能力は、「習得により、長期的に活用できるスキル」で、受講期間が長ければ長いほどトレーニングを修了してからも高い能力はずっと維持されていきます。その結果、訓練を継続することで読むスピードも徐々に速くなり、最終的には1分あたり1,200文字以上の文字数を読むことができるようになります。

 「聞く」「話す」「読む」「書く」ことは連動しています。「書く」ことだけが苦手だと思っていても、実は「読む」ことがうまく出来ていない可能性があります。どれかひとつだけではなく、バランスよくトレーニングすることで基礎的な力の向上が期待できます。
F02-05sokushikou_sokudokkai_parts09.png 国語以外の教科にも役立つスキルを身につけましょう。
 

2024.08.20

 AI読み

 皆さんは、教科書に書かれている文章を正しく読めているでしょうか?教科書などの基本的な文章はもちろん、図やグラフなどからも情報を読み取ることができているでしょうか?

 例えば、下記の問題を読み解いてみてください。

 穀類・いも類・砂糖の主な成分は炭水化物である。穀類・いも類には炭水化物のうちでんぷんが多く、砂糖はそのほとんどがしょ糖である。
 この文脈において、「そのほとんど」とは何のほとんどを指すか。最も適当なものを選択肢のうちから一つ選びなさい。

 ① 穀類・いも類 ② 炭水化物 ③ でんぷん ④ たんぱく質

引用:新井紀子著『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社, 2018年)
 
 正解は、②の炭水化物です。

 著書によると、教科書が読めていない子どもがたくさんいる、ということが問題提起されています。文章を読んでいるようで、実はちゃんと読めていない、いわゆる「AI読み」(キーワードの拾い読み)をしている子どもが増えていると言われています。つまり、「○○と○○と○○という言葉が出てきたら、こんなもんだろう」、というような読み方をしているのです。

 国語に限らず、昨今の高校入試問題・大学入試問題は、文章の文字数が増え 、さらに図や資料を読み取る問題が増えて複雑化されています。制限時間内で、いかに効率よく解答していくかがポイントとなります。
 時間が足りないからという理由で「AI読み」のクセがついてしまうと、問題文を読み違えて解答してしまうことも十分に考えられます。

 アミラーゼ問題

 「読解力」を問う問題で、有名な「アミラーゼ問題」というものがあります。

 アミラーゼという酵素はグルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。

 この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。

 セルロースは(     )と形が違う。

 ① デンプン ② アミラーゼ ③ グルコース ④ 酵素

引用:新井紀子著『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社, 2018年)

 正解は、① デンプンです。

 日本語の文章ですが、少し考えてしまう問題です。このように、文章の本質を読み解く訓練をしていくことで読解力は養われていきます。

 読解力の養成

 読解力を多面的に測定するテストで「リーディングスキルテスト」というものがあります。

 「日本語のルールに従って教科書の文章を読むことができない生徒がいるのではないか」という仮説からスタートした「基礎的な読む力」を測るテストです。

出典:リーディングスキルテストとは何か
 
 どの教科の教科書も、学習内容は文章で説明されています。その文章を「読む」ことができなければ、教科の内容を理解できることは決してありません。「リーディングスキルテスト」は、人が文章を「読む」際の11の読解プロセスに着目しています。

 11の読解プロセスとは、「文節に正しく区切る」「『誰が』『何を』『どうした』のような構造を正しく認識する」「常識や知識から推論して、未知の用語の意味を位置づける」など、文章の読解に必要な力を11段階に区切ったものです。

 このプロセスは、文章だけでなく図やグラフといったイメージや具体例から情報を読みとる際にも適用されます。「リーディングスキルテスト」では、そのプロセスが正しく実践されているかを測ることができます。
出典:一般社団法人 教育のための科学研究所
出典:福島県教育庁 教育義務課

 簡単に基礎的読解力を測る無料ツールがあるので、ぜひチャレンジしてみてください。bn_yomito.png
 速読解力講座・国語力養成講座で読解力を鍛えていきましょう。
 

2024.08.10

 全国学力テスト
 先日、2024年4月に実施された全国学力テストの結果が公表されました。
 全国学力テストは、文部科学省が毎年、全国の小学6年生と中学3年生を対象に行っており、今年はおよそ186万人が「国語」と「算数・数学」のテストに参加しました。

