城南コベッツ東船橋教室

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2026.07.06

退屈な反復こそが最強の投資 (15).png
「行きたい公立高校があるけれど、内申点が足りなくて合格できるか不安......」
そんな悩みを抱えている受験生や保護者の方は少なくありません。

しかし、
千葉県の高校入試において、内申点不足は決して不可能な壁ではない
のです


大切なのは、自分の今の状況に合わせて、最も効果的な「戦略」を実行することです



1. まずは敵を知る!千葉県公立高校入試の基本配点構造


戦略を立てる前に、まずは千葉県公立高校入試の基本的な配点の仕組みをおさらいしておきましょう
入試の合否は、主に以下の3つの要素の合計点で決まります。

学力検査(当日点):5教科(英・数・国・理・社)各100点 = 500点満点
調査書(内申点):中1(45点)+ 中2(45点)+ 中3(45点)= 135点満点
学校設定検査:面接、小論文、自己表現など(各高校が独自に配点・内容を設定)


2. 【中3の前期期末まで】内申点確定前

すでに確定してしまっている中学1・2年生の内申点(計90点分)を、変えることはできません


しかし、まだ結果が出ていない「中3の内申点(45点分)」や、当日の「学力検査」、
そして「学校設定検査」は、これからの努力次第でいくらでも動かすことが可能です



① 定期テストで高得点を狙う


千葉県の中学校では「絶対評価」が採用されています
そのため、定期テストの点数を引き上げることができれば、評定のボーダーライン上にいる場合に
「3から4」、「4から5」へと上方修正される可能性が格段に高まります



② 実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)の徹底強化


入試における内申点の計算では、
主要5教科も実技4教科も、まったく同じ「1評定=1点」として均等に扱われます

しかも実技4教科は、提出物や授業態度、実技点による挽回が比較的容易という特徴があります



③ 提出物の評価を絶対に甘く見ない


どれだけ定期テストで90点〜100点といった高得点を取っていたとしても、提出物を雑にやったり、
期限内に出さなかったりすると、内申点が「2〜3」に下がってしまうことすらあります

授業をいい加減に受けたり提出物を怠ったりすることは、高校受験に致命的な悪影響を及ぼします



3. 【中3の後期以降】内申点確定後


ここからは当日の実力でねじ伏せる戦略へと頭を切り替えます
最も現実的かつ確実なアプローチは「当日の試験での点数を上げること」これに尽きます



◆ 内申「1点」の遅れは当日点「1点」で相殺できる!


内申点の倍率(K値)が1(等倍)の高校において、内申点のビハインドを取り戻す計算式は
非常にシンプルです


「内申点10点のビハインド = 当日の学力検査で10点多く取る」

合格目安に対して内申点が10点足りないと言われると絶望的に感じるかもしれませんが、
それは当日の5教科の試験(500点満点)の中で、
合計10点多く正解すればいいだけです

本番の記号問題に換算すると、わずか2〜3問分に過ぎず、十分に取り返すことが可能です。



さらに、確定した内申点を踏まえて、以下のような具体的な受験戦略を検討しましょう。


① 「K値」による内申圧縮校や「傾斜配点」の活用


内申点を「0.5倍」に圧縮して計算してくれる高校を志望校に選ぶことで、
内申点のビハインドを半分に減らすことができます。

また、特定の得意教科の点数を1.5倍にして計算する「傾斜配点」を実施している高校を選ぶことも、
強力な逆転の選択肢となります



② 私立高校の戦略その1:一発勝負の「一般入試」への切り替え


千葉県の私立高校入試は推薦入試が主流ですが、内申基準に届かない場合はその推薦枠を使えません
内申点を基本的に考慮せず、当日の試験点数のみで一発勝負する「一般入試」へと切り替えます

