2025.09.11
前回までで、数学が苦手なお子さんによくある、「計算ミスが多い」事に対する対応策をお話していきました。
今回は、こちらもよくお伺いする、「基本問題は解けるが、応用問題となると解けない」事柄についてお話します。
こちらは、一般論が実は申し上げにくいのが実際の所です。
なぜならば、「基本問題」がどの程度の問題をさすのかが、その人によって異なるからなんですね。
なので、ここでは教科書における「基本の問題」レベルが基本問題であると捉えて、話をしていきます。
さて、こういった基本問題は解けるが応用問題が解けない...といった場合、すべてがそうではないですが、「本質的な理解」が欠けている場合があります。
例えば、中3で学習する「√(ルート)」の計算で、次のようなものがあります。
4√2-√2=3√2
ところが、これを
4√2-√2=3
としてしまうお子さんがいらっしゃいます。
このような計算をしてしまう理由としては、「4√2」がどのような数なのかがわかっていない可能性が考えられます。
「4√2」とは、「4×√2」の「×」を省略したものです。
つまり、「√2の4倍」なんですね。「√2の4倍」から「√2」をひくから、答えは「√2の3倍」、すなわち「3√2」になるわけです。
方程式における「3x」などの文字式と考え方は同じです。
この理屈がわかっていれば、複雑な√を含む計算も、方程式と同じ感覚で戸惑う事なく解けるようになります。
逆に、上の例を形だけで何とか通過したお子さんですと、複雑化した問題(応用問題)は手が止まってしまうのではないでしょうか。
短期的に点数をとらせるのであれば「解法の丸暗記」も悪くない手ですし、1回1回のテスト対策としてはそれでも良いでしょう。
ただし、本質的な理解ができていない状態では、「応用問題」は解けませんし、高校数学はより理解が厳しくなっていくと予想されます。
本質的な理解をさせる、これは実はとても大事な事です。
「応用問題」が解けないお子さんには、是非この点を確認してあげると良いと思います。
【お問い合わせ】
電話番号(教室直通):0466-54-3177
教室見学・学習相談のご希望はこちらから
こちらは、一般論が実は申し上げにくいのが実際の所です。
なぜならば、「基本問題」がどの程度の問題をさすのかが、その人によって異なるからなんですね。
なので、ここでは教科書における「基本の問題」レベルが基本問題であると捉えて、話をしていきます。
さて、こういった基本問題は解けるが応用問題が解けない...といった場合、すべてがそうではないですが、「本質的な理解」が欠けている場合があります。
例えば、中3で学習する「√(ルート)」の計算で、次のようなものがあります。
4√2-√2=3√2
ところが、これを
4√2-√2=3
としてしまうお子さんがいらっしゃいます。
このような計算をしてしまう理由としては、「4√2」がどのような数なのかがわかっていない可能性が考えられます。
「4√2」とは、「4×√2」の「×」を省略したものです。
つまり、「√2の4倍」なんですね。「√2の4倍」から「√2」をひくから、答えは「√2の3倍」、すなわち「3√2」になるわけです。
方程式における「3x」などの文字式と考え方は同じです。
この理屈がわかっていれば、複雑な√を含む計算も、方程式と同じ感覚で戸惑う事なく解けるようになります。
逆に、上の例を形だけで何とか通過したお子さんですと、複雑化した問題(応用問題)は手が止まってしまうのではないでしょうか。
短期的に点数をとらせるのであれば「解法の丸暗記」も悪くない手ですし、1回1回のテスト対策としてはそれでも良いでしょう。
ただし、本質的な理解ができていない状態では、「応用問題」は解けませんし、高校数学はより理解が厳しくなっていくと予想されます。
本質的な理解をさせる、これは実はとても大事な事です。
「応用問題」が解けないお子さんには、是非この点を確認してあげると良いと思います。
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