城南コベッツ赤羽南教室

Tel:03-6903-8030

  • 〒115-0044 東京都北区赤羽南1丁目3-7 セキネビル 3階
  • JR線「赤羽駅」南改札口より徒歩3分

受付時間: 15:30~20:00(火~金)/14:30~19:30(土)/休み(日月祝)

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  • 総合型・学校推薦型選抜対策
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  • りんご塾(算数オリンピック対策)
  • 定期テスト対策
  • 大学入試一般選抜対策

2024.06.08

みなさん、こんにちは。

城南コベッツ赤羽南教室です。

いつも当教室のブログを読んでくださりありがとうございます。
もうそろそろ2024年も上半期が終わりますね。
これからも皆様のご期待に応え、一層勉強を通して生徒や保護者の皆様のお力添えができるよう、スタッフ一同尽力してまいります。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。






今日は「学校教育と社会の仕組みがリンクしていない」という点について考えたいと思います。


私は普段、小学生未満の子どもから中学生・高校生、そしてアルバイトで大学生を60人近く雇って各教室・校舎等を運営しています。私の教師歴自体も30年を超えるので、時代や世代によって、生徒やバイトの性質の違いというのを毎年感じています。

生徒には、自分の成績を上げるためにどうすればいいのか、を真剣に考えてもらうために、どうやって伝えるのがいいんだろうか。アルバイトの大学生が、指示を待つのではなく全体を見て、組織全体のためにどう行動すべきか、自分で考えて仕事を積極的に探してやるようにするには、どんな接し方・伝え方が良いのか、そういうことを毎日考えています。

世の中の普通の大人よりは、接している子供の数も学生の数も多いと自負しています。


そんな私の個人的な意見として、やっぱり最近どうも生徒や学生に変化が表れているように思います。「教わったことがあまり身に付いていかない?」「自分の偏差値、立ち位置、現状がわかってない?」「社会に出てから、あるいはどんな大人になりたいかなど、未来を長期的に考えなくなった?」「何とかしよう、頑張ろうではなく、別にいいやと考えることが多くない?」などの、傾向の変化を感じています。

折に触れこちらのブログにも色々書いていますが、この原因は、『絶対評価』にあると私は考えています。日本の学校教育現場で、相対評価から、絶対評価に変わったのは、2002年度です。目的は生徒の学習到達度をより正確に評価するためだそうです。

では、絶対評価になってから、子どもたちにどんな変化が起きたのか?

集団内での自分の立ち位置が意識できなくなりました。相対評価から絶対評価になることで、自分より優れた成績を収める生徒の存在が、成績表から消え、自分の意識からも消えました。良くも悪くも、教師がつけた自分の評価しか見ることはできません。そして絶対評価に変更されて20年以上が経過した今、教育現場はどうなっているのか?

『定期試験の学年順位を発表しない』

『学校によっては、平均点も発表しない』

『定期試験で30点、40点の生徒も成績で"3"がつく』

『生徒が危機感を感じないので、勉強しないまま学年が上がる』

『受験を意識して塾・予備校に通うが、勉強の仕方、知識の暗記方法、授業の聞き方がわからないので、勉強を始めても成績が伸びないから、やる気も落ちて惰性で勉強する悪循環』

こういう状態の生徒が、この20年、だんだん多くなっているような気がします。
さらにそういう状況に陥っているのに、『なんでそんなに点が悪いの?』とこちらが聞くと、『勉強はしています。やってるんです。頑張ってるんです。』と言い張る生徒が多いこと、多いこと。

頑張っているかどうかは、他人が決めるんですけどね、、、。


学校教員にとっても、絶対評価は弊害の方が多いと思います。相対評価であれば、上から下まで成績順に評価を与えれば良かったのに、絶対評価になったために仕事が煩雑で神経を使うようになったと言います。ちなみに、相対評価は下記のように、上位7%が"5"、下位7%は"1"のように決まっています。必ずこのパーセンテージに従って成績をつけるので、シンプルだし、明確です。