 特に注目すべきは、中学国語の平均正答率が過去最低となったことです。理由として考えられることは、SNSなどの影響で子どもたちの読解力が低下している可能性があるとされています。
中学国語の平均正答率の推移.png出典:読売新聞オンライン_2024.07.29

 今回の中学国語で最も正答率が低かったのは、「読む」技能を測る出題(正答率は40%台)で、必要な情報を読み取る力に課題があることがわかりました。

 また、全国学力テストに合わせて行われた児童生徒への質問調査の結果では、SNSなどの利用時間が長いほど平均正答率が低下する傾向が改めて浮き彫りになりました。
中学生の国語の平均正答率とSNS・動画視聴時間の関係.png出典:読売新聞オンライン_2024.07.29

 さらに、課題となってきた思考力や表現力などが必要な問題を見ると、「『国語』『算数・数学』ともに基礎的な知識が求められる問題と比べて平均正答率が低い」という結果でした。

 NHK NEWS WEBの「全国学力テスト 結果は?」をクリックすると、動画が再生されます。

 文部科学省は2027年度からテストも紙での試験を廃止し、全面的にオンライン化する方針を示しています。解答を「書く作業」から「選ぶ作業」に移行することで、今後、漢字や英単語を正確に書けない生徒が増えていくことも危惧されます。

 高校入試問題の文章量
 2024年3月に行われた兵庫県公立高校入試の国語を分析すると、試験時間50分で、問題の文字数が11,636文字もありました。400字詰めの原稿用紙に換算すると、約29枚分にもなります。

 限られた時間内で、いかに問題を速く読み解き、解答する時間に充てれるかが勝負になります。
兵庫県の高校入試 過去問を分析.png出典:(株)SRJ資料

 一般的に、多くの方は「頭の中で一文字ずつ音声化する黙読(もくどく)』」という読み方で文章を読んでいます。
 これに対して、速読の読み方は「文章をかたまりで瞬間的に視野に入れ、同時に内容を理解する『視読(しどく)』」と言われるもので、頭の中で音声化しない読み方です。

 次年度以降の入試も、膨大な文章量・グラフ・資料を読み解く問題が増えることが予想されます。制限時間内で、いかに速く文章を読み解き、解答できるかどうかが重要になります。

 当教室では、「速読解力講座」はもちろん、「語彙・文法・論理力」を鍛える「国語力養成講座」もございます。体験のお申し込みは、下記バナーをクリックして必要項目をご入力ください。
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2024.08.03

 ノートを取らない生徒
 「ノートを取らない生徒が増えている」という記事が掲載されていました。
参考:ヤフーニュース_2024.07.24

 ある大手予備校の講師によると「ノートを取らなくて学習が効率よく進むのであれば全然構わないが、質問に来る生徒に対して『それノートに書いてあるよ』『前回のノートを見てごらん』と伝えると、よく『あ、ノート取ってません』と返事をされる」のだそうです。

 オンライン授業やデジタルツールの普及など、ノートを取らない理由があるのかもしれませんが、ノートを取るメリットとしては下記のようなものがあります。
・ ケアレスミスが少なくなり、正答率が上がる
・ 学習内容の理解がより深まる
・ 自ら間違えた原因を探し、直す力がつく

 そもそも人間は忘れる生き物です。ノートを取ることで頭の中が整理され、さらに、ノートを活用して復習することもできます。「忘れるのは当たり前」と考えた上で、では「忘れないためにはどうすればいいのか」を考えて、オリジナルのノートを活用してみましょう。
参考:ノートの活用 , 復習の習慣化

 コーネル式ノート術
 コーネル式ノート術とは、1989年にアメリカの名門、コーネル大学の学生のためにWalter Pauk氏が開発したノート術です。
 ノートの1ページをそれぞれ3つの領域に分け、情報を整理しながらノートを取っていくということでノートの中身が分かりやすくなります。
参考:LIFE NOTE

 まず、下の図のように、ノート1ページに線を2本引き、3つのエリアを作ります。
コーネル式ノート.png 一番大きなエリアである① ノートエリアには、授業を聞きながら要点のメモを取ります。次に、② キーワードエリアには、授業が終わってから、ノートエリアでメモした内容に対する疑問やキーワードなどを書きます。最後に、1番下のサマリーエリアには、学習した内容を自分の言葉で要約して記入します。「サマリー(summary)」とは、「要約」という意味なので、このサマリーエリアを有効活用することで、手早く学習した内容を振り返ることができます。

