城南コベッツ藤沢駅前教室

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2022.11.01

「何のために勉強をするの?」
この質問は、答えに窮する事が多いのではないでしょうか。

少し前に、この事について考えるワークショップに参加しました。
クリエイター・アーティストなど様々な職種のインタビューを視聴する中で、
あるクリエーターの発言が耳に残りました。

1つ学ぶと、その周辺は知らない事だらけである事が確認できる。
勉強とは、自分がまだまだ知らない事だらけである事を確認できる物であり、
知らない事がわかると人は謙虚になれる。

この考えはソクラテスの「無知の知」に通ずるものであり、
謙虚であるからこそ、周りと協同し、成長できるのだと思います。

勉強は、もちろん定期テストで良い点数を取るため、進学のため、
受験のため...といった目の前の目標のためのものでもあるのですが、
同時に人間性・社会性を育むものでもある...と感じます。

指導を通して、生徒たちの人間性を育むお手伝いができれば、
これ以上の喜びはありません。

2022.10.28

今回は、教科指導についてのお話です。
私自身が授業を行う中でよく感じるのが、
生徒によって「わかりやすい説明」は異なる、ということです。

もう少し言葉にすると、
大きく「直観派」と「理論派」にわかれると考えています。

例えば、四角形を見て「正方形」か「長方形」か「それ以外」かを
判断する問題があったとします。

「直観派」の生徒であれば、正方形と長方形の見た目を覚えさせ、
例えば正方形であれば真四角のものを探させるようにするとうまくいきます。
「折り紙」や「ハンカチ」をイメージさせても良いですね。

一方で「理論派」の生徒であれば、「4つのかどが直角であるかどうか」を
調べさせ、「4つの辺が同じなら正方形」「違うなら長方形」と分類させます。
こうした説明の方がしっくり来る生徒も実際にいます。

この説明は、どちらが良いといった事はないと考えています。
大事なのは、その子にはどの説明が腑に落ちるのか、といった視点です。

学校教育の弱点は、実はここにあると思っています。
一斉指導である事と、学習指導要領という枠があるため、
良くも悪くも教科書通りの説明に終始する事が多いです。
そのため、全ての生徒にとってわかりやすい説明であるとは限りません。

こういった負の側面を補うのが、個別指導であると考えています。
生徒ひとりひとりの状況に合わせた指導とは、教材選定だけでなく、
教え方にも関わるものであると思います。

2022.10.25

前回の続きです。
SDGsについては各国のランキングが毎年公表されていますが、
日本は一体何位なのでしょうか?

実は、19位です。
2021年は17位、2022年は18位だったので、毎年1ランクダウンしています。
ちなみにお隣韓国は27位です。(昨年は28位)

では、1位~3位はどこかというと、
1位がフィンランド、2位がデンマーク、3位がスウェーデンといった結果でした。
すべて北欧地域なんですね。
しかもこの3か国は、2016年以降ずっとトップ3を維持しています。
それだけ環境問題や人権問題への意識が高いと言えるでしょう。

そして、日本で取り組みが遅れていると言われているのは、
5.ジェンダー平等を実現しよう
12.つくる責任つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
17.パートナーシップで目標を達成しよう
が中心です。

なるほど、と納得できそうな指摘ですね。

クリエイティブラーニング講座では、「社会問題」や「学ぶ意義」など、
毎回趣向を凝らしながら学びを深める事ができる講座です。
高校生の塾生であれば、無料での受講が可能となりますので、
是非ご参加ください!

2022.10.21

今回も、時事問題について取り上げます。
近年盛んに目にするようになった、SDGs。
何の事だか知っていますでしょうか?

「あー、何か環境問題のやつ!」
半分くらいは正解ですね。

でも、もう少し具体的に知っておくと良いと思います。
(SDGsも本当に小論文・GD・面接などの頻出テーマです。
 現代文でも必須ワードになりつつあると思います)

SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の略で、
「持続可能な開発目標」の事です。

2015年9月に開催された国連サミットで
「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、
2030年までに達成すべき17の目標が掲げられています。

1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任 つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう

さらにここから、細かなターゲットと呼ばれる目標が169存在します。
そして、これらの達成・進捗状況から各国のランキングが毎年発表されています。

最新の2022年、日本は一体何位なのでしょうか?
次回に続きます。

2022.10.18

小論文では、時事問題がテーマとなることが多いです。
環境問題は特に取り上げられることが多いですから、
今回はレジ袋有料化について考えてみましょう。
有料化から暫くたって、エコバック持参も自然になってきましたね。

では、レジ袋有料化は何のために実施されたのでしょうか。
これは、プラスチックゴミ問題を解決するための
1つの施策として実施されているものです。
SDGsの観点からの実施、ともいえるでしょう。
ウミガメがプラスチックを誤飲してしまった...といった
ニュースは目にされた方も多いのではないかと思います。

当然ながら、レジ袋有料化によって直ちにこの問題が解決する
訳ではありません。何ならエコバックを作る環境コストの方が
高いといった指摘もあります。
それでも実施に踏み切っているのは、
人々の環境への意識・配慮を促すきっかけとしての期待役割も
あるのではないかと個人的には思っています。
身近なモノには無駄が多く、中には不必要なゴミも存在する
かもしれません。今やSDGsについては子どもたちの方がよく
勉強し、身近に感じている事でしょう。
皆で住んでいる地球をよりよい環境にし続けるためにも、
環境問題への意識を高める事は重要です。

こうした側面をわかった上で、
活発な議論ができると良いですね。

さて、こういった時事問題は冒頭でもお話したように、
小論文・面接といった場で非常に問われやすいものです。
特に近年はSDGs絡みの出題は増加傾向にあります。

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