城南コベッツ東船橋教室

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2025.09.22

千葉県入試.gif


おはようございます。

2025年9月22日 月曜日を迎えました!今週も一週間宜しくお願い致します。

東船橋のGOGOラスプーチンです。

本日のテーマは、「千葉県公立高校入試 正答率1桁の世界 ~数学~」です。

スクリーンショット 2025-09-20 112357.png

こちらは、千葉県入試問題 数学の大問3番です。

この中のラスト問題

スクリーンショット 2025-09-20 115054.png

これです。


これは、正答率は2%です。

100人の生徒さんがいたら2名は解けるかなという問題です。

なかなかです。

千葉県公立高校入試数学の難しさ:全国に轟く「千葉の数学」

千葉県の公立高校入試問題、

特に数学は、全国的に見ても非常に難易度が高いことで知られています。

計算力や知識を問うだけでなく、深い思考力、柔軟な発想力、そして問題解決能力を試すような良問が多いのが特徴です。その難しさは、受験生だけでなく、指導する教師たちをも唸らせるほどです。

思考力を問う「深い」問題

千葉県の数学問題が難しいとされる最大の理由は、知識の丸暗記では太刀打ちできない点にあります。

一般的な入試問題は、教科書に載っている公式や解法を当てはめれば解けるものが多いですが、千葉県の問題は違います。

例えば、一見すると複雑な図形問題でも、複数の図形の性質(円周角、相似、三平方の定理など)を組み合わせて解く必要があったり、与えられた情報から自ら補助線を引くことで初めて道が開けたりします。


画像にあるような最後の問題、特に正答率がわずか2%という問題は、まさにその典型でしょう。この手の問題は、単一の解法パターンを適用するだけでは解けません。

受験生は、まず問題文から本質的な構造を読み解き、これまで学んだ知識をパズルのピースのように組み合わせて、論理的な思考プロセスを組み立てる必要があります。

このような「頭をひねる」タイプの問題は、全国的な学力テストや模試ではあまり見かけないため、千葉県独自の対策が不可欠となります。


計算量と時間との戦い

また、千葉県の問題は計算量が多かったり、複雑な図形が絡んだりするため、時間配分も大きな課題となります。一つの問題にじっくり時間をかけてしまうと、他の問題に手が回らなくなってしまいます。

そのため、受験生には、問題の難易度を瞬時に見極め、解けそうにない問題は一旦飛ばして、確実に得点できる問題から解いていくといった戦略的な思考力も求められます。

「解けない問題」への向き合い方

正答率が2%という問題は、多くの受験生にとって「解けない問題」です。

しかし、この問題の真の狙いは、その場で正解を出すことだけではありません。このような難問を前にしたときに、どれだけ粘り強く考えられるか、あるいは解法の糸口をどこまで見つけられるか、という思考の過程そのものを評価しているとも言えます。


多くの受験生は、この手の難問を前にすると諦めてしまいがちですが、上位校を狙う場合はトライすべき問題です。マークシートですので部分点は狙えませんが、その他の教科で記述の問題であれば当然部分点を狙います。

このような「粘り強さ」や「思考の深さ」こそが、千葉県が求める生徒像なのかもしれません。

まとめ:千葉の入試は「総合力」を試す

千葉県の公立高校入試問題は、知識のテストではなく、思考力、発想力、そして時間管理能力といった「総合力」を試す場です。

特に数学は、解法がパターン化されていないため、日頃から「なぜそうなるのか?」という本質を理解しようとする姿勢が重要になります。

全国的に見てもトップレベルの難易度を誇る千葉県の数学問題に立ち向かうことは、受験生にとって大きな試練ですが、同時に数学的な思考力を大きく伸ばす貴重な機会でもあります。この壁を乗り越えた先に、真の学力と自信が身につくと言えるでしょう。



2025.09.20

教育は大きく変化している.png




スクリーンショット 2025-09-19 092348.png
↑こちらのグラフは、一般受験よりも推薦、総合型選抜が増えていますよという内容を示したものです。


現在、日本の大学入試制度は大きな転換期を迎えています。

かつて主流だった「一般選抜」だけでなく、「学校推薦型選抜」や「総合型選抜」といった多様な選抜方式が増加し、今や全体の半数以上を占めるまでになりました。

このような変化は、小・中・高校での学習や生活のあり方を根本的に変えつつあります。


大学入試制度の変化:一般選抜から総合型・推薦型へ

大学入試と聞くと、多くの人が思い浮かべるのは、センター試験(現:大学入学共通テスト)や各大学の個別試験といった、一発勝負の「一般選抜」でしょう。しかし、この方式の割合は年々減少し、代わりに「学校推薦型選抜」や「総合型選抜」の重要性が高まっています。