 まとめると、ノートエリアは授業中に記入し、キーワードエリアとサマリーエリアは授業後に記入します。

 atama+式ノート術
 AI学習のatama+(アタマプラス)は、演習用と講義用の2パターンのノートを活用します。
参考:atama+_小学生 , 中学生 , 高1・高2 , 高3・既卒生

 教科によって異なりますが、数学と英語は、ノートの右側から1/3のところに線を1本引き、右端に重要なポイントを書き込みます。社会と理科は、演習用ノートを3分割して使い、国語に関しては、ノートを縦にして真ん中に線を1本引いて使います。
 ノートを取っていると、だんだん自分なりに工夫されたノートが完成していきます。atama+は、「自分で考え、自分で解決する能力」を養っていきます。
 

2024.07.11

 ★ 夏期講習 ★
 城南コベッツの夏期講習では、一人ひとりの学習状況に合わせたオリジナル講習プランを作成致します。

 夏期講習では、普段は部活動などで通塾が難しい方を対象とした一般生の受講も受け付けております。
前学年・前学期の学習はもちろん、二学期に向けての先取り学習も実施致します。

 長い夏休みは、学力を大きく伸ばすチャンス!
 城南コベッツなら、メリハリをつけてしっかり学習できます!!

【こんな人におすすめ】
・ この夏休み中に、苦手単元を克服したい
・ 新学期の範囲を先取り学習したい
・ 特定の教科に絞って集中的に指導を受けたい
・ 志望校の出題傾向に合わせて学習を進めたい
・ 部活動と両立しながら学校の成績を上げたい
・ 自分に合った勉強の進め方・コツを知りたい

期 間
7月19日(金) ~ 8月31日(土)
※日曜日および 8月12日(月祝) ~ 16日(金)を除く

内 容
□ 1学期・前期復習
□ 新学期に向けた先取り学習
□ 苦手単元克服
□ 中学/高校/大学入試対策準備

対 象
小学生/中学生/高校生/高卒生

「無料体験授業」は随時受け付けております。お気軽に城南コベッツ神戸深江教室(078ー451-6080)までお問い合わせください。
 

2024.06.29

 新紙幣発行
 2024年7月3日から新紙幣が発行されます。一万円券、五千円券及び千円券の3券種の改刷と五百円貨幣についても紙幣の改刷に合わせて、より偽造しにくくするための改鋳(貨幣の素材や偽造防止技術等を新しくすること)が実施されます。

 これに合わせて、飲食店などが新紙幣対応のため、券売機の部品交換に追われているという報道がありました。
 飲食店の「駆け込み需要」が想像以上で、券売機メーカーから「2、3カ月納期が遅れる」と連絡があったラーメン店もあったようです。
出典:読売新聞オンライン_2024.06.26
 
 財務省は、「なぜ紙幣や貨幣のデザインを変えるのか?」という質問に対して、「偽造されたお金が出回らないようにするため」と回答しています。
出典:財務省
 
 交換費用の負担増と物価高の影響で、経営者は悩む日々が続いていますが、新紙幣発行をきっかけに「脱紙幣=キャッシュレス」へ方向転換する企業もあるようです。
出典:JIJI.COM

 レス化の波
 近年、「○○レス」という言葉をよく耳にします。古くは、「コードレス」に代表されるように「本来あるはずのコード」がなくなり、電話・アイロン、掃除機などの家電製品が劇的に進化しました。

 オフィスでは、紙ではなく電子化を進める「ペーパーレス」、国や地域を超えて情報を共有する「ボーダーレス」、一般家庭では、イヤホンやヘッドホンの「ワイヤレス」、キシリトールガムに代表される「シュガーレス」、荷物の受け取り時にサインや受領印がいらない「サインレス」、スポーツの観戦がQRチケットで入場できる「チケットレス」など、「なくす=レス化」することで世の中は便利になりました。