志望校の過去問対策を徹底的に行い、合格最低点をクリアする実力を身につければ、内申に関係なく
合格を勝ち取ることができます



③ 私立高校の戦略その2:推薦基準をクリアできる併願校の選定


もし当初希望していた私立学校の出願基準に届かない場合は、目標を現実的に見直し、現在の内申点で
確実に推薦をもらえる「基準を下げた私立高校」を併願校として選びましょう

安全圏をしっかりと確保することで、公立本命校の受験に安心して臨むことができます



④ 英検などの検定による加点を狙う


検定資格による加点措置(例:英検3級+1点、準2級で+2点など)がある学校を探してみましょう
中学校で確定した通知表の点数そのものは変わりませんが、私立高校側の入試相談基準や
合否の判定ラインにおいて、持ち点を底上げして優遇措置の対象に滑り込ませることが可能です

取得が間に合うのであれば、非常に強力な武器になります



4. 当日の試験で確実に点をもぎ取る3つの現実的戦術


内申点の遅れを当日の試験で取り返すための現実的な戦術を紹介します


① 各教科の基礎問題での完全ノーミスを徹底


各教科とも「大問1」や「大問の最初の問題」に基本問題が集中しています
逆転のために、誰も解けないような難問を解けるようになる必要はありません

「誰もが正解するはずの基礎問題」でのケアレスミスを徹底的に排除する、これだけで内申点の遅れは
簡単に帳消しにできます



② 記述問題や国語の作文で「部分点」をしぶとく狙う


国語や英語の作文、社会の記述問題などでは、完璧な満点解答を目指す必要はありません
千葉県の公立入試は部分点の採点基準が比較的明確に設定されているため、不完全な解答であっても、
指定のキーワードが含まれていたり文脈が合っていれば、1点〜3点をもぎ取ることができます



③ 配点の高い「学校設定検査(面接・自己表現)」を武器にする


筆記試験(学力検査)の後に課される面接や自己表現(スピーチ、作文など)に対して、
「100点」といった高い配点を与えている高校も存在します

これらは学力検査が終わった直後からでも、適切な表現方法や想定問答の練習を重ねておけば、
短期間で対策が可能です



◇素早い思考の切り替えが逆転合格の鍵!◇


千葉県高校入試における内申点不足は、決して諦める理由にはなりません
重要なのは、自分の状況に合わせてやるべきことを明確にし、素早く実行に移すことです


内申点が未確定の時期
定期テストの点数向上、実技4教科の強化、丁寧な提出物によって、最後まで内申点を積み上げる


内申点が確定した時期
私立高校の適切な併願校選定や一般入試への切り替えを考慮、立本番での「基礎問題ノーミス」
「記述の部分点確保」「学校設定検査対策」によって当日点での逆転を目指す


「内申が足りないから無理だ」と落ち込んでいる暇はありません
現実的な戦術へと素早く思考を切り替え、今日からできる一歩を踏み出しましょう!

2026.07.04


私立狂騒曲.png


まずはこちらの記事から。

都立高校にすればよかった..."無償化"特需で生徒急増した「私立」想定外の惨状、次々と改革打ち出す「都立」に回帰の兆し?

※出典:yahoo ニュース


東京の「私立特需による現場の混乱」と「都立への揺り戻し」の動きは、隣接する千葉県にとっても決して他人事ではありません。


千葉県でも2025〜2026年度にかけて、国の就学支援金や県独自の減免制度の拡充(所得制限の撤廃や支援額の引き上げ)が本格化しており、東京と同様に「私立志向」が急速に強まっています。