【相対評価の成績】

成績 割合
7 %
14 %
58 %
14 %
7 %

ただし絶対評価になったことで教員は、「うちの子がなぜ"5"ではなく"4"なのか?」といった保護者の問い合わせの対応に追われたり、そういった問い合わせを防ぐために、限りなく"1"や"2"という評価をつけるのを避ける傾向があります。何のために成績なんてつけているのか、わからなくなってきませんかね。

さらにそういう現状があるにもかかわらず、どの学校の内申点も同列に扱っている推薦入試って、一体何を評価したいんだろう?って純粋に疑問に思うときもあります。(学校のテストで平均点を取れない生徒が、大学入試で推薦受験をし、学校長に推薦文もらって合格していることに、首を傾げてしまうのは私だけでしょうか?)

絶対評価って、とにかく曖昧で信用できなくないですか?そんな曖昧なものを、入試の評価基準にするって、何かがおかしいと思うのは本当に私だけでしょうか?

社会に出たら全てが相対評価です。その中で懸命に結果を出していかなければならないのに、教育段階において絶対評価で育ってきて、大学を出てからいきなり大きなギャップに苦しむのは子どもたちです。


誰か大人が、はっきりと子どもたちに「本人の立ち位置」「社会の現実」を教えなければ、あまりにも悲惨だとは思いませんか。

『中学生の定期試験で平均点に届かないとは、何を意味するのか?』

『高校で上位何人が、MARCHや早慶、国公立に受かることができるのか?』

『今の成績、勉強への取り組みを続けた場合、どのランクの学校に自分が行くことになるのか?』

『社会に出てから、大人たちが大学名にどんな反応を示すのか?その大学から、どんな企業に就職するのか?』

『企業に就職したら、自分のやりたい事は、やれるのか?やれないのか?』


大人が教えてあげなければ、子どもたちは「どうにかなるんだろう」と思ってしまいます。現実を知ったときには、全然志望校を狙えるレベルじゃない、とか、入学してから失敗したと後悔する、そういう事が起こらないように誰かが現実を教えてあげないといけないと思います。


でもそれをしない大人が多いのでしょうか、私が授業で高校生に対して、高校卒業以降はどんな未来が待っているのかということを語ると、みんな新鮮な表情で聞きます。知らないことが知れて良かったと感想に書いてあります。




個人の多様性を重視する昨今におけるメリットも理解していますが、一方でその弊害も非常に大きくなっていることを危惧しています。

コロナ禍を経て加速しましたが、毎年のように「記憶力が弱まっている?」「語彙力が無く、話しても内容が理解できない?」「病名があったり、学校へ行けない生徒の数が増えてない?」「周りのことに、こんなに無関心なの?」など、色々と少しずつなんですが、おや?と感じることが多くなってきているのは事実なんです。



現実を知らないまま、大人になってから過去を悔やみたくない方へ。

当教室には、「人間的成長なくして学力の向上なし」という理念があります。
塾として勉強を教える一方、同時に「社会の仕組み」や「その学年で学ぶべきことは何なのか」といったことを考えるようなコミュニケーションを取っています。


勉強だけをしていれば、偏差値が高ければ良いという時代は終わりました。
変化の激しい時代の中で、新しい概念や異なる価値観を受け入れ、融合させて発展させていくことが、今後を生きる人たちには求められます。


では、今どんな教育が必要か?何を学べば良いのか?

私は、「豊富な知識」と「柔軟なコミュニケーション力」で、どんな人や変化にも対応できれば、どんな時代になっても生きていけると考えます。

新しいことを一人でも勉強して知識をつけていけるように、今、カリキュラムが決まっている学校の勉強くらいは、できるようにしなければなりません。「展開・因数分解の公式が覚えられない」っていう生徒は、決められたルールを覚え、そのルールに従うことができませんということです。それでどうやってこの先、生きていくのかと、すごく心配になります。

また、知らないことや、自分と異なる人のことも考えて行動できなければ、グローバル化が進み、文字通り多様化が進むこの時代で、活躍するのは難しいです。だからこそ、今、周囲のことも少しずつ知り、会話したり悩んだりしながら、自分の意見や考えを持つ必要があるのです。






そういう学びを、城南コベッツ赤羽南教室でやりませんか?