学校推薦型選抜は、高校での成績(内申点)や学校生活での活動実績(部活動、生徒会、ボランティアなど)に基づき、高校長の推薦を受けて出願する方式です。

総合型選抜は、学力試験だけでなく、面接や小論文、提出書類などを通じて、受験生の個性や潜在能力、学ぶ意欲などを多角的に評価する方式です。


これらの選抜方式が主流になったことで、高校3年生の1年間だけでなく、高校生活全体、さらには小・中学校からの学びが重要になってきています。



小・中・高校での過ごし方の変化

1. 早期から始まる「数学」の重要性

記事にあるように、内申点を大きく左右する鍵となるのが「数学」です。

なぜ?

そう思いますよね。

高校の数学は、内容の難易度が高く、授業の進度も速いため、一度つまずくとリカバリーが非常に難しい教科です。



かつては「高校3年生で猛勉強すればなんとかなる」という考え方もありましたが、推薦型・総合型選抜では高校1年生からの内申点が評価対象となるため、これはもはや通用しません。

この変化に対応するためには、小・中学校の段階から、数学の基礎を徹底的に固めることが不可欠です。


数学は、

わからなくなった段階ですぐに何かしらの手を打たないと、どんどんわからなくなってしまう教科の代表格と言えます。



  • 小学生: 算数への苦手意識を持たず、論理的に考える楽しさを身につけることが重要です。計算練習だけでなく、文章題を通じて「なぜそうなるのか」を考える習慣をつけましょう。

  • 中学生: 中学数学は、高校数学の土台となります。特に、方程式、関数、図形などの基本的な概念を深く理解することが求められます。授業で分からなかった部分は、その日のうちに解決するなど、日々の学習を丁寧に積み重ねる必要があります。

  • 高校生: 高校数学の難易度を乗り越えるためには、中学までに築いた基礎力の上に、応用力をつけていくことが重要です。学校の授業に遅れないよう、予習・復習を徹底し、定期テストで安定して良い成績を収めることを目指します。

2. 小論文・志望理由書を支える「国語力」

推薦型・総合型選抜では、小論文や志望理由書の提出が必須となる場合がほとんどです。これらは文章を書く能力だけでなく、自分の考えを論理的にまとめ、他者に説得力をもって伝える「国語力」が試されます。

この力は、一朝一夕に身につくものではありません。

読書や多様な人との対話、日々のニュースに対する考察など、継続的なトレーニングが必要です。

  • 小学生: 読書習慣を身につけることが最も重要です。ジャンルを問わず、様々な本を読むことで、語彙力や表現力を豊かにします。また、自分の考えや感想を、家族や友人に話す練習をしましょう。

  • 中学生: 新聞の社説を読んだり、ニュース番組を見たりして、社会的な問題に関心を持つことが大切です。賛成・反対の意見を整理し、自分なりの考えを持つ練習を始めましょう。学校の授業での作文や発表の機会を積極的に活用することも有効です。

  • 高校生: 小論文や志望理由書を書く練習を本格的に始めます。自分の将来や学びたいことについて深く掘り下げ、それを論理的に構成する力を養います。また、面接対策として、自分の考えを簡潔に、かつ説得力をもって話す練習も必要になります。


学校生活全体が「評価の対象」に

推薦型・総合型選抜の導入は、学力だけでなく、学校生活全体を評価の対象にしていることを意味します。

部活動や生徒会活動、ボランティア活動、地域貢献など、課外活動への取り組みも、個人の多様性やリーダーシップ、協調性をアピールする重要な要素となります。

高校生活の3年間は、ただ勉強するだけでなく、これらの活動に主体的に参加し、自分自身の興味・関心を深め、将来の目標を見つけるための期間と言えます。


これは、高校生活における学びが、単なる知識の詰め込みではなく、将来の社会で生きる力を育むことへとシフトしていることを示唆しています。



まとめ:小・中学校からの「主体的」な学びが鍵

大学入試の変化は、私たちに「いつから大学受験を意識すべきか」という問いを投げかけています。

結論として、それは早ければ早いほど良いと言えるでしょう。

特に、数学と国語の基礎力は、小・中学校の段階でしっかりと築いておくことが、高校生活、そしてその先の大学受験をスムーズに進めるための鍵となります。


この変化は、受験生にとって負担が増えたと捉えられがちですが、見方を変えれば、自分の興味や関心を深く探求し、学校生活全体を楽しみながら将来を切り開くチャンスと捉えることもできます。