東京の先行事例を踏まえ、今後千葉県の高校受験戦線で起こりうる「3つの想定外」と「公立回帰のシナリオ」を予想します。


千葉県で予想される「私立特需」の裏側と、公立回帰への3つのシナリオ

① 私立の「確約(併願推薦)」基準の急激な引き上げ

千葉県の私立入試の大きな特徴は、中学校の評定(内申点)をベースにした「併願推薦(事実上の合格確約)」が広く定着している点です。

東京でこれだけ「定員超過による教育の質の低下」や「指定校推薦枠の奪い合い」が問題視されると、千葉の私立進学校も当然、防衛策に動きます。


  • 起こりうる現象: キャパシティを超える生徒の流入を防ぐため、私立側が併願推薦の基準(「5教科で〇点以上」など)を次々と引き上げることが予想されます。これにより、「これまで安全圏だと思っていた私立の確約が取れない」という受験生が続出する可能性があります。



② 「実質無償」の誤解と、施設維持費・塾代の「二重負担」

記事にもある通り、無償化の対象はあくまで「授業料」のみです。

千葉県の私立高校は、独自の施設を誇る学校が多い分、入学金や施設維持費、修学旅行の積立金などが公立に比べて高額になる傾向があります。


  • 起こりうる現象: 「無償だから」と私立に飛び込んだものの、初年度の諸経費の高さに驚く保護者が増えるでしょう。さらに、私立の魅力である「手厚い学習サポート」も、生徒が急増すれば一人ひとりへのケアが薄れざるを得ません。結果として、東京と同様に「結局、私立に入っても塾に通うことになり、家計が圧迫される」という不満が表面化しそうです。



③ 上位・中堅層の「県立(公立)回帰」と、公立高校の格差拡大

東京では日比谷や西といった「進学指導重点校」の倍率が底堅く推移しています。

千葉県でも同様の動き、すなわち「県立トップ校・実力校への回帰」が強まるとみられます。


  • 起こりうる現象: 千葉高、千葉東、船橋、東葛飾といった県立トップ校や、薬園台、佐倉、小金などの中堅上位校は、「私立の定員超過による授業の質の低下」や「学費の二重負担」を嫌った優秀な層が戻り、高倍率を維持するでしょう。

    一方で、


    私立の併願確約が厳格化されると、中位・下位層の受験生は「確約の取れる私立」か「絶対に落ちない公立」かの二者択一を迫られ、公立の中堅~下位校や専門学科での定員割れ(二極化)がさらに加速する恐れがあります。




2026.07.03

見出しを追加 (16).png

今日は中学受験がテーマです。


中学受験は、住んでいる地域(環境)によって驚くほど正反対の状況になっています。

全体で見れば「少数派」ですが、特定の地域では「やらない子が少数派」になるという、極端な二極化が起きていると言えるでしょう。



1. 全国で見ると「超・少数派」

日本全体で見ると、私立や国立の中学に通う生徒の割合は全体の1割未満(約7〜8%程度)です。ほとんどの地域では、小学校のクラスで受験する子は1人〜2人いるかいないか、というレベルなので「少ない」というのが正しい感覚になります。


2. 首都圏や都心部では「大ブーム(多数派)」

その一方で、東京を中心とした首都圏(1都3県)や関西圏の都市部では、近年過去最高レベルの中学受験ブームが続いています。

首都圏全体の受験率は約18%(およそ5人に1人)ですが、東京都内に限るとその熱気はさらに跳ね上がります。



【参考】東京23区の私立中学進学率(上位・下位の差)

東京都教育委員会の直近のデータ(2025年3月卒業生)を見ると、同じ東京23区内でもこれだけの差があります。

順位 区名 私立中学への進学率
1位 文京区 48.5% (国立なども合わせると実質5割超)
2位 千代田区 44.1%
3位 港区 41.9%
:--- :--- :---
23位 江戸川区 10.6%

文京区や都心部では、「クラスの半数以上が受験塾に通っていて、受験しないと言う方が浮いてしまう」という状況すら起きています。逆に、23区内であっても下位の区では1割程度にとどまります。



なぜこんなに差が出るのか?