 一方、学校に目を向けてみると、学生食堂や教科書の購入には「キャッシュレス」が進み、制服では「ジェンダーレス」が進んでいます。さらに、山形県では「宿題なし=宿題レス」を宣言した公立小学校も現れました。
 宿題をなくした小学校の校長によると「宿題をやっていれば、大人は安心するかもしれません。宿題をすることで、勉強する習慣や約束を守ることにつながる部分もありますが、提出することが目的の『作業』になりがちで、本当にその子のためになっているのか、学ぶ力がついたと言えるのか、疑問に思ったんです」とおっしゃられています。
 また、「宿題がないから勉強しなくていいではなく、『宿題をなくします。でも、これまで以上に勉強してほしいんだよ』ということを、子どもたちに繰り返し伝えています。」と、子どもたちがやりたいことや、興味のあることについて「自ら考え、学ぶ」学校づくりを目指されています。
出典:NHK_2024.04.06
 
 「レス(less)」とは本来、「より少なく」を意味する形容詞ですが、「なくす」という意味合いで使われることが多いです。「レス化」は何かを失うのではなく、将来、何かを得るための手段と前向きに捉えていくべきものだと思います。

 学年レス
 ご存知の通り、教科書や問題集は「学年ごと」に分類され、学習指導要領等に基づきカリキュラムが決められています。
 「学習指導要領」とは、全国どこの学校でも一定の水準が保てるよう、文部科学省が定めている教育課程(カリキュラム)の基準です。

 では、過去に学習した単元で「つまずき」があった場合、皆さんはどうしますか?

 ネットで調べたり、昔の教材を引っ張り出したりする方もいれば、面倒なのでそのまま放置する方もいると思います。あるいは、何がわからないのかわからないので、勉強の仕方がわからないという方もいるでしょう。

 AI教材「atama+(アタマプラス)」は、人間には不可能な分析力で、このような悩みを瞬時に解決します。
 例えば、2次方程式が苦手な場合、2次方程式の演習問題ばかりを解いても克服できません。できない根本原因は、実はほとんどの場合、もっと前の単元である「因数分解」「1次方程式」「正負の数」などの理解不足にあります。土台がグラつているため実力が正しく積み上がっていないのです。
 つまり、「根本原因=過去の単元の理解不足」なのです。
マーケティング素材_CMYK-11_積み木1(中学数学).png しかし、「つまずきの根本原因」を特定するのはとても難しいため、多くの中高生が根本原因とは関係のない効果の出ない勉強をしています。
 atama+のAIは、一人ひとり違う「ミスの傾向」や「正解率」から、最短ルートで個々の学力を伸ばすためだけに設計された世界にひとつの授業を提供します。

 教科書や問題集のように「学年ごと」に分類せず、その単元を理解するために必要な単元、場合によっては、小学生低学年で学習する単元がカリキュラムに組み込まれます。これが、「『学年の壁』を超えた学習=学年レス」です。

 atama+で「無駄をなくした学習=無駄レス」を実現していきましょう。
 

2024.06.22

 皆さんが普段使っている「日本語」は、正しい表現でしょうか?

 「若者言葉」はすぐに廃れてしまうケースも少なくないですが、その時代のトレンドが深く反映されているものもあります。
 また、広がっていく過程で意味が変化する言葉もあり、もはや何が正しいのか分からなくなることもあるかと思います。

 バイト敬語
 「ご注文は以上で、よろしかったでしょうか」「お弁当のほう、温めますか」「1万円からお預かりします」・・・。
 これらの言葉は、ファミリーレストランやコンビニエンスストアなどの店員がしばしば使い、「バイト敬語」と呼ばれています。文化庁が2014年3月に調査した「国語に関する世論調査」によると、半数以上が「バイト敬語」に対して「気になる」と回答しています。
バイト敬語_Image Enhancer.jpg出典:日本経済新聞_2015.02.04

 普段、下記のような言葉を使っていないかを改めて確認してみるのもいいと思います。
バイト敬語2.png出典:X_はるゆき_伝え方のすべて

 飲食店やコンビニエンスストアなどのアルバイト店員は比較的若年層が多いため、これらの言葉は「若者言葉の乱れ」として捉えられることもあります。その一方で、有識者の中には、「日本語の変化」として捉えている専門家もいらっしゃいます。

