城南コベッツ赤羽南教室

Tel:03-6903-8030

  • 〒115-0044 東京都北区赤羽南1丁目3-7 セキネビル 3階
  • JR線「赤羽駅」南改札口より徒歩3分

受付時間: 15:30~20:00(火~金)/14:30~19:30(土)/休み(日月祝)

  • りんご塾(算数オリンピック対策)
  • atama+個別指導
  • 総合型・学校推薦型選抜対策(推薦ラボ)

赤羽南教室のメッセージ

【RINGOJUKU WORKS#9】幼児教育を、なぜ大学受験から考えるのか

2026.09.03

りんご塾赤羽南教室では、年中・年長の子どもたちから指導しています。

積み木を触る。

数を数える。

図形を見る。

問題文を読む。

分からない問題を前にして、考える。

そんな子どもたちの姿を見ながら、私はときどき大学受験のことを考えています。

こう書くと、

「幼児から大学受験対策をするのですか?」

と思われるかもしれません。

もちろん、違います(笑)。

幼児に高校数学を教えたいわけでもありません。

難しい公式を覚えさせたいわけでもありません。

むしろ逆です。

大学受験まで見てきたからこそ、幼児期に何を急ぐ必要がないのかが分かる。

私はそう考えています。


私は大学受験から教育を見てきた

私の教育の出発点は、幼児教育ではありません。

長い間、大学受験数学を教えてきました。

高校生。

浪人生。

医学部を目指す受験生。

高校の課外授業。

さまざまな場所で、大学入試に向かう生徒たちを見てきました。

当然、最初は高校数学をどう教えるかを考えました。

公式。

解法。

計算。

入試問題。

でも長く教えていると、少しずつ違うものが見えてきます。

数学が伸びない原因が、

高校数学だけにあるとは限らない。

ということです。


数学の問題なのに、数学以前で止まる

難しい大学入試問題を解くためには、数学の知識が必要です。

でも、それだけではありません。

問題文を正確に読む。

条件を整理する。

何を求められているのか理解する。

分かっていることと分かっていないことを分ける。

図を描く。

試してみる。

うまくいかなければ別の方法を考える。

そして、簡単に諦めない。

こうした力が必要になります。

ところが高校生を教えていると、

数学の公式を知らないから解けないのではなく、

その前のところで止まっている生徒に出会います。

文章を読んでも条件が整理できない。

少し見たことのない問題になると手が止まる。

分からないと、すぐに、

「先生、どうやるんですか?」

と聞く。

間違えることを怖がって、何も書かない。

答えが合っているかどうかばかりを気にする。

そこで私は考えるようになりました。

これは、高校3年生になって突然始まったことなのだろうか。


では、いつから始まっているのか

高校数学で困っている。

なら、中学数学まで戻ってみる。

中学数学にも問題がある。

なら、小学校の算数まで戻ってみる。

それでもさらに、

「なぜ、この子は文章を読まないのだろう」

「なぜ、分からないとすぐ答えを聞くのだろう」

「なぜ、間違えることをこんなに怖がるのだろう」

と考えていく。

そうすると、もっと前まで戻ることになります。

そして私は、

幼児教育まで来てしまいました(笑)。

大学受験から、ずっと逆向きにたどってきた結果です。


幼児に必要なのは、大学受験の知識ではない

だからといって、幼児に高校数学を教えれば解決するとは全く思っていません。

むしろ、幼児期には幼児期にしかできないことがあります。

積み木を動かしてみる。

数えてみる。

並べてみる。

違ったら戻してみる。

「なんでだろう」と考える。

言葉の意味を知る。

自分の言葉で話してみる。

先生の話を聞く。

できなくても、もう一度やってみる。

こうした経験です。

大学入試の難問を解く高校生と、積み木を触っている年中の子ども。

見た目はまったく違います。

でも私は、

その間には一本の線がある

と思っています。


「分からない」ときに、どうするか

私はここをとても大切にしています。

難しい問題を前にしたとき、

「分からない」

と思う。

ここまでは誰でも同じです。

その次です。

すぐに先生を見るのか。

答えを見るのか。

諦めるのか。

もう一度問題文を読むのか。

図を描くのか。

何か試してみるのか。

分かっているところだけでも書いてみるのか。

この、

「分からない」の次に何をするか。

これは大学受験でも非常に大切です。

そして私は、高校3年生になって突然身につくものではないと思っています。

幼児でも同じです。

積み木がうまくできない。

先生を見る。