私たちは、生徒に本気で向き合って、生徒の将来のためにできることを、日々研究と改善を続けている塾です。ご興味あれば、是非お問い合わせください!







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城南コベッツ赤羽南教室
~人間的成長なくして学力の成長なし~


東京都北区赤羽南1-3-7 セキネビル3F
(赤羽駅南改札より徒歩2分)

℡.:03-6903-8030  
Mail: covez_akabaneminami@johnan.co.jp
※電話対応時間:㈫~㈮ 15:30~21:00 / ㈯ 14:30~20:30







2024.06.07

みなさんこんにちは。

城南コベッツ赤羽南教室です。

体育祭シーズンですね。

うちの生徒もまさに今日、体育祭で汗を流していることと思います。

(午後から雷雨だという予報もあるので、やや心配です(笑))

生徒たちにとって勉強も大切ですが、こういった学校行事も彼らの成長にとってはとても大切だと考えています。仲間と協力して全力で学校行事に取り組んでこそ、本気で悔しかったり心から感動したり、色々人としての成長過程に欠かせない「精神的な成長」という経験が得られます。そういうことは、自分の人生を振り返ったときに、自分という存在自体を大切に感じられたり、仲間と共有した時間に励まされたり、後々助けになったりもします。

だから今日の体育祭では、思い切り青春してほしいと思っています。(笑)

もうほんと存分に。

精神的に成長することって、人生の本質にも近いことだと思うんですよね。

大人になって何に困るかって、人とのコミュニケーションに苦戦しませんか?

今、自分の周囲にある人間関係がすべて良好で、どんな人ともお互いを幸せにする人間関係を築いている人ってどれくらいいるのでしょう?できている人も居ないことはないかもしれませんが、やっぱり全方位の人間関係に満足している人は限りなく少ないと思います。

仕事の同僚、上司と部下、雇用主と従業員、友人、夫婦、親子、兄弟姉妹、ご近所、これらも人間関係ですね。もっと言えば、道ですれ違おうとして同じ方向に歩きそうになった相手と自分、レジの人とお客の自分、電車を降りたい自分とドアの前に立つ人、車の運転中に周りを走る車と自分、横断歩道を渡る歩行者と運転手の自分、道路脇を走る自転車やキックボードと車で走る自分、名前の知らない人とも毎日たくさんコミュニケーションは取っています。

誰かと自分のコミュニケーションでは、嬉しくなることもあれば、悲しくなったり、苛立ったりすることもあります。他者を思いやる気持ちをみんながいつも持っていたら、と思う時は多々あります。(上記の例では、私が何に苛立つかが透けて見えてて恥ずかしいですが。)

「自分がどうされたら嬉しいか」

「どういうことをされたら、傷つくか、嫌な気持ちになるか」

そこを考えて動けばもっと良い世界になると思うんです。

『令和は、冷笑的な物言いが流行だ』ということを示唆する著者の本を読んだことがあるのです。やっぱり最近人が冷たい感じがしています。

「相手を論破する人は賢い」

「子どものしたことだから、という理論で正当化する」

「生活保護の受給者は楽をしている、と立場の異なる人を糾弾する」

自分と異なる人がいること、多様性の重要性を認めようとする世の中の動きとは裏腹に、「今だけ」「自分だけ」を優先している人が増えていませんか?

自分が健康に過ごせることも、仕事上手くいっていることも、偶然ですよね。このご時世、どんなことで企業が傾くかわからないじゃないですか。自分がいつ交通事故に遭うか、病気が見つかるかはわかりません、明日かもしれない、自分の家族がそうなるかもしれない。そうしたら働けなくなるし、誰かのお世話になったり、助けを借りないとといけない。震災だっていつ来るかわからない、東京が被災すれば、全国あるいは世界各国から助けてもらわないと明日も生きていけないかもしれない。

今、上手くいっているのは偶然です。

当然、本人の努力と運によって築いた環境かもしれません。

でも毎日自分の生活を支えてくれる人がいることを忘れてはいけません。

毎日毎日、世の中が回るように顔も知らない誰かが、みんなそれぞれ仕事をして家庭を築いて、そこでまた誰かを助けたり助けられたり、そういうことで今の自分の生活もようやく明日も同じようにやってくるのです。

