高3生の皆さんは、受験に向けてエンジンがかかる頃ですね。
中でも総合型選抜(旧AO)は、学校ごとに試験内容も異なるため、
何から手をつけたら良いか、よくわからない人も多いのではないでしょうか。
もちろん人によってやり方は異なるとは思うのですが、
個人的には4月は「大学を知る」時間に費やして欲しいと
思っています。
よく、いきなり志望理由書を書こうとする人がいるのですが、
絶対にやめてください。
読み手は大学関係者な訳ですから、
大学の事を知らずして、志望理由書を書いても、
大してアピールのない平凡な文章になってしまいます。
志望理由書は、よくラブレターに例えられます。
ラブレターを書く際に、送り先の相手を知らずに
書く人はいませんよね。
志望理由書も同じです。
「あなたの大学に入って、こういった学習・研究を行い、
社会に出てこう活躍したい」といった内容を書き記す
訳ですから、当然大学の事を知った上で書く必要があります。
では、「大学を知る」とはどういう事か、次回に続きます。
本日はノートの使い方についてです。
と言っても、書き方や色使いなどは好みがありますので、
このあたりは自分がやりやすい、見やすいまとめ方で大丈夫です。
1点だけ気を付けて欲しい事を伝えると、
「ノートは無駄使いしましょう」という事です。
ノートに余白が多くあると、
つい計算スペースに使ったり、他のメモに使ったりしがちです。
ところが、こういった使い方をすると、
後から読み返そうとしても一目でわかりづらくなります。
基本的に、ノートは一方通行で上から下に書くべきであって、
行ったり来たりするような使い方はお勧めできません。
なので、一見スペースがもったいないように見えても、
別の内容は次のページにまとめるなど、
後から読み返しやすいように使っていきましょう。
4月も半ばになりました。
新年度の授業も始まってきましたが、学習は進められているでしょうか?
城南コベッツでは、個別指導は基本的に「予習中心」で進めます。
※お子様の苦手具合によっては、復習型で進める場合もございます。
これには理由があります。
もし、学校の授業がはじめにあって、復習で塾の授業を受けた場合、
学校の授業が仮にわからなくても、「塾で聞けばいいや」になりがちです。
ひどい場合は寝てしまうなんて事も...。
学習態度も内申に含まれますし、何より授業時間がもったいないですよね。
塾の授業がはじめにある場合は、しっかりと理解できるまで説明を行いますので、
学校の授業が「復習」になる訳です。
そうすると、頭に入ってくるので、理解も深まり、より学習効果が高まります。
こういった側面から、「予習中心」で進める訳です。
他の講義型の授業(予備校講師の授業)なども、必ず「予習」をしてから
挑むようにしましょう。
授業を受けた際の理解度が大きく変わるはずです。
高3生の皆さんの中には、
総合型選抜や小論文型の入試などで
小論文をこれから練習する必要のある人もいるでしょう。
小論文があまり慣れていない人にありがちなのが、
「感想文」になってしまっているパターンです。
中には「あなたの意見を述べなさい」と言った
問いの文章もありますが、そうであったとしても、
明確に「根拠」をもって読み手に伝える必要があります。
ポイントとしては、
・主語の「私」は最小限に留める(できるだけ使わない)
・述語の「思う」も最小限に留める
ことです。
そして、単なる「感想」とならないよう、
「根拠」を交えながら書く練習をしてみましょう。
「感想文」からの脱却が、小論文の第一歩です。
自分にあった勉強法は何か、と言われると
なかなか難しいですよね。
学習には「絶対」がないだけに、
自分で判断するのも難しいと思います。
私は、「色々と試してみる」のが良いのではないか、と
考えています。
例えば、英単語・熟語の暗記方法にしても、
口に出した方が覚えやすい人もいれば、
ひたすら紙に書いた方が覚えやすい人もいます。
認知・脳科学の観点からお勧めの方法を提示する事はできますが、
それすらも「あなた」に合った方法なのかどうかは
試してみないとわかりません。
なので、試してみて、合わなかったら変えたら良いと思っています。
ただ一方で、すぐに変えるのは辞めた方が良いでしょう。
明らかに合わない、と感じたもの以外は、
少なくとも1か月間はやってみましょう。
参考書なども同じで、様々な教材を
とっかえひっかえするようでは、何も定着しません。
ある程度はやり続ける事も、頭に入れておいてください。
塾の授業についても同じです。
城南コベッツでは、いくつかの受講スタイルから、
自分にあったスタイルを選ぶことができます。
1か月単位で受講内容の変更ができるので、
「このやり方は合わないな...」と思ったときも安心です。
自分にあった勉強法を試しながら見つけていきましょう。