「なぜ学ぶのか」という問いを常に持ち続け、自ら考え、行動する「主体的」な学びこそが、これからの時代を生き抜くために最も重要な力となるでしょう。


大学入試の変化は、教育全体が「知識の暗記」から「思考力・判断力・表現力」を重視する方向へと向かっていることの表れなのです。


この大きな変化を、保護者の皆様、どう捉えますか?



子孫に美田は与えず

魚じゃなくて 魚の釣り方を

保護者様、今の子供たちはかつてよりも より深い思考力が必要になっている時代です。

是非、共通テストの問題や、最近の千葉県入試問題、中学受験の問題をご覧になってみてください。

そして、学校で実施されているテストと、入試問題の

「うそだろ?」ぐらいの差を感じ取ってあげてください。

2025.09.19

算数数学が得意になりたいのでごじゃいますか.gif

数学は、単なる計算の学問ではありません。

それは、論理的な思考力、問題解決能力、そして物事を多角的に捉える力を養うための重要なツールです。

そして、その中でも特に、図形は算数・数学の後期学習において、その学習の成功を左右する鍵となります。

なぜ図形は後期学習の鍵なのか?

算数・数学は、小学校から中学校、高校へと進むにつれて抽象度を増していきます。

小学校で習う「計算」や「単位」は、具体的な数字や量でイメージしやすいものですが、中学生になると「方程式」や「関数」といった、目に見えない関係性を扱うようになります。

ここで、図形の学習が重要になってきます。図形は、抽象的な概念を視覚化する最高のツールです。例えば、文字と数字が並ぶだけの複雑な式も、グラフとして描くことで、その関係性を一目で理解することができます。方程式の解がグラフの交点であることを知れば、単なる計算問題だったものが、より視覚的で意味のあるものに変わります。

さらに、図形は論理的思考を鍛えるのに最適です。三角形の合同や相似、証明問題は、与えられた条件から結論を導き出すための論理的なステップを組み立てる練習になります。これは、将来、どのような分野に進んだとしても必要となる、筋道を立てて考える力の基礎を築くのです。


図形が苦手な子が増えているのはなぜか?

近年、図形を苦手とする子供たちが増えていると言われています。その背景には、いくつかの理由が考えられます。

1. 生活様式の変化

昔は、積み木やブロック、折り紙など、実際に手で触れて空間を認識する遊びが一般的でした。しかし、現代はデジタルデバイスが普及し、二次元の画面で情報に触れる機会が増えています。

これは、子供たちが立体的な空間を認識し、イメージする機会の減少につながっている可能性があります。図形の問題を解く際には、頭の中で図形を回転させたり、異なる角度から眺めたりする能力が求められますが、この「空間把握能力」が育ちにくい環境になっているのかもしれません。

2. 計算偏重の教育と指導

一部の教育現場や塾では、計算の速さや正しさを重視し、公式を暗記して問題を解くことに注力しがちです。確かに計算力は大切ですが、それだけでは図形の問題に対応できません。

図形の問題は、公式を覚えるだけでは解けず、「どうしてそうなるのか」という原理を理解し、それを応用する力が求められます。しかし、計算偏重の指導では、その「思考プロセス」を飛ばしてしまうことが多く、結果的に図形の本質的な理解がおろそかになりがちです。

3. 教材の工夫不足

教科書や参考書は、二次元の紙面で図形を表現しなければなりません。立体的な図形を二次元で表現する場合、どうしてもその奥行きや立体感が伝わりにくくなります。

このギャップを埋めるには、先生や保護者が、実際に身の回りのものを例に挙げたり、具体物を使って見せたりするなどの工夫が必要です。例えば、家にあるティッシュの箱や空き缶などを使って

「これが円柱だよ、この横から見た形は長方形だよ」と教えるだけで、子供たちの理解は格段に深まります。しかし、そのような工夫が十分に行われていないケースも見受けられます。

