城南コベッツ赤羽南教室

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赤羽南教室のメッセージ

【RINGOJUKUWORKS#15】人が本気になる教室

2026.09.17

先日、ある動画を見ました。

https://www.instagram.com/reel/DWKPz9mk9pu/?stkn=MTdoc20xaWZzbzRscQ==

そこに映っていたのは、ラグビー部員たちが一つのことに本気になっている姿でした。

声を出す。

仲間を励ます。

自分も必死になる。

誰かに言われたからやっている、という感じではありません。

そこにいる全員が、その瞬間に入り込んでいる。

見ているうちに、私は一つのことを考えました。

人は、何のためなら、ここまで本気になれるのか。

「頑張りなさい」で、人は本気になるのか

教育の現場では、よく、

「もっと頑張ろう」

「やればできる」

「最後まで諦めない」

という言葉を使います。

私も使います。

でも、それだけで人が本気になるのなら、教育はそれほど難しくありません。

「頑張れ」と言われたから頑張る。

「集中しろ」と言われたから集中する。

そんなに簡単ではない。

本気というものは、

外から命令されて生まれるものではない

のだと思います。

では、何が人を本気にさせるのでしょうか。

一人では、ここまで熱くならない

動画を見ながら感じたのは、

人は、一人ではなかなかここまで熱くならない

ということでした。

仲間がいる。

隣で誰かが本気になっている。

声を出している。

悔しがっている。

喜んでいる。

それを見ているうちに、自分も熱くなる。

誰かの本気が、別の誰かに伝わっていく。

そして気づけば、

集団全体が本気になっている。

これは、勉強でも同じだと思います。

難しい問題を前に、子どもたちが笑う

りんご塾赤羽南教室でも、ときどき不思議な光景があります。

難しい問題を出す。

普通なら、

「えー、難しい」

「分からない」

となってもおかしくありません。

ところが、

難しい問題を見て、

笑っている子どもたちがいます。

もちろん、簡単だから笑っているのではありません。

むしろ逆です。

「なんだこれ」

「どうやるんだ」

と面白くなっている。

隣の子も考えている。

誰かが何かに気づく。

「あっ!」

という声が出る。

すると、それを見た別の子もまた考え始める。

私は、こういう瞬間が好きです。

先生が、

「集中しなさい」

と言わなくても、

子どもたちが勝手に集中している。

勉強させられているのではなく、自分たちで勉強を始めている。

そんな瞬間です。

本気は、伝染する

私は長い間、教育の仕事をしてきました。

その中で感じることがあります。

本気は、伝染します。

逆もあります。

先生が、

「まあ、このくらいでいいか」

と思っていれば、その空気は子どもに伝わります。

先生が時計ばかり見ていれば、それも伝わる。

「授業時間が終われば自分の仕事も終わり」

そんな気持ちも、おそらく子どもには分かります。

逆に、

先生が本気で考えている。

本気で悔しがっている。

本気で喜んでいる。

そうすると、不思議と子どもも変わります。

だから私は、

子どもに本気を求める前に、

大人の側が本気なのか

ということを考えなければならないと思っています。

本気とは、大声を出すことではない

ここで言う「本気」は、

大声を出すことではありません。

厳しくすることでもありません。

長時間勉強させることでもない。

目の前の子どもを、

本当に見ているか。

それだと思います。

この子は今、何を考えているのか。

なぜ手が止まったのか。

分からないのか。

考えているのか。

諦めようとしているのか。

あと30秒待った方がいいのか。

それとも、今は一言だけヒントを出すべきなのか。

一人ひとりを本気で見ようとすれば、教育は簡単ではありません。

マニュアル通りにはいかない。

昨日うまくいった方法が、今日の子には通用しないこともあります。

だから面白いのだと思います。

「できた」より、その前にあるもの

もちろん、塾ですから学力は大切です。

算数ができるようになる。

成績が上がる。

難しい問題が解ける。

それは当然、目指します。

でも私は、

「できた」

という結果だけではなく、

そこへ行くまでに、

どれだけ本気で考えたのか

を大切にしたいと思っています。

分からない。

考える。

間違える。

もう一度考える。

それでも分からない。

また考える。

そして、ある瞬間、

「あっ!」

と気づく。

その経験は、

正解を一つ手に入れることより、ずっと大きなものを子どもの中に残すことがあります。

人が本気になる教室

私は、

静かで整然としている教室だけが、良い教室だとは思っていません。

もちろん、騒がしければいいという意味でもありません。

私が作りたいのは、

人が本気になる教室です。

難しい問題を前に、

子どもが本気で考える。

隣の子も本気になる。

先生も本気になる。

誰かができたら、本気で喜ぶ。

できなければ、本気で悔しがる。

そして、

「もう一回やる」

と言う。

そんな教室です。

子どもたちが大人になったとき、

教室で解いた一つ一つの問題を覚えているとは思いません。

でも、

何かに本気になった時間は、残る。

私はそう思っています。

人は、何のためなら、ここまで本気になれるのか。

まだ、私にも完全な答えはありません。

でも一つだけ、確かなことがあります。

本気は、一人では生まれにくい。

誰かの本気が、

誰かの本気を生む。

だから私たち大人が、

まず本気で子どもたちと向き合う。

そこから、

人が本気になる教室

は始まるのだと思います。



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