 ら抜き言葉・い抜き言葉
 誤用表現の例をいくつかご紹介させていただきます。
【ら抜き言葉】
いつでも遊びに来れるいつでも遊びに来れる
自分で着物を着れる → 自分で着物を着れる
【い抜き言葉】
マラソン選手が走ってます → マラソン選手が走ってます
財布にお金が入ってない → 財布にお金が入ってない
【だ抜き言葉】
大丈夫と思います 大丈夫と思います
今日中に仕上げるのは大変と思います 今日中に仕上げるのは大変と思います
【さ入れ言葉】
明日は休ませていただきます 明日は休ませていただきます
そのイスに座らせてください そのイスに座らせてください
【れ足す言葉】
この本は一日で読め この本は一日で読める
雨でも買い物に行け 雨でも買い物に行ける
 これらの言葉はテレビでもよく耳にしますが、文法的には正しい日本語ではありません。友人同士などのカジュアルな会話では自然に聞こえますが、上司や取引先との会話ではくだけた印象になってしまいます。

 言葉の誤用
 「気が置けない」という慣用句を聞いて、どのような意味を思い浮かべますか?

 「気が置けない」は「相手に気配りや遠慮をしなくてよい」が本来の意味ですが、「相手に気配りや遠慮をしなくてはならない」というまったく反対の意味として広まっています。
 つまり、「気が置けない友人」という本来の意味は「互いに遠慮しあうことのない、仲のよい友人」ということになります。

 他に、下記のような誤用しやすい慣用表現があります。
間が持たない → 間が持てない
足元をすくわれる → 足をすくわれる
声をあらげる → 声をあららげる
押しも押されぬ → 押しも押されもせぬ
熱にうなされる 熱に浮かされる
出典:日本経済新聞_2015.08.02

 日本語の表現は難しいので、小学生の段階から意識的に正しい表現方法を身につける必要があります。
 

2024.06.14

 中学受験
 大阪と京都、兵庫、奈良、和歌山、滋賀の近畿2府4県で、2023年度中学入試の受験率が平成21年以来、14年ぶりに10%を超えました。さらに、2024年度は10.17%に上昇して過去3番目の高さになりました。
出典:読売新聞オンライン_2024.03.12
中学受験率の推移.png出典:産経新聞_2024.07.24

 中学受験熱が高まっているのは首都圏だけではありません。公立校志向が強い関西でも2023年入試から中学受験ブームが到来しています。

 選抜方法
 関西圏の中学入試は、毎年1月の第2もしくは第3土曜日が統一入試日(入試解禁日)で、ほとんどの学校が、この解禁初日か、解禁2日目に入試日を設定しています。

 関西圏の中学受験生の平均出願校数は、3~4校です。しかし、解禁初日と解禁2日目に入試が集中すると、各日1校ずつ、合計2校しか受験できません。そこで、1日で2校(2回)の受験が可能にするために「午後入試」の導入が始まりました。入試日に午前日程・午後日程を設定することで、2日間で4校(4回)を受験することができます。

 また、従来の学力試験(一般入試)以外にも、「英語入試」、教科学力だけで測れない潜在能力を見い出す「自己推薦型入試」「適性検査型入試」「思考力型入試」など新しい試験を導入する学校も増えています。
① 英語入試
 小学校での英語必修化(教科化)などを受け、入試科目に英語を取り入れた選抜方法です。試験は筆記、英語面接、リスニングテストなどが主流です。
 「国・算必須+理・社・英から選択」「国必須+算・英から選択」「英語必須+国・算から選択」などの入試科目選択パターンがありますが、中には「英語のみ」という学校もあります。

② 自己推薦型入試
 学力のみならず、小学校での活動や課外での活動など、学科試験では測りきれない能力や頑張りを総合的に評価する試験です。出願要件や入試内容は各学校によりますが、「面接+作文」で評価する学校が多いです。

③ 適性検査型入試
 公立中高一貫校が採用している選抜方式で、例えばコメの栽培方法や気温の推移を示した上で「オーストラリアでの田植えと収穫はいつ行うのが適切か」など、教科を横断した問題が出題されます。答えだけでなく、そこに至る過程や理由、論理性なども説明することが求められる選抜方式です。
 
④ 思考力型入試
 「思考力」を見る入試で、例えば「クラス内でもめごとが起こった。あなたならどう解決するか」など、特定の正解がない問題が出題されます。正解がないだけに、対策が難しい面もあります。
出典:スクールポット
 志望校の選定では、特徴的な選抜方法を実施している学校かどうかを確認し、早い段階から対策していく必要があります。