4. 早期教育の弊害

「早期教育」と称して、まだ空間認識能力が十分に育っていない幼少期から、複雑な図形や公式を詰め込もうとする動きもあります。

これは、子供たちが図形を「難しい、つまらないもの」と認識してしまう原因になりかねません。

図形は、本来、身の回りにある様々な形や模様を発見し、楽しむところから始まるものです。無理に早期から詰め込むのではなく、まずは遊びを通して図形に親しみ、興味を持たせることから始めるのが理想的です。


図形を得意にするためのアプローチ

では、どうすれば子供たちは図形を得意にできるのでしょうか。

1. 日常生活で図形に触れる機会を増やす

「あれは三角形の屋根だね」「あの看板は長方形だ」など、身の回りのものを使って、図形の名前を口にする習慣をつけましょう。遊び道具も、デジタルゲームばかりではなく、ブロックやパズル、折り紙、そして公園の遊具など、実際に手で触れられるものを選ぶと良いでしょう。

2. 図形を「見る」練習をする

複雑な図形でも、シンプルな要素の組み合わせとして捉える練習をします。例えば、一見複雑な多角形も、いくつかの三角形に分割して考えることができます。また、立方体や円柱などの立体は、上から、横から、前から見た形がどうなるかを想像する練習も有効です。

3. 「なぜ」を大切にする

公式を丸暗記させるのではなく、「なぜその公式で面積が求められるのか」「なぜこの図形とあの図形は合同なのか」といった「なぜ」を常に問いかけ、一緒に考える姿勢を大切にしましょう。

図形は、論理的な思考と空間認識能力を養う、まさ*算数・数学の「土台」です。この土台がしっかりしていれば、その上にどんなに複雑な概念が乗っても、崩れることはありません。

記事まとめ

数学という広大な世界を旅する上で、図形は地図であり、羅針盤です。抽象的な思考を視覚的に捉える力を養い、論理的な思考力を鍛える上で不可欠な存在なのです。現代社会の変化や教育のあり方が、子供たちから図形に触れる機会を奪い、苦手意識を植え付けてしまっている側面があるかもしれません。

しかし、日常生活の中で意識的に図形に触れ、「なぜ」を考える習慣をつけることで、子供たちは必ず図形の面白さに気づき、算数・数学全体の学習をスムーズに進めることができるでしょう。

2025.09.18



人手不足がいい意味で世の中を変える!.png

おはようございます!

今日はちょっとだけ社会的テーマで「人手不足」に焦点をあてました。



日本社会が直面する最も深刻な課題の一つである人手不足は、あらゆる分野に影響を及ぼしており、教育も例外ではありません。


千葉県の公立高校入試が「前期・後期」の複数回から「一発入試」へと移行し、さらに採点の効率化を図るためにマークシートが導入された背景には、採点ミスの防止という名目がありながらも、その根本には教員や採点者という人的資源の不足があります。

人為的なミスはどのようなシーンでもありうることですし、起こってしまったことを何百回責めても解決になりませんので、


果たして、そのようなミスが生じてしまった原因は何だったのだろう?

こういう視点に立つと、見えてくるものがあります。
見えてくるものをさらに精査していくと、

「・・・これは、人手不足が原因だな・・・」と思わざるを得ないものが多いのです。

これは単なる一例に過ぎず、この人手不足の波は、教育のあり方そのものを大きく変えようとしています。

かつての画一的な集団授業や、教師が一人ひとりに直接関わるという教育スタイルは、今後ますます維持が難しくなっていくでしょう。

しかし、これは悲観すべきことばかりではありません。

人手不足という制約があるからこそ、私たちは新しい教育の形を模索し、より効率的で、そして個別最適化された学びの機会を創り出すことができるのです。


これからの教育は、間違いなくデジタルコンテンツが優位となります。

すでに多くの教育現場でタブレット端末やオンライン学習システムが導入されていますが、これは始まりに過ぎません。

2026年度以降、この流れはさらに加速し、教育のスタイルは根本から変容していくでしょう。

デジタルコンテンツを増加させた「教科書改訂」になるのですから。



2026年度以降の教育:人手不足を乗り越える新しい学び

1. 教員の役割の変化とAIの活用

人手不足が深刻化する中で、教員に求められる役割は大きく変わります。

これまでの「知識の伝達者」という役割は、AIやデジタルコンテンツが代替するようになります。

例えば、基礎的な知識の習得や問題演習の採点、生徒の学習進捗の管理といった反復的な作業は、AIが担うことになるでしょう。

その結果、教員はより高度で、人間にしかできない仕事に専念できるようになります。

具体的には、生徒の個性や興味を引き出し、探究心を育むファシリテーターとしての役割です。

AIが提供するデータを活用しながら、生徒一人ひとりの学習状況を深く理解し、その子に最適なアドバイスやサポートを提供します。また、道徳的な判断、人間関係の構築、創造性の育成といった、AIには難しい分野での指導がより重要視されるようになるでしょう。