主な理由は以下の3つです。

  • 経済的な格差:中学受験の塾代(3年間で200〜300万円)や、私立中学の学費(年間100万円以上)を払える世帯が都心部に集中しているため。


  • 選択肢の多さ:都心には魅力的な私立・国立・公立中高一貫校が密集していますが、地方ではそもそも通える範囲に受験できる中学校がありません。


  • 周囲の環境(同調圧力):親の世代も中学受験を経験している割合が高く、「みんな塾に行くのが当たり前」というコミュニティができあがっているため。



もし、お子さんの周りで「受験する子が全然いない」と感じるのであれば、それは地域的にそれが標準的な環境だからです。逆に、都心のいわゆる文教地区にいる場合は、毎日夜遅くまで塾に通う小学生たちに囲まれることになります。



では、千葉県はどうでしょう。

千葉県の中学受験事情は、「住んでいるエリア(路線)」によって温度差がものすごく激しいのが特徴です。



千葉県全体の私立中学への進学率は約7%前後で、全国トップ10には入るものの、東京(約26%)や神奈川(約11%)に比べると一見低く見えます。しかし、これは「房総半島や東部など、受験をほとんどしないエリア」も含んだ平均値だからです。



東京に通いやすい「北西部(東葛・湾岸エリア)」に絞ると、中学受験の熱気は東京23区の平均レベルに跳ね上がります。


1. 千葉県内の「超・激戦エリア」

特に中学受験が盛んなのは、以下の2つのエリアです。

  • 東葛(とうかつ)エリア(松戸市、柏市、流山市 など) つくばエクスプレスや常磐線沿線は、子育て世代の移住が非常に多く、中学受験熱が急上昇しています。特に流山市などは「千葉の二子玉川」とも呼ばれ、駅前の大手進学塾は常に満席に近い状態です。


  • 湾岸・総武線エリア(浦安市、市川市、船橋市、千葉市美浜区 など) 東京へのアクセスが抜群に良い地域です。特に浦安市や市川市は、公立小学校のクラスの半数近くが塾に通っているケースもあり、感覚としては「東京23区の東側(江戸川区や江東区など)」とほぼ同じ熱量です。




2. 千葉の中学受験の特殊なシステム

千葉県の中学受験を語る上で外せないのが、「1月入試(千葉入試)」という独特の文化です。

東京や神奈川の本番は「2月1日」からスタートしますが、千葉県の私立中学は1月20日から入試が始まります。

そのため、県内トップ校である「幕張メッセ」で行われる渋谷教育学園幕張(渋幕)や市川中学校などの入試には、千葉県民だけでなく、東京・神奈川の最難関を狙う受験生が「前哨戦(実戦慣らし)」として怒涛のように押し寄せます。1日で何千人もが受験する光景は、千葉の冬の風物詩です。


3. 「公立王国」としての側面も強い

東京と大きく違うのは、千葉県はもともと「県立高校(千葉、千葉東、船橋、東葛飾など)が圧倒的に強い公立王国」だということです。


そのため、無理に小学生から私立を狙わなくても、公立の小中学校から地元の優秀な県立高校を目指せばいい、という価値観が根強く残っています。


近年では、


公立の良さを残したまま中高一貫教育が受けられる県立千葉中学校や東葛飾中学校、市立稲毛国際中等教育学校といった「公立中高一貫校」が誕生し、私立並み(あるいはそれ以上)の超高倍率の人気となっています。





では、続いて、中学受験に向く子、私立中学に向く子についてです。



中学受験への挑戦や、私立の中高一貫校・私立高校への進学は、公立校とは違った環境が得られる一方で、向き・不向きがはっきりと分かれやすい選択でもあります。


それぞれの環境で「伸びる子」「生き生きと過ごせる子」の特徴を、具体的につなげて整理しました。


中学受験に向く子(小学生の段階)

中学受験は、親のサポートはもちろんですが、最終的には本人の特性が大きく影響します。


  • 知的好奇心が強く、考えることが好きな子 中学受験の入試問題(特に算数や国語の記述)は、学校の教科書レベルを超えた「パズル」のような思考力を求められます。「なぜこうなるんだろう?」と面白がれる子は強いです。