誰かを責めるのではなく、どんな人も垣根なくみんなで思い合って支え合う、という考え方ができたら素敵だなと思います。日本には良い言葉があるじゃないです。

「困ったときは、お互いさま」

こういう概念は外国には無いそうですよ。

見返りを求めたり、下心で親切にするのではなく、ただ困っているから助ける、そういう心根が日本にはあるんです。

冒頭の、学校行事を通して精神的に成長することが大切だという話ですが、精神的に成長するというのは、「他者のことを考える、他者の気持ちを想像して行動する」という事ができるようになることが最終目的地だと思います。そして子ども時代の勉強・学校生活には、その時期に身につけたいコミュニケーションを学ぶための役割があると考えます。

小学生は、友だちとの付き合い方を学ぶための勉強をする。

中学生は、先輩と後輩の付き合い方を学ぶための勉強をする。

高校生は、男女の付き合い方を学ぶための勉強をする。

この時期に応じた関わり方やコミュニケーションの仕方を、それぞれの段階で学べないと、後で非常に苦労することになります。ですから塾に来る生徒には、その学年に応じた、ものの考え方や伝え方をしています。

自分も周りも居心地良く過ごすための、コミュニケーション能力を塾に通う生徒たちにはつけてほしいと思っています。円滑なコミュニケーションを取るには、他者の気持ちを想像できたり、明確に考えを伝える語彙力、説得力をもたせる知識量も必要です。総合的に人として生きていく力を育てる一助になれば良いなという思いで、今日も教壇に立ちます。





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2024.06.06

こんにちは、城南コベッツ赤羽南教室です。

当教室は「大学受験」に強い個別指導塾です。
募集対象を「中高一貫校にお通いの中学生」と「高校生」とし、北区に限らず遠方からもお通い頂いております。

当教室の在籍生には、順天中学校、高校の生徒がおりますが、今日はこの「順天中学校・高等学校」の話題です。以前にも順天関係のブログを書いているので、よろしければご覧ください。

昨年の11月、
「学校法⼈北⾥研究所と学校法⼈順天学園の法⼈合併に向けた協議を開始する基本合意書を締結」という内容のプレスリリースがありました。

順天学園は、20264月に北里大学の付属中学高等学校になります。

北里大学は、学校法人北里研究所が運営する学校です。

■創 立:1914

■創立者:北里柴三郎

■設置校:北里大学、大学院、2つの専門学校を併設

■学 部:9学部

・相模原キャンパス(神奈川県相模原市)

  医学部、海洋生命科学部、看護学部、理学部、医療衛生学部、未来工学部

   ⇒ 一年次は全学部が相模原キャンパス

・白金キャンパス(東京都港区)

  薬学部

・新潟キャンパス(新潟県魚沼市)

  健康科学部

・十和田キャンパス(青森県十和田市)

  獣医学部

北里大学は、理系の大学として全国に広く知られた大学です。「教育内容が良い」「学習環境が整っていて、学びが深まる」という卒業生の声も多く、国家試験対策も1年生から充実しているとのことです。創立者の北里柴三郎博士は、世界で初めて破傷風菌を培養し、血清療法を開発した研究者です。小学館の人物漫画でも描かれています。

日本の医学に大きな貢献をした、北里博士の意思を引き継ぐ素晴らしい学校、研究機関ですね。ちなみに202473日から発行される新紙幣には、細菌学者として伝染病の予防に貢献したとする功績を称え、千円札の肖像に採用されます。

今後は、北里と順天の間で協議があり、26年までに合併に関わる詳細が決まっていく形となります。「内部進学」ということも協議の内容に含まれていくことが予想されます。

プレスリリースが11月だったのにも関わらず、2024年度の順天中学の入試では、複数回行われる入試方式で、平均して応募者増加率が39.75%↑となっています(帰国子女などは除く)。情報に敏感な方たちは「北里大学に進学できるかも」「医学部に進学できるかも」ということで内部進学への関心は非常に高いのではと予測されます。