2. 個別最適化された学習の実現

デジタルコンテンツの最大の利点は、個別最適化された学習を可能にすることです。

従来の集団授業では、生徒の理解度や進度に関わらず、全員が同じペースで学びを進めるしかありませんでした。

しかし、AIを活用した学習システムは、生徒一人ひとりの学習履歴や得意・不得意を分析し、その子にぴったりの教材や問題を提供します。

例えば、数学が苦手な生徒には、基礎的な概念を丁寧に解説する動画や演習問題が自動的に提示されます。

逆に、すでに理解が進んでいる生徒には、より発展的な内容や応用問題が与えられます。これにより、生徒は自分のペースで、本当に必要な部分を効率的に学ぶことができるようになります。

これは、これまで教員が個別に行うには時間的にも労力的にも限界があった、きめ細やかな指導をAIが補完する新しい形です。

3. 教育空間の拡張と「ラーニング・コモンズ」の出現

デジタル化は、学びの場を教室だけに限定しません。

学校という物理的な空間から、オンライン上へと教育の場が広がっていきます。

これにより、地理的な制約なく、多様な学びの機会を得られるようになります。

地方に住んでいても、都会の有名講師の授業をオンラインで受講したり、海外の生徒と共同プロジェクトに取り組んだりすることも可能になるでしょう。


学校の役割も変化し、単なる教室の集まりではなく、生徒たちが自由に集まり、協働する「ラーニング・コモンズ」のような場所へと変貌していく可能性があります。

ここでは、デジタルコンテンツで予習・復習を済ませた生徒たちが、教員や他の生徒と対話しながら、より深い学びを追求します。



結論:人手不足を創造的な変革の契機に

人手不足は、日本の教育システムに大きな課題を突きつけています。


しかし、この困難を乗り越えるために、私たちはテクノロジーの力を最大限に活用し、教育のあり方を根本から見直す必要があります。AIやデジタルコンテンツは、単なる代替手段ではなく、より効率的で、より個別最適化された学びを可能にするための強力なツールです。


人手不足を「教員が足りない、学校が回らない」という問題として捉えるだけでなく、「どうすれば限られた人的資源を最大限に活用し、より質の高い教育を提供できるか」という創造的な変革の契機として捉えることが重要です。


この変革は、生徒一人ひとりが自律的に学び、自分の可能性を最大限に引き出せる社会の実現につながるでしょう。未来の教育は、人手不足という制約の中で、デジタルと人間が協働する新しい教育スタイルを確立していくことになります。


2025.09.17

小学生が確実に進化している!.png

おはようございます。
小学生たちが元気になっている印象・・と裏腹に、高校生と中学生は疲れている印象があります。

太陽の光をいっぱいに浴びて、グラウンドを駆け回るランドセル姿。教室から響く明るい笑い声。

今の小学生たちは、まるで新しい時代の光をまとっているようです。

「勉強はつらいもの」「受験は苦しいもの」

かつて、そんなイメージが当たり前だった時代もありました。

しかし、今の子どもたちは違います。彼らの瞳には、悲壮感よりも、むしろ未来への期待が輝いています。

授業中、先生の問いかけに次々と手が挙がり、議論を重ね、時にはホワイトボードにアイデアを書き出しながら、まるでゲームを楽しむかのように学んでいます。


遊びと学びが融合する毎日

今の小学校の学習カリキュラムは、確かに一昔前と比べるとハードになっています。プログラミング教育が必修化され、英語学習も早期から取り入れられています。しかし、子どもたちはそれを重荷と感じているようには見えません。

なぜなら、その多くが「遊び」の要素と巧みに結びついているからです。

タブレットを駆使して、自分でキャラクターを動かすプログラムを作ったり、海外の学校の子どもたちとオンラインで交流したり。子どもたちにとって、これらは単なる勉強ではなく、好奇心を満たす楽しい「探求」の時間なのです。

