城南コベッツ赤羽南教室

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赤羽南教室のメッセージ

【RINGOJUKUWORKS#25】テストをたくさん受けることと、テストに向けて勉強できることは違う

2026.10.04

私は長い間、大学受験の数学を教えてきました。

そして今は、りんご塾赤羽南教室で、幼児や小学生の指導にも関わっています。

最近、小学生を教えながら、以前から少し気になっていたことを改めて考えるようになりました。

それは、「テストは何のためにあるのだろう?」ということです。

中学受験の塾は、とにかくテストが多い

大手の中学受験塾では、頻繁にテストがあります。

もちろん、その理由は分かります。

学習内容が定着しているか確認する。

現在の位置を知る。

クラス分けをする。

次の学習につなげる。

非常によくできたシステムだと思います。

特に、そのシステムの中で安定して点数を取れる子には、とても良い仕組みでしょう。

勉強する。

テストを受ける。

結果を見て、できなかったところを修正する。

そして次へ進む。

このサイクルがうまく回っているなら、私は何も問題を感じません。

ただ、すべての子がそうなるわけではありません。

本当は、テストが終わってからが勉強だと思う

例えば、テストで思うような点数が取れなかった。

私は、本当はここからが勉強だと思っています。

なぜできなかったのか。

知識が足りなかったのか。

理解が曖昧だったのか。

時間が足りなかったのか。

問題を読み違えたのか。

計算ミスをしたのか。

一つずつ確認する。

そして、もう一度解いてみる。

まだできなければ、また考える。

最後には、「あのときできなかった問題が、今はできる」という状態にする。

60点だったテストを、60点のまま終わらせない。

私は、テストとは本来、そのためにあるものだと思っています。

ところが、もう次のテストが来る

テストの間隔が短いと、これが難しくなります。

テストを受ける。

結果が返ってくる。

思ったより悪い。

家に帰れば、親から何か言われることもある。

本人も落ち込む。

でも、ゆっくり原因を考えている時間はありません。

もう次のテスト範囲を勉強しなければならないからです。

すると、勉強 → テスト → 修正 → 定着ではなく、

勉強 → テスト → 結果 → 次のテスト → 結果 → また次のテスト

になってしまうことがあります。

ここに、私は少し怖さを感じています。

「間違えること」の意味が変わってしまう

本来、間違えることは悪いことではありません。

できないことが見つかった。

だから、できるようにする。

それだけのことです。

ところが、テストで間違える。⇒点数が悪い。

親から何か言われる。順位が下がる。クラスが下がる。

そして、また次のテスト。

これが何度も続くと、「間違える=できるようになるための材料」ではなく、「間違える=嫌なことが起きる」になってしまう子がいます。

難しい問題を、考える前から嫌がる

私は、こういう子を何度も見てきました。

難しい問題を出す。

まだ問題をきちんと読んでもいない。

鉛筆も動かしていない。

それなのに、「無理」「分からない」「学校で習ってないからできない」と言う。

不思議だと思いませんか。

中学受験のために、難しい問題をたくさん解いてきた子です。

それなのに、難しい問題を嫌がる。

以前の私は、「なぜだろう?」と思っていました。

でも最近は、少し違う見方をしています。

難しい問題そのものが嫌なのではなく、「できない自分を見ること」が嫌なのかもしれない。

だから、「どうやったら解けるんだろう」より先に、「できなさそうだから、やりたくない」が出てくる。

テストで点数を取ることは大切です

誤解してほしくないのですが、私はテストを否定しているわけではありません。

点数も、結果も、大切です。

テストがあるから頑張れる子もいます。

競争することで伸びる子もいます。

そして、頻繁なテストを自分の成長にうまく利用できる子にとっては、とても良い仕組みだと思います。

私が気になっているのは、その仕組みがうまく回っていない子に、同じことを繰り返し続けて本当にいいのだろうかということです。

テストは「評価」ではなく「修正」のためにある

私は、テストで60点を取ること自体が大きな問題だとは思いません。

問題なのは、60点を取ったあと、何も変わらないことです。

できなかった。ならば、なぜできなかったのかを考える。

やり方を変えたり、もう一度やってみたり。

修正をして、できるようにする。

この経験を何度もすることで、子どもは、「うまくいかなかったら、自分で修正すればいい」ということを体感的に学んでいくんだと思います。

これが"勉強の仕方"の基本となり、"自立した中学生"になるための第一歩だと思います。

テストをたくさん受けることと、テストに向けて勉強できることは違う

そして、もう一つ。

私は最近、この二つを分けて考える必要があると思うようになりました。

テストをたくさん受けること。

そして、テストに向けて、自分で勉強できるようになること。

似ているようですが、まったく同じではありません。

むしろ、テストが日常になりすぎることで、「次のテストでは絶対に取りたい」「そのために今週はこれをやろう」「ここが弱いから、もう一度やろう」と、自分で考える機会が減ってしまうこともあるのではないか。

そんなことを考えています。

なぜ私がそう思うようになったのか。

それには理由があります。

私はこれまで、私立の中高一貫校に通う中学生、高校生をたくさん教えてきたからです。

そして、その子たちを見ながら、長い間ずっと不思議に思っていたことがあります。

次回は、その話を書いてみようと思います。

テストの意味を考える教室.png

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