これは私の個人的な予想ですが、内部進学の基準はかなり細かくて厳しいものになると思います。<成績><授業態度><学校生活><出席状況><模試の偏差値>など様々な評価基準が設けられるはずですが、例えば<成績>の項目があと少し足りないという状況でも、ばっさりと切り捨てられるんじゃないかということです。

よくある私立中学、高校の個別相談で個人ごとに加点要素を優遇してもらえるようなことは一切無く、内部進学とはいえ、かなりシビアにいくだろうと思います。

実際にどの学年が、北里大学との合併に関わってくるのか、対応表を作ってみました。

【現在 小学5年生】

20244月 (現在)

小学5年生

20254

小学6年生

20264月 (合併年)

中学年生

【現在 小学6年生】

20244月 (現在)

小学6年生

20254

中学1年生

20264月 (合併年)

中学2年生

【現在 中学1年生】

20244月 (現在)

中学1年生

20254

中学2年生

20264月 (合併年)

中学3年生

【現在 中学2年生】

20244月 (現在)

中学2年生

20254

中学3年生

20264月 (合併年)

高校年生

【現在 中学3年生】

20244月 (現在)

中学3年生

20254

高校1年生

20264月 (合併年)

高校2年生

【現在 高校1年生】

20244月 (現在)

高校1年生

20254

高校2年生

20264月 (合併年)

高校3年生

今年2024年に小学5年生の学年が中学受験するタイミングで、北里大学との合併年に重なります。現在の高校1年生が、高校3年生になって大学受験をする時、「内部進学」ということも始まるのでしょうか。

厳しい内部進学に基準をクリアするためにも、順天中学・高校の在学中にはしっかりと大学受験を意識した勉強をしておかなければなりません。

当教室は「順天学園の指導」について、20年以上の指導経験があるので、今回の合併に係る内部進学の対策もお任せいただきたいと自信をもって言えます。

今日以降、また順天学園と北里大学の合併に関する内容を更新してまいりたいと思いますので、どうぞ見に来て下さると幸いです。







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2024.05.23

こんにちは。
城南コベッツ赤羽南教室の柴です。

先日のブログでは中高生の様子をお伝えしましたが、
今回は年中から小3が通う、「りんご塾」での生徒の様子をお伝えします。

平年の5月より高い気温が続いていますが、
暑さに慣れていないこの時期は体調を崩しやすいと言われています。
新学期が始まって少し経過し、様々なことにエンジンがかかり始めている今こそ、
自分の体調の変化に気を配る必要があるのかもしれません。

本題に入る前に。
平年並みもしくは平年以上の気温の高さを感じるのは、「地球温暖化」が原因のひとつとされていますが、これは間違いなく人間が作り出したものであって、広い意味で考えれば「自業自得」のようなものかもしれません。

しかし、これから未来を生き、様々な問題を抱える地球上で生き抜かなければいけない若い世代に(もちろん現代を生きる人皆に共通することですが)すべて罪があるかと問われれば、NO!ではないでしょうか?

私は将来子供が欲しいなどと話したら、友人は、
「生きにくい世の中で生きる子供がかわいそう」
と言うのです。10代でそのようなことを考えるのかと驚くとともに、自分の考え方は安易であり、少し危機感を持つべきなのかもしれない、と再考させられました。

環境問題に限らず、長年の社会問題の解決は容易なことではありませんが、
少しでもこれからの世代が心地良く生活するためには、どうすればいいのか?
まだ難しい言葉も社会問題についても、「なにそれ?」と笑顔で聞いてくれるような生徒たちが、大きくなり様々な問題に直面して、取り返しのつかない状態であったら、だれが責任を取るのでしょうか?