  • 机に向かう習慣が早くから身につく子 小学4年生(実質3年生の2月)から本格的な塾通いが始まります。遊びたい気持ちをコントロールして、宿題や復習をルーティン化できる生真面目さや素直さがある子は適性があります。

  • 精神的な早熟さがある子 「今の努力が、未来の自分(志望校合格)につながっている」という抽象的なイメージを、10歳〜12歳時点で理解できる精神年齢の高さがあると、受験期のストレスを乗り越えやすいです。



私立中学校に向く子

私立中学は、独自の教育方針(宗教教育、国際教育、理系特化など)や、6年間の長期カリキュラム(中高一貫)が最大の特徴です。

  • 特定のこだわりや、強い個性がある子 私立は学校ごとにカラーが全く異なります。「鉄道が大好き」「語学を極めたい」「特定のスポーツに打ち込みたい」といった尖った個性を持つ子は、同じ趣味を持つ仲間や、それを応援してくれる環境(設備や部活)に出会いやすいです。

  • 高校受験に縛られず、マイペースに何かを深掘りしたい子 中高一貫校では、中学3年時の「高校受験」がありません。そのため、中3〜高1の時期に留学をしたり、部活に熱中したり、大学受験を見据えて先取り学習をしたりと、時間を贅沢に使いたい子に向いています。

  • 環境の影響を受けやすい子(切磋琢磨したい、または守られたい) 「周りが勉強しているから自分もやる」というタイプの子は、学習意欲の高い生徒が集まる私立の環境で引っ張り上げられます。また、面倒見の良い学校を選べば、不登校気味だったり、手厚いサポートが必要な子でも安心して過ごせます。


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2026.07.02

数Ⅲなし・倍率1倍割れの穴場大学&学部の例.png

近年、文系に比べて就職が圧倒的に強いとされる理系です。今後はその様相にさらに拍車がかかります。

しかしながら、

「数学や理科の負担が重い」
「上位校は激戦になりやすい」

という壁があります。

文系を選択される生徒さんたちは、

「数学を避けたいから文系」

という状況になりがちなのも否定できません。


入試情報を細かく分析すると、実は驚くほど合格しやすい「穴場のルート」がいくつも存在します。


今回は、戦略的に理系を狙って確実に合格を勝ち取るための、賢い受験戦略を徹底解説します。



理系受験を有利に進める3つの勝ちパターン

理系受験で最も重要なのは、ガムシャラに勉強することではなく、自分の強みが活きる「土俵」を選ぶことです。まずはベースとなる3つの基本戦略を押さえましょう。


1.数3や物理を「回避」できる学科を探す

理系を断念する人の多くが、数学3(微分積分など)や物理の難しさに挫折します。

しかし、理系学部の中には、私立・国公立を問わず「数3なし(数学1A・2Bのみ)」や「理科は生物・化学のみ」で受験できるところがたくさんあります。特にバイオ系、農学系、環境系、一部の情報系や建築系はこの傾向が強いです。




2.配点比率(傾斜配点)を徹底的に利用する

国公立であれば、共通テストの文系科目(国語や社会)の配点が極端に低い大学を狙います。

私立であれば、特定の科目の点数を2倍にしてくれる「得意科目重視方式」を採用している大学が狙い目です。

英語と理科が得意なら、数学の配点が低い、あるいは数学なしで受けられる入試方式を探すのが鉄則です。



3.「地方」や「都心から離れたキャンパス」を狙う

大学のブランド力に対して、キャンパスが都心から離れている場所は驚くほど倍率が下がります。

有名大学の名前を手に入れつつ、中身はしっかりとした理系の研究環境で学びたい場合、この立地による穴場狙いは極めて有効です。


狙い目となる具体的な大学と学部

具体的にどのような大学・学部が「勝てる戦略」の候補になるのか、国公立・私立それぞれのおすすめを紹介します。


国公立大学の穴場(共通テスト軽量型・2次試験なし)

