赤羽南教室のメッセージ
今週日記#27|九九はまだ覚えていない。でも、答えは出せる。
2026.10.07
講師の内田です!
早速ですが、
りんご塾で子どもたちと接していて、
驚いたことがあります。
小学1年生以下の生徒たちが
小学2年生になる前に、
九九をすらすら言えるようになる!という
姿勢が当たり前にあることです。
中には
未就学児でも言える子もいて、
教室ではそれが珍しくない光景になっています。
そんな中で、
九九を暗記している段階の、
ある1年生の姿が印象に残りました。
今日はその生徒のお話です。
その子は、1・2・3・5の段は
すらすら言えますが、
まだ全部の段を完璧に
覚えているわけではありません。
しかし、
今、その子がやっている教材では
九九が多く出てくる段階です。
例えば、
問題に「6×7」が出てきたとき、
その子はまず「2×7」を計算しました。
答えは14。
そして、その14を3回足して、
14+14+14=42という答えを
当たり前のように
導いていました。
まだ覚えていない九九の答えを、
知っている九九を使って求めていたのです。
その様子を見て、
私は感動しました。
今まで習ってきた算数で
培った能力を使って、
小学1年生が
もうこんな工夫ができるんだ。
覚えていることを、
自分でつなぎ合わせて使えるんだ、と。
もちろん、
九九はいずれしっかりと
覚える必要があります。
すらすら答えが出るようになれば、
その先の計算にも
取り組みやすくなります。
しかし、
九九暗記を頑張る段階の生徒には、
一時的にその問題を飛ばして
別の単元から進める提案
をすることもあります。
でもその子は、
1ページでも飛ばして進めることが嫌
と考える子です。
そのため、
全部暗記するまで問題を解くのを
待ってはいませんでした。
まだ覚えていない段の九九にも、
今の自分が持っている力を
精いっぱい使って、
答えを出そうとしていました。
「分からない」で終わらず、
どうにかして答えを出そうとする。
その姿が、とても頼もしく見えました。
算数を勉強していると、
すぐには解けない問題にも出会います。
そんなとき、
知っていることを使ってみる。
違うやり方を試してみる。
一度でうまくいかなくても、
もう少し考えてみる。
その積み重ねが、
自分で考える力につながっていくのだ
と思います。
そして、
こうした姿勢が必要になるのは、
算数の時間だけではありません。
これから先、
勉強でも仕事でも、
生きていく中で、
すぐには答えが見つからないことが
あるはずです。
そのときに、
自分にできることを探して、
なんとかしようとする。
その、しつこいくらいの貪欲さは、
一生大切にしてほしいと思いました。
九九を教える場面で、
私自身が
生徒から学ばせてもらいました。
「6×7」の答えは42。
その答えにたどり着くまでの
工夫と粘り強さが、
今も心に残っています。
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