これは自分の子、孫、その先の世代も決して明るい未来と言い切れないことから考えられるものであって、打開策を見つけ出す必要がありそうです。

さて、当教室の「りんご塾」には、年中から小3までの生徒が所属します。
毎週楽しそうに幼稚園や学校であったことを教えてくれたり、最近の出来事、自分の好きなことについて話してくれたり、元気な姿で通ってくれています。私は講師として教えているつもりが、自然と子どもたちからエネルギーをもらいます。

生徒は普段、様々なことに興味を持ちます。
わからない言葉を「どういう意味?」と聞いてくれるだけでなく、
自分で考えようと、持っている知識をフル活用します。
それでもわからなかったら「ヒントほしい!」と聞いて、辞書を使って調べて、自ら答えを導きます。

また、ひとつの教材をやるにしても、「今日ここまでやる」と決めたことに関しては、最後までやり抜き、「もう少しできそう」や「早く終わったら本を読みたい」など、教材を進める子どもたちの自発的な姿に何度も感心させられます。

子供たちの探求力は将来につながると確信しています。
無理やりやらされているとか、皆がやっているからやるとか、誰かに流されてやるのではなく、毎回楽しみに来てくれます。時にやる気が起きない時でも、一緒に勉強する仲間たちに感化されながら、自らやるべきことを見つけ、興味のあることをとことん追求する生徒の姿を見て、安心する自分がいます。

以前「語彙力」について述べましたが、「語彙力」に関しても生徒自らが吸収しようとすることが必要とされます。誰かに〇〇しなさいと言われてやることほど効率の悪いものはありません。当教室に通う生徒は「自発性」に富んでいるからこそ、効率よく、楽しく、学ぶことができるのではないでしょうか。

現代の世の中は特に「自発性」に関して欠けていると思います。
流行を追うことに関しても、誰かに同調して自らの孤立を回避する。
それが悪い方向へ行けば、デマ情報に対してその後の被害を想像せず人が集まる。

誰かに影響を受けることを否定しているのではなく、自分の意志を持たないことに問題があると考えます。相手に同調することがすべて良いこととは限りません。今何が必要で、今の行動は未来の何に繋がっているのかを考えながら、自分の行動に責任を持ち決定していくことが大切なのです。

全てが自分中心に回っていて、それが「個性」であり「多様性」だと人は言うけれど、もしそれがただの「自己満足」だとすれば、それは悪い循環を導いています。

誰かがやってくれるろう。後のことは私には関係ない。という感情は決して「自発性」などではありません。自発性を持つことは、今の社会問題への無関心を奪還することや、将来を考えて行動することにつながると思います。

10人生徒がいれば10人の得意な事や苦手なことがあって、それぞれ違う意思を持つのは当たり前のことです。どんな状況でも芯をもって取り組むことや周りに必要以上に流されないことは、問題を抱える世の中でこれから心地良く過ごすためのスパイスになるのではないでしょうか。

「自発性」をもって、頑張りたいと前向きに机に向かうりんご塾の生徒を応援したいと心から思います。

今回はここまでです。

ありがとうございました!




りんご塾赤羽南教室IMG_8356.JPG
〒115-0044
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(城南コベッツ赤羽南教室に併設しています)
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2024.05.22

みなさん、こんにちは!

城南コベッツ赤羽南教室です

そろそろ5月の終わりに近づいていますが、五月病には気をつけて過ごせておりますでしょうか?

新生活が始まり、多くのことにチャレンジしようと頑張られていた方こそ、気をつけていただきたいところです。



今回は、普段の中高生の様子をお届けしたいと思います!


連休が明け、生徒たちは今週から中間試験に入りました。
試験範囲を一周して、テストに取り組むことが当たり前になり、できていないと焦りを感じるようになっています。

受験生へ着々と歩みを進み始めました。

毎日たくさんの勉強を頑張っているので、最大限実力が発揮できるよう講師一同祈るばかりです。



まず高校2年生の生徒たちは、先日のブログでお話した通りatama+の高校英語の英文法を一通り終えることができました。
全員が努力し、塾でも家でも学習を進めたことで達成できたことです。

難しいかもしれない・・・と高めの課題を課していたため、生徒たちのやる気にとても感心する結果となりました。

この機に、学ぶ全体量を把握できたことで、今後の勉強の仕方にも工夫が見られると考えております。



そして併せて進めている「英単語」についてですが、『英単語強化日』を乗り越え、以前よりも文章が読みやすくなったようです。
理解できる言葉が増えると、スラスラと読むことが可能になり勉強への意欲が掻き立てられます。