  • 北見工業大学(工学部) 北海道にある国立の工業大学です。最大のメリットは、個別試験(2次試験)がない入試方式が存在することです。共通テストの対策に特化すれば、2次記述対策の手間を丸ごと省いて国立大現役合格を狙えます。

  • 会津大学(コンピュータ理工学部) 福島県にある、公立のIT専門大学です。驚くべきことに、共通テストは理科1科目のみ、2次試験は数学と英語のみ(数3が必要ない方式もあり)という超軽量入試を行っています。文系科目が壊滅していても、理科と英語が得意なら一発逆転が可能です。

  • 山口大学(工学部 循環環境工学科) 共通テストで国語や地歴公民の配点が非常に低く設定されているため、文系科目の失点を理系科目で完全にカバーできます。

有名私立大学(MARCHなど)の穴場

  • 法政大学(生命科学部 環境応用化学科 / 理工学部) MARCH理系の中でも、比較的偏差値や倍率が落ち着いているのが法政大学の理系ラインナップです。共通テスト利用入試などでは、合格最低点が他の私立上位校に比べて低めに出る傾向があります。

  • 青山学院大学(理工学部 物理科学科) 相模原キャンパスにあるため、渋谷の青山キャンパスに比べると志願者が落ち着きます。理科は物理必須ですが、過去問対策をしっかり行えば合格最低点に届きやすい穴場です。

  • 明治大学(理工学部 機械情報工学科の推薦・総合型など) 一般入試は高倍率ですが、特定の出願条件(評定平均など)を満たした生徒だけが受けられる方式では、実質倍率が著しく低くなる年度があります。条件さえ満たせばライバルを一気に減らせます。



「倍率1倍割れ」を狙う際の注意点

地方の私立大学や、新設されたばかりの地方公立大学などでは、志願者数が募集定員を下回る「倍率1倍割れ(定員割れ)」が実際に起こることがあります。


しかし、

「1倍割れだから誰でも受かる」と油断するのは危険です。


大学側には「最低合格基準点」が設けられていることが多く、あまりにも白紙に近い答案を出すと、定員割れしていても容赦なく不合格になります。最低限の基礎知識だけは必ず身につけて受験に臨みましょう。


また、

2026年度以降は新設される「データサイエンス系」や「デジタル共創系」の学部学科が非常に増えています。新設の初年度は過去問がなく受験生が敬遠しがちなため、倍率がガクッと下がるチャンスが眠っています。


情報戦を制した者が理系受験を制する

理系受験の勝敗は、高校3年生の秋までに「どれだけ自分に有利な入試方式を見つけられたか」で半分決まります。数学や物理から逃げても、地方のキャンパスを選んでも、卒業時にもらえる学位や就職時の「理系チケット」の価値は変わりません。

自分の得意・不得意を客観的に見つめ直し、戦略的な出願で賢く合格を掴み取りましょう。







見学・ご相談(夏前) (1).png




2026.07.01

退屈な反復こそが最強の投資 (14).png
最近、私立高校の出願基準や内申点、合格確約基準が引き上げられているという話を耳にすることが
増えたのではないでしょうか


この背景には、受験生側の需要の増加と、それに対応する形で学校側が「入りやすさ・受験しやすさ」

を制限しようとする動きが密接に絡み合っています


結論として、「滑り止めとしての私立併願」という考え方は、
決して容易な選択肢ではなくなりつつあるのが現状です



◆出願基準上昇の背景にある3つの要因◆


①「授業料無償化」による私立志願者の増加


まず1つ目の要因として挙げられるのが、
「授業料無償化」による私立志願者の増加です

東京都における所得制限の完全撤廃や、千葉県での無償化制度拡充などが実施されたことにより、
私立高校を選択する上で大きな障壁となっていた経済的ハードルが消失することとなりました