 算数力
 「算数力」とは、情報処理能力、論理的思考力があるのはもちろん、「考えること」が大好きで、考え続けられる能力のことを指します。

 近年、ますます激化する中学受験競争において、最も重要なのがこの「算数力」です。覚えれば誰でもできる暗記科目とは異なり、算数は思考力の差がつきやすく、得意かどうかが合否を分けることになります。最近では算数1科目入試を採用する学校も増え、今後もそのトレンドは続くことが予想されます。
出典:田邉 亨:著 『「算数力」は小3までに育てなさい』 ダイヤモンド社:刊

 子どもに絶対に身につけさせたい「算数力」は、どのようにして鍛えれば良いのでしょうか?そのカギは、苦手意識がつかない低学年のうちに、徹底的に考えることの楽しさを教えること にあります。

 当教室では、「算数力」を鍛えるカリキュラムをご用意しております。まずは、オリジナルのパズル教材を使って、考えることの楽しさを体験してください。
 

2024.06.06

 「平等」と「公平」
 「平等」「公平」。皆さんは違いを説明できますか?

 「平等」は「個人の特性や能力をまったく考慮せず、すべての人を同じように扱うこと」です。それに対して、「公平」は「個人の特性や能力を考慮して、すべての人を同じように扱うこと」で、個人の特性や能力を考慮するかしないかで意味が異なります。

 「現実」「平等」「公平」「公正」をわかりやすく示したイラストを見てみます。サッカーの試合を壁越しに観戦している様子をイメージしてください。
現実・平等・公平・公正.png出典:VOCES UNIDAS ACTION FUND
平等 : 年齢や性別に関係なく、すべての人に踏み台を均等に与えている
公平 : 年齢や性別を考慮した上で、踏み台を割り振っている
公正 : 原因である壁を取り除くことで、すべての人がサッカーを観戦できる
現実 : 人によって、必要以上に与えられたり、必要以下にしか与えられない
 
 イラストの通り、「平等」に扱っても、すべての人にとって良い結果になるとは言えません。人間は、基本的に百人百様なので、一人ひとりの違いに合わせたサポートを完全な形で提供することは難しいと思います。
 しかし、「公正」のイラストにあるように、障壁となるものを取り除くことで、すべての人が同様に感動体験を共有することができます。

 「公正」で個別最適な学び
 この「公正」を学力レベルでイメージするとどうでしょうか?

 生徒全員が、すべての教科で高い学力レベルを持ち合わせているかといえば、そうではないと思います。それぞれ、得意な教科や不得意な教科が異なったり、また、クラス内でも生徒によって学力レベルにかなりの格差があることも珍しくありません。
 そのため、性格や思考がまったく異なる生徒に対して画一的な授業を進めていくのは「平等」ではありますが、「公平」でも「公正」でもないと言えます。

 今から約150年前、現在のスマホは「ベル電話」で、自動車は「人力車」でした。明治以来の150年間であらゆるものが大きく変わりましたが、日本の教育はどうでしょうか?
 教室で黒板を背にした先生の話をたくさんの生徒が黙々と聞く授業風景の写真がありますが、現在と比べて変化しているでしょうか?
明治・大正前期の授業風景(津島市立図書館寄贈).png出典:明治・大正前期の授業風景(津島市立図書館寄贈)

 従来、日本では「平均的な生徒像」を基準にして教育が行われ、個人の特性や能力を考慮せずに授業が進められてきました。現在では「教科書のデジタル化」は進んでいますが、授業風景はあまり変化がないように感じます。

 「個」に応じた指導
 2019年にGIGAスクール構想が出された際には「公正に個別最適化され」と言う文言が多くの資料にありますが、現在の資料では「公正」という文言が使われなくなっています。
 さらに、以前に使われていた「個別最適化された学び」という文言ではなく「個別最適な学び」という文言になっています。
出典:学びの場.com
出典:文部科学省_中央教育審議会「「令和の日本型学校教育」の構築を目指して(答申)」【総論解説】

 「AI(人工知能)」が主体となって「個別最適化」してくれるのではなく、生徒一人ひとりが主体となって、ICTを活用しながら「個別最適な学び」を実現していくことが求められています。

 当教室では、「AI(人工知能)とコーチ(人)」が徹底的にサポートする学習教材「atama+(アタマプラス)」が効果を発揮しています。人間では不可能な分析力で、最短で得点アップをめざすことができます。
 生徒一人ひとりが主体となって進めていくことで、「AI(人工知能)とコーチ(人)」が苦手の発見から解決までを導いていきます。
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