受験当日まで、このモチベーションを更に上昇させて勉強に励んでもらいたいです。

私たちが日々英単語が大切だと言い続けていることで

「先生、単語テストしたいです。今日は〇〇番~〇〇番でお願いします!」

と生徒自ら声をかけてくれるんです。これは講師にとって嬉しい瞬間です。


テストを重ねて、昨日覚えていなかった単語を言えるようになっていると、生徒も講師も嬉しい気持ちになります。

他にも、一人がテストをしていると他の生徒も一緒にテストに参加して、切磋琢磨する姿が見られます。
受験は団体戦とよく言いますが、その言葉が体現されている素晴らしい時間なんです。

一人ではなくみんなで勉強する意味は、こういうところにあるんだと思わされています。

友達は覚えているのに自分は知らなかった。となると、よりやる気に拍車がかかること間違いなしです。

当教室は生徒同士の仲が良いことで相乗効果が生まれています。勉強する時は集中して取り組み、休み時間は一緒にお喋りをする、という切り替えが優れている点が要になっているのでしょう。


このように毎日頑張る生徒たちを見て、私たち講師陣も嬉しい気持ちになるのです。

誰かが頑張ると、それに勇気づけられてまた誰かが頑張る。幸せの輪ができますね♪


高校2年生になり初めてのテスト、良いスタートダッシュを切れるよう楽しみにしています。

そしてその報告は、テスト返却後に再びブログを書かせていただきますね。



同じく中学生の生徒も、中間試験に向かってまっすぐ努力しているところです。


高校生の先輩たちと同じ環境で勉強しているせいか、集中力がだんだんと伸びているように感じています。

途中で飽きて手が止まってしまうこともありましたが、最近では自分から取り組んでいる様子が多々見受けられるようになり始めています。

最近はある生徒に「黄色ペン」の使用を勧めてみました。

「黄色ペン」とは、「赤シートで文字が消えるペン」を指しています。鉛筆で書いたものに緑のマーカーを重ねて黒くする方法もありますが、もともとの文字が見えにくくなる欠点があるので、最初から赤シートで消える色を使用することがポイントなんです。

例えば、社会の歴史の勉強では暗記すべき言葉が沢山存在しますね。

ワークの穴埋め部分は最低でも覚えて、テスト当日を迎えたいところです。
そのため何度も書くことも大事ですが、何度も目を通すこともとても有効な学習方法と言えます。(先程の英単語でも、たくさん目を通すことを繰り返すことで覚えると言われています)


書くことが全てではないのです。

ワークに一度書き込みをしてしまうと、次に解くときに答えが見えてしまいます。
では別のノートに答えを書いた場合、そのノートでは問題文がないため復習には適しませんね。
+ノートに書くと、毎回解答書で合っているかを確認しなければなりません。

そこでワーク本体に「黄色ペン」で答えを書くようにします。

赤シートで隠すと、初め同様に問題を解くことができ、正しい答えも一冊で完結できる。すべてが詰まった一冊が完成します。

生徒に「黄色ペン」の使用を勧めたところ、自分で何度もワークを繰り返すようになりました。

ここで「何が」生徒自らで繰り返すようにさせたかというと、初めてやる方法である「新鮮さ」と一冊で完結する「手軽さ」であると考えています。
新しい参考書を初めた時はやる気に満ちて、楽しく勉強を始められます。人間は新しいものにワクワクを感じる生き物だからかも知れません。


⚠必ず守ってほしいことがあります。
それは、ワークに答えを書き込むときに、ただ答えを写すのではなく一度頭で答えを出してから解答を確認することです。
ただ写すよりも、一回多く問題に触れることができるのです。

また黄色ペンを使用すると、ワークと赤シートさえあればどんな場所でも勉強することが可能です。
机がなくてもペンがなくても勉強ができます。通学時間にぴったりですね。

この方法は向かない教科もありますが、暗記するためにはとても有効だと思いませんか?
場所を問わないこの方法、是非みなさんの勉強に役立てていただきたいです!

生徒たちの頑張りがテストの結果に結びつきますように...!!


今回はここまでです。
読んでくださりありがとうございました。



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