そこで先生がすぐ、

「こうだよ」

と教えてしまえば、その問題は終わります。

でも少し待てば、

子どもが自分で動かすかもしれない。

違う置き方をするかもしれない。

失敗するかもしれない。

そして、

「あっ」

と気づくかもしれない。

私は、その時間を大切にしたいと思っています。


だから、すぐには教えない

先生が答えを教えれば、授業は速く進みます。

一冊の教材も早く終わります。

でも、

先生が解決した問題と、子どもが解決した問題は同じではありません。

時間がかかってもいい。

間違えてもいい。

少しくらい遠回りしてもいい。

自分で考えた経験を残したい。

これは幼児教育だから大切なのではありません。

大学受験まで数学を教えてきたからこそ、

大切だと考えています。


先取りするのに、急がせない

赤羽南では先取り学習をしています。

ここも、一見すると矛盾しているかもしれません。

大学受験から逆算する。

先取りをする。

そう聞くと、

「幼児のうちからどんどん先へ進ませる教室」

と思われるかもしれません。

でも、私が考えているのは少し違います。

10年以上先まで見ているからこそ、

今、この瞬間に急ぐ必要がない

と思っています。

大学入試までの道のりを知っていれば、

今、何を身につけておくと後で大きな力になるのか。

逆に、

今、無理に覚えさせなくてもいいことは何なのか。

少しずつ見えてきます。

だから、

先を見ていることと、先を急ぐことは違います。

早く進むことが、先取りではない

私は、先取りという言葉が少し誤解されやすいと思っています。

小学1年生が小学3年生の教材をやっている。

小学3年生が小学6年生の教材をやっている。

それだけを見れば、確かに分かりやすい。

でも、

何年生の教材をやっているかだけで、その子の数学力は分かりません。

早く公式を覚えること。

早く計算方法を覚えること。

早く教材を終えること。

それだけが先取りなら、私はあまり魅力を感じません。

本当に先に身につけてほしいのは、

考えること。

試すこと。

言葉を理解すること。

分からなくても簡単に諦めないこと。

そして、

自分でなんとかしようとすること。

こうした力です。

これらは何年生の単元というものではありません。

でも10年後、15年後に、とても大きな差になると思っています。


大学受験をゴールにはしていない

ここも大切なところです。

「大学受験から考える」と書きました。

でも、

大学受験に合格することだけを教育のゴールにしているわけではありません。

大学受験は、私が長く見てきた到達点の一つです。

そこまで子どもたちを見てきたから、

幼児期や小学生の頃に何を大切にしたいのかが見える。

その意味で、大学受験から逆算しています。

そして本当は、大学受験は通過点で、さらに先があります。

大学。

仕事。

社会。

人生。

そこで必要になるのは、

誰かに答えを教えてもらう力ではありません。

自分で考える。

分からないことを調べる。

失敗したら修正する。

人の話を聞く。

自分の考えを言葉にする。

そして、自分の行動に責任を持つ。

私は、そういう人になってほしいと思っています。


年中の積み木と、大学入試問題

年中の子どもが、積み木を前にして考えている。

大学受験生が、数学の入試問題を前にして考えている。

見た目はまったく違います。

扱っている内容も違います。

必要な知識も違います。

でも、

分からない。

考える。

試してみる。

違う。

もう一度考える。

そして、

「分かった。」

その瞬間に起きていることは、私はそれほど違わないと思っています。

だから私は、年中の子どもを教えているときにも、ときどき10年、15年先を見ています。

そして大学受験生を教えているときには、

「この力は、もっと小さい頃から育てられたのではないか」

と考えます。

大学受験数学と幼児教育。

私にとって、これらは別々の教育ではありません。


ずっと先を見る。だから、今を急がない。

りんご塾赤羽南教室では、幼児期から大学受験までを一本の線として考えています。

だから先取りもします。

難しい問題にも挑戦します。

でも、

早く進むことだけを求めません。

すぐに答えを教えません。

間違える時間も大切にします。

考えている時間を待ちます。

10年先を見ているからこそ、

今しかできないことを、急いで通り過ぎたくない。

それが、

私が幼児教育を大学受験から考える理由です。

ChatGPT Image 2026年8月25日 20_10_32.png

わいわい、がやがや、カリカリカリ






新着情報

カレンダー

アーカイブ