放課後の時間も、習いごとの選択肢は驚くほど多様です。

サッカーやピアノといった定番のものから、ロボット工学、論理的思考力を養うボードゲーム、さらにはYouTube動画の制作まで。

確か・・・習い事については、過去最高のペースで売上高が伸びています。子どもの数は減っているけれど、親御さんはわが子に色々なことを習わせてあげてたい意向が強いのでしょう。

子どもたちは自分の興味がある分野を深く掘り下げ、得意なことをどんどん伸ばしています。塾に通う子もいますが、そこはただ知識を詰め込む場所ではありません。仲間と協力して課題を解決したり、プレゼンテーションの練習をしたりと、学校とは一味違う学びの場になっています。

こうした多様な学びの中で、子どもたちは単に知識を増やすだけでなく、「学ぶ楽しさ」そのものを体感しています。

そして、この学びの体験が、彼らの心を豊かにし、困難に立ち向かう強さを育んでいるのです。


困難を乗り越えるしなやかな心

もちろん、つまずくこともあります。

難しい問題にぶつかって悔し涙を流すこともあるでしょう。しかし、今の小学生は、そうした「壁」を乗り越える力を持っているようにも感じるのです。

発展的に物事を考える力とか、大人と対等に議論できる語彙力の増加など、普段私たちは学習塾という現場の中ではありますが、以前より強く感じるようになりました。

それはきっと、彼らが一人で抱え込まず、周りの大人や友達に助けを求めることを知っているからです。

クラスメートと「この問題どう解く?」「こっちの方がいいんじゃない?」と意見を交わし、先生に「もう一度教えてください」と素直に頼むことができる。失敗を恐れず、何度でも挑戦できる「しなやかな心」が育まれているのです。

また、物事を調べるスピードが段違いに早いです!


スマホのなせるワザなのだと思いますが、

わからないこと、調べたいことに出くわしたときの調べるスピードはすごいです。

通常の検索

AI検索

画像からAI判断してもらう検索

動画から知識を得る

ChatGPTなどのAIツールを使う

この類は、すでに日常化されているのがありありとわかります。


心も強いです。
このような心の強さは、学校生活全体にも表れています。

運動会や文化祭、遠足といった行事では、クラス全員でアイデアを出し合い、役割分担をしながら一つの目標に向かって突き進みます。そこには、ただ楽しいだけでなく、協調性や責任感といった、社会で生きる上で不可欠な力が育まれています。



豊かさの源泉となる「個性」

今の小学生の最大の強みは、その「個性」を輝かせていることです。多様な価値観が認められる社会の中で、彼らは「人と違うこと」を恐れません。むしろ、それを自分の強みとして捉えています。

絵を描くのが得意な子、物語を創るのが好きな子、友達の輪の中心にいるのが得意な子、誰かの話を聞くのが上手な子。

一人ひとりの「好き」や「得意」が尊重され、お互いの個性を認め合うことで、クラス全体がより豊かな学びの場になっています。


これからの社会は、ますます複雑化し、答えのない問題に直面することが増えるでしょう。そんな時代だからこそ、多様な視点、斬新なアイデア、そして何よりも「自分らしさ」が重要になります。

今の小学生たちは、すでにその土台をしっかりと築き上げています。


未来へ向かう新たな一歩

今の小学生たちが迎える未来は、私たち大人が想像する以上に、変化に富んだ、そして刺激的な世界です。AIやロボット技術がさらに進化し、仕事のあり方や人々の生活スタイルは大きく変わっていくでしょう。

しかし、彼らは決してその変化に戸惑うことはないはずです。なぜなら、彼らはすでに、「変化を楽しむ力」、「新しいことを探求する力」を身につけているからです。


彼らは、ただ与えられた知識をインプットするのではなく、自ら考え、行動し、そして創造することができます。その好奇心と探求心は、きっと未来を切り拓く大きな力となるでしょう。


かつて、勉強は苦行でした。

習いごとは、誰かに言われてするものだったかもしれません。

でも、今の小学生にとって、それらは全て自分自身を成長させるための、わくわくする冒険なのです。


彼らが持つ無限の可能性は、これからの社会を、そして未来を、より明るく、豊かにしてくれるに違いありません。

彼らが、その翼を広げて、大空へ飛び立っていく姿を、私たちは楽しみに見守っていきましょう。

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