この制度の拡充や撤廃に伴い、最初から環境や設備が充実している私立高校を第一志望(単願推薦)に
据える受験生が急増しています


その結果として、私立高校全体の人気が過熱するという事態を招いています



②安全志向と併願推薦の増加


2つ目の要因は、受験生の安全志向と併願推薦を希望する人の増加です

千葉県においては、公立入試の一本化(前後期制の廃止)により
、「一発勝負」となったことで、
受験生にかかるプレッシャーは極めて強いものとなっています


このように不合格になった際のリスクを恐れる受験生やその保護者たちは、年内や2月上旬という
早い段階までに確実な進路を確保しようと動くようになります


そのため、私立高校への併願推薦(優遇)を希望する受験生が増加の一途をたどっています



③学校側による「入りやすさ・受験しやすさ」の制限


3つ目の要因は、私立高校側による「入りやすさ・受験しやすさ」の制限という動きです

先述した通り、授業料無償化によって単願志願者が増加し、さらに公立入試の一本化によって
併願推薦の希望者が激増することとなりました

そのため、私立高校側は受験生の過度な流入をコントロールする必要に迫られることになりました


そこで学校側が取った対策が、フィルターの強化です

具体的には、「出願基準(内申点)の引き上げ」や「併願優遇・推薦枠の廃止・縮小」、
そして「加点制度の厳格化」といった措置を講じています


このように従来の「入りやすさ・受験しやすさ」をあえて制限することによって、
学校側は適切な選抜を行おうとしているのです



◇募集戦略・アプローチ別の具体的事例◇


1. 出願基準(内申点)の上昇・加点制限


【学校側の狙い】
志願者の過度な殺到を防ぎ、入学者の最低学力を担保すること。

【受験生への影響】
従来であれば確約をもらうことができたはずの層の受験生が締め出される。
地域全体の基準が連鎖的に上昇する。(「玉突き現象」の誘発)


東葉高校(2025年度の事例)
各コースにおける内申基準を1ポイント引き上げたほか、加点制度の条件を厳格化しました


千葉経済大学附属高校(2025年度の事例)
一般推薦における併願基準を1ポイント引き上げる対応を行いました



2. 上位コースの新設


【学校側の狙い】
公立トップ校を受験する層の併願の受け皿としての地位を確立すること。

【受験生への影響】
特待生制度や専用のカリキュラムなど、魅力的な選択肢が増える。
一方で、全体としての競争はさらに激化する。


二松学舎大学附属柏高校(2024年度の事例)
従来の特進コースをさらに細分化し、強化するような形で「特進選抜コース」を新たに開設しました


関東第一高校(2027年度の事例)
同校における最上位のコースとして、「叡智(えいち)コース」を新設することにしています



3. コース再編・下位コース募集停止


【学校側の狙い】
「容易に入れる学校」というイメージを払拭し、学校全体の偏差値を引き上げること。

【受験生への影響】
「中位・下位層」の受験生の併願校が減少する。
受け皿を失った受験生は、遠方の学校か、一般受験という非常に厳しい戦いを強いられる。


東葉高校(2024年度の事例)
それまでの下位コースに該当していた「進学コース」の募集を完全に停止しました


二松学舎大学附属柏高校(2026年度の事例)
「進学コース」の募集を停止し、
「スーパー特進」と「特進」の2コース制へと再編を行っています


〇これからの私立併願に求められる受験生の姿勢〇


ここまで見てきたように、これからの私立高校の併願は、
単なるリスクヘッジのための「楽なルート」ではなくなっています


高い内申基準を確実にクリアすることや、シビアな情報戦をしっかりと勝ち抜くことが求められる、
いわば「もう一つの本番」へと大きく変化していると言えます


このような入試環境の変化に伴い、これから受験を迎える受験生にとっては、これまで以上に
早期からの徹底した内申点対策が